Various Topics 2

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※旧Various Topics(OCN)

ドイツとユダヤ人・イディッシュ語のベースがドイツ語である理由

2022年11月30日 | ユダヤ人の分類・ユダヤ人の歴史

ロシア語を話すドイツ人(ヴォルガ・ドイツ人) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

からの関連もあって。

 

私が12,3年前にペンフレンドとして知り合ったの同年代の女性Bさんは、オスナブリュック近郊に住んでいます。

オスナブリュック - Wikipedia

知っているようで知らないドイツの街 欧州はここから始まった!(その1)オスナブリュック(シュピッツナーゲル典子) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

彼女は敬虔なクリスチャンだったので、彼女から届いた彼女の写真がイスラエル旅行のものだったので、ちょっと驚きました。彼女の説明では、「ドイツはナチスの反省のために、若い人をイスラエル短期滞在に行かせるプロジェクトなどがあって、この写真はそれに息子が行ったときの写真です。」ということでした。

この時は、「ホロコーストの反省のため非ユダヤ人とイスラエルの親善プロジェクト」と思っていたので、彼女に、

「第二次世界大戦以前に、ドイツに多くのユダヤ人たちが集まっていたのはどうしてだと思いますか?」

と質問をしました。

Bさんは、「おそらく、ドイツがユダヤ人たちにとって住みやすい土地であったからだと思うわ。」と答えました。

(このころは「クリスチャンは非ユダヤ人」と思っていて無邪気な質問をた私ですが、Bさんはユダヤ系であった可能性は高いことに後に気づきました。)

 

アシュケナジムのユダヤ人が使うイディッシュ語はドイツ語に似ています。

そもそも、ナチスドイツが定義した「ユダヤ人」以上に、ドイツ(特にカトリックが少ない地域)は「ユダヤ系」の多い国だった(なの)のではないでしょうか。

ドナウシュヴァーベンやヴォルガドイツ人のように移住したドイツ人がいて、その中にユダヤ系の人も含まれていることも考えれば…。

イディッシュ語 - Wikipedia

イディッシュ語(イディッシュご、イディッシュ語: ייִדיש‎、ドイツ語: Jiddisch、英語: Yiddish、ヘブライ語: ייִדיש‎)は、東欧のユダヤ人の間で話されていたドイツ語に近い言葉である。ユダヤ語とも称される。インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派のうち西ゲルマン語群に属する高地ドイツ語の一つで、世界中で400万人のアシュケナージ系ユダヤ人によって使用されている。イーディッシュ語と表記されることもある。

概要
イディッシュ語はドイツ語の一方言とされ、崩れた高地ドイツ語にヘブライ語やスラブ語の単語を交えた言語である。高地ドイツ語は標準ドイツ語の母体であるため、イディッシュの単語も八割以上が標準ドイツ語と共通しており、残りはヘブライ語やアラム語、ロマンス諸語、そしてスラブ諸語からの借用語である。初期にはヘブライ文字を伝統的に使用していたが、現在では標準ドイツ語に準じたラテン文字表記も存在している。

イディッシュのייִד(Yid)とはユダヤ人の意であり、それにיש(-ish; 「~語」「~的」)という語尾がついているため、イディッシュとはユダヤ語の意味である(ユダヤドイツ語とも呼ばれる)。したがってイディッシュ"語"という表現は重複表現(例:サハラ砂漠)といえる。

9世紀から12世紀の間にラインラント地方などで中高ドイツ語を基礎に興り、11世紀以降の大規模なアシュケナージ人口のポーランド・リトアニア地区への移動によりこの地域が文化の中心地となった。ドイツでも引き続きイディッシュは使用されたが、一般のゲルマン系ドイツ人たちからは「乱れたドイツ語」として蔑まれた。しかし、後には数多くの文学作品がイディッシュで書かれるようになった。

主にドイツや東欧諸国に住んでいたユダヤ系の人々が使用し、中東欧社会におけるイディッシュ文化を築き上げたが、第二次世界大戦中、その文化はナチス・ドイツのホロコーストによって激減し、イスラエルへの移住や中東欧社会そのものの共産化、アシュケナージ自体の言語変革・言語同化により基盤を失い、崩壊したとされる。しかし、アメリカ合衆国においてアシュケナージ系のドイツ系アメリカ人が300万人以上も使用している。イスラエルにおいてもアシュケナジームの高齢者のなかにはイディッシュ語の会話を行うことができる者もいる。

標準ドイツ語に近いため、移住するときに、ドイツ語を話せると主張したユダヤ人たちにドイツ語を話させてみると、ことごとく標準ドイツ語のつもりでイディッシュ語を話したというほどである。

また、イディッシュ語の新聞には、ロシア連邦ユダヤ自治州ビロビジャンで発行されている『ビロビジャンの星(ロシア語版)』 (ביראָבידזשאנער שטערן、露: Биробиджанер штерн、独: Birobidschaner Stern)がある。この新聞はすべてイディッシュ語ではなく、イディッシュ語とロシア語が半々で構成されている。

参考:

ラディーノ語 - Wikipedia

ヘブライ語 - Wikipedia

ハザール - Wikipedia

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