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ロシアのユダヤ人自治区の虹色の旗・2014年と今年のウクライナとロシア

2022年10月17日 | ユダヤ人の分類・ユダヤ人の歴史

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%B9%E8%89%B2%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%84%E3%82%AD%E3%83%BC

なぜかリンクがうまく貼れないのですが・・・上記は2日前に書いた記事で、『ロシアに今もあるユダヤ人自治州(ユダヤ人の居住者は少ない)』のURLです。

※貼れるようになりました。

ロシアに今もあるユダヤ人自治州(ユダヤ人の居住者は少ない) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

の続きです。

 

ユダヤ自治州 - Wikipedia

ロシアのユダヤ人自治州についてはそのうち追っていこうと思いますが、ウィキペディアを観て気になったのはこのユダヤ人自治区の旗。

LGBTの旗に似ていると思って調べてみたところ、英語版wikipediaにこのような説明がありました。

Flag of the Jewish Autonomous Oblast - Wikipedia

抜粋Google翻訳:

ユダヤ自治州は、ロシアの極東連邦管区に位置しています。 その旗は、白地に虹と、赤、オレンジ、黄、緑、空色、青、紫の 7 つの細い横縞で構成されています。色の数は、7 つに枝分かれしたユダヤ教の本枝の燭台を象徴するものです。

(中略)

レインボー フラッグのデザインは 1996 年 10 月 27 日に採用された[2]。 

布の白い色は純粋さを表しています。虹は聖書の平和、幸福、善の象徴です。虹の帯の数は、ユダヤ教の国民的シンボルの 1 つである本枝の燭台のろうそくの数と同じです。本枝の燭台は 7 日間で世界が創造されたことを物語っており、虹の帯の数は古代ユダヤ人のシンボルとのつながりを強調しています。また、虹は七つのノアの法則を象徴しているかもしれません。

レインボーフラッグ論争

2013年、LGBT旗に似ているため、ロシアのゲイプロパガンダ法に従って、「ゲイプロパガンダ」の存在がチェックされました. JAO の旗は、背景が白、ストライプが白、7 色 (水色) であるため、安全であることが確認されました [3]。 JAOの旗の色も、基本的な分光色とはわずかに異なり、黄色の代わりに金、水色の代わりに鮮やかな青色、濃い青色の藍色が使用されています.[4]

 

LGBTの旗とは関係がなく(LGBTのシンボルカラーは70年代終わりからのよう。)1996年にこの自治州の旗が決まったらしいです。

スターリン時代からずっと「ソ連、ロシア=反ユダヤ」というレッテルが貼られているように思いますが、少なくとも実態は違うように思えます。

こちらは9月8日の時事通信の記事です。

ユダヤ人のロシア出国急増 ウクライナ侵攻に反発―「非ナチ化」主張を批判:時事ドットコム (jiji.com)

抜粋:

実業家ボリスさん(仮名=50=)は4月、サンクトペテルブルクからイスラエル中部テルアビブに移住した。もともとプーチン政権の長期化に懸念を抱き、出国を考えていたが、ウクライナ侵攻を受けて最終決断した。「ロシアのユダヤ人は国際的でリベラルだが、正反対のことがロシアで起きている」。6月に中部ホロンに来た学生ヨナさん(同=20=)は「隣国を攻撃する国は、私の価値観と相いれない」と語る。

 ロシアのユダヤ人は16万5000人とされる。イスラエル中央統計局によると、2月24日~7月31日にロシアから約1万9000人が移住。新型コロナウイルス禍前だった2019年同期の約7000人から大幅に増加した。イスラエルの当局者は「これほどの急増は予期していなかった」と驚き、「侵攻で孤立する国で暮らしたくないのだろう」と分析する。

 ただ、ヨナさんは「ロシアで反ユダヤ主義を感じたことはなかった」とも話す。ボリスさんも「プーチン大統領自身はユダヤ人に好意的だ」と認めるが、「地方では反ユダヤ感情が根強い。爆発の引き金が引かれるのを待っている」と指摘。国内情勢が悪化した際、ユダヤ人に責任転嫁するのは「歴史上、何度も繰り返されてきたことだ」と懸念する。

 ウクライナ政権の「非ナチ化」について、ヨナさんは「洗脳に使われる恐ろしい言葉だ」と批判。「ウクライナでは、ナチスに協力した指導者の名前が通りに付けられているが、今の政権がナチスだとは思わない」と話す。ボリスさんは「教育を受けた人でさえ、ロシア政府のプロパガンダを信じている」と嘆き、「非ナチ化すべきなのは(プロパガンダの横行する)ロシアの方だ」と皮肉った。


 ウクライナの首席ラビ(ユダヤ教指導者)モシェ・アスマン師も、「非ナチ化」の主張をプロパガンダだと一笑に付す。「ユダヤ系のゼレンスキー大統領が支持され、首都キーウ(キエフ)中心部にシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)がある。誰もユダヤ人を追い出そうとしていない」。ネオナチとの関係が指摘される精鋭部隊「アゾフ大隊」についても「私の知る隊員たちは、愛国的な普通の人たちだ」と問題視していない。「反ユダヤ主義はどの国にもあるが、ウクライナは欧州やロシアよりも少ない」と言い切った。

蛇足ですが、上記の記事のモシェ・アルマン師は、2014年3月の記事に紹介したニュース記事に出ている方でした。

ウクライナ国民の悲劇ーハアレツとIPSの記事 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

抜粋:

つまり、ウクライナのラビが、ユダヤ人に「キエフ、もしくは国外へ逃げて」と言っています。ウクライナにおいて、ユダヤ人受難が繰り返されてきました。

そして今、ウクライナの反政府デモを主導した中にはネオナチも含まれていて ウクライナの暫定政権にはネオナチの中心となる自由党(スボボダ)も加わりました。これを西側は支援しています。

この中に紹介した記事は、2014年3月に時点のウクライナの様子が少しわかります。

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