Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

日本語の誤用-赤ん坊も言葉には敏感?

2015年08月29日 | 

先の記事『日本語の誤用-NHK『まれ』より』の追記として: 

日本語の変な使い方といえば、私は息子が1歳の頃、ストーブや危ないところに近づくと、「アブいよ!」と言いながら息子を抱きかかえて遠ざけていました。 

この「アブい」という言葉は、私独自の赤ちゃん言葉で、「危ない」の短縮形として使っていました。
(私の両親が愛知出身で、「横着な人」のことを「おうちゃくい」と言ったりしていたのが、頭にあったのか・・・。ま、愛知県民は「アブい」とは言いませんが。) 

そんな息子、そのうち私や夫から自分の意にそわないことをされそうになると、「ブイ」「ブーイ」と言いながら防御するよう様になりました。 

しばらく息子のこの豚のような言葉がどこから出てきているのか不思議だった私と夫、ある時、気が付きました。 

「ああ、いつも自分が「アブい!」と言われて移動させられるので、この子は「アブい」イコール「どきなさい(あっちへ行きなさい)」という意味だと思ったんだわ。そして、「アブい」が「ブイ」になった。」

これをきっかけに、私は息子に「アブい」という言葉を使うのはやめ、「危ないよ」という様になりました。 

赤ん坊の息子にとって「危ない」という言葉が言いづらかったからかどうなのか、この後、息子の「ブーイ」という言葉もなくなると同時に、「勘違い」も消えていきました。 

「言霊」というとちょっと意味合いが違うのかもしれませんが、「言葉」って、何か秘められているんでしょうか、ね。 

追記: 

なお、「アブい」ですが、道路に建てられた安全標識では「危ない」を「危い」としているものがあるようです。これは、単に送り仮名のうち「な」を省略しているだけとのようで、「あぶない」と読んでくださいとのことです。

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日本語の誤用-NHK『まれ』より

2015年08月29日 | 

今日は土曜日で夫が観ていたNHK「まれ」。
TVから流れてきたセリフに、「わざわざ行く価値があるお店だ」というのがありました。 

この言葉も、脚本家が書いた言葉でしょうが、これは日本語として正しいのでしょうか。

「ぜんぜん好き」と同じような違和感を覚えて調べてみると、今は「わざわざ」という言葉についても、このような間違った使い方をする人が増えていることを知りました。 
(そいういえば、「超」+形容詞という誤用が80年代に流行りましたが、これは今はあまり使われていないように思いますが、どうでしょう。) 

違和感を覚えるといえば、今は市民権を得た「まぎゃく」。これは本来は「まさか」という読みだったと思いますが、なんて汚い言葉にしてしまったものか。 

日本語は難しく、今こんなことを書いている私自身も勘違いをして誤用するケースもありますし、専門家でも間違うことがあると言います。 

(ポストセブン
わざわざ難しい言葉を得意げに誤用する似非インテリの日本語
http://www.news-postseven.com/archives/20140723_265566.html) 

言葉は変化するもの-例えば「確信犯」という言葉のように、本来は「本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪をする人間」であったことが、いつのまにか誤用の「悪いことだとわかっていながら行われた犯罪や行為をする人間」で使う人が増えてしまい、これが定着してしまうケースもある-というのはわかります。 

しかし「言葉は変わるもの」だとしても、昔は、物書きやアナウンサーなどには日本語に対する敬意があったのではないでしょうか。
(アナウンサーがイントネーションを流行り言葉のそれで発音するのも、聞き苦しい。) 

特にNHKの番組及びニュース番組では、言葉には気を使ってほしいものです。 

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