Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

プロパガンダの7つの手法・声優上坂すみれさんの提案

2015年08月01日 | 国際・政治

米国の宣伝分析研究所が分析したプロパガンダの7つの手法です: 

①    ネーム・コーリング: レッテル貼り。攻撃対象をネガティブなイメージと結びつける(恐怖に訴える論証)。 

②    カードスタッキング: 自らの主張に都合のいい事柄を強調し、都合の悪い事柄を隠蔽、または捏造だと強調する。本来はトランプの「イカサマ」の意。情報操作が典型的例。マスコミ統制。 

③    バンドワゴン: その事柄が世の中の趨勢であるように宣伝する。人間は本能的に集団から疎外されることを恐れる性質があり、自らの主張が世の中の趨勢であると錯覚させることで引きつけることが出来る。(衆人に訴える論証) 

④    証言利用 : 「信憑性がある」とされる人に語らせることで、自らの主張に説得性を高めようとする(権威に訴える論証)。 

⑤    平凡化 : その考えのメリットを、民衆のメリットと結びつける。 

⑥    転移: 何かの威信や非難を別のものに持ち込む。たとえば愛国心を表彰する感情的な転移として国旗を掲げる。 

⑦    華麗な言葉による普遍化: 対象となるものを、普遍的や道徳的と考えられている言葉と結びつける。 

ウィキペディア
プロパガンダ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%91%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80
より) 

プロパガンダで有名なのはナチスドイツですが、(信者の方には失礼ではありますが、個人的な意見として、)一神教の宗教、宗教界もそういう面があると思います。
(たとえば、15世紀のローマ教皇アレキサンデル6世(ロドリーゴ・ボルジア)など、真っ先に浮かびます。そもそも『プロパガンダ』というのが、17世紀前半のカトリック教会の布教聖省の名称だったようですね。) 

もちろん現代もこのプロパガンダで世界は溢れていますが、今の世の中はやり方がスマート。 

安倍政権の場合は、あまりに露骨すぎるゆえ、多くの国民には通じず、そして世界からもひんしゅくを買ったりしています。

先日、『ヒットラー、最後の12日間のパロディ』の動画を紹介しましたが、この動画の終わりは、ヒトラー(安倍首相と重ねている)が、「小泉首相」をうらやんでいるところ。

(もう一度紹介:
総統閣下は、「安保法制」審議にお怒りのようです
https://www.youtube.com/watch?v=WSroOlr3KyQ  ) 

小泉政権の場合は、側近が賢かったのか、「プロパガンダの手法」をそのまま実践するようなことはありませんでした。(小泉首相は私は安倍首相の次に危険人物だと思っています。)

しかし、安倍政権はこの7項目をそのまま実践しているよう。
(④は、先日当てにしていた学者に裏切られてしまいましたけどね。)

本人も、側近も、あまり賢くないのでしょうかね。

(先日彼がTVで、紙の模型と生の肉の塊を使っての説明を計画した人、これも自民党の内部者でありながら、「安倍政権の転覆」狙っているレジスタンスが仕掛けたことじゃないか、って思ったりします。)

ま、プロパガンダに流される人間が一番問題かもしれません。

政治に興味がある人もない人も、柔らかい心と頭を持ちましょう! 

リテラから、頭が柔らかい若者の声を。 

Litera (2015年7月12日)
上坂すみれ、小島慶子、黒柳徹子…安保法制論議の中で彼女達が語った「平和」のための提案とはhttp://lite-ra.com/2015/07/post-1273_2.html 

十分な説明や議論もなされないまま、拙速に国会運営が進み、いよいよ厳しさを増してきた安保法制。そんななか、芸能人や文化人、学者、ジャーナリスト等、さまざまなジャンルの人たちが「平和」について語った本が出版された。『世界を平和にするためのささやかな提案』(河出書房新社)だ。 

 じつはこの本には、普段、こういうテーマで発言をすることがあまりない、意外な芸能人も参加していた。 

 たとえば、そのひとりが『艦隊これくしょん―艦これ―』や『中二病でも恋がしたい!』などへの出演で知られる、声優の上坂すみれ。彼女は、他の国を、世界を、もっと身近なものに感じることが平和のための手段だと語る。 

〈私が提案したいのは、世界に、国家に、オマージュを捧げて遊んでみることです。思想を発信して世界に影響を与えるとか革命を起こすとか、大それたことをやるんじゃなくて、もうちょっとまろやかに、思想を刺激せずに、遊ぶという感覚で他の国を見てみませんか? きっと、他の国が、世界が、全然違って見えるようになります〉 

 実際に彼女は、“ソビエト連邦”に着目し、ソ連を「物騒なものじゃなくて、過去に存在して今にはない面白いもの、刺激的なものという風にファッション的に眺める」といった遊びに夢中になった。 

 そうして、共産主義の構造や、ソ連の軍歌・大仰なプロパガンダの方法などを調べるうちに、「何事もやりすぎる感じ」が面白く、その“アバンギャルド”な魅力にはまっていく。

 しかし、声優を始めてから、実際にモスクワで行なわれているイベントを訪れてみると、そこには、これまでインターネットを通じて受けてきた、ロシア・ソ連とはまったく違う印象の光景が広がっていた。 

 世間でステレオタイプに描かれる「暗くて寒くて怖い」というイメージとはまったく異なり、会場には、日本や日本のアニメが好きな人たちがいっぱいいたのである。手作りのコスプレを楽しんだり、ロリータファッションをしている人がいて彼女は衝撃を受ける。そして、その経験が大事なことに気づかせた。 

〈今まで思い込んでいたところがあったんだな、と分かったんです。興味を持ったものは現地で見るべきなんです。インターネットで知ったことはちゃんと確かめる。インターネットで満足して、頭で分かった気持ちになってしまって実際に行かなくなるのは、おそろしいことと思います。それに行った方が新しい面も見えて楽しいですし、どんどん世界が広がります〉 

 こうやって肌で感じつつ、楽しみながら広げた“世界”を、人は壊す気にはならない。実際に現地に行ってみたら、そこで友だちができることもあるだろう。友だちが住んでいる国と戦争なんて絶対にしたくならない。上坂はそう言いたいのだろう。 

(後略)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする