新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

東京国立近代美術館に行ってきた 1 (工芸館編)

2009-09-06 16:20:21 | 美術館・博物館・アート

北の丸にある東京国立近代美術館に行ってきました。

メインは、ゴーギャン展です。

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10時開場だというので、8時40分過ぎにクルマで家を出発し、途中で朝食を摂って、都心を目指しました。国道17号線も白山通りも至極順調で、9:50には北の丸公園に着いてしまいました。ちょっとだけ気になっていた北の丸公園第一駐車場(3時間まで400円)もユルユルです。

内堀通りから、近代美術館に開場待ちの行列が見えましたので、ゴーギャン展の前に、東京国立近代美術館工芸館に行ってみることにしました。

古い建物、とりわけ煉瓦造りの建物が大好きな私にとって、いつかは行ってみたかったところです。

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この建物は1910年に近衛師団司令部庁舎として建てられたものだとか。
角度を変えてもう一枚。

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工芸館では、「染野夫妻陶芸コレクション」展が開催中で、運良く今日は「月にほぼ一度」の無料観覧日でした。

正直、私は陶芸系(特に茶器)はピンと来ませんで、「建物の外観だけでも良しとするか」なんて思っていたのですが、「人間国宝・巨匠コーナー」は楽しかったぁ~

蒔絵の小箱、木目(板目)が見事なお盆、竹細工、陳列してあったどれもが「お持ち帰り」したくなる作品ばかりでした。特に気に入ったのは、佐々木象堂さんの「蝋型鋳銅置物 瑞鳥」(ポストカードは実物に比べて著しく見劣りしていたので買いませんでした)と松田権六さんの「蒔絵槇柏文手箱」。松田さんの作品はクリアフォルダに姿を変えて(?)販売されていましたので、迷うことなく購入(¥400也

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090906_1_5 クリアフォルダの表側に「槇」、裏側に「柏」がプリントされていて、なにも入れない状態だと上の写真のように見えます。現物もこんなコントラストで、非常によくできたグッズだと思います。
ちなみに、このクリアフォルダの制作は、2月14日の「便利堂のこと 他」でも取り上げた便利堂さんです。

いつもながら、良い仕事をされています。


   


右の写真は、屋外展示されている杉本繁さんの「風の韻」(部分)です。
工芸館の建物が角度を変えながらいくつも写り込んでいて、面白くないですか?


   


このように、外からも内からも東京国立近代美術館工芸館を楽しんだ私は、かなりきつくなってきた日差しを浴びながら、東京国立近代美術館本館へと向かいました。

その道すがら、首都高の代官町料金所が目に止まりました。

無味乾燥・機能一辺倒の施設ばかりだと思っていた首都高の料金所にも、こんなのがあったんですねぇ。
場所柄とはいえ、首都高の料金所の中では、本来の機能以外のところに一番金をかけた料金所ではないでしょうか。

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と、ここで一旦休憩をいただきます。


つづき: 東京国立近代美術館に行ってきた 2 (本館編)
落ち穂拾いのようなもの:さかのぼってちょいと工夫

コメント
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