新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

きょうはクリスマス・イヴ

2013-12-24 22:16:32 | 音楽

数あるクリスマス・ソングの中でも、日本では欠かすことができない1曲があります。
「お約束」のように、通勤途中のクルマのラジオからも流れてきました

クリスマス・イブ(30th ANNIVERSARY EDITION)(初回盤) クリスマス・イブ(30th ANNIVERSARY EDITION)(初回盤)
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131224_2_01
そう、山下達郎「クリスマス・イブです。

何度聴いても、良い曲なんですが、今朝は、達郎さんの歌声ではなく、ドラムの音とリズムに聴き入ってしまいました…

聴いていると、青山純さんの在りし日の姿が目に浮かんできます。

「MISIA星空のライヴVII」名古屋公演2日目でMISIAが語ったところによれば、沖縄公演(記事はこちら)を最後にドラムスはFuyu君だけになったけれど、アリーナ公演(1/18の日本武道館から)では再び青山さんが戻ってツイン・ドラムを予定していたそうで、ほんとに急なことだったんだなぁと思います。

ホント、残念な、悲しいことでありますけれど、考えようにようによっては、これからもずっと、クリスマスにはラジオから流れる「クリスマス・イブ青山さんを偲ぶことができるってことかも…

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う~む、、、似てる…

2013-07-02 20:16:31 | 音楽

先日、通勤途中、ラジオから竹内まりやの新曲「Dear Angie~あなたは負けない」が流れてきました。
出だしから、どっかで聴いたことがあるような…



デジャビュ(既視感)「音版」か? と思いつつも、ハンドルを握りながら頭の引き出しをひっかき廻すうちに、思い出しました
それが、こちら



Bette Midler「From a Distance」です


改めて聴き比べると、やはり、似てる…

イイのかなぁ…


   


それにしても、Bette Midlerの声、ホントにステキです


Bette Midlerといえば、「Wind Beneath My Wings」もいいけれど、



やはり、私にとって、トドメはこちらです



【ご参考】 2011/11/05 「久しぶりに観た『ローズ』」

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ラジオ体操第2

2013-06-02 08:50:42 | 音楽

先週の金曜日の帰り道、ラジオをつけると、NHK大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマ曲(作曲:芥川也寸志)が流れていました。
実家に、NHK大河ドラマのテーマ曲集LPレコード2枚組)がありまして、耳覚えのある曲です。でも、この時間帯はNHK FM「ベストオブクラシック」のはず。なぜ?
と思うと、次は、NHKラジオ「ひるのいこい」のテーマ(作曲:古関裕而)とこの番組「ベストオブクラシック」のテーマ(作曲:北爪道夫)とつづきます。

実はこの日(5月31日)の「ベストオブクラシック」は、「芥川也寸志と戦後日本の作曲家たち」と題して、前半はセントラル愛知交響楽団第123回定期演奏会からTV・ラジオ・映画のために作曲された日本人作曲家の作品がズラリと並んでいました(後半は東京フィルハーモニー交響楽団による芥川也寸志「交響管弦楽のための音楽」「弦楽のための三楽章」「交響三章」)。

これが、もう、最高に楽しめました

それぞれの曲にときめきながら、いったい次はどんな曲だろうとドキドキワクワク

前半のセットリストを転記しますと、

「NHK大河ドラマ“赤穂浪士”のテーマ」(芥川也寸志)
「“ひるのいこい”のテーマ」(古関裕而)
「“ベストオブクラシック”のテーマ」(北爪道夫)
「スポーツ行進曲」(黛敏郎)
「鳩の休日」(深井史郎)
「ラジオ体操第2」(團伊玖磨)
「交響ファンタジー“ゴジラ対キングギドラ”から“ゴジラ”」(伊福部昭)
「映画“眠狂四郎女妖剣”から」(斎藤一郎、日下部進治・編曲)
「映画“天地創造”から“間奏曲”」(黛敏郎)

というもの。
日本テレビの定番曲「スポーツ行進曲」「鳩の休日」も放送してくれるところが「おとな」ですなぁ。

どの曲も「曲として良いだけでなく、いろいろとひも付きで昔のコトが思い出されます。

たとえば、「“ひるのいこい”のテーマ」は、聴こうとして聴いたことは一度もない番組ながら、昼の田舎のまったりした雰囲が立ち上ってきて、郷愁に浸ってしまいます。

そんなセットリストの中で、この夜の一番の収穫は、なんといっても「ラジオ体操第2」

ピアノ演奏のイメージしか持たないこの曲でしたが、オーケストラ・バージョン凄いことといったらありませんでした
ピアノ演奏だと思わず体が動いてしまう(子どもの頃の刷り込みが効いている)でしょうけれど、オーケストラ・バージョン聴き入るしかありません

こんな名曲だったんだぁ~ と感服いたしました m(_ _)m

「ラジオ体操第2」オーケストラ・バージョンの音をネットで探してみましたが見つかりません
代わりに、ギターバージョンを発見

この演奏も凄いなぁ

ギターの代わりにリュートで演奏したら、中世ヨーロッパの曲と思い込みそうです。

   

ところで、「ラジオ体操第2」オーケストラ・バージョンオーケストラ譜は失われていて(もともとオーケストラ・バージョンがあったんだ…)、録音をもとに、團伊久麿さんの孫弟子の方(だったかな?)が採譜したのだとか。
この日のプログラムでは他にも楽譜が見つからない曲があるそうで、なんとももったいない話です。

それにしても、セントラル愛知交響楽団第123回定期演奏会素晴らしい企画です。
生で聴かれた方々もかなり楽しまれたのではないでしょうか。
そして、ベストオブクラシックで放送してくれたNHKにも拍手です。

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追悼 柳ジョージさん (ToT)

2011-10-15 07:35:15 | 音楽

昨日の私は某所に直行する予定だったため、朝の時間に余裕があり、TVをつけて(最近、朝はTVのスイッチを入れません)ブログを書いていました。
と、TVから柳ジョージさんが亡くなったという驚きのニュースが流れてきました。
asahi.comの記事を転載しますと、


歌手の柳ジョージ(本名柳譲治〈やなぎ・じょうじ〉)さんが10日、腎不全で亡くなっていたことがわかった。63歳だった。葬儀は親族のみで営まれた。
神奈川県生まれ。日本大学在学中から音楽活動を始め、1970年からグループサウンズのバンド「ザ・ゴールデン・カップス」でベーシストとして活動。78年に「柳ジョージ&レイニーウッド」を結成し、「雨に泣いてる」などのヒット曲がある。82年にバンドを解散した後もソロで活動していた。


書きかけの記事は後回しにして、柳さんの訃報のことを書こうかとも一瞬思いましたが、横浜(よりによって柳さんの地元・横浜に行く予定でした)に向けて出発する時刻を考えると、気持ちを落ち着けてから記事を書いた方が良かろうということで、今日、この記事を書いています。


私、昔、よく柳ジョージ&レイニーウッドを聴いていまして、CD、DVDのほか、アナログアルバムを数枚持っています。世の中にCDが出る前に買ったアナログアルバムの1枚「SAYONARA」を、09年5月の記事「久しぶりにアナログ盤を聴いてみる」で紹介しましたっけねぇ…。


SAYONARA(紙ジャケット仕様) SAYONARA(紙ジャケット仕様)
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発売日:2005-12-07

昨日の帰りの電車の中では、iPodに入れてある「30th 1969-1999」を聴きながらぐっと来るものをこらえていました
そして、私が最もお気に入りの「青い瞳のステラ、1962年夏…」は、家に帰ってから聴くために飛ばしました。この曲は人目のあるところで聴くことはできませんから…



なんて渋いなんてカッコイイなんて良いんでしょ


今日は、こちらのDVDを観て、柳さんを偲び、ご冥福をお祈りすることにします。


柳ジョージ&レイニー・ウッド 24年目の祭り [DVD] 柳ジョージ&レイニー・ウッド 24年目の祭り [DVD]
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合掌…。

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レイ・ブライアントが亡くなった

2011-06-06 22:25:25 | 音楽

悲しいニュースが密やかに流れていました。
共同通信の記事を転載しますと、

レイ・ブライアント氏死去 米ジャズピアニスト
 レイ・ブライアント氏(米ジャズピアニスト)米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると2日、ニューヨークの病院で死去、79歳。病気療養中だった。
 31年ペンシルベニア州生まれ。戦後のジャズブームの中で注目を集め、同州フィラデルフィアの「ブルーノート・クラブ」で兄のベーシスト、トミー氏と演奏。
 チャーリー・パーカーやマイルス・デイビスとも共演した。(ニューヨーク共同)2011/06/06 01:14   【共同通信】

だそうです。

私は、二度、レイ・ブライアントの演奏を聴きました。
最初はソロ(@ TOKYO FM HALL)で、二度目はトリオ(@ よみうりホール)でした。

どちらの時も、レイのピアノがグルングルンと盛り上がると、会場もどんどんノリノリになって、それに呼応してレイのピアノはますますグルングルン と、まさしくソウルフルかつブルージーで、レイ(トリオ)と聴衆とのインタープレイのようなライヴでしたっけ…

私が最初に買ったレイのアルバムは、

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名盤「アローン・アット・モントルー」でした。
CDではありません。LPレコードです

このアルバムは、タイトルどおり、1972年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでのピアノ・ソロの実況録音版です。
よく知られているように、このアルバムに収められている演奏は、レイオスカー・ピーターソンの代役として出演したときのもの。
LP版のライナーノーツ(by 児山紀芳さん)から引用しますと、

そのレイ・ブライアントが第6回モントルー・ジャズ・フェスティヴァルでスターになった。20年目にして、はじめて経験した大きな成功であった。もともとその日、6月22日は、オスカー・ピーターソンが出演するはずであった。トリオを解散して、ソロ・ピアニストになる決意を堅めたオスカーが、この日、デビューすることになっていた。しかし、オスカーは直前になって準備不足を理由に出演を断ってきた。レイ・ブライアントはその大役をプロデューサーのクロード・ノブから申し込まれたのであった。

突然、檜舞台に引きずり出されたせいか、始めはちょっと控えめな演奏ながら、観客の反応で自信を持ったか、中盤からの気の入り具合が凄い

このアルバムは、絶対にシャッフルして聴いてはダメです。
収録順に、時間の経過を感じながら聴かなければもったいない

どうやら現時点では、この名盤が絶版のようです

きっと再版されると信じつつ、レイ・ブライアントの冥福を祈ります…

久しぶりにLPレコードを聴いてみますか…。

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Jeff Beck、よかったぁ~

2010-04-13 00:05:35 | 音楽

行ってきましたよ、東京国際フォーラム!


ほら

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って、違う、違う


こちらです

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13日のFinalに行くべく、ネタバレを我慢している方もいらっしゃるでしょうから、詳細はまた後日ということにします。


ただ、これだけは書いておきます。
1時間半ちょっとと、時間は短めでしたし、私の席は2階ど真ん中付近と、かなりステージから遠い席でした(双眼鏡を持って行くんだった)けれど、楽しめましたぁ~
ライヴ半ばで演奏されたあの曲では泣きそうでした。

あれほどギターで歌える人はそうそういるものではありませぬ。
超一流の演奏を生で聴けて、私は満足です。ホント。


   


そうだ、そうだ。
ライヴ終了後にツアーグッズを買おうとしたところ、Tシャツやマフラータオル、キーホルダーなど一部が「本日分完売」になっていました。ちょいと早めに会場に行って、先にグッズを買われるのがよろしいかと思います。


それと、ファイナルのチケ、「当日券の販売あり」です。17:00から販売するようです。


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東京国際フォーラム ホールAでのライヴは昨年7月7日(こちら)以来、9ヶ月ぶりでしたが、前回に続いて「オールシッティング」でした。
私だけでなく、お尻が痛くなった人がいたようです。音響効果はともかくも、椅子の造りは良くないぞ、国フォ

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今夜のお楽しみ

2010-04-12 06:43:59 | 音楽

きょうの出勤で、サイフは忘れても、これだけは忘れてはならないものをバッグに入れました。


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土曜日に上野へ出かけたときに東京文化会館で買ってきたチケットホルダーに入れたチケットです。


今夜は東京国際フォーラムJeff Beck様のコンサート


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New Album Emotion and Commotion」には、ちょっと…だった私ですが、StringsもVocalistもツアー・メンバーには含まれていないようですので、かなり期待が高まっています。


わおっ、めざましテレビで10日のJCBホールでのライヴを流した!
ネタバレを見ないようにしていたのに、ENCOREの曲を知ってしまいました…


エモーション・アンド・コモーション エモーション・アンド・コモーション
価格:¥ 2,580(税込)
発売日:2010-03-24


今回のツアー・メンバーは、ds:Narada Michael Walden、kb:Jason Robello、bs:Rhonda Smithという組み合わせ。
Talちゃんに代わって参加のロンダ・スミスさん(またもや女性ベーシストだ)って、今年2月の米国下院の公聴会で、「自宅近くの高速道路でLexus ES350を運転中にブレーキが利かなくなり、160km/hにまで急加速した」とマユツバものの証言(英語の記事はこちら)した人と同名ですけれど、どう考えても別人ですよね。




18:00ちょい過ぎまでは、しっかりと仕事に励んで、それ以降の時間はしっかりと楽しんで来ます

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ワーグナーは大音響に限る・・・・か?

2010-03-18 06:43:47 | 音楽

私が通っていた中学校は、市街地のはずれにありまして、学区は市街地と郊外にまたがるかなり広いものでした。私が中学生の頃だったのか、高校生になってからのことだったのかは思い出せませんが、中高を通じて部活で一緒だった友人の自宅に遊びに行ったときのことです。

その友人の家は「郊外」にあり、私の家からは、田んぼに挟まれた道を延々と自転車をこいで行った記憶があります(帰り途、飛び回る凄まじい数の虫に唖然)。

その友人、かなりの音楽的才能を持った人物だったと、今も当時も思っています。ご両親の理解が得られれて、音楽大学に進学していれば、彼の人生は大きく変わっていたのではないかと、正直、寂しい思いがします。おっと、これはちょいと道を逸れました。

彼の家は農家ではないものの、自宅は田んぼに囲まれていて、音楽を楽しむ(聴く&演奏する)には最適の場所に思えました。そして、彼のお兄さんが自作したという巨大なスピーカーと、相当なクラシック音楽のコレクション…。

そこで、ワーグナーの「ニーベルングの指環」を少しだけ(なんてったって、「ニーベルングの指環」全曲になると15時間はかかる)聴かせてもらいました。
しかも、超大音響で…。

今住んでいるところはもちろん、実家でもあんな大音響で音楽を聴くことなんてできません。
コンサートホール以外では、高速道路を走行中のクルマの中でしか不可能ではないかという大音響でした。
そして、大音響で聴くワーグナーの、なんと良かったことか…

ワーグナー 楽劇《ニーベルングの指環》全曲 [DVD] ワーグナー 楽劇《ニーベルングの指環》全曲 [DVD]
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発売日:2007-09-19

   

先日、NHK HI-visionで、ワーグナーの楽劇が2曲放送され、それを録画しました。

一曲は2008年のバイロイト音楽祭での「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、

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もう一曲は、2009年のエクサン・プロバンス音楽祭での「神々の黄昏(たそがれ)」です。

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ワーグナーの「ニーベルングの指環」を始めとする「楽劇」 と、いわゆるオペラとの一番の違いは、時代設定が昔過ぎる(ほとんど神話の領域)せいか、コスチュームプレイではない場合が多いことではないでしょうか(って、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」はそれほど昔の設定ではありませんが)。
そのため、現代の服装で演じられたり、かなり斬新な演出が試みられたりしています。

今回放送された「ニュルンベルクのマイスタージンガー」なんて、すっぽんぽんの、、、、全裸の男性まで登場します。私、NHKのTV放送でぼかしが入るのを見たのはこれが初めてのような気がします。この放送、バイロイト祝祭劇場での公演を録画したものですから、公衆の面前でアレが「露出」されたわけで・・・。


もし興味と機会がありましたら、ワーグナーの楽劇をご覧になってくださいませ。
ただ、気分が高ぶり過ぎる恐れがありますのでご注意を

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WOWOWでマドンナのライヴを観ました

2009-10-27 06:39:47 | 音楽

24日にWOWOWで放映されたマドンナSTICKY & SWEET TOURを録画して、鑑賞しました。2008年12月にアルゼンチン、ブエノス・アイレスのRiver Plate Stadiumで開催されたライヴです。

ちょっと横道に逸れますが、このRiver Plate Stadiumは、アルゼンチンのプロ・サッカーチーム「リバープレート(Club Atlético River Plate)」の本拠地です。それは良いのですが、Wikipediaで「リバープレート」を見ると、こんな記述があります。

「River Plate」の名称は、本拠地ブエノスアイレス近傍を流れるラ・プラタ川(Río de la Plata)の英語名である。(plate、plata共に銀板のこと。月光に照らされた川が銀板のように光っていたことからラ・プラタ川という名がついたとも、征服者フアン・ディアス・デ・ソリスが出会ったインディオが銀の飾りを身につけていたことから、川の流域に大量の銀が埋蔵されていると信じられていたからだともいわれる。アルゼンチンという国名自体がラテン語で銀を意味するargentumに由来する)

プレート川は知りませんが、ラ・プラタ川なら、聞いたことがあります。中学だか高校の地理でアルゼンチンを代表する川として覚えました。

いやぁ、リバープレートがラ・プラタ川のことだとはまったく知りませんでした。加えて、アルゼンチンの国名が「銀」に由来することも初めて知りました。化学がからっきしの私でもの元素記号がAgであることは知ってましたが、それがアルゼンチンに結びつくとは目ウロコの極みです。ブログを書くことは勉強になります

   

話をマドンナに戻します。

ライヴが始まった直後の観客の様子にどぎもを抜かれました。

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みんながカメラやケータイで写真を撮ってる~!(TV画面を静止して撮影しましたので、画質は悪いですが、番組自体の画像はかなり良いです)
アリーナ席(フィールド)だけでなく、スタンド席でも意味のないストロボが煌めいています。
日本でのライヴでは、ごく一部の例外を除けば、あり得ない光景です。
そういえば、ストーンズShine a Lightでも、何人もの観客がケータイで写真を撮っているのが写っていましたっけ(カメラを持っている人はいなかったような・・・)。

海外では撮影OKのライヴが普通なのでしょうか? 肖像権の問題は本人がOKすることでクリアできたとしても、後の人にとっては、見たくもないモニター画面の明かりが視界に入って迷惑きわまりないと思うのですが・・・

   

それはともかく、ライブを通して観た感想を。

①マドンナは、本当に51歳か?

②マドンナのライヴは現代最高峰レベルの総合芸術だ!

この2点に集約されます。

まず①については、とても普通の「51歳の主婦」には見えません。
冒頭のsexyさは「さすが」で片付けられますが、中盤以降のマドンナのcuteさ若々しさ何なんでしょ。しかも、Into the Grooveの時なんぞは、縄跳びをしちゃうんですよ もともとマドンナの歌声は基本的にcuteだと思っていた私ですが、51歳の今でも、声もそして外見もcuteであり続けていることには打ちのめされました。これは奇跡です

本人が普段、どれだけの努力や精進を重ねているのかに思いを馳せると頭が下がります。

次の②。昔、オペラが、音楽・ダンス・演劇・美術を融合した「総合芸術」と言われ、その後、映画が「総合芸術」と言われました。ですが、CG技術が発達してそれを駆使することで、映画の一部は堕落してしまったと思っています。「いくらでも後から編集できる」というおごりが画面から気迫を奪ってしまったんじゃなかろうかと思います。

一方、このマドンナのライヴ、当然ながらライヴです。もちろん、ビデオ作品として完成させる過程で演出や編集が入っているのは確かですが、数万の観衆を前に、生のステージが展開されたこともまた事実。
その「生のステージ」は、最新のテクノロジーと最高のイマジネーション、最高のパフォーマンス(歌、ダンス、演奏、打ち込み)の融合で、まさしく現代の最高峰の総合芸術でした。

とりわけ私に響いたのは、今でもアルゼンチン国民の敬愛を集めるエバ・ペロンを描いた「エビータ」(映画版の主演はマドンナ)からのDon't Cry for Me Argentina。編曲がアコースティックで素敵だったことに加えて、観衆の多く(画面に写った人は全部!)が一緒にこの曲を歌っていたことはジ~ンと私の心を震わせました

いつか、生でマドンナのライヴを観たい つくづくそう思いました。

   

おまけとして、保存用Blu-rayディスクの自作レーベルです。

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WOWOWでは11/4(水)の午前5時早朝ですよ)から再放送するようですので、機会がありましたら是非ご覧くださいませ。

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やはりポール・サイモンって凄い

2009-07-12 15:10:56 | 音楽

昨夜のサイモン&ガーファンクルのコンサートの酔い醒めやらず、もうちょい書きたい気分(ってもう書いてる…)。

昨夜つくづく思ったのは、S&Gのコンサートが「懐メロ大会」ではなくコンテンポラリーな良さを発散していたということと、ポール・サイモンの音楽性とアート・ガーファンクルのそれとが、かなり方向性を異にしているということでした。
S&G解散の直接的な原因の一つとして伝えられる「Bridge Over Troubled Water」の曲づくりを巡る対立なんぞは、その象徴なんだと思います。アートは、アルバム「Bridge Over Troubled Water」に収録された「朗々と歌い上げられる壮大なバラード」を、ポールはゴスペル調のものにしたかったんだそうな。

明日に架ける橋 明日に架ける橋
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2003-12-17

仮に、ポールの意見が通ってこの曲がゴスペル調で収録されていたら、好みは別として、現在のような普遍的な人気を得ることができたのだろうかとちょいと「?」に思います。

でも、ポールは世界中のさまざまな音楽を取り込んで、自分の音楽を造りあげていくことを身上とする人、その場に立ち止まることを潔しとしない人です。

遅かれ早かれ、別の音楽の道を歩むことになっていたのだろうと思います。

「赤い鳥」(フォークグループね)が解散して、「紙ふうせん」と「ハイ・ファイ・セット」になったのと、なんとなく感覚が似てるかも…。

そういえば、MISIAが一度だけライヴで「Bridge Over Troubled Water」を歌ったんですよね(2006年8月19日の「星空のライヴⅢ」播磨初日のスペシャル)。聞くところによると、その時のアレンジはゴスペル調だったとか。聴きたかったなぁ
またいつか、どこかで、、また歌ってほしいぞ ただし、私が参加した時にね

   

上に「ポールは世界中のさまざまな音楽を取り込んで…」と書きました。

例えば、英国の古いバラード(Scarborough Fair)、フォルクローレ(El Condor Pasa)、レゲエ(Mother and Child Reunion)とか…。
ですから、アルバムに1~2曲ほど目新しいジャンルの曲が混じっていても、驚きはしないのですが、86年に発表された「Graceland」には、心底驚かされました。

グレイスランド(紙ジャケット仕様) グレイスランド(紙ジャケット仕様)
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2006-09-20

アルバムのタイトルと表題曲こそ、ポールにとってアイドルだったエルヴィス・プレスリーの「邸宅」から採られているものの、アルバムのほぼ全編が南アフリカでした。生まれて初めて聴くサウンドに衝撃を受け、気に入って、何度も繰り返し聴いた記憶があります。
当時、南アはアパルトヘイト(人種隔離政策=人種差別政策)を採っていて、世界各国はそれに反対して南アの孤立化を図っていました。そんな状況で、南アのミュージシャンと共にアルバムを造ったポールは、「孤立化政策に反する」とか「南アの黒人ミュージシャンを利用して金儲けをしようとしている」と非難を浴びたんだとか。

ポールは「Graceland」で、音楽家としての名声を高めたし、お金も儲けたでしょうが、私にしてみれば、このアルバムのおかげで、StimelaというすごいバンドやLadysmith Black Mambazoという信じられないボーカルグループ(日本公演を聴きに行きました)を知ることができたし、現代のアフリカ音楽の素晴らしさを知ることができたわけで、ポールには尊敬と感謝の念しか持ちません。

ちなみに、私、Stimelaのアルバムを2枚持っています。
こちら「Trouble in the land of plenty」は国内盤ですが、どうやら廃盤の模様。

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そしてこちら「Live!」は輸入盤。今でも手に入れることができるのかな…?

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Stimelaのリーダー、Ray Phiriのギターが何とも不思議で、そして、心地良い
階段を、気ままに2段、たまには3段とばして駆け下りるような感じ…(理解していただけますか?)

ちなみに、今回のS&Gの日本ツアーには南アのミュージシャンも参加しています。昨夜はポールのソロ・セクションで「The Boy In the Bubble」を聴けて、ブガジャガしたアコーディオンの音に打ち震えました

   

Gradeland」で良い意味であ然とさせられた私は、自作の「The Rhythm of the Saints」でも度肝を抜かれました

リズム・オブ・ザ・セインツ(紙ジャケット仕様) リズム・オブ・ザ・セインツ(紙ジャケット仕様)
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2006-09-20

今度は、ブラジルの打楽器です
ブラジルといえばボサノバとサンバしか知らなかった私にとって、アルバム冒頭の「The Obvious Child」で鳴り響くど迫力のドラムの合奏は衝撃以外の何者でもありませんでした。
そして、ひたすら前進あるのみのポールの姿勢に感服するのでありました。

ただ、その後のポールの作品は、私にはピンと来ないものが続いています。
でも、何かのきっかけでそれらが大好きになるかもしれません。
かつて、「There Goes Rhymin' Simon」がそうだったように。

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