新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

今年の自分を振り返る

2023-12-31 17:46:13 | 日記・エッセイ・コラム

このブログの定例「年末企画」「美術館・博物館めぐりの振り返り」だけで、大晦日にアップする記事は、近年は「美術館・博物館めぐりの振り返り」の「後編」のことが多いのですが、普通に書きかけのシリーズを書き続けたりしておりました。
きょうは、珍しく、今年、私周辺に起こったこと「重大ニュース」的に並べてみることにします。ま、備忘録みたいなもの…。

氷の世界

2021年の正月に帰省したとき、別邸の台所の水栓凍っていて、むりやりレバーを動かしたら、水栓が完全に壊れ、大変な目に遭いました(時節がら業者さんに修理を頼もうとしても日数がかかりそうだったので、自分で交換)
これを糧として、冬の帰省Uターンの際には、水道の元栓を閉めて、水道の凍結防止を図ったのですが、昨年2月に帰省したときは、水栓内に残った水が凍ったため、交換して1年1か月の台所の水栓が故障(水が止まらない)しているは、浴室の混合栓も同様に水が完全に止まらないという症状を示しているはで、これまた大変な目にあいました。
このあと、今年の正月と2の帰省の際には、水栓の凍結は免れたものの、トイレの排水側(トラップ水)2年連続して凍り、しばらく使えないという、これまた困った事象が発生しました。
こちらで書いたように、今月初めの帰省から戻る際、トイレの排水側に不凍液を注入してきたのですが、さて、効果はどんなものでしょうか?
結果はあさって判明します。

水害

これは「2023年一番のできごと」と記憶に残るのが必至です。
7月中旬の帰省の最中、秋田が大雨に見舞われて、かなりの水害が発生しました。
別邸でも、すぐ近くの川が溢れて、周りの道が冠水しましたが、それでも、床上浸水が多く発生したことや、道路のアンダーパスが水没したことに比べれば、かなりマシな方でした。[記事]

この2か月前、私は秋田県立博物館に出かけ企画展「秋田藩の絵図」を観ました。明治初めまで、久保田城の縄張りとして、秋田市の中心部にがあったことは知っていましたが、現在の秋田駅やその東側が湿地帯だったことは初めて知りましたし、今やそれらの痕跡がほとんど無いことにつらつらを思いを馳せました。
そして、7月の水害では、秋田市中心部を流れる旭川沿いの歩道が崩落したほか、秋田駅の東側や中心部の南大通り周辺でも大規模な床上浸水が発生
私がよく知っている場所ばかりで、あれまぁ~ でした。

上に載せた現在の秋田市の地図(北を左に回転)と、「秋田藩の絵図」展で観た絵図の一枚とを見比べると

歩道が崩落した地点は、堀が旭川と合流する地点だし、南大通りはほぼ堀の跡と一致します。
この水害がゲリラ的に起こったわけではなく、弱いところに起こったことが推察されます。
やはり、古地図や古い地名は大事にしなくちゃならないと思った次第です。

酷暑とPC

今年の夏は、本宅でも別邸でも、ハンパなく暑かった
エアコンの効いた部屋から出たくない、酷暑の日々秋の彼岸までつづきました。おかげで、すっかり出不精になってしまった私です。
数年前から、夏になると困るのが、本宅のPCパフォーマンスが著しく低下することでした。筐体が熱っちっちになって、フリーズの一歩手前まで行ってしまうのです。
一度、メーカーに送って視てもらったのですが、「異常無し。再現できず。」でそのまま返送されてしまいました
今年の夏は、例年以上にこの「熱中症」が酷く、いっそ買い替えようかとまで思ったほど。でも、その前に、ドッキングステーションを外して、クーリング台を試してみようか と思い立ち、実行してみました。
すると、

効果てきめんです
そういえば、メーカーにはPC単体で送っていたっけ…
でも、純正品のドッキングステーションに乗っけて、こんなになるか
なにはともあれ、私のPC史上最長6年目に突入した愛用のPCです。

ロールカーテン

私のPC南向き出窓の上に置いて使っています。
この場所、晩秋~冬~早春の時期になると、低くなった太陽眩しくて、毎年、4ヶ月間はカーテンを閉め切りにしていました。
別邸の寝室兼書斎の南向きの窓には、昨年秋からブラインドを設置してみたところ、なかなか勝手が良い そこで、本宅の出窓にも付けようかと、ホームセンターを物色した結果、ロールカーテンを試してみることにしました。
作業の容易さを考慮して、窓枠の半分サイズのを買ってきて設置
おぉ、イイ
でも、やはりハーフサイズだと、効果も見た目もイマイチです。
そこで、窓枠サイズのロールカーテンに変更することにして(一度設置作業を経験して、要領は判ったし)、先に買ったハーフサイズのは、別邸で使うことにしました。
そして、ハーフサイズのロールカーテンの取り外しとフルサイズの設置が無事に完了して現在に至ります

取り外したハーフサイズのは、クルマで別邸に持ち帰り、それまでのブラインドをお蔵入りに追い込んで、南向きの窓で活躍しています。

洗濯乾燥機

本宅で17年間にわたって使い続けてきたドラム式洗濯乾燥機買い替えました。
ドアのセンサーがちょっと鈍くなったくらいの老い方だったのですが、突然逝かれても困るので、思い切って買い替えました
17年前には、新型のドラム式洗濯乾燥機を13万円弱で買ったというのに、白物家電はなんとも高価になったもので、同メーカーのを買おうとすると20万円台半ば以降という状況 いろいろ考慮した結果、別メーカーのドラム式洗濯乾燥機を約20万円で購入しました。
新しい洗濯乾燥機には、洗剤の自動投入機能がついています。あまり重視していなかった機能だったのですが、使ってみると、極めて便利
そうそう、オートライト機能付きのクルマを買った時を思い出しました。別になくてもいいや と思っていたのに、使ってみると便利極まりない という意味で…。

   

この他には、別邸の庭木プロに剪定してもらったこととか、ブログ書きサボりまくったこととか、秋田の冷め切った閑散とした映画館「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」を観たこととか(さいたま市で観たときとの観客の温度差)年越しそばとしては初めて「にしんそば」を食べたこととか、JRAカレンダー当たらなかったっぽいこととかが、挙げられるかな?
要は、ビビったできごとはあったものの、大勢としては「大過ない一年」だったということです。

【追記】「大過ない一年」と書いたけれど、つい先日のスマホ紛失事件のことを書き漏らしてた。翌日には回収できたから良かったのだけれど、まさしく「喉元過ぎれば熱さを忘れる」でございます (2024/01/02 06:42) 

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2023年の美術館・博物館めぐりの振り返り [番外編]

2023-12-30 09:42:07 | 美術館・博物館・アート

「2023年の美術館・博物館めぐりの振り返り」の番外編です。

私は、出かけた展覧会をExcelで記録しておりまして、その表には、美術館・博物館だけでなく、寺社や史跡、常設の展示物なども載せています。
この「番外編」では、「前編」「後編」で取り上げた美術館・博物館での企画展・特別展以外の、私が今年観て/行って、楽しんだもの/感慨深かったものを列挙しておこうという趣向です。

まずは、

太陽の塔

2018年1月の一般公開開始以降、ずっと観てみたいと思っていた、太陽の塔内部を、遂に観覧してきました [見聞録]
私、太陽の塔大好き(こちらの記事をご参照方)、このブログ内を「太陽の塔」を検索すると、関連する記事が出てくる出てくる…
しっかりと予習した状態で観る太陽の塔の内部は最高かつ最幸でした なにせ、あの音響とか照明は予習できませんでしたし、なによりも、生命の樹が目の前に存在するという現実感は、「生でしか体験できないことです。
1960年代末という時代にあれほどのモノを作り上げた、当時の日本のエネルギーを浴びた気がしました。
この余韻のせいで、ついつい、2万円弱もするプラモデルポチってしまいました

太陽の塔 (1/200)

何色もの塗料を買い集め、ピンセットやらアートナイフやら接着剤やら調合皿やらを調達し(これだけでも樋口一葉さんくらいかかった)、取り組むこと約1か月、なんとか完成させたんですが、てっぺんにつける階段行方不明となり、また、「黄金の顔がちょっと左に傾いているのはご愛敬ってヤツです
それにしても、買い集めた塗料を次に使う機会は、今後あるのか??

お次は、常設展打ち震えた こちら。

横手市立増田まんが美術館

こちらの記事で書きましたが、どうして今まで行ったことがなかったんだろう と後悔しきり
展示されている原画たちを間近に拝見して、漫画家とそのスタッフが精魂込めて引くの、なんと繊細緻密なことか と、心底感動しました。
やはり、

マンガを読むとき、勢いのままにページを繰ってしまうものですが、それじゃあまりにも作家さんたちや作品そのものに対して失礼ではないかと思ってしまうほどで、1ページ毎に、ファインアートの鑑賞と同様にじっくりと観て、噛みしめなければもったいない気がしてきました。

です。
これで観覧料無料だなんて、申しわけなくさえ思った美術館でした。

 

東大寺法華堂

「東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌」で沸く東大寺で、秘仏「執金剛神立像」を拝見できたのは、今年の大イベントの一つでした。[記事]
年に一度良弁僧正のご命日(12月16日)だけ公開されて、そのときは3時間待って5分間だけ拝観です」(説明員さん談) というのに、のんびり&ゆっくりと思う存分に拝観させていただきました
普段は厨子の暗闇の中にいらっしゃるだけに、1200年以上の時を経ても執金剛神立像には色彩が良く残っていて、とりわけ、開いた口の中の赤さが印象的だったなぁ
私がこの絶妙なタイミング奈良・東大寺に出かけた主目的は、「東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌慶讃 MISIA PEACEFUL PARK Dialogue for Inclusion 2023」を聴くことでして、私をあの場にいざなってくれたMISIAとの縁に感謝です

   

ここからは、ちょっと微妙な話で…。

ところざわサクラタウン

「跳んで埼玉展 -埼玉の皆様、展覧会を作ってゴメンなさい。-」を観ようと、武蔵野線に乗って 角川武蔵野ミュージアムに行きました。

展覧会も角川武蔵野ミュージアムも楽しかったのですが、気になったのは、2年前に初めて行ったときに比べて、角川武蔵野ミュージアムのあるところざわサクラタウン寂れていること
いくつかの飲食店やホテルが閉店して、その跡が埋まっていません
交通の便悪さのせいか、はたまた角川グループの総帥東京五輪スキャンダルで逮捕されたせいか…
このままさびれ続けませんように切に願っています

   

最後は、今年の美術館・博物館めぐりで、良くない意味で気になった美術館

埼玉県立近代美術館 (MOMAS)

MOMASといえば、かれこれ30年近く足繁く通っていた美術館なのですが、今年は一度も行きませんでした
昨年度&今年度と、どうも食指が動く企画展開催されていないのですよ
かつては、この「美術館・博物館めぐりの振り返り」で毎年のように「TOP3「次点を賑わしていたというのに、どうしたことなんでしょうか? 私の嗜好が変わった? いやいや、MOMASの上層部が変わった? 方針が変わった? 予算の制約?
なんとも気になります。来年度にはガラリと様相が変わってほしいぞ

埼玉県立近代美術館

一方で、東京ステーションギャラリーは相変わらず興味をそそる企画展連発してくれています。JR東日本系だけに、東北絡みの展覧会が多いことにも好感度が高まります。
欲を言えば、JR東日本株主優待で頂ける割引券の枚数(2枚)増やしてほしいな…

ということで、今年の「美術館・博物館めぐりの振り返り」はおしまい。
来年はどんな展覧会に巡り逢えるのでしょうかねぇ

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2023年の美術館・博物館めぐりの振り返り [後編]

2023-12-29 11:04:22 | 美術館・博物館・アート

「2023年の美術館・博物館めぐりの振り返り [前編]」で紹介した私の TOP 3につづく、次点は以下のとおりです。

次点も観た順番に紹介しますと、まずは、

面構 片岡球子展 たちむかう絵画 @そごう美術館

私が片岡球子の回顧展を観るのは、2015年4月の「生誕110年 片岡球子展」@東京近代美術館(MOMAT) 以来2度目です。MOMATでの片岡球子展は、他の展覧会(大阪万博1970 デザイン・プロジェクト)常設展も併せて観たこともあって、片岡作品のパワー圧倒されて、楽しかった以上に疲れた印象でした。
この「面構~」展では、「面構」シリーズ44点中42(残る2点は、外務省が所有して在外公館(パリの日本大使館?)にあるという「面構 師歌川豊広・弟子安藤広重 師歌川豊春・弟子初代歌川豊国」韮崎大村美術館が所有する「面構 浮世絵師烏亭焉馬と二代團十郎」)とそれに先立つ人物像を観ているうちに、逆にパワーをもらえた感じ。
ただ、片岡さん描く喜多川歌麿の「面構」が、いかにも大旦那風で、私のイメージと違っていて、「ん? 」となりました

田中千智展 地平線と道 @福岡市美術館

この展覧会は、2月の福岡へのMISIA遠征のときに立ち寄った福岡市美術館たまたま開催されていたもので、まったくもって拾い物でした
詳しくは旅行記をご参照ください。

悠久の絆 奈良・東北のみほとけ展 @東北歴史博物館

鑑真和上坐像東北にやって来る というので、ずいぶん前から楽しみにしていた展覧会で、ほぼ鑑真和上にお目にかかることだけを目的に、仙台(博物館は多賀城市にある)まで日帰り遠征してきました。
博物館の最寄り駅JR東北本線国府多賀城駅なのですが、何を勘違いしたのかJR仙石線に乗ってしまい、多賀城駅から延々と歩いた 痛恨の思いを味わってしまいました。何度も行った博物館なのに…

でも、鑑真和上坐像至近かつ360°からしげしげと拝見でき、また、2015年1月に「みちのくの仏像」展 @東京国立博物館[見聞録] で拝見した仏さまたちのいくつかに再会できて、はるばる出かけた甲斐があったというものです

東福寺 @東京国立博物館

京都の東福寺には、数年前から行こう行こうと思いつつも、なかなか機会を見つけられなかったのですが、遂に今年1月のMISIA遠征の際、初めて訪れることができました。[訪問記]

シーズンオフで参拝客が少なくガラガラの伽藍を歩き回り噂に違わぬ素晴らしさホクホクしたのですが、なんだか建物だけを楽しんだ感じは拭えませんでした。
この約3か月後に、この感覚を払拭して、さらに補完してくれたのが、「東福寺」展でした。
ハイシーズン(紅葉期)通天橋の再現はなんともビミョーな企画だったものの、

色彩豊かな五百羅漢図 (明兆、凄い)とか、凄まじい迫力「遺偈(いげ/ゆいげ)」とか、見応え満点でした。

ジャムセッション 石橋財団コレクション×山口晃 
 ここへきてやむに止まれぬサンサシオン @アーティゾン美術館

大のお気に入り山口画伯の展覧会でございます。
石橋財団コレクションとのジャムセッションっつうのは「う~む…でしたが、それでも山口画伯の作品たちを久しぶりにたっぷりと拝見できてにんまりでした。
とりわけ、うちにもある「東京2020アートポスター」「馬からやヲを射る」原画を拝見できて盛り上がりました と、、、絵に合わせてマット切り込みが入っている

歌川広重:東海道五拾三次「原 朝之富士」「掛川 秋葉山遠望」も、枠からはみ出した富士山とか凧を見せるためにこんなマットで額装しているのを観たことがありますけれど、ポスターはどうなっているんだ?
こうなっていました

この遊びごころよ…

「次点」の最後は、今年の美術館・博物館めぐりの掉尾を飾ったこちら。

みちのく いとしい仏たち
  @東京ステーションギャラリー

北東北(青森・岩手・秋田)の地方の村々で祀られてきた仏像の展覧会。
ただし、仏像とはいっても、国宝や重要文化財に指定されるような著名な仏師や造仏僧が手練手管を駆使して生みだした荘厳なものではなく、なんとも素朴というか、簡素というか、下手くそというか、そんな仏像たちが並ぶ、なんともハート・ウォーミングな展覧会でした。
展示されている仏さまたちの中に、相対的に洗練された仏さまがいる と思ったら円空仏だった なんてこともありましたし。
「鰯の頭も信心から」なんてことばに例えたら失礼極まりありませんけれど、信仰の原点を感じるような気がしました。
ずっとニコニコしながら観ていたところ、吹き出しそうになった仏さまが2組ありました。
まず、六観音立像 (岩手・宝積寺)。

左から3人目の馬頭観音は、シソンヌ次郎さんに似てませんか?
そして、尼藍婆・毘藍婆 (共に複製・岩手県立博物館、原像は花巻市・三熊野神社毘沙門堂)

これは「さいたまポーズ」原型ではなかろうか
なお、場内は撮影禁止のため、上の写真はこちらのサイトから拝借しました。

   

お次は「もう少しで次点です。

150年後の国宝展 @東京国立博物館

秋田藩の絵図 @秋田県立博物館

皇室の名宝と秋田 三の丸尚蔵館収蔵品展 @秋田県立近代美術館 [記事]

令和の時代を迎えて @皇居三の丸尚蔵館

文字数制限が迫っているため、展覧会名のみで失礼いたします

[前編][後編]で終えるつもりでしたが、もうちょいと振り返りたいことがありますので、[番外編]につづきます。

つづき:2023/12/30 2023年の美術館・博物館めぐりの振り返り [番外編]

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2023年の美術館・博物館めぐりの振り返り [前編]

2023-12-28 18:54:43 | 美術館・博物館・アート

このブログでは、毎年12月30日に、その年の「美術館・博物館めぐりの振り返り」をしています。
今年中に展覧会に出かける予定もないし、ブログ書きをサボっていたため記事を書くのに時間がかかるだろうということで、例年よりも早く「2023年の美術館・博物館めぐりの振り返り」を始めることにします。
なお、過去11年の記事の一覧をは以下のとおりです。

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年

例年に比べて、ことしは、美術館・博物館にあまり行かなかった印象を持っています。実際、記録を見ると、コロナ禍だった2020~21年に比べても2割以上も減っています
これは興味深い展覧会が少なかったというわけではなく、あの夏の暑さが主因です。とても外出する気にならない酷い暑さでしたから…
加えて、これが尾を引いて、ちょっと出不精になってしまったこともあるかもしれません

   

さて、いつものように、今年観た展覧会の TOP 3から始めます。
順番は観た順です。

アンディ・ウォーホル・キョウト/ANDY WARHAL KYOTO
アンディ・ウォーホル・キョウト/ANDY WARHAL KYOTO  @京都市京セラ美術館

私が「MISIA THE GREAT HOPE」大阪公演2日目をパスして(そもそもチケットを取っていなかった) 観に行ったこの展覧会は、巡回展無し京都一発勝負でした。
そりゃ、「京都でのウォーホル」に特に力を入れた展覧会でしたから、巡回展無しも仕方のないことだと思いました。
この展覧会の見聞録は、「今年も最初の遠征先は関西 #3-1」で書きましたので、その内容や感想は省略いたしますが、質も量も充実していて、もともとポップアート好きな私が、しっかりと楽しんだことを強調しておきます。

   

佐伯祐三 自画像としての風景
@東京ステーションギャラリー

私が佐伯祐三の回顧展を観るのは、2008年5月に「佐伯祐三展」@そごう美術館 以来約15年ぶり
2022年2月に、世界最大の佐伯祐三コレクションを誇る大阪中之島美術館が開館して、ようやく佐伯祐三の作品を観られるようになるぞ と思っていました。

それが、ご本家大阪中之島美術館での開催に先駆けて東京でこの展覧会を観られるなんて、そして、大阪よりも安い料金(東京:1400円、大阪:1800円)で観られるなんて と、勇んで出かけた展覧会でした。
そして、期待にそぐわない良い展覧会だったぁ~

会場には、佐伯祐三が結婚してから(1920年10月頃)から最後の渡仏に出発する1927年7月まで、日本での生活&制作活動の拠点にして、多くの風景画を描いた下落合付近の地図(作品を描いた地点がプロットされている)が展示されていて、図録にも載っていました。

いつかその地図を頼りに歩いてみたいのですが、佐伯祐三が風景画を描いた頃とはまったく変わっているんでしょうねぇ もう100年も経っているのですから…

   

TOP 3の最後は、記憶にも新しい、

やまと絵-受け継がれる王朝の美- @東京国立博物館

日本画の常として、作品の展示期間が短くて展示替えが頻繁にあるんで(2か月の会期が4期に分けられていた)、私は2回(1期と2期)行きました。

去年の「国宝 東京国立博物館のすべて」も相当なものでしたが(初めて拝見するものは多くなかった)[見聞録]、この展覧会では、全国各地の博物館・美術館・寺社から至宝が集結するという、とんでもない展覧会でした。出品目録で数えてみると、国宝だけで50点以上もあるのですから
国宝たちに限らず、これだけの作品たちを各収蔵先で拝見しようと思ったら、どれだけの時間とお金(旅費&観覧・拝観料 etc.)がかかるのでしょうか それを考えれば、2,100円という観覧料は高くはないと思ったりして… 首都圏に住んでいるメリットをつくづく感じました。

この展覧会のフライヤーに載っている「目玉は、

といったスーパースターたち。
私、過去に、四大絵巻(源氏物語絵巻伴大納言絵巻信貴山縁起絵巻鳥獣戯画)も、平家納経も、神護寺三像(伝源頼朝像、伝平重盛像、伝藤原光能像)も、拝見したことがありました。
このうち鎌倉殿の肖像画は、2011年7月、ほぼ展覧会(「よみがえる国宝」@九州国立博物館)だけ、それもこの作品を観ることだけを目的に九州まで遠征しました(記事)

なお、御堂関白記(藤原道長の日記)も、この遠征以来の再会でした。

「やまと絵」展で面白かったのは、神護寺三像が展示されている部屋に入ってきた観客の多くが、鎌倉殿像を観た瞬間、ほぉ~と声を漏らしていたこと。
恐らく多くの人が、教科書事典に載っていたあの肖像画が、ほぼ実物大だと知らず、その大きさに圧倒されてしまったのでしょう。私も九博で同様の感慨を覚えました また、大きさもさることながら、鎌倉殿威厳眼差しの美しさも、神護寺三像の中で際だっていますから。

また、四大絵巻も素晴らしかった
とりわけ、伴大納言絵巻応天門炎上シーンのと、狼狽する人々の表情の描き方は、ホント、見事でした。

ところで、この「やまと絵」展、なんとなくイメージで、お堅い美術品ばかりかとも思うかもしれませんが、そんなことはなくて、おなじみの「鳥獣戯画」とか、「百鬼夜行絵巻」(重文真珠庵蔵)とかは、観ていると、思わず口角が上がる楽しさでした。

これほどのお宝集結は、次はいつ実現するのだろうか と考えると、観に行ってほんと良かったと思っています。

TOP 3の紹介はここまでにして、「次点「もう少しで次点「後編」で書きます。

つづき:2023/12/29 2023年の美術館・博物館めぐりの振り返り [後編] 

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「MISIAのおことば」を整理してみる #3 【完結編】

2023-12-26 13:14:00 | MISIA

「『MISIAのおことば』を整理してみる  #2」のつづきです。

最初はこちら。

2022年6月25日のおことば

2022年6月25日の「★XI」前橋公演でのおことばです。

この前日時点で、MISIA「ライヴ空白県」は、この群馬県だけだったんですよねぇ
濃いファンが何人もいるというのに… (ある人はこれが最後の生MISIAになってしまった)
どうしたことか、北関東4県は冷遇されがちで、先月のさいたま公演12年ぶりでしたし、栃木県2013年3月の一回キリ(MISIA 星空のライヴⅦ -15th Celebration-)だし、茨城県に至っては、単独公演としては1998年7月の「CLUB SUMMIT 1998」だけ
なお、空白期間で言えば、2013年12月の実質的にアレックス追悼ライヴになった★VII公演(記事) 以来ご光臨無しのわが故郷・秋田なかなかなものです 

それはともかく、このときの前橋のライヴは熱かった、そして北関東暑かった

   

お次は、2022年7月6日の東京公演から2つ

2022年7月6日のおことば(その1)

2022年7月6日のおことば (その2)

最初の方は、ニューアルバム「MISIA THE GREAT HOPE BEST」発売告知でして、SNSを見ると、バラしている人は皆無でした こういうことで、ファンはMISIAの信頼を得て、MISIAも安心してエンバーゴ破りができるというわけ。好循環ですな

そして二つ目。
MISIAはライヴで、「ここからはゆったりと歌っていきますので、皆さんもどうぞ椅子におかけください」と言うことがしばしばあるのですが、この時はMISIA曲順を勘違いしていた (次の曲は「Everythjng」だと思っていたら「陽のあたる場所」だった) というわけでした

この翌日、 Birthday Live でのおことばは、

2022年7月7日のおことば

「すべての生き物」という言い回しは、映画「SING / シング」バスター・ムーンから拝借したんだろな、K.I.T

   

★XI につづく「MISIA THE GREAT HOPE」では、あまり「おことば」採集していなくって、次はツアー・ファイナルとなった有明アリーナ公演からです。

まずは収録日だった 2023年4月1日のこちら。

2023年4月1日のおことば

この「おことば」ディスクにも収録されていましたねぇ

そして正真正銘のツアー・ファイナルとなった2023年4月2日の有明アリーナ 3日目からは二つの「おことば」を採集しました。

2023年4月2日のおことば (その1)

ツアーにずっと参加していたドラァグクイーンHossyが、終盤から体調不良で「欠席」していたのですが、MISIAはしっかりと Hossyにも敬意を表していました。
BDには横浜公演も収録されていたのは、「せっかく撮ったということもあるでしょうけれど、Hossyが出演されていた公演だということもあったのかもしれません。

そして、「25th Anniversary」ツアーを締めくくったのが、このおことば

2023年4月2日のおことば (その2)

やんややんや であります。

   

今年11月11日のエコパアリーナ公演から始まった「MISIA星空のライヴ XII Starry Night Fantasy」で賜ったおことばは、ちゃんとブログに書いています。
11月11日のエコパと、11月22 & 23日のさいたまスーパーアリーナ公演での「おことば」はまとめてこちらで書きました。

補足するとすれば、ちょうど11月23日から公開が始まった映画「翔んで埼玉~琵琶湖から愛をこめて~」のことは、MISIAの頭の中に in putされているみたで、「ついつい『なんとか埼玉』だと思っちゃう」とおっしゃっていました 
それが、こちらの「おことば」につながってしまったらしい

2023年11月22日のおことば

2023年11月23日のおことば

また、私にとって今年最後の「生MISIA」となった 12月16 &17日 の宮城・セキスイハイム スーパーアリーナ 2daysでのおことばは、先週、記事にしたばかりなので、「次点」だけ載せます。

2023年11月16日のおことば (その2)

2023年12月17日のおことば (その2)

「エンバーゴ破り」再びです
それと、正しくは、「BS4K⇒BSP4K」「BSP⇒BS」です NHKのBS放送は、この2週間ほど前に変わったばかりですから仕方ありません

それにしても、MISIAの「羽生発言」が、私の Twitter / X 史上 2番目のバズりになるとは、思いもよりませんでした。

   

私の「★XII」への参加は、2024年1月は完全空白で、2月3-4日の横浜 2 daysから再開します。

今後もMISIA「おことば」を採集していきたいと思っているのですが、こうやって整理してみると、時間を空けると、どういう意味だ? と自分でも「おことば」が繰り出された状況を思い出せなかったこともありました
自己リプで状況を postしようにも、ネタバレしないようにするのは、なかなか大変なので、なにか良い方法がないのか考えることにします。

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「MISIAのおことば」を整理してみる #2

2023-12-25 19:33:51 | MISIA

「『MISIAのおことば』を整理してみる #1」のつづきは、2022年1月16日のロームシアター京都での「MISIA星空のライヴ ACROSS THE UNIVERSE」(以下、「★XI」)から始めます。
このときのおことばは、

2022年1月16日のおことば

というもの。
このときのことはこちらの記事で書きましたので、状況をさらっとだけ説明しておきます。

第72回紅白歌合戦終了後のMISIAこの「おことば」は、2021年の歌合戦に出場したときの裏話で出てきたもので、フィナーレの際、自分の周りにいた藤井風さん、福山雅治さん、細川たかしさん等のお顔を拝見したMISIAが達した結論というのが、「声の調子はお顔に出る」というもの。
そこで、今年(2022年)のMISIAの目標が「お肌つやつや」だという次第です。

それにしても、この公演でのMISIAのMC絶好調で、歌合戦で藤井風さんと「Higher Love」を共演したいきさつとか、歌い終わったら有線マイクのコードが足に絡まって動きづらくなったとか、いろいろとかなり面白かったっけ…

お次は、2022年2月20日の郡山公演でのおことば。

2020年2月20日のおことば

サポーターに対するMISIAのおことば、かの「私を歌手にしてくれてありがとうございます」にしても、ほんとにじんわりしてしまいます
なお、この日、北京冬季オリンピック フィギュアスケートエキジビションが行われていて、2nd Stageの定刻のちょっと前から、鍵山優真さんが「明日へ」で滑るという、会場の聴衆は録画で視るしかない貴重なTV中継があったのですが、MISIAは舞台裏でしっかりと中継をご覧になったのだそうな

次も東北で、2022年3月6日の盛岡公演でのおことばです。

2020年3月6日のおことば

この約2週間後に公開が迫っていたSING / シング: ネクストステージ」に関するおことばでした。
実際に映画を観ると、確かに「迫真の演技を演技するMISIA」でスタートしていました

こちらは2022年3月24日の大阪・フェスティバルホールでのおことば。

2022年3月24日のおことば

MISIAが、「ある曲でみんなとやってみたいので、ちょっと練習しましょうか」と言いだして、ハンドクラップの練習をしたのですが、いったい、どの曲でハンドクラップをするのだろうか… とみんながいぶかしく思い始めたときのおことばでした。
なお、この大阪 2 daysから、アンコール後のMISIAの衣装が、あのウクライナカラーのものに変わりました。

MISIAがステージ上に現れたときには、場内がどよめきましたし、私もマスクの下で声を漏らしました。

次は、2022年4月16日の旭川でのおことばで、そのまんま
Happy Birthday 藤城さん

2022年4月16日のおことば

次の2022年4月17日の札幌公演でのおことばもまた、そのまんまです

2022年4月17日のおことば

   

「★XI」の合間を縫うように2022年4月30日~5月4日河口湖ステラシアターで開催された「MISIA CANDLE NIGHT 2022 PEACE OF MIND」の初日からはこちらのおことばです。

2022年4月30日のおことば

これはまた「難しい」おことばですなぁ
こちらの記事に書いた当日のお話から転記しますと、

そして、この日一番のお目当てだった村治佳織さんが登場し、「クラシックのコンサートでは曲紹介を先にするけど…」なんて同年齢女子トークをしたあと、MISIAは「じゃぁ、曲紹介無しで始めてみましょうか。これが上手くいったら、あすも(曲紹介)しないことにします」と話し、村治さんのギターによるイントロがスタート。

この河口湖 4 daysは、前半2公演にはクラシックギターの村治さん、後半2公演にはフラメンコギターの沖仁さんがゲスト出演されたのですが、お二方とも素晴らしかった
WOWOWでの中継は4日目の公演からでしたから、村治さんの演奏は無し
映像は残っていないのかなぁ…

というところで「#2」はおしまいです。
ほんとは「前編」「後編」で書き切れると思ったのですが、「#3」でも終われるかどうか

つづき:2023/12/26 「MISIAのおことば」を整理してみる  #3 【完結編】 

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「MISIAのおことば」を整理してみる #1

2023-12-24 13:36:06 | MISIA

しばらく前から、MISIAのライヴに行くと、その日のMISIAのMCから「おことば」を選出(?)してTweet / Postし、それをブログに載せたりしてきました。でも、ブログに載せていない「おことば」もあるので、「X」で過去のTweet / Postを見られなくなる前に採録して、整理してみることにします。

まずは、「X」で「おことば MISIA」で検索してみると、、、、ありゃま、私のTweet / Post だけがゾロゾロと出てきた

まず、一番古いのが、2001年6月27日のこちら。

2021年6月27日のおことば

これは、「MISIA星空のライヴ ACROSS THE UNIVERSE」(以下、★XIと略)熊本公演で賜ったものです。

会場の熊本城ホールは、この時点では落成して1年半ほどしか経っておらず、しかもコロナ禍でコンサートの中止も相次いだため、「エージング」がまだ足りない状況で「まだ音が固い (MISIA談)だけれど、「今後、たくさんのコンサートが開催され、たくさんのアーティストの音楽を吸収することで、素晴らしいホールになると思う」とおっしゃっていました。
会場も楽器と同じで、音を聴かせることで、その会場の「音/響き」ができあがっていくのでしょうねぇ

お次は、2021年10月22日、東京ガーデンシアターでのおことば。

2021年10月22日のおことば

東京ガーデンシアターでは、1階相当の席を「アリーナ」2階相当以上を「バルコニー」と称しているのですが、MISIA「『バルコニー席』って言いにくいから『コニーちゃん』と呼ぶことにします」と宣言したのでした。ちなみにアリーナ席は「アリー」

その翌日のおことばは、

2021年11月23日のおことば

この公演で4回目のお披露目となった「Higher Love」の途中で歌詞が飛んだ MISIAが、歌い直そうとしたときのもの。
きまりが悪かったのか、MISIAHigh~er Lo~ve のところで両手を挙げてくれるとうれしい」みたいなこともおっしゃっていて、それが現在にもつながっています。

次は、11月19日の大阪・フェスティバルホールでのおことば。

2021年11月19日のおことば

「★XI」には「Yakult presents」と冠がついていて、スポンサーのヤクルト本社からは「Y1000」の差し入れがあるそうですが、いつも義理堅いMISIAです。

つづいて翌11月20日のおことば。

2021年11月20日のおことば

「HELLO LOVE」の発売(12月1日)が迫る中、宣伝にも余念が無いMISIAでした。

次は東京ガーデンシアターに戻っての12月11日のおことばの前に、翌日12月12日のこちら。

2021年12月12日のおことば

コロナ禍でも、できる限り生の音楽を届け続けてきたMISIAならではおことばです。
胸が熱くなるようなおことばを発したMISIAでしたが、その前日のおことばがこちら。

2021年12月11日のおことば

これはシチュエーションを説明しないとさっぱり判りませんナ

この日のバンドメンバー紹介で、MISIA黒田卓也さんを「黒田タケシ」と紹介してしまったのです。すぐに気づいて訂正したMISIAでしたが、つづけて、

『たけし(大林武司)」と『たけし』(種子田健)と『さとし』(吉田サトシ)だから『たけし』

と、意味不明の言い訳をしていらっしゃいました。

こうした間違いは、MISIAにはありがちなことで、以前は担当楽器でキーボードとギターを取り違えて紹介しがちでしたし、ちょっと前までは吉田サトシさんがしばしば名前を間違えて紹介されたものでした
ようやくしっかりと正しくコールされるようになっていた吉田サトシさんでしたが、今年10月7日の「東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌慶讃 MISIA PEACEFUL PARK Dialogue for Inclusion 2023」初日で、久しぶりに「吉田タケシ」と言い間違えられてしまいました。
こういうMISIAによる意図のない「前振り」があって、翌2023年10月8日のおことばがあったというわけです。

2023年10月8日のおことば

一気に時が翔んでしまいましたので、この際、東大寺ライヴ 初日のおことばを紹介してしまいましょう。

2023年10月7日のおことば

大仏さまは、手を合わせて拝まれることには慣れていらっしゃると思いますが、拍手されたのは初めてではなかろうか???

ここにきて時間が前後してややこしくなってきました(私が書きづらい)ので、ここで一息入れて、2022年以降のおことばは#2につづきます。

【追記】記事のタイトルを変更し、記事のごくごく一部を変更しました。
とても「前編」「後編」では終わらないことが判明いたしましたので…
(2023/12/25 19:22)  

つづき:2023/12/25 「MISIAのおことば」を整理してみる #2 

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今年2度目にして今年最後の「MISIA in 宮城」

2023-12-19 12:14:10 | MISIA

一昨日、別邸から帰ってきました。
その途中、新幹線を仙台で途中下車して、「MISIA星空のライヴXII Starry Night Fantasy」宮城 2 daysを堪能してきました。

諸般の事情により、記事を書くのが一日遅くなってしまいましたが、例によってネタバレ極力排しつつ2公演の感想なんぞを…。既にTVやネットメディアで明らかにされていることは「衆知の事実」とさせていただきますので、そこんとこ、お含みおきください。

   

会場になったセキスイハイムスーパーアリーナ (前公演の札幌につづいて「セキスイハイム」冠付き会場)には、過去にここで公演を行った人たちのサインとかサイン入りポスターが飾られていまして、仙台駅西口近くからシャトルバスに乗ること約40を要して会場に到着すると、まずはMISIAのサインとポスターに再会

おぉ すっかり色褪せてしまった「THE TOUR OF MISIA 2002」「THE TOUR OF MISIA 2003 KISS IN THE SKY」のサイン入りポスターの隣に、今年2月の「MISIA THE GREAT HOPE」のポスターが加わっている

新入りポスターをアップしましょ。

そして、サイン色紙も、今年のに更新されていました

以前飾られていたサイン色紙(2002年のもの)は、2009年に写真を撮ったものの、

 width=ピンボケだし、低解像度だしで、今回はキレイに撮るぞ と意気込んでいたもので、ちょっとあてが外れた感じでもありました。

「MISIA THE GREAT HOPE」のライヴ(記事はこちら)は、MISIAにとって「THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA」以来14年ぶりセキスイハイムスーパーアリーナでのライヴになったわけで(2009年2月当時は「ホットハウススーパーアリーナ」と呼ばれていました)、それから10か月たらずでの再訪となりました。
このことは、MISIAも初日のMCで触れていて、「まさか同じ年に2回もここでライヴをできるなんてねぇ」感慨深そうでした。
そして、「MISIA THE GREAT HOPE」ライヴのちょうど1か月後に、同じ会場羽生結弦さんが「希望のうた」で滑ったことに話がつづき、そしてそして、この「おことば」を賜りました。

今年3月以降、MISIAはたまたま新幹線羽生さんと同じ車両に乗り合わせて、直接お礼を言おうと思いつつも、声をかけられなかったのだとか…
でも、この「おことば」は羽生さんファンの間にも広がっているみたいで、羽生さん本人にも伝わっていることでしょK.I.T

なお、徒然煙草が選出した2日目MISIAの「おことば」はこちら。

まったくMISIAったら…
これがかの大シンガーの言動ですか

   

ここで「MISIA星空のライヴXII Starry Night Fansy」セットリストを載せます。
いつものように、下の画像をクリック/タップすると、ご覧いただけます。

宮城・利府公演までのセットリスト

【追記】どなたでセットリストをご覧いただけるようにしました。
    (2024/03/07 17:57)

ここまで十数曲を固定して、公演によって数曲を出し入れしているこのツアーですが、やはり宮城公演では「あの曲」が来ました。
宮城・福島・岩手で生で聴く「あの曲」はとんでもなく心に響いて、いつも涙しそうになります。この 2 daysでもそうでした
しかも、初日・2日目とで歌い方を変えてきて、特に2日目には初めての歌い方を披露してくれました

ま、「宮城スペシャル」として「あの曲」を歌ってくれるのは想定内でしたが、もう一曲「宮城スペシャル」が来るとは思いもよりませんでした
たまたま仙台でライヴがあったから、というタイミングの妙で、東大寺ライヴ以来2か月ぶり(ぜんぜん久しぶりじゃない) に、生で「この曲」を聴けるとは
「この曲」オリジナル音源私の好みではありませんが、Remixとかライヴで聴くのは悪くありません

   

この「MISIA星空のライヴXII Starry Night Fantasy」は、「星空のライヴ」史上最大のステージセットと、MISIA史上最大級の可動型照明設備を引っさげて開催されています(私の感想です)。
でも、「ある曲」で、せっかくスクリーンにあるものが映されているのに、照明設備が邪魔で、それが客席から見えないんじゃないか? というシーンがありました。
ところが、角度の違う席から視て理解しました。照明設備は雲なんだと
アレの一部を隠し、やがては流れてアレしっかり見え、そして再びアレ隠す…。
なんという奥ゆかしい演出なんでしょ
なお、私が、

MISIAのロングトーンはゴジラの熱線

とポストしたのは、この「ある曲」(変な書き方)MISIAが発するロングトーンを聴いての感想でした。
つい先日録画を視た「シン・ゴジラ」では、ゴジラ熱線を吐くとき、まず口からボワボワしたを吹きだして、それが青白く強力な熱線へと変化するのですが、あの、ぶっといレーザー光のような超強力な熱線が、会場の奥深くへと響き渡り、聴衆の感情や涙腺を破壊するMISIAぶっとく揺るぎないロングトーンとダブって感じられたのです。

と、まだまだ書きたい感想があるのですが、このツアーには今後も何公演か聴きに行く予定ですので、そのときの感想のネタの元として取っておくことにします

   

今年の「MISIA星空のライヴXII Starry Night Fantasy」の公演は宮城 2 daysをもってお開きとなり、1月6-7日の大阪で再開されますが、このインターバルには、MISIAがご出演されるTV番組(使い廻しを含む)がいくつも放送されますので、整理しておきます。

12月19日(火) HAPPYクリスマスおもちゃ屋MISIA (日テレ)
12月23日(土) MISIA PEACEFUL PARK LIVE @東大寺 (NHK BSP4K)
12月27日(水) 発表!今年イチバン聴いた歌 (日テレ)
12月31日(日) NHK紅白歌合戦 (NHK G, NHK BS4K)

1月 2日(火) MISIA PEACEFUL PARK LIVE @東大寺[再] (NHK BS)
1月 3日(水)ほか MISIA SOUL JAZZ LIVE~One Mic, One Band~ (NHK BS8K)

加えて、1月2日(火) 義母と娘のブルース FINAL (TBS) も…。

まさしく、お楽しみはこれからだ です。

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今年最後の帰省中

2023-12-07 16:45:08 | 日記・エッセイ・コラム

12月4日(月)から今年最後の帰省中です。
今回の帰省の一番のテーマは、「水道凍結防止」です。

次の帰省は、年が明けて1月2日を予定しているのですが、この年初の帰省2月の帰省は、なかなかの鬼門なのです。
2021年1月は、凍結していた台所の混合水栓のレバーをむりやり動かしたら、レバーが外れて(=混合水栓が崩壊して)台所中が水浸しになったし(翌日、ホームセンターから混合水栓を買ってきて、自分で交換した)

2022年2月には、帰省すると、水抜きが不完全だったせいで、台所と浴室の混合水栓が共に故障しました(台所はプロに修理してもらい、浴室は再びホームセンターから混合水栓&シャワーセットを買ってきて自分で交換した)

今年の正月は、過去の失敗を糧として、水道系は無事だったのですが、トイレの排水部分が凍って水その他が流れない という事態に遭遇しました
トイレが排水できなくなったのは、2022年1月につづいて2回目です。
下手に熱湯を注いだら便器が壊れてしまうのではないかと思い(凍結した水道栓に熱湯をかけるのは絶対NG)、トイレに電気ストーブを持ち込んで、なんとか必要になる前に解凍に成功しました。

トイレのタンクの水は事前に空っぽにしておいたのですが、配水管側は、S字型のトラップがありますから、自分では抜けませんし、仮にトラップ水がなくなったら別の意味で大変な事態に陥ります。

そこでネットで対策を調べてみたところ、排水トラップに不凍液を流し込むという方法を知りました
さっそくネットで住宅用の不凍液を見つけると購入して、クルマ帰省のときに別邸に持ち帰りました。
なお、クルマ用の不凍液(LLC)は、下水に流すことが禁じられているらしくて、ウインドウオッシャー液なら大丈夫なようです。
じゃあ、住宅用不凍液とクルマ用ウオッシャー液とどちらが良いのか?
値段は、倍・半分くらいの差があって、ウオッシャー液の方がずっと安い。そして、性能は、厳寒ではない別邸であれば、オールシーズン用のウオッシャー液と住宅用不凍液とで大きな違いはなさそうです…。
う~む…です
ちぃと早まったかな…

ま、この「水道凍結防止」策を実際に講じるのは、帰省Uターン兼宮城遠征に出発する12月16日の朝のことで、この関連でそれまでにやるべきことといえば、チェックリストをつくることくらいでしょうか…

   

その代わりに、今回の帰省で力を入れているのは、別邸の蛍光灯のチェック蛍光管の交換です。

本宅では、今年10月に寝室、11月に台所と、相次いで蛍光管が逝ってしまい、交換することになったのですが、その延長のように、別邸内のすべての蛍光灯のへたり具合をチェックしました。
そして、照明器具ごとに、使っている蛍光管を調べて、リストアップ
ついでに本宅の蛍光灯もリストアップしてみたのですが、さすがに3LDKの本宅と、6DK+納戸の別邸とは蛍光灯の数がぜんぜん違う

リストアップして判ったのは(外見からしてそうなのだけれど)、別邸では、同じ灯具が使われている部屋が2部屋×2組あること。
旧リビングルームと私の寝室兼リビングは共に 30型×4本の大型のヤツだし、

旧リビングの蛍光灯のシェードを外したところ

つづきの和室2室40型&32型同じ和風ペンダントでした。
なるべく同じタイプの蛍光管を使っていれば、買い置きも少なくても済みますからねぇ…
といいながら、別邸には買い置きの蛍光管はまったくありませんでした

さてさて、別邸内の蛍光灯をチェックしたのち、使用頻度が高いながらも寿命が近そうな蛍光管を10本、まとめてオンラインショッピングしました

だったのですが、注文した後で、デスクランプ傘と蛍光管を掃除したら、なんとなんと明るいこと これは交換が必要になるまでまだまだ猶予がありそうです

ところで、こんなに蛍光管のチェック余念がないかといいますと、世界的な蛍光管の製造・輸出入禁止が気になってのことです。
報道によれば、電球形蛍光灯の製造・輸出入は2025年末で、直管蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止される由。
あちこちのサイトを見ても、「直管蛍光灯」と「電球型蛍光灯」という書き方がされていて、丸形というか環状の蛍光管はどちらに該当するのか、はたまたどちらにも該当せずに禁止の対象外になるのか、非常に判りづらい 
話の筋からいって、恐らく「直管蛍光灯」の扱いなのでしょう

2028年以降も、在庫の販売は継続されるそうですけれど、ギリギリになってくれば在庫は減って、買おうとすれば高い値がつけられるのは必至だと思われます。そんな風になってから慌てないよう、寿命の近いものから早めに蛍光管を交換して、その後、交換用の蛍光管が高価 or 入手不能になれば、照明器具ごとLED化しようと考えています。

なお、本宅 & 別邸とも、白熱灯LEDへの置き換え完了しています。

【追記】きょうは月に2度の蛍光管の回収日なので、使用済の蛍光管7本をまとめて出した (2023/12/08 08:59) 

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