新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

Microsoft Money 販売終了

2009-09-30 21:57:45 | 日記・エッセイ・コラム

私は家計簿ソフトとしてMicrosoft Moneyを使っています。

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いつから使っているんだっけ? と、「現金」の一番古い出入りを見ると、1998年9月19日にタバコ(本体2,190円+消費税110円)を買ったことが記録されています。私といえば私らしい
11年間でタバコ1箱70円も値上がりしたんだぁと、改めて感じ入ったりして…。

それはともかくも、この11年以上も使い続けていたMoneyシリーズに「最後の日」がやってきました。
きょう9月30日をもって、パッケージ版(在庫分)・ダウンロード版共に、販売終了
販売終了の理由や今後のサポートについては、今年7月にMicrosoftからリリースが出ています。(リリースはこちら

   

Moneyシリーズを使い続けて11年、データファイルは巨大なものになりました。昨日の入出金を入力した段階で、47,160KBもあります。もちろん、私の資産がこのサイズ並みにでかいわけではありませんで、11年間のお金の出入り、口座振替、給与天引きのローン返済などの件数が膨大にあったということです。

このMoney、かなり重宝しています。とりわけ、クレジットカードの利用と請求の照合には、利用票を保管しておかなくても済むし、インターネット・ショッピングのようにメールが利用票代わりになる場合でも、「取引成立」の時にMoneyに入力しておけば、請求と照合は楽々です。

   

ただ、使い始めた時に思ったのは、ちょっとは複式簿記の仕組みを知らないとMoneyは使えないかもしれないな、ということ。

例えばこんなことがありました。
競馬友だちが、私の家で競馬を楽しんだ時のこと。友人もPAT(9月21日の記事をご参照方)会員だったのですが、当時は、今のようにケータイで自分の専用口座から馬券を買うことができなかったことから、私のPAT口座を使って馬券を買いました。
そして、その日の収支は、私の手持ち現金で授受しました。

仮に、友人が1日で1万円のプラスで、私が彼に手持ちの現金から1万円を支払ったとしましょうか。友人のプラス分は、月曜日に私の収支と合算して私のPAT口座で精算され、友人の購入分に限れば、1万円入金されることになります。
つまり、日曜日に「現金」から友人に1万円を支出して、月曜日に私の「PAT口座」にJRAから1万円が振り込まれて、これでチャラ。
さて、これをMoneyでどう入力したら良いのでしょうか?

1万円が私自身の競馬の勝ちであれば、「趣味・娯楽:競馬」という費目で、月曜日にPAT口座に入金として入力すれば良いのですが、この1万円は私の入出金ではありません。

そこで思いついたのは、仮払い・仮受け専用の資産項目「諸預り金」をつくることでした。

先ほどの例だと、こう入力します。

日曜日:「資産間移動」として、「現金」から「諸預かり金」へ10,000円
月曜日:「資産間移動」として、「諸預り金」から「PAT専用口座」へ10,000円

また、11月に開催されるMISIAのコンサートのチケット(税込7.500円)を7月に購入した場合には、こう入力します。

7月:「資産間移動」として、「現金」から「諸預り金」へ7,500円
11月;「教養娯楽費:映画やコンサート」として「諸預り金」から7,143円支出
    「税金:消費税」として「諸預り金」から357円支出

競馬の例はともかくも、コンサート・チケットの例は、ほとんど趣味の領域に突入しています。

   

こうして見ると、他の家計簿ソフトがどんなものかまったく知らないながらも、Moneyは一般ウケはしそうもありません。

Moneyの販売は今夜で終了しますが、銀行口座との照合などの機能はしばらく継続されるようですので、私はまだまだMoneyを使いますぞ

コメント
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