「Misia Candle Night 奈良遠征旅行記(3日目・その4)」のつづき、いよいよ最終回です。
今回の奈良旅行のきっかけになったのは「Misia Candle Night」で、その「Misia Candle Night」のきっかけとなったのは「春日大社 第60次式年造替」です。
右に載せたパンフレットによれば、
神護景雲2年(768年)の創建以来1200年にわたって
御殿の建て替えと御神宝の新調がほぼ20年に一度。
繰り返し奉仕され続けてきました。
造り替え、御修繕を行うことによって、
神様のお住まいを新たにし、神様の尊さを認識し更に次世代へとご存在を伝え継ぐ行事であると共に人造りの叡智でもあります。
だそうです。
20年に一度、「御殿の建て替えと御神宝の新調」を行うといえば、伊勢神宮の「式年遷宮」と同じです。
それでは、「造替」と「遷宮」とはどこが違うのでしょうか?
答えはリーフレットに書かれていました。
「式年」とは「定まった一定の年限」、「造替」とは「社殿を造り替える」という意味。
神さまがお引っ越しされることを「遷宮」といいますが、
春日大社では本殿の位置は変えずに
建て替え、あるいは修復をおこなうため「造替」といいます。
なるほど。文字通りですな。
パンフレットに載っている「第60次式年造替に伴う諸儀式」を見ると、
今回の式年造替は、昨年3月の「木作始式」に始まり、去る11月6日の「本殿遷座祭(正遷宮)」でクライマックスを迎え、11月8日からの「奉祝祭」も昨日・11月29日の「小川流献茶式」を最後に終了したっぽいのですが、こちらで書いたように、私が初めて春日大社にお参りした2012年1月には既に「第60次式年造替」は始まっていました。
何年がかりの事業なんでしょうかねぇ
春日大社への参拝を終えた私は、路線バスに乗って帰途につきました。
そのままJR奈良駅前まで乗っていく手もあったのですが、時間に余裕がありましたし、昼時だったので、近鉄奈良駅前でバスを降り、 これまでに何度も出かけたレストランで昼食を摂りました。
そして、汗グショのTシャツの替えを買える店はないか物色しながら、タラタラと徒歩でJR奈良駅を目指しました。
その途中で見かけたLAWSONの建物が凄い
街並みに溶け込んでいますぞ
JR奈良駅の駅ナカのスーパーで、Tシャツとボディーシートを購入したあと、今朝チェックアウトしたホテルに行って荷物を引き取り、JR奈良駅のトイレ(個室)に入ってボディーシートで上半身の汗を拭ってTシャツを着替えるうちに、京都に向かう列車の発車時刻になりました。
我ながら、ムダのない行動です
京都駅の新幹線改札内で、旅行恒例になっているアイスクリームを食して時間を調整したのち、予めチケットを取っていた新幹線で東京駅へ…。
東京駅からは、仕事を終えた善男善女で混雑(平日の夕方ですから)する京浜東北線⇒赤羽駅⇒埼京線⇒最寄り駅と、無事に帰宅しました。
今回の奈良旅行は、アクシデントもなく、至極順調かつ快適かつ楽しい旅行でございましたとさ。
めでたし、めでたし。
ふぅ~、完結した…