「ダイジェスト」にひきつづき、「今年も最初の遠征先は関西」の本編を書き始めます。
まずは、この遠征の主目的、「MISIA THE GREAT HOPE」大阪公演のこと。
もう1月も月末ですが、この大阪 3 daysは、MISIAにとって今年初のライヴだったわけで、昨年末の紅白歌合戦以降、「THE TIME,」やら「SONGS」やらとTVへのご出演が相次いで、それらに関連してライヴも変わってくるのだろうなと思っていました。去年1月の「MISIA星空のライヴ ACROSS THE UNIVERSE」京都公演のときみたいにTV出演の裏話を披露するとか、2017年の紅白ご出演のときの衣装で登場した「MISIA 平成武道館」みたいな…。
それともう一つ、2日目(1月28日)の朝、ニュースで、政府が新型コロナ(COVID-19)を「5類」に変更する方針を固めたことを知って、それに伴う変化、つまり「声出し解禁」があるかもしれない、という期待もありました。
そして、実際のところ、前者は、「やはり…」とニヤリ
一方、後者については、「まだだろうな…」と思っていた「MISIAコール」が2日目に復活しました
会場と相談した結果、「控え目ならば」ということで許可をもらったとかで、MISIAは感激で声を詰まらせていました。観衆も突然のことで、かつてのような長ぁ~い「MI~SIA~~~」にはなりませんでしたが、それは、(恐らく)平成武道館以来の「MISIAコール」に感極まった人が多かったのでしょう。
聞くところによると、3日目にはコール&レスポンスもちょっとだけ復活したそうで、今後のライヴが楽しみです
ここで、例によって、見たい人だけ見られるようにして、3日間のセットリストを載せましょう。
見たい人だけ、画像をクリック(タップ)してください。
クリスマス・スペシャルだった札幌 2 daysを除けば、ほぼ安定したセットリストですな
私の座席は2日間ともアリーナで、初日は最前列、2日目は前から1/3くらいの列の左端でした。
端っこの席は、武道館の初日、3日目につづく3度目で(武道館2日目もある意味端っこでかつある意味最前列)、身体を動かすには最適
一方、初日の席は、状況によっては真横を向くことになって、あれやこれや身体を動かすと前の人にぶつかってしまいます。そりゃねぇ、横を向くと、となりの席の人とは「小さい前ならえ」くらいの距離しかありませんから…
そこで気づいたのは、MISIAご本人ではなく、スクリーンに映されたMISIAを見ている人がポツポツいたことでした。そりゃ、スクリーンで見た方が大きく良く見えるんだけど、せっかくライヴに来たのにスクリーンばかり見ているってのもねぇ…
数年前ほどではないけれど、映像とリアルとはビミョーな時間差があるし、照明を浴びてキラキラ輝く衣装は映像では捉えきれません。それよりも、観客が自分じゃないところを見つめているってのは、MISIAからしたらどうなんだろ 「わたぁ~しを見てぇ~」じゃないかな…
まぁ、他人に迷惑をかけているわけじゃないし、楽しみ方は人それぞれだけどね…。ただ、肉眼でもよく見える席なのにもったいないと思ったのでした。
肝心のMISIAは、両日とも絶好調に近い感じで、その歌声は、あるときは会場全体に響き渡り、あるときは会場全体に染みわたっていました。
ほんと、さすが です
そんな中、初日は、ある曲の冒頭に失敗
たまぁ~に、歌詞を間違えたり飛んだりして歌い直すこともあるMISIAですが、このときはそのまま先に進んで行きました これもまたライヴの醍醐味ってヤツです。
25周年記念ライヴだけあって、なんとも大人数かつ超一流のキャストが勢ぞろいする今回のツアー、バンドのインストルメンタルさえも「小休止」ではなく聴き入ってしまう演出が素晴らしい
かつては、MISIAの給水とかバンドの楽器持ち替えとかで、曲間が間延びすることもままあったものですが、アンコール待ちを除いて、とにかくスムーズに進行していくところにも「進化」を感じます
MISIAもMCで話していましたが、大阪公演 2日目の「1月28日」は、「つつみ込むように…」のアナログ盤がCDに先立って発売された、まさしく25周年の記念日でした。
25年前の1月28日、「つつみ込むように…」のレコードを買おうと、渋谷のレコード店に行列ができて早々に売り切れた、という伝説的なできごとがあったと聞きます。
先日、渋谷にでかけたとき(一番の目的はMISIAの巨大広告を見ることでした)、
当時、レコード屋が密集していた宇田川町界隈を歩いてみました。
栄枯盛衰を経て、今でもレコード屋さんがいくつもあるんですな。
っつうか、CDの販売減少で渋谷の旗艦店を2010年8月に閉店したHMVが、2014年には宇田川町に「HMV record shop渋谷」を開店させるとか、アメリカでは2020年にレコードの売り上げがCDを約35年ぶりに再逆転するとか、「CD レコード」が流れになっているらしい…。
日本でも、アメリカほど極端ではないにしろ「CD レコード」が明らかです。
家電量販店に行くと、店頭に並ぶレコードプレーヤーの種類が、ここ数年で見違えるほど増えましたものね。
なお、配信やストリーミングに押されて売上が減少し続けているCD、売上のピークは1998年だそうな。
そう、MISIAを始め、現在も活躍する多くの女性シンガーがドドッとデビューした年です。
NHK「SONGS」でMISIAが「歌は世につれ、世は歌につれ」となんとも古めかしいことをおっしゃっていましたが、MISIAの音楽と時代がピッタリと一致して、その相乗効果で「シンガーMISIA」は上昇していったという側面があるかもしれません。
なお、近年の私は、CDを買うこともあるものの、基本はハイレゾをダウンロード購入しております
と、「MISIA THE GREAT HOPE」大阪公演に特化することができず、散漫な記事になってしまいましたが、「MISIA編」はこれにて一旦お開きとさせていただきます。
つづき:2023/02/01 今年も最初の遠征先は関西 #1
つづきのようなもの:2023/02/13 「MISIA THE GREAT HOPE」宮城公演のこと