きょう、日経電子版を見ていると、「アップル『地図』責任者が退任 誤表示問題で更迭」というニュースが目に止まりました。
もしかすると「会員」以外の方は記事を読めないかもしれませんので、記事の冒頭だけ転記しますと、
米アップルは29日、携帯端末用OS(基本ソフト)「iOS」の開発を統括したスコット・フォーストール上級副社長が来年退任すると発表した。最新のiOSに含まれる地図ソフトで誤表示が相次いだことから、事実上の更迭とみられる。
だそうです。
「iOS6の地図」の凄まじさについてはこちらで書いたとおりですが、やはり誰かが責任をとらなきゃ仕方ないでしょう。
高給取りは、それをあっという間に失うリスクを負っているからこそ、「高給取り」でいられるのでしょうから。
「iOS6の地図」といえば、日経のコチラの記事が面白かったぁ~
「『ガンダム駅』なぜできた アップル地図騒動の真相」というタイトルの記事なんですが、大胆に要約すれば、アップルがトンデモ地図をリリースしてしまった原因は、
アップルのずさんなエンジニアリング
に尽きるとのこと。
「妙な地図データをベースにしてしまった」とか「製品版への転換をミスった」とか単一の原因ではなく、「お粗末なエンジニアリングに、コミュニケーション不足」が原因とな。
そもそも、一見すれば「お粗末な製品」であることが一目瞭然なものをリリースしてしまうこと自体が企業としておかしい
誰かストップをかける人がいなかったのでしょうかねぇ。
当然ながら、「スティーヴ・ジョブズがCEOだったなら“GO”を出しただろうか?」と思ってしまいます。
iPad miniにしても、ジョブズは「死んでも7インチのタブレットは出さない」と言っていた(らしい)にもかかわらず、他社の7インチ・タブレットが売れている様子を見て後出しした製品っぽいし…。
アップルがジョブズ健在だった頃のような先進性と斬新性とデザイン性を保てるのか、他人事ながら心配になってしまいます。
ジョブズといえば、こんなニュースが流れています。
「故スティーブ・ジョブズ氏のiPodに「宇多田ヒカル」が! 本人もビックリ『わー!ほんとだぁ~!』」という記事なんですが、この記事の中に、
また、ジョブズ氏のiPod内には、宇多田の楽曲のほかにも、サザンオールスターズの名曲「忘れられたBIG WAVE」や、MISIAの「アツイナミダ」などのタイトルも見ることができる。
という記述が出てきます
えぇ~
記事によれば、
話題となっているのは、「all about Steve Jobs.com」がYouTube上で2009年9月より公開しているスティーブ・ジョブズによる基調講演の模様をとらえた動画。その動画中では、新しく発売されるiPod Touch(当時)との比較対象としてジョブズ氏所有の初代iPodの映像が映し出されるが、そのアーティストリストの中に、日本語で「宇多田ヒカル」の名前が表示されているのだ。
だそうで、私の流儀としては、原資料を捜さなくては気が収まりません
で、見つけました。その動画はこちら
そして、「アツイナミダ」が現れたシーンがこちら (5:51デス)
わおぉっ
ホントだ 「アツイナミダ」が…(今年7月8日の「MISIA BEST MUSIC AWARDS ~since 1998~」2日目に生「アツイナミダ」を聴けましたっけ…)
ジョブズは自分のiPodにMISIAの曲を入れていたんだぁ
ここで、ふと、ちょっとした疑問が…。
ジョブズは「アツイナミダ」を聴きたいと思った時、曲名選択で、カタカナの曲名の「アツイナミダ」に行き着けたのだろうか?
素直に考えれば、MISIAのアルバム「LOVE IS THE MESSAGE」をiPodに入れていたということなのでしょう。
<nobr>LOVE IS THE MESSAGE</nobr> 価格:¥ 3,059(税込) 発売日:2000-01-01 |
いいよなぁ、「LOVE IS THE MESSAGE」
【追記】きょうの帰り、クルマの中で久しぶりに「LOVE IS THE MESSAGE」を通して聴きました。そして、しみじみと「良いアルバムだぁ~」と感嘆
ザッピングする曲が一曲もありませんし(SOUL QUESTは1/3くらいザッピングしてしまいます)、堂々たるシングル曲があるかと思えば、ちょっと息を抜けるんだけど聴き入ってしまう曲がありますし、MISIAのしゃべり声も聴けるしと、ホント、良いアルバムです(2012/11/01 21:55)