新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

独断と偏見で選ぶ2010年の10大ニュース

2010-12-31 09:40:51 | ニュース

さらさらと個人的な10大ニュースを選べた去年と違って、なんともメリハリの少ない、敢えて言えば煮詰まった感じでしたので、時事ネタの少ないこのブログではありますが、今年は世間一般のニュースから「2010年 10大ニュース」を私なりに選んで、今年を締めたいと思います。


第10位 実は亡くなっていた高齢者がゾロゾロ

戸籍とか住民登録がしっかりしていると思っていた日本で、こんな「事件」が発生するとは思ってもみませんでした。年齢と年金受給記録と健康保険の受給記録を照合すれば、怪しいケースはすぐに焙り出されるとは思うのですが、そうはいかないところが現在の日本のシステムの変なところだと思いました。個人のプライバシーがどうとか、人間関係がどうしたこうしたという意見もあるでしょうけれど、公的なお金が絡む以上、しっかりとしておくべきだろうと思います。


第9位 検察への信頼が失墜

自分たちが勝手に描いたストーリーに沿うよう、検事が証拠品を改ざんした事件は、国民一般以上に、普通の検事さんや検事さんOBにとってショックだったのではないでしょうか。というか、「あんなヤツと一緒にされたくない」と憤慨する検事さんや検事さんOBが多いことを願っています。
この事件を聞いて、上司の態度・行動の難しさにも思いを馳せました。部下の仕事ぶりをすべて監視して手取り足取り指導するのは、現実的に無理でしょうし、部下のモチベーションにも良いことではありません。どれだけ部下を信じて部下の裁量に任せるのか、考え込んだ人は多かったのではないかと思います。


第8位 角界フラフラ

横綱 朝青龍の暴行疑惑と引退、そして、野球賭博問題による力士の引退や休場とNHKのTV中継休止、なんとも角界にとって大騒動の一年でした。
ここからは、きわめて個人的な思いこみですが、相撲の観戦・応援で手拍子や声をそろえてのコールって、かなり場にそぐわないと感じています。あれをやったら、古くからの目の肥えた相撲ファンが離れていくんじゃなかろうか。
  6/28 財団法人 日本相撲協会のこと
  10/4 予告編です

101231_1_1

第7位 民主党フラフラ

民主党が昨年夏の衆議院議員選挙で大勝して政権を獲ってから早くも1年半たちました。この1年半は、民主党に対する国民の期待が落胆・失望へと変わっていった期間だったのではないかと思います。そりゃぁ、政権を獲った当初は慣れていないことだろうし、野党時代にはわからなかった実情が見えてくることもあるでしょう。でも、見込み違いがあったらならば、一時の恥を忍んで「すみません。私たちの見込み違いでした」と謝って、マニフェストを修正するべきだと思うのですよ。ところが、今の民主党(特に小鳩グループ)には、それができない。
ようやく、現執行部にはマニフェストを修正する動きがでてきたようですけれど、目先の選挙の勝ち負けにこだわる小鳩グループの反発が厳しそう…。
というわけで、愛想が尽きかけている私であります。
  5/6 今の内閣&与党執行部はおしまいかもしれない
  6/3 ホントに「内閣&与党執行部」がおしまいになっちゃった   


第6位 就職が大変

今年は「就職氷河期」といわれたバブル経済崩壊後よりももっと酷い就職難だそうで、適齢期の方々が気の毒でなりません。私にはこの就職難の理由が、リーマン・ショック後の景気後退といった短期的なものだけとは思えません。企業が新規採用を抑えようとするのは、後々まで「固定費」となる正社員を雇い続けられるだけの将来展望を描けないことが大きいのだと思います。
ですから、「新卒」の定義を広げたり、正規社員を増やした企業の法人税を下げたりといった政府の対策は、何とも心許ない。
もっと根本から何とかしなければならないはずだと思っています。


第5位 チリ鉱山落盤事故から33人救出

こりゃ凄いできごとでした。地中深く閉じ込められた人たちの救出劇は、救出を待つ人たち、地上から救出策を練って実行した人たち、その両方の最高のハッピーエンドのドラマでした。
  10/14 やはり今日はこのニュースに触れなければ!


第4位 情報ダダ漏れ

世界中の機密情報がネット上に確信犯(正しいことだと信じて法律を犯すこと)的にウィキリークスにダダ漏れしたことが、世界中を揺るがせました。
日本でも、尖閣諸島での中国漁船の蛮行を撮影した海上保安庁撮影のビデオが流出したり、警察庁の公安情報が流出したりと、情報ダダ漏れの目立つ年でした。
知る権利」は、民主主義の世の中、最重要といってもよい権利だと思います。が、ゲームをしている両人の手札を公開するのはまずいでしょ。「尖閣ビデオ」はちょいと次元が違いますが(国民から隠そうした政府の方針がおかしい一方、個人の「義憤」でビデオをネットにアップした海上保安官の行動も組織の一員としては非難されてしかるべきだと思います)、ウィキリークスと公安情報の流出は、かなりまずい…。アナーキー過ぎます。
それぞれの政府が自国の国益を最大化するべく丁々発止の外交を繰り広げているわけで、それを「知る権利」を楯に情報をリークすることは、正しいことだとは到底思えません。
また、流出した公安情報を、個人名もそのままに出版した某出版社なんぞ、私は軽蔑します。
「知る権利」と「国益」の関係は、さらに「人類の幸福」も絡んできて、かなり難しい問題です。簡単に結論なんぞ出せるものではありません。個人の損得や感情でどうこう言える話ではないでしょう。


第3位 中国の存在感・違和感が上昇

あるときは「大国」、またあるときは「発展途上国」がここ数年の中国お得意のダブルスタンダードでした(知的財産に関する「他人のものは自分のもの、自分のものは自分のもの」的なダブルスタンダードも…)。それが、「大国」ぶりを誇示する姿勢が急速に強まってきました。来年には世界第2位のGDPを誇る経済大国になることが確実になったことが背景の一つにあるのでしょう。
一方で、領土問題にしろ、資源問題にしろ、人権問題にしろ、ノーベル平和賞問題にしろ、北朝鮮問題にしろ、「世界の常識」が通用しない国であることが一層顕在化した一年だったと思います。
ところが、拡大を続ける広大な市場や蓄えたお金が、他国の政府や企業にとっては魅力的で、スリスリしてしまうのがなんとももどかしい。
でも、中国がいつまでも今の中国でいられ続けられる保証はないわけで、中国の首脳の中には危機感を持っている人もいるはずだと思いたいものです。
  9/24 「海猿」から中国のカントリー・リスクに思いをはせる

101231_1_4


第2位 今年は国際生物多様性年

国際生物多様性年(International Year of Biodiversity)の今年、名古屋で第10回締約国会議(COP10)が開催されました。そして、合意は困難だろうという大方の予想を覆して、生物遺伝資源の利益配分を定めた「名古屋議定書」と2020年までの生態系保全の世界目標「愛知ターゲット」を採択して成功裏に終了しました。
成功の裏には、環境省をはじめとする日本政府のがんばりと会議に参加した各国の代表や周りのNGOの皆さんの合意を目指した「強い思い」があったのでしょう。加えて、開会式で国連名誉大使のMISIA閣下が歌った「LIFE IN HARMONYが参加者の心にしみいったことが、何かしらの良い影響を与えたのではなかろうかと、私は勝手に思い込んでおります。
  3/3 MISIAが国連の名誉大使に任命されたぁ! 
  9/22 国連でのMISIAは立派でした。丸ビルでの…   
  10/18 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)開幕!   
  11/1 COP10は成功したのだろうか?

12月に入ってから、国際生物多様性年の掉尾を飾るにふさわしいニュースが飛び込んできました。70年前に絶滅したと思われていた秋田県・田沢湖の固有種クニマスが、山梨県の西湖で生きていたというニュースです。これには驚きました。西湖では「クロマス」として食べられていたというのが、これまた楽しい話です。田沢湖への里帰りプロジェクトが始まったようです。あせらず、とりあえずは田沢湖の水質改善(まだまだ酸性が強いそうな)に取り組んで欲しいものです。
  12/16 西湖のクニマスは外来種か?

101231_1_2


第1位 「はやぶさ」帰還

社会的にも経済的にも政治的にも鬱々した日本をパッと明るくしたニュースでした。7年間もの間、様々なトラブルを克服して「はやぶさ」のカプセルを地球に帰還させたJAXAのチームに拍手喝采です。
「はやぶさ」の開発開始からカプセル帰還までに日本に蓄積された技術・ノウハウの大きさはどれだけのものだろうかと思いを馳せると気が遠くなりそうです。
これに引き替え、事業仕分けとは何だったのでしょうかねぇ。本来は、政策目的とその手段との整合性や効率性を第三者が見極めることがその趣旨だったはずなのに、目先の予算を削るパフォーマンスに堕してしまったのは残念です。
科学技術開発や教育なんてものは、目先の「費用対効果」を求めるできものではないでしょう。また、科学の場合、何に役立つわけでなくとも、人間の好奇心・探求心を満たすことだって重要な役目だと思います。役に立たないからといって好奇心・探求心を封じ込めるのは寂しい話です。国としてそんな道をとったら貧相な国になってしまいます。
あかつき」の金星周回軌道投入失敗は残念なニュースでしたが、それでも「○○億円を無駄遣いしやがって」などという批判が巻き起こらなかったのは、良いことだと思います。成功から学べることよりも、失敗や不具合から学べることの方がずっと多いのですから。
  6/12 「はやぶさ」が地球に帰ってくる   
  6/14 祝 「はやぶさ」地球へご帰還   
  7/7 7月7日は七夕、っつうことで…   
  7/22 第2回 おとなの社会科見学(完結編)   
  12/9 う~む、残念…。でも楽しみが残った!

101231_1_3


ということで、選んだ10のニュースのうち、Good Newsは3つだけでした。
来年はGood Newsの比率が上がるといいですねぇ。
それでは、これにて本年の「徒然煙草の咄嗟日記」は千穐楽といたします。
良い年をお迎えください

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の博物館・美術館めぐりを振り返る

2010-12-30 11:10:28 | 美術館・博物館・アート

今年も残すところあと2日になりました。
そこで今年一年間に行ってきた博物館や展覧会のことを振り返ってみることにします。


手元の資料を見ますと、今年、私が出かけた博物館・美術館・展示館は、合計31館、のべ46回にもなっていました。「はしご」もあったとはいえ、ド平均すれば、毎週一回はどこかの博物館・美術館・展示館にでかけていた計算になります。まったくもってう~むです。


101230_1_1 もっとも頻繁に出かけた先は、東京国立博物館(東博)で、8回、特別展を5展観ていました。4月に購入した「パスポート」の威力が爆発です 今使っている「パスポート」(有効期限:2011年4月2日)の期限が切れたら、また購入することになることでしょう。
東博は、平常展(来年から「総合文化展」にリニューアル)も頻繁に展示替えされるので、何回行っても新しい発見がありますから

来年の博物館・美術館めぐりは、東博の「新春企画 博物館に初もうで」からスタートする予定です。


ちなみに、東博の来年最初の特別展「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」は1月18日(火)から始まりますので(3月6日まで)、1月18日(火)~30日(日)であれば、特別展の入場料で特別展と新春企画の両方を楽しめます。が、「これは特別展か?」と煽りまくりの「本館リニューアル記念 特別公開」は1月2日(日)~1月16日(日)の2週間だけですから、思案のしどころです。
もっとも、1月2日(日)~1月16日(日)1月18日(火)以降2回行けば問題はないわけで、私はパスポートを活用して「本館リニューアル記念 特別公開」も「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」も観るつもりです。


101230_1_2


次いで、何度も行ったのが埼玉県立近代美術館(MOMAS)で、こちらには6回行きました。MOMASは、以前、歩いて行ける場所に住んでいたこともあって、もう長いこと「fams-美術館フレンド」の会員を継続しています。まさにマイ・ミュージアムの感覚ですナ。


   


今年観た展覧会のベスト3はこちら(順不同)


小村雪岱とその時代 (@ MOMAS) [記事]
オルセー美術館展2010 「ポスト印象派」 (@国立新美術館)  [記事]
至宝の仏像 (@奈良国立博物館) [記事]


そして次点がこちら(順不同)


MOTアニュアル2010 装飾 (@東京都現代美術館) [記事]
国宝 土偶展 (@東博) [記事]
没後400年 特別展 長谷川等伯 (@東博) [記事]
平常展(博物館でお花見を) (@東博) [記事]
美しき挑発 レンピッカ展 (@ Bunkamura ザ・ミュージアム) [記事]
仏像修理100年 (@奈良国立博物館) [記事]
アンドリュー・ワイエス展 (@ MOMAS) [記事]


以上が今年のBEST 10です。


この他にも、山種美術館の「生誕120年 奥村土牛」[記事]と「浮世絵入門」[記事]とか、国立国際美術館の「横尾忠則全ポスター」[記事]と「束芋:断面の世代」[記事]とか、東京都写真美術館の「オノデラユキ 写真の迷宮(ラビリンス)へ」[記事]とか、JAXA筑波宇宙センターの展示館「スペースドーム」[記事]とか、平城宮跡資料館を含む平城宮跡一帯[記事]とか、楽しいひとときを過ごしましたっけねぇ…。


おぉ、何ともリンクまみれの記事になってしまいました。
さて、来年はどんなものを観ることができるのでしょうか?


   


101230_1_3 ところで、「美術館 月曜日 開館」をキーワードにググっている人が結構いるものです。
東京なら、六本木の美術館たち(国立新美術館サントリー美術館森美術館)は月曜日に開館していますし、相互割引があったりもしますよ(詳しくはこちら ご参考まで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エコポイント事務局は深夜もお仕事

2010-12-29 07:17:00 | 日記・エッセイ・コラム

今朝、起きてメールをチェックすると、こんなメールが届いていました。


101229_1_1家電エコポイント発行のお知らせ」です

こちらで書いた、冷蔵庫の買い替えに伴うエコポイントが、無事に発行されましたぁ パチパチパチ


前回よりも、申請~エコポイント発行のお知らせが、1週間ほど余計にかかっていますけど、そりゃ、あれだけの「エコポイント駆け込み大需要」が発生したわけですか、仕方ないことだと思います。
それにしても、このメールの送信日時に驚きました。


2010/12/29 (水) 3:48


官庁は昨日が「御用納め」(言い方が古いかな?)。
にもかかわらず、エコポイント事務局は正月休みも無しで、夜通し稼働しているようです。
事務局の皆さん、お疲れ様です


   


おっと、私は今朝の新幹線に乗って帰省する予定ですが、まだ準備が終わっていない 急がねば


そして、、、:2011/01/07 エコポイント事務局は深夜もお仕事

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京国際ドラマアウォード 最優秀賞受賞記念『JIN-仁-』レジェンド

2010-12-28 06:15:40 | テレビ番組

昨夜、そして今夜と、「東京国際ドラマアウォード 最優秀賞受賞記念『JIN-仁-』レジェンド」が放映されています。


101228_1_1


昨夜帰宅した時には、既に放送が半分以上も終わった状態でしたが、それでも途中から見始めました。
この年末の再放送のことを聞いた時、初回放送を単純に連続して放映するのかと思っていましたが、実際に観てみますと、結構はしょっています
確かに、公式サイトのお知らせでは、


『JIN-仁-』ディレクターズカット版を2夜連続で放送!


とあります。
私の経験からして、ディレクターズカット版オリジナルのデキを上回るケースはそうそうあるものではなく、この「JIN-仁-」のディレクターズカット版も、初回放送に比べて感動が薄いような気がしています。

それは、単に「初回放送を観ていたから」というわけではなさそうです。
私、初回放送の全回をBlu-rayレコーダのHDDに(そしてBlu-rayディスクにも)保存しておりまして、何度も観ています。そして、何度観てもウルウルしていますから。


101228_1_2


どこがどう違って、私の印象が違うのかは、来年になってからこのディレクターズカット版をじっくり観て考えたいと思います。
少なくとも、主題歌の「逢いたくていま」がほとんど流されないことが、盛り上がりを欠く原因の一つであることは確かだろうな…。


JUST BALLADE JUST BALLADE
価格:¥ 3,059(税込)
発売日:2009-12-16
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の「競馬納め」は惨敗

2010-12-27 07:29:30 | 競馬

ここ数年、有馬記念が行われる中央競馬(JRA)の開催最終日、各競馬場の最終レースは、


中山競馬場ハッピーエンドカップ
阪神競馬場ファイナルステークス
中京競馬場尾張ステークス


と、相場(?)が決まっていました。
どれも、年の納めのレースらしい名称ですねぇ(「尾張ステークス」はただのダジャレですが…)。
ところが、今年はちょっと状況が違います。
今年の最終開催の最終レースは、


中山競馬場ハッピーエンドプレミアム
阪神競馬場ファイナルステークス
小倉競馬場アンコールステークス


となっていました。


中京競馬場では、今年春から来年春にかけて馬場とスタンドの改修工事が行われる(JRAの「お知らせ」はこちら)のだそうで、そのため、今年の最終開催が小倉競馬場に廻ってきたというわけ。
JRAが「さすがに小倉競馬場で尾張ステークスはちょっと…」と思ったのか、レースの名前を変えてきました。重賞は、東海ステークス京都で、愛知杯小倉で開催したのですが、オープン特別の尾張ステークスは、そのレース名にこだわる必要がなかったのでしょう。

それで登場したレース名が「アンコールステークス


アンコール」と言えば、特に今年の場合、連想するのは


101227_1_1


MISIA 星空のライヴVI ENCORE 2010 International Year of Biodiversity です。


せっかくですので、MISIAと関連ありそうな馬を出馬表から探してみました。


しかし、それっぽい馬は見あたらず、範疇をちょいと広げてみますと、、、引っかかったのが、トウカイミステリーエーシンエフダンスの2頭。

トウカイミステリーは母方の祖父:Green Forestエーシンエフダンスは父:Forestryと、それぞれの親族の名前にピンときたのです。


101227_1_2 今年は国際生物多様性年(International Year of Biodiversity)だったわけですが、来年は国際森林年(International Year of Forests)で、先週、MISIAも参加して金沢で開催された「国際生物多様性年クロージング・イベント いしかわ・かなざわ」では「国際森林年ブリッジングセレモニー」も行われたと聞いています。


と、なれば、今年の中央競馬のラストを飾るアンコールステークスには、来年につながる「森=forest」絡みのこの2頭がふさわしいのではなかろうかと…。

そして、まともに検討して印を打った◎ヘッドライナー○サンダルフォンと組み合わせて馬券を買った私でありました。


が、結果は、、、トウカイミステリー(4番人気)は7着エーシンエフダンス(16番人気)は12着と、共に馬券に絡むことはできませんでした
また、サンダルフォン(6番人気)は見事に勝ってしまったものの、ヘッドライナー(2番人気)は15着に敗れ去り、結局、馬券はハズレ…


まぁ、競馬ってこういうもんデスよ…。


ちなみに有馬記念もハズし(ヴィクトワールピサブエナビスタ絡みの馬券は3連複と3連単しか買っていなかったし、3着のトゥザグローリーは完全に視野の外でした…)、昨日の競馬は馬券的には散々でした。


競馬に対する今年の私の姿勢にふさわしいフィナーレでございました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの鉄道博物館(常設展編:後半)

2010-12-26 07:18:05 | 美術館・博物館・アート

久しぶりの鉄道博物館(常設展編:前半)」のつづきです。


101226_1_01


私が鉄道博物館(鉄博)に出かけたのは12月23日、当然ながら一部の展示がクリスマスバージョンになっていました。
こちらの弁慶号とか、


101226_1_02


ED75もクリスマス仕様におめかししています。


101226_1_03


この「ED75 775」の車体左側前方部に「」というプレートが差し込まれています。
」は秋田車両センター(旧秋田機関区)に所属する機関車であることを示しています。
秋田車両センターは私の実家のすぐ近所(1kmほどかな?)でして、かなりなじみ深い展示品です。


   


私の気になった(≒気に入った)展示をいくつか紹介しましょう。


国鉄最初の本線用国産電気機関車」のED40模型です。


101226_1_04


電気機関車といいながら、蒸気機関車のように往復運動をロッド(棒)を介して動輪の回転運動に変えて走ります。モーターの回転運動を、どうして一旦往復運動に変えて、再び回転運動に変えるのでしょうかねぇ?

実物に接近すると、


101226_1_05


ますます、電気機関車には見えません。ちなみに、奥で白く反射している歯車がありますね。これはアプト式の歯車です。レールの真ん中にしかれた歯形のラックレールと噛み合うことで、急勾配を昇っていく仕組み。
また、写真の右端に写っている「おかっぱ頭のレール」のようなものは、電源を供給する第三軌条。地上近くに設置された「第三のレール」から電源の供給を受ける電車と言えば、東京メトロの銀座線丸ノ内線を始め、全国の地下鉄で見ることができますが、日本最初の第三軌条対応の車両は、このED40だそうな。しかも、普通の架線区間でも走れるよう、パンタグラフも装備しているハイブリッドな電気機関車です。


   


新幹線の誕生」コーナーに展示されていた運行表示板(と言うのかどうか不明)を見て、またまた思い出しました


101226_1_06


こちらの記事で書いたこの映画


新幹線大爆破 [DVD] 新幹線大爆破 [DVD]
価格:¥ 4,725(税込)
発売日:2002-07-21

また見たくなってきました、「新幹線大爆破」。
そういえば、この映画に出てきた運行表示板は、右端が東京で、左側が新大阪方向だったような気がするな…。


   


天気がよかったので、屋上のパノラマデッキに上ってみました。
北東の彼方には筑波山がくっきり。


101226_1_09


南西の方向には、かなりの強風が吹いている様子の富士山


101226_1_08


   


鉄博名物のひとつ、模型鉄道ジオラマは、入場整理券が必要な「観覧プログラム」が1日4~6回程度が行われていますが、「観覧プログラム」の合間にも、模型は動いていて(解説あり)、自由に観ることができます
並ぶのが嫌いな私は、こちらの「自由観覧」を選びました。


101226_1_10


と、これが予想外に楽しい
昼~夜~朝と時間経過にそって、動く電車が違うし、ライティングも変わっていきます。

私の斜め後ろで観ていた鉄子さんグループは、「感動しちゃったぁ」とおっしゃっていました。

今度来る時は、正規の(?) 観覧プログラムを観たい気がしてきましたよ。


   


前に来た時に比べて、電車の中でお弁当を食べられるフレンドリートレインがずいぶん増えていました。鉄博のレストランや駅弁売り場は混む時は結構混みますので、大宮駅で駅弁やお弁当を買って、フレンドリートレインの中で食べたらよろしいかと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの鉄道博物館(常設展編:前半)

2010-12-25 14:21:49 | 美術館・博物館・アート

12月23日に出かけてきた鉄道博物館(鉄博)の探訪記・常設展編です。


大きな地図で見る

私が鉄博に行ったのは、07年11月、08年11月につづいて3度目。鉄博に行くのがいつも冬なのはなぜなのでしょうかねぇ…。

それはともかく、いつ行っても、老若男女の区別なく、来ている人たちがみんな楽しげにしているのが心地いい
開館直後のようには混んでいませんし、さりとて閑散としているわけでもなく、思う存分、鉄道を楽しむことができます。

さて、今回、3度目の鉄博訪問で初めての体験が2つありました。

   

101225_1_1 まず、去年の11月から展示が始まった「0系新幹線」。

置かれていた説明パンフレットは、かなり「オタ度」の高い、細々とした記述のものでした。

101225_1_2 試しにこのパンフレットをPDF化したら、2.67MBものサイズになってしまいました。それでよければ、また、見開きページが分割されていてもよければ、こちらからダウンロードしてくださいまし。

私、思い起こしてみても、0系新幹線には乗ったことがないような気がしています。というか、そんなに気にしていませんでしたし、思い入れもなかったし…

そんなわけで、鉄博の「0系新幹線」展示スペース(0系新幹線の展示については、日経トレンディこちらの記事をご覧ください)では、私の興味の対象となったのはこちらの展示の方でした。

101225_1_4

東京駅丸の内駅舎の外壁(現物)です。
説明文を拡大しておきましょう。

101225_1_5

現在進行中の復原工事に伴って、切り取られたもののようです。
で、去年10月にNHKのブラタモリ丸の内をブラタモリ」で紹介されるや、このブログのこちらの記事へのアクセスが一挙に増えたというエピソードを持つ「覆輪目地」を久しぶりに間近に見ることができました。

101225_1_6

現役の「東京駅の赤煉瓦と覆輪目地」なんて、ちょっと前まではいつでも見られたのですが、復原工事が進んできたら、すっかり覆い隠されてしまっているのですよ。

建物ついでに、こちらの模型をご覧くださいませ。

101225_1_7

京浜東北線の与野駅だそうです。何のへんてつもない、ただの駅にしか見えませんが、1960年に建てられたこの駅舎は、駅舎(改札口や事務室など)が線路やプラットホームの上に位置する橋上駅の「はしり」だったそうで、この与野駅をモデルにして、全国に橋上駅がひろまっていったのだとか(こちらをご参照ください)。
う~む、なるほど~。でも、やはり何のへんてつもない、ただの駅ですな

話が逸れたついでに、小ネタを一つ。
大宮赤十字病院(現さいたま赤十字病院)は旧与野市(現さいたま市中央区)にあって、与野駅は旧浦和市(現さいたま市浦和区)にあります。

   

もう一つの「初体験」は、鉄博のシンボルともいうべき「C57 135を乗せた転車台が一回転して、汽笛がぶうぉ~~」でした。

101225_1_8

SLの汽笛を聞くなんて、何十年ぶりなんでしょうか?

何とも厚みがあって、ステキな音でした(小さなお子たちには大きすぎる音かも…)。
しかも、展示室の天井が高くて広大なものだから、残響音まで楽しめましたし。
ただ残念なのは、圧縮空気を使って汽笛を鳴らしているため、湯気が噴き出すシーンにはならないこと。こればかりは仕方がありませんな…。

どんな音かは、YouTubeから選りすぐったこちらの動画で体感してみてください。

ということで、「鉄博で初体験 2題」を書いたところで「前半」は終了です。

このつづきは、また明日

つづき:2010/12/26 久しぶりの鉄道博物館(常設展編:後半)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの鉄道博物館(特別展編)

2010-12-24 07:01:40 | 美術館・博物館・アート

きのう、天皇誕生日だというので、久しぶりに鉄道博物館(以下、鉄博=てっぱく)に行ってきました。
つい先日、天皇・皇后両陛下が初めて鉄博を見学されたというニュースを聞いたこともありますが、開催中の「鉄道博物館開設三周年記念特別企画展『御料車 ~知られざる美術品~』」が観たかったのでありますよ。


最寄り駅のニューシャトルの「鉄道博物館(大成)駅」にはこんなディスプレイがありました。


101224_1_3


盛り上がっています101224_1_4

鉄博の常設展では御料車の現物が6両展示されているのですが、御料車だけガラスに隔てられて良く見えない(映り込みが多い)ものですから、この「御料車展」は楽しみでした。
私は常設展も楽しんできたわけですが、とり急ぎ「御料車展」の感想を書くことにします。


あ、そうだ 常設展の通常料金(一般個人:1000円)で「御料車展」も観られます。コストパフォーマンス、高し


   


御料車展」ののっけからキター~でした。
三代目 歌川廣重が描いたこちらの錦絵。


101224_1_2


1872年に横浜での鉄道開業式に臨席された明治天皇が新橋駅に帰ってきた様子を描いた「東京汐留鉄道御開業祭礼図」です。


中央からやや右寄りで、パラソル宙を舞っているんですが、これは何?

華やかさを強調するための小道具なのか、はたまた、激しい暴風雨だったのか(雨の日に使う傘にしてはカラフル…)

 


この他、私のお気に召した展示をバラバラとならべておきましょう。


101224_1_5 こちらは1922年製の11号・御食堂車の引戸(上半分)。
漆塗りされたチーク材の上に螺鈿細工が繊細かつ優雅に踊っています。


こちらは、「釘隠し」の金具。
101224_1_6 金型を作って、それでプレス成型したのではなく、おそらく、一品ものでしょう。
なんとまぁ、贅沢な…。


でも、「贅沢」といえば、この扇風機なんでいかがでしょうか?
101224_1_7 漆塗りの上に、モーターカバーには、丁寧にの蒔絵が施されています。
さぞかし心地よい風を吹かせたんじゃないかと思います。


ここでご紹介したもの以外にも、クッション(現川島織物セルコン製)とか、高村光雲が制作監督したという木彫りの装飾品とか、青磁灰皿とか、精緻な装飾が見事な車内照明用ランプとか、見どころ満載でした。


皇室系の美術品に関しては、昨年秋の「皇室の名宝」展(こちらこちらこちらをご参照方)で度肝を抜かれましたが、皇室が所蔵している以外にも、こんな形で凄いものが残っていることに、再び度肝を抜かれた感じがしています。


御料車展の「知られざる美術品」というサブタイトルに偽りなしです。


近年、天皇皇后両陛下の行幸啓には飛行機や新幹線が使われることが多く、御料車の登場はほとんど無いようです。2007年に登場した新型電車E655系は、天皇陛下や国賓専用の特別車両1両を除いた編成で、一般向けにの団体専用列車としても使えるようになっているそうな(こちらのサイトでE655系をじっくり見られます)。
私は通勤途中にE655系をチラ見したことがありますが、いつかE655系で優雅な列車の旅を楽しんでみたいものです。


   


鉄博の常設展のことは後日に廻すことにして、最後にこちらの写真を。

最寄り駅に帰り着いた時、ホームから見えた富士山です。


101224_1_1


最大にズームアップしての手持ち撮影ですので、ブレをご容赦


つづき:2010/12/25 久しぶりの鉄道博物館(常設展編:前半)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「最後の忠臣蔵」は海外で受けるのだろうか?(その2)

2010-12-23 10:45:12 | 映画

『最後の忠臣蔵』は海外で受けるのだろうか?(その1)」のつづきです。

映画の公式サイトに登場人物の相関関係やストーリーが載っていますので、その範囲内で書こうと思いますが、「まっさらの状態で映画を観たい」という方は、この記事をすっ飛ばしていただきたいと存じます

101223_1_1

As Time Goes By」のメロディが流れ、ワーナー・ブラザースのロゴが映し出されたときは、また予告編かと思っていました。
が、次にスクリーンに現れたのは、人形浄瑠璃の名作「曽根崎心中」の道行(みちゆき)の場面。
そして、教科書にも載っていた近松門左衛門の名文が映し出されます。

此の世の名残 夜も名残 死に行く身を譬ふれば あだしが原の道の霜
一足づゝに消えて行く 夢の夢こそ あはれなれ

 

ここに来て、「本編」が始まったことに気づきました。
そして、物語が決して明るく終わることはないであろう予感も…。

 

作中、何度も挿入される「曽根崎心中」の初演は、題材となったお初・徳兵衛の心中事件からわずか1か月後元禄16年(1703年)赤穂浪士の討入り元禄15年12月=1703年)からほんの半年後のこと。スキャンダラスな心中事件に大騒ぎする一方で、集団で名門旗本家に押し入り、主君の本懐を遂げた赤穂浪士に喝采を送った人々に反応には、太平の世が始まって(元和厭武)から100年近く経った時代の、熱湯と冷水が混じったようなアンビバレントな世情が感じられます。

101223_1_5

最後の忠臣蔵」の主人公は、吉良家討入り直前に逐電(ちくでん)し、「敵前逃亡した卑怯者」との世評を背負いながらも、主君・大石内蔵助浅野内匠頭ではありません)の命令を受けて16年間生きながらえてきた瀬尾孫左右衛門です。
武士の身分を捨てて古物商として暮らしているだけではなく、墓参りで遭遇した旧浅野家家臣たちから「どの面を下げて生きている」と斬りつけられると(そういうあんたらはどうして生きていると突っ込みたい)、「命だけはご勘弁を 今死ぬわけにはまいらないのでございます」と必死に命乞いする情けない姿をさらけ出す「まござ=孫左右衛門」。

まござが、恥辱に耐えて守ったもの、それは大石内蔵助の遺児・可音(かね)だし、大石内蔵助から授けられた使命だし、武士道そのものだったわけですな。

ですから、可音をしっかりと育て上げ、玉の輿に乗せることで内蔵助の命令を果たした後、まござがとるであろう行動は、、、やはりあれしかないのだと私は納得しました。

レビューを読むと、映画の結末に不満の方も時々いらっしゃるようですが、それは現代人の感覚を江戸時代の武士に求めているからだと思うわけで、まござの最後の台詞をちょいといじくって、

かいしゃく無用

と言いたくなります。

101223_1_3

ところで、この記事のタイトル「『最後の忠臣蔵』は海外で受けるのだろうか?」ですが、映画の結末が外国人に受け入れられる=理解されるかが、私にはよく判りません。
日本人だって受け入れられない人がいるというのに、です。

でも、こちらの記事によれば、10月18日にロサンゼルスで行われたプレミア試写会では、

本編上映中は、各役者の演技に笑い声などのリアクションが起きるも、終盤以降は涙を拭ったり、すすり泣く観客が続出。本編が終わった後も、エンドロール終了まで誰一人として席を立たず、上映終了と共にスタンディングオベーションがおこり、喝采は数分間にも及んだ。この様子を見て本社スタッフも「プレミア上映といっても、エンドロールになれば席を立つことはハリウッドでは当たり前。このスタンディングオベーションは、作品が認められた証だと思って間違いないです!」と、熱のこもった意見を聞かせてくれた。

 

だそうです。

判らないといえば、何度も挿入される「曽根崎心中」と映画のストーリーとの関係を完全に理解できていません。
同時代性」はあるものの「同期性」は感じられませんでした。可音まござの関係はお初徳兵衛との関係とはまるで違います。「恋というものを知りません」と言う可音が「恋というもの」をおぼろげに知るきっかけになり、まござに対して恋心のようなものを抱いた可能性はあるかもしれませんが、まござ可音に対して恋愛感情を抱くような展開にはなっていないと思います。

そんなわけで、繰り返し「曽根崎心中」の場面が映し出されることには?????です。

でも、「最後の忠臣蔵」の話の筋を離れると、「曽根崎心中」の場面場面のなんとステキなこと

語りと三味線一挺だけのシンプルな「音響」と人形で、あれほど見事な舞台が作り上げられるとは、なんとも凄い 特に、人形の所作は、ちょっとした俳優では太刀打ちできない素晴らしさでした。
と思ったら、人形を遣っているのは当代の第一人者の一人、三世 桐竹勘十郎さん
いつか生で人形浄瑠璃を観たいものだと心底思いました。

101223_1_4

キャストの皆さんは、まござ役の役所広司寺坂吉右衛門役の佐藤浩市(16年間の互いの辛労辛苦を思いやって見つめ合うシーンは秀逸)だけでなく、どなたも好演でした(ラスト近くの奥野将監不要だと思う 監督とか映画会社と縁の深い役者を顔見せで使うのは日本映画の悪いクセ)。

とりわけ印象的だったのは、可音役の桜庭ななみ(私、去年、NHKで放映された連ドラ「ふたつのスピカ」を、ベタだなぁ~なんて思いながら、ほとんど観てました)。気品と清楚さが出ていて、大変によろしかったと思います。竹本座で人形浄瑠璃を見物する可音の姿は、茶屋四郎次郎笈田ヨシが雰囲気満点)・修一郎親子ならずともハッとするほど光り輝いていました

101223_1_2

その1」で書きましたように、

お薦めします

でして、5つ星満点では★★★★
一つの減点は、前述の「奥野将監が登場した」ことと「曽根崎心中」の位置づけが不明瞭だったこと、そして、嫁入り道中に旧浅野家家臣たちが加わるエピソードがくどかったことが理由です。
でも、渋くて素晴らしい作品だと思います。
(恐らく)今年最後の映画鑑賞でも素晴らしい作品に巡り逢えて幸せデス

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オープンあり、クローズあり

2010-12-22 06:11:52 | エキナカ

本題に入る前に、、、今日は冬至です。


冬至といえば、カボチャゆず湯ですな。
私は、昨日の帰り、近所のスーパーでゆずを買ってきました。


101222_1_1


今晩のゆず湯が楽しみです。明日は祝日ですし、かなぁ~りいい湯を楽しめそうです。


   


さて、本題の「オープンあり、クローズあり」です。


しばらく前、上野駅エキナカDila 上野)が一気にシャッター通りと化してしまい、それまで毎日のように上野駅のエキナカで朝食を摂っていた私は、ほとんど朝食難民になってしまいました
中央改札とか不忍口の辺りのお店は営業を続けていて、何度もお世話になりましたが、選択の余地が狭まっていたのは紛れもない事実です。


そして、先週の土曜日(12月18日)、一部の店がecute 上野としてオープンしました


101222_1_2


朝ご飯を食べられるお店は、鮨屋さん(朝は和定食)、和定食屋さんパスタ屋さん洋食屋さん、そして、エキナカには欠かせない蕎麦屋さんの5店です。


ところが、大きな問題がありました。基本的に、お高いのデスよ


リニューアル前は、朝食なら500円以下でも食べられる店がほとんどだったのに、新しい店たちではそうはいきません。
月曜日に朝食を食べた鮨屋さん朝定食480円でしたが(ここは高評価)、三代目 たいめいけんのオムレツ定食は700円680円ですし(修正しました)、昨日の朝食を食べた蕎麦屋さんかき揚げそば700円という、エキナカの常識的な蕎麦屋のとも言える値付けです。


この蕎麦屋さんのかき揚げそば、かなりどでかいかき揚げ(直径10cm×高さ5cmくらいか?)が別添えで出てくるのですが(これだけで高そう)、食べてみるとリリースにある「(たまねぎの)本来の甘み」なんてほとんど感じられませんでした。これなら、大江戸そば360円かき揚げそばの方がずっとおいしいと思いました。
更に印象が悪かったのが、店内の雰囲気 店員さんのしゃべり声が妙にやかましい
私語ではないのは良しとしても、客の耳にバンバン聞こえるように、バイトの子に業務指導するな 聞いてきたような人生訓を垂れるな デス


恐らく、少なくとも今後半年は、あの蕎麦屋に行くことはないだろうと思います。


なんだか期待はずれの上野駅のエキナカ・リニューアルです。
来年3月の完全オープンを期待することにしましょう。


   


101222_1_3 昨日の昼食丸の内オアゾで食べたのですが、ちょいとJAXAiを覗いてみますと、こんな掲示が出されていました。


情報センター JAXA iは 2010年12月28日(火) 20時をもって閉館いたします。


だそうです。


事業仕分けの結果ですな。


確かに、JAXAの広報センターが丸の内にある必要があるかはビミョーですが、廃止するのは代わりの場所が決まってからでも良いのではないかと思います。
高速道路無料化の「社会実験(うっとうしい言葉)」なんかよりも、よほど意義があると思うんですがねぇ。


最後の「最終日までよろしくお願いいたします」が泣かせます


今年の仕事納めの後、JAXAiに別れを告げてこようと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする