新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

まったりした休日

2009-02-28 21:51:02 | 食・レシピ

今週末は、THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA(今日は金沢公演)に参加しない、まったくもってのんびりした週末です。
モバイルPCのtune upを試みてみたり、久しぶりにマッサージに行ってみたり、これまた久しぶりにボロネーゼを作ってみたり…。
モバイルPCのtune upのことは後日に先送りするとして、今回はボロネーゼづくりのことを書いてみます。

   

いつのことでしたか、ネットで調べたレシピに沿ってボロネーゼを試作していました。コストや手間を考えれば、市販のレトルトには到底かないませんが、食べてみるとうまいのなんのって…。食材は自分が買ってきたものばかりですので、わけの判らない添加剤が入る余地もなく、安心この上なし。それ以来、気が向いた昼下がりに4食分くらい作りだめするようになりました。

1_2そして今日、2ヶ月ぶりくらいのボロネーゼづくりです。
私にとって4食分となる食材とその分量は、こんな感じです。
ソフリット(香味野菜の炒め物)2回分としてタマネギ1個、セロリ2/3本、にんじん1本、ニンニク1片。ソフリットづくりには1時間以上かかるので、2回分をまとめて作り、半分は冷凍庫に保存します。
それから、挽肉500g(いつもは合挽を使っていますが、今回は牛赤身100%にチャレンジ)、安物の赤ワイン100cc程度、完熟トマトの水煮1缶(400cc程度)、無塩のトマトジュース1缶(80cc程度)、油&調味料として、オリーブオイル、塩、胡椒、ローリエをそれぞれ適量。
   

21 で、徒然煙草流の作り方は、
①ソフリットづくり
いつぞやTV番組の「世界不思議発見」だったかでボローニャのマンマが言っていました。「食材それぞれの香りがまざったものが、そのうち、『野菜の香り』に変わるのよ」。まさしくこれが極意なのかもしれません。

1) ソフリットの材料をみじん切りする
2) 鍋にオリーブオイルを、適量というにはちょっと多めに入れて弱火にかけ、鍋が温まる前に、みじん切りにした材料を入れる
3) 弱火でじわじわと材料を炒める(="煮る"に近い)
4) 焦げ付かないように気をつけながら、延々50分ほど、ひたすら炒める≒煮る
325) 材料がペースト状になったらソフリットの完成です。

②挽肉の下準備
ソフリットづくりの合間をぬって、挽肉を平らに広げて、塩胡椒しておく

③野菜と肉の融合
1)  完成したソフリットから、保存分を取り分ける
2) ソフリットの鍋の火を強めにし、そこへ塩胡椒した挽肉を投入する
4 3) 当然ながら焦げ付かないように気をつけながら、挽肉を炒めつつソフリットと混ぜ合わせる
4) 挽肉からしみ出した脂が透き通って見えるようになるまで、しっかりと炒める
5) 炒め上がった挽肉&ソフリットに「安物の赤ワイン」を注ぎ入れる
6) アルコールが飛ぶまで、挽肉&ソフリット&ワインを混ぜ炒める
7) トマトの水煮とトマトジュースを注ぎ入れ、さらにローリエを入れて、全体を混ぜ合わせる
5 8) とろ火で1時間弱ほどじっくりと煮込む
9) へらの上にこんもりと乗っかるほど、水分がなくなったら、塩で味を調整してできあがり

パスタにソースをかけ、たっぷりと粉チーズをかけて、さぁ、食うぞ!

6

う~ん、ちと脂がきついかな?
でも、鍋のまま一晩寝かせれば、カレーと同様、激しく美味しくなりますので、本番は明日以降です。

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柳亭市馬が好きだ!

2009-02-28 10:00:25 | 演芸・演劇

Trainverl0902002 先週、大宮⇔仙台で乗った新幹線では、車内誌「トランヴェール」を読みふけっていました。
今月号の特集は「落語で訪ねる江戸・東京」。トランヴェール自体が48ページしかない薄い冊子ですので(大宮⇔仙台ならともかく、実家までだとこれでは持ちません)、この特集も20ページちょっとの分量ですが、彩り鮮やかで、丁寧に調理された様々な食材がそれぞれ味わい深い、小ぶりの折り詰め弁当のように、十分に満足できる内容でした
柳家さん喬によるちょっと長めの「まくら」に始まり、「江戸のうまいもン」として鰻・そば・菓子の話、「芝浜」「王子の狐」などの舞台となった街の紹介、東京に四つだけ残っている「定席」のガイド、そして「江戸情緒あふれる浅草を拠点に、落語に描かれた世界を楽しみませんか」と、お約束のツアー広告まで。


  


で、この特集で私の目を惹いたのが、「席亭のおすすめ旬芸人」でした。ざっとこんな感じ。


上野鈴本演芸場:柳亭市馬、柳家喬太郎、三遊亭白鳥、橘家文左衛門、古今亭菊之丞、
   桃月庵白酒、柳家三三
新宿末広亭:柳亭市馬、川柳川柳、柳家権太楼、三遊亭歌之介
浅草演芸ホール:柳亭市馬、柳家三三、古今亭菊之丞、三遊亭歌武蔵、橘家圓太郎、
   桂平治、三遊亭遊吉、三遊亭とん馬、あしたひろし・順子、昭和のいる・こいる、ナイツ
池袋演芸場:柳家喬太郎、三遊亭白鳥、桃月庵白酒、柳家三三、古今亭菊之丞、
   春風亭一之輔、笑組、ロケット団、ナイツ


私のお気に入りの一人、柳亭市馬が堂々の上位ランクイン!(のいこいも好き


  


2年ほど前のある平日、夕方からの用事に備えて、昼前から仕事を抜け出したことがありまして、何気なく久しぶりに鈴本演芸場に行きました。平日の真っ昼間だというのに、立見がでるほどの大盛況で、「なるほど、確かにブームだ」と痛感いたしました。席を埋め尽くした観客はノリもよく、当然、出演者もみんな張り切っています(その数年前に鈴本に行った時は、7割方の入りで、「とりあえず、席を勤めさせていただきました」的なしょぼくれた芸人さんも何人かいましたっけねぇ)。
3 そんな中で、ひときわ輝いて、後光が差していたようだったのが市馬(私にとって「初市馬」)でした。この日のトリが誰だったかは忘れましたが、市馬の「長屋の花見」は印象的でした。
それ以来、CD(こちら)を探して購入し、iPodに入れて楽しんでいます。
特にお気に入りの演目は「掛取萬歳」。次から次にやってくる借金取りを、借金取りそれぞれの趣味ネタ(狂歌、芝居、相撲、萬歳、そして「喧嘩」まで)を駆使して撃退するという噺で、市馬の魅力全開です。


  


2 あ、そうだ、なんて書いたら失礼ですが、私、瀧川鯉昇(CDはこちら)も大のお気に入りです。私が初めて鯉昇に「出会った」のは、飛行機のオーディオサービスでした(私は飛行機に乗ると、もっぱら「演芸」を聴いています)。一耳で気に入ってしまい、すぐさまCDを探し…、です。

市馬も鯉昇も、TV出演はTBSの「落語研究会」くらいのものですが、もっと多くの人に知って欲しい落語家です。

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迷惑電話対策

2009-02-27 22:34:02 | 日記・エッセイ・コラム

自宅の電話は、常に「留守電」状態にしてあります。

あまりにもしょっちゅう、資産運用としてマンションを…」とか節税対策は…」とか「ブロードバンドが…」といった電話がかかってくるもので、ナンバーディスプレイ・サービスと併せての対策として実施中です。(電話帳からうちの番号を外してもらっても効果無しでした)
  
以前、「興味ありません」と電話を切ったところ、何度もリダイアルしてくるアホ数匹に遭遇して、かなりフラストレーションがたまっていたもので(最悪のアホは「これからお宅に行くから」なんぞとほざいた)、420円/月(税込み)のナンバーディスプレイ・サービスを利用し始めたしだいです(これくらい無料サービスにして欲しいぞ、NTT)。

実家や友・知人などの電話番号は、電話機に登録していて、それ以外の「一見(いちげん)さん」からの電話(着メロはEverything)は、よほど気分が良いか最悪の時以外は完全無視。「大事な用事があるんなら、留守電に録音しておいて」というわけです。また、非通知の電話は始めから着信拒否です。
そして、実際に出てみたら「迷惑電話」だったり、着信履歴から電話番号をググってみた結果明らかに私と縁のない「セールス電話」だった場合には、電話機に「迷惑」登録して、以降は「非通知」と同じく着信拒否

  
Photo_2このようにして、「迷惑電話の番号」コレクションは着々と蓄積されていったのですが、ここに来て問題が発生しました「迷惑電話」登録の枠(うちの電話機は30件)が満杯になってしまったのですよ。
できることならば、うちの電話機に「電話帳に未登録の電話番号から電話がかかったら着信音が鳴らずに留守電に直行!」などという機能がついていればよかったのですが、残念ながら…です。
そこで、登録済みの「迷惑電話」の番号と、ここ30件の着信履歴をEXCELで整理してみました。

電話番号でソートし、かつ、怪しげな電話番号をググってみれば、とりあえず「迷惑電話」から外せる番号や、加えるべき番号が見えてくるのではないかと思ったわけです。
で、やってみると、、、、見えてきましたよ

以前、「迷惑電話」に登録していた番号と連番に近い番号から最近電話が入っていたりするんです。
さっそく、「迷惑電話」を何件か入れ替えました。
もちろん、「迷惑電話」設定を解除した番号もEXCELには残してあります。また掛けてきたら即「迷惑電話」行きだぞ、っつう作戦です。
さて、この作戦はうまくいくんでしょうか。かなり期待はしています。


つづきのようなもの:09/11/19 「迷惑電話の殿堂」入り 第1号

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トイレからの脱出 (第4章)

2009-02-26 20:36:23 | トイレからの脱出

ずいぶんと間隔が開いてしまいましたが、2月12日の「トイレからの脱出(第3章)」のつづきです。
  

【前章までのあらすじ】
欧州出張でロンドンに到着した徒然煙草、ホテルの自室に入ると、まずトイレに入り用をたした。
そして、トイレから出ようとすると、なんと、ドアノブが空回りしてドアが開かない!
トイレから脱出すべく、策を練った徒然煙草は、トイレの中で大騒ぎすることで、周りの人に異変に気づいてもらうことにした。
しばらく手のひらで壁をバンバン叩くうち、誰かが異変に気づき、ホテルのスタッフが駆けつけてきた。
ホテルのスタッフたちは、難なく部屋の鍵を開け、ドアチェーンを突破し、トイレのドアまでたどり着いた。
しかし、ドアノブをガチャガチャいじくっても、ドアノブの周りにドリルで穴を開けても、肝心のドアは開かない。
ついに、ホテル側はトイレへの「強行突入」を決断した。

  

【ここから第4章の本編】
We'll break the door. Please stay away from the door. (ドアを破るので、離れててくれ)」とのホテル・スタッフの言葉を受け、どういう待ち方をしていたら良いのかな?と考えた結果、おとなしくバスタブの縁に腰掛けて待つことにしました。いかにも冷静っぽいでしょ?
で、ドアに体当たりする音が響き始めました。そして、何度かドアに体当たりする音が轟いたのち、ついに、ドアの枠が派手に飛び散りドアもろともオッサンたちがバスルームに飛び込んできた~ぁ

  

こうして私は無事にトイレから救出されたのでありました。
バスルームから出てみると、男女4~5人のホテル・スタッフが集っているは、床には、ドリルが転がっているは、ドアチェーンを切る道具らしい「やっとこ」みたいな工具が転がってるはで、まさしく「現場」の風情が漂っています。
ここでオバチャン(ネームプレートには「Security」と担当分野が刻まれていました)が、「We're ready new rooms for you. Which do you like a small room or a large one? (別の部屋を準備するけど、狭い部屋と広い部屋のどっちがいい?)」と、聞くまでもない質問です。
もちろん、「I prefer a large room. (広い部屋がいい)」と答えると、ここでまたもや「Do you like beer? (ビール、好き?)」の質問。
これまたもちろん、「I like beer. (好き)」と答えると、「We'll save beer in your refrigerator tomorrow. (明日、冷蔵庫にビールを用意しておくから)」とのこと。

ようやく、理解できました、さっきからのKYな質問。

  

こうして無事に救出された後の話はまた後日。
写真は、現場となったホテルからの眺めです。

Photo_2

左側のドームはRoyal Albert Hall、右側の尖塔は「V&A」ことVictoria and Albert Museum、真ん中遠くに当時は世界最大の観覧車だったLondon Eyeが見えます。
このどこにも行っていないせめてV&Aだけでも行きたかった…。


つづき:09/03/12 トイレからの脱出 (第5章=第1部完結編)

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自宅からの眺めが激変

2009-02-26 07:29:34 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜の帰宅中、自宅の隣まで来て異変に気づきました。
なんだかス~ス~する感じです。ふと、見上げると、あらら、今朝までは隣のお宅の敷地から歩道にはみ出るように茂っていた木々が無い そして、ミニ竹林も無くなっている
どうやら隣の家の方が大々的に庭の整理を敢行したようです。
0107_2 自室に入って、さっそくベランダから外を眺めると、昨夜まではてっぺんが見えるか見えないかくらいだった近所の高層マンションがしっかりと見えています。これじゃ、道路から在宅・不在が丸見えだな、と戸締まりをしっかりと確認して寝ました。

右は「資料画像」。7年前の眺めです。

そして、夜が明けて、改めて外を眺めると、ありゃ~、目の前には夕べ感じた以上に空間が広がっています。
これまでひっそり暮らしていたのに、急に白日の下に晒されたような気分。ちょっと落ち着きません(Googleのストリートビューの撮影後で良かった…)

木々や竹が刈られた後がどのように使われるのかも気になりますが、それよりもとりあえず、今の眺めに慣れなければ…。

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MISIA in Sendai(その2)

2009-02-25 21:56:16 | MISIA

昨日の続き、完結編です。

  

ライヴ終了後、会場から仙台駅に向かうシャトルバスの中から書き込んだとおり、「熱い」というよりも「暖かい」ライヴでした。

Photo_3 仙台といえば「熱いライヴ」が展開されるともっぱらの評判のようですが、今回がASCENSIONツアーに続いて2回目の仙台公演参加の私は、論評できる立場にはありません。ただ、遠征組にそんな評価が定着していて、MISIAも「仙台のライヴは一・二を争うくらい好きです」と言うくらいですから、「歴史的」に良いライヴが繰り広げられてきたのでしょう。

確かに、唯一参加したASCENSIONツアーの時、私の席はステージから遙かに離れたスタンド席でしたが、周りの盛り上がりは良かったなぁ。

ただ、一方で、何か良くないことと起こりがちなのもまた仙台公演の特徴かもしれません。直前に大地震が起こったとか、野外ライヴが大雨にみまわれたとか、冬の嵐で会場へたどり着けない人が続出したとか、公演が急にキャンセルされたとか…。

残念ながら、今回も、悪天候による交通機関の乱れで、開演に間に合わなかった人や、まるっきり参加できなかった人もいるようです。

そんな「困難」を、幸運にも乗り越えるか擦り抜けた人が集っているからこその「仙台の盛り上がりの凄さ」なのかなと思っていまいます。

もしかすると、参加するのが最も難儀なのが仙台でのライヴかも…。

  

さて、肝心のライヴです。
MISIAの調子は、絶好調とまでは言えないまでも、悪くはなかったように思えました。

病み上がりだったEIGHth WORLDツアーのさいたま2日目とか、かわいそうにまで思えたTHE SINGER SHOWツアーの横アリ2日目などと比べれば、ずっとずっと調子は良かったとと思います。
Escapeでホイッスルが不発だったのは「ご愛敬」っぽかったし、声が途切れてしまった「つつみ込むように…」は前半の飛ばしすぎがたたったようでしたしね。

逆に、「つつみ込むように…」でMISIAの声が出なくなった時は、引き継いで歌う観衆のフォローと、声を振り絞って歌うMISIAが、ものすごく感動的でした。「CDデビュー記念日」のこの日に、こんな素晴らしい場所に居合わせることができたことが、ホント、幸せでした。

「CDデビュー記念日」に絡んで言えば、最初に「デビュー記念日、おめでと~ぉ♪」の声がかかるタイミング、それに続く声援や歓声が絶妙で、お見事。「さすが仙台」と感服しましたです。

  

あ、開演の時に来ていたセーター、一曲目のCATCH THE RAINBOWが終わるや否や、すぐに脱ぎました。その後は終演まで、まったく寒さを感じませんでしたよ。やはり「熱かった」ということか?

  

ということで、この稿は完結です。
全然レポートになっていませんが、私の感情スケッチということでご容赦ください。

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MISIA in Sendai(その1)

2009-02-24 21:04:53 | MISIA

2/21にホットハウス スーパーアリーナで開催されたTHE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA仙台公演のご報告です。
当然、ネタバレあり

  
Hhsa 会場のホットハウスSAは仙台の隣町、宮城郡利府町にあります。ホットハウスSAの隣には、FIFAワールドカップ2002の会場の一つとなり、日本が準々決勝でトルコに負けた宮城スタジアムがあるのですが、何とも交通アクセスが最悪
試しに駅すぱあとで調べてみると、出発時刻を指定しない場合、所要時間は1時間37分(乗車15分、他82分)とな。なんじゃ、こりゃ?ですよね。

公共交通機関を使ってホットハウスSAに行こうとすると、仙台からJR東北本線の下り普通列車に乗って、2つ目の岩切で利府行きに乗り換え、これまた2つ目の終点・利府で降りて、そこからは徒歩20分、または路線バスに乗ることになります。が、しかし、です。岩切⇔利府の電車は1時間に1本しか運行されていないのですよ。
ですから、自家用車で行くか、帰りのタクシーを予約して行くか、シャトルバスに頼るのが普通です。ホットハウスSAや宮城スタジアムの周辺には時間をつぶすところなんか皆無だし…。
なんでこんなところにこんな施設を造ったんでしょうかね。宮城県が仙台市内に県の施設を造りたくなかったか(政令指定都市と道府県との間でありがちな話かも)用地費や造成費用などイニシャルコストが安いというだけだったんじゃなかろうか。おかげで、宮城スタジアムは低稼働率に悩んでいるようです。

  
というわけで、私は迷わずシャトルバスで仙台駅⇔ホットハウスSAを往復しました。所要時間40分前後、運賃2,000円(往復・前売)。
仙台駅東口を出て、シャトルバスの乗り場に向かう途中、右手にこんな駐車場ビルが建っています。
Photo

一見、ただの駐車場ビルですが、実は、MISIAが初めて仙台でライヴを開催(98/7/3 CLUB SUMMIT 1998ツアーの初日)した場所、イベントホール松栄です。経営する松栄不動産のHPによれば、「最大800名収容の夢中空間」だとか。ここからMISIAのツアーが始まったたんだ、と思うと、感慨深いなぁ~。

  

さて、シャトルバスは、ASCENSIONツアーの時とは別のルートでホットハウスSAに到着しました。一般車両とシャトルバスのルートを分けたんでしょうね。良い判断だと思います。これは帰路に効果を発揮します。
バスを降りた当初は、仙台市内よりは寒さが緩い気がしたのですが、会場に入ると寒い…いつものように、防寒着もセーターも脱いで「始めはちょっと寒い」格好でライヴに臨むのは無謀と思える寒さでした。外との違いは、「寒風は遮りましたよ」程度。んなもんで、とりあえずセーターを着たまま、ライヴの開始を待つことにしたのでした。
この日の私の席(熟慮の末に選択してgetしたS席)は、向正面(?)の左奥、kbの重実さんやgのケンちゃんのすぐ近くです。
ふと、左側を見ると、楽屋とステージを繋ぐらしき通路があります。もしかしたら、「あれ」を見られるかも、と期待が高まる!
ところで、ライヴの開演前に、「本日は○○主催 ▲▲後援 『THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA』にご来場いただきまして~」というアナウンスがありますけれど、これまで私は、このアナウンスは放送室みたいなところでしゃべっているのだとばかりおもっていました。が、初めてその場面を目の当たりにしました。ステージ後方に置かれたスタンドマイクを使ってアナウンスしていたのです。しかも「アナウンサー」のお姉さまは、腰の辺りにガムテープのロールをぶら下げていたりして、ちょいとイメージが違う…。

  

それはともかく、期待した「あれ」を18:00頃に見ることができました。MISIAの「楽屋入り」ならぬ「ステージ入り」です。

噂に聞いていたとおり、縦1m×横1m×高さ2mほどの「黒い箱」が係員によってゴロゴロと(音は聞こえませんでしたが)ステージに運ばれて行きました。あの黒い箱にはMISIAが入っていたはずです。ひやぁ~です。
続いて、ダンサーさんたちが、エレファント・マンみたいな格好でステージ入り。

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価格:¥ 1,800(税込)
発売日:2008-09-11

いやはや、ステージバック的なS席も味わいが濃い!

  

と、長くなりましたので、今日はここまで。続きはまた後日(おそらく明日)


つづき:09/02/25 MISIA in Sendai (その2)

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宮城県美術館「ライオネル・ファイニンガー展」ほか

2009-02-23 21:29:27 | MISIA

タイトルはですが、MISIAのDISCOTHEQUE ASIAツアーのネタバレが含まれていますのでご注意ください
  

DISCOTHEQUE ASIAツアーの仙台公演の当日、私は一番町で牛タンを飽きる一歩手前まで食べた後、ホテルに向かいました。チェックインの時刻までは3時間近くありましたので、とりあえずホテルに荷物を預かってもらい、身軽な格好で宮城県美術館へ繰りだそうという算段です。ところがラッキーなことに、「お部屋の準備ができております」というので、フライング・チェックインできてしまいました
そこで、部屋に入って、とりあえずトイレ(一応、バスルームのドアが開閉可能であることもチェック)と一服を済ませ、PCをセットして、新幹線から書き込んだブログをチェック&修正(写真がバカでかく表示されていました)。
そして、しっかりとマフラーで身支度して(激しく寒かった…)宮城県美術館へ出発!

  
ホテルから美術館までは徒歩で20分くらいかかる距離ですが、寒いながらも青空が気持ちよかったので、たらたらと歩いて行きました。大橋を渡りながら広瀬川を眺めたり(水が透き通っていてきれい!)しながらね。

美術館近くのバス停の前を通った時、バス停の名前が「二高・宮城県美術館前」であることに、ちょっと違和感を感じつつも、無事に美術館に到着しました(さっき調べてみたところ、99年に美術館のはす向かい&仙台二高の向かいから仙台商業が引っ越して、バス停の名前も「二高・仙商前」から今のに変わったみたいです)。
宮城県美術館のシンボル、ヘンリー・ムーアの彫刻「スピンドル・ピース」が懐かし~い!この美術館に来るのは○○年ぶり2度目です。
  

さて、開催中の企画展「ライオネル・ファイニンガー展」、私、恥ずかしながら、ライオネル・ファイニンガー(1871-1956)という画家を初めて知りました。で、好きになりました

初期の、新聞の連載漫画はともかくとして、彼がヨーロッパに渡ってキュビズムに接した後の作品はグッと来ました。
この展覧会のチラシには、

パリでキュビズムの絵画に出会い、自ら「プリズム・イズム(結晶主義)」と名づけることになる独自の透明なキュビズム的絵画を展開し始めます。「光」に満ちた結晶としての絵画は、晩年に至るまでファイニンガーに特有な芸術世界です。

と書かれていましたが、まさしく、光が、色が、反射する、交差する感じ心地良いのです。
彼の作品を観ていて、MISIAのDISCOTHEQUE ASIAツアーのあるシーンを連想していました。
そのシーンとは、ハウスメドレーの冒頭部分、「銀色の四面体が連なった渦」の中にMISIAが立ってせり上がってくる場面です。
「銀色の四面体を連結した渦」に投げられた照明が、角度を変えて四方八方に反射していく様子が、ファイニンガーの作品群とオーバーラップしてきたのです。この作品(ゲルメローダXIII)なんて、そんな感じがしませんか?

日本では知名度の低い画家ですが、私の頭にはしっかりとin putされました。

  
宮城県美術館では、この「ライオネル・ファイニンガー展」だけでなく、常設展(作品の質はさておき、展示している量はすごい)も、佐藤忠良記念館も、そして屋外展示も楽しめました。
1時間半ほど宮城県美術館を楽しんだ私はバスに乗って、DISCOTHEQUE ASIA出撃の準備を整えるべく、ホテルに戻ったのでありました。

090223_2_4

 

つづき:09/02/24 MISIA in Sendai (その2)

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ブログを始めて1ヶ月経過

2009-02-23 12:40:12 | 日記・エッセイ・コラム

このブログを始めてちょうど1ヶ月経ちました。

  

どうした風の吹き回しか、1日も欠かさずに続いています。
こうして続けてこられたのは皆さんのおかげ・・・なんてことはなくて、他人の目を気にせず、書きたいことを書きなぐっていることが「皆勤」の理由ではなかろうかと思っています。
もちろん、「他人の目は気にせず」ですが、コメントは大歓迎ですので、よろしくです。

  

当分はネタ切れの心配はなく・・・。いや、書きたいネタが(頭の中に)貯まる一方でして、いざという時のために書き貯めたものを「放出」するタイミングを計りかねるくらいです。
それなら「ネタ帖」を作って、それを給食の献立表のように並べておけばよさそうなものですが、あいにくと私、計画を立てるのが大の苦手でして、今後も行き当たりばったりで書いていくつもりです。

問題は「時間」です。これがねぇ~

仮にブログ更新が1~2日途切れることがありましたら、「徒然煙草が珍しくテンパっているんだ」と思ってくださいませ。

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クラプトン&ベックに行ってきました

2009-02-22 21:52:51 | 音楽

エリック・クラプトンとジェフ・ベックのライヴに行ってきました

 

Clapton_and_beck 結論から書きますと、ジェフ・ベックにしびれまくりました!

エリック・クラプトンも良かったですよ。アコギも素晴らしかったし、これぞエレクトリック・ギターのお手本!的な演奏も良かったし、ボーカルも(見た目も)渋いし、「やはりクラプトン、いいなぁ~」と思いました。

ですけど、先にジェフ・ベックのセッションを聴いて、続いてクラプトンのセッションを聴いたあと、二人の(伝説になるであろう)競演を聴くと、私の素直な思いとして、「ジェフ・ベックの方が好き」と言わざるを得ません。

クラプトンが「普通にめちゃくちゃギターがうまい人」、ベックは「なんだ?この人?ギター怪人か?」と思ってしまうのです。

これじゃ意味不明なので、別の言い方をすると、クラプトンにとってのギターがあくまでも楽器であるように感じられる一方、ベックにとってのギターは、欲しいと思う音を作り出すための入力装置じゃないのかな、と感じました。もうちょい言い方を変えると、ギターは「弦を弾いてモノ」というだけではなくて、ギターなる物体をどう扱ってでもいいから欲しい音を出す(叩いたりさすったりしてはいませんが)ことを極めてきたのがベックのように思えます。

自分でも何を書いているのか判らなくなってきましたんで、今日はこの辺で止めておきます(ビールが効いてきた…)。いつか考えを整理して書くかもしれません。

 

今日のライヴ、会場に着くと、もう16:30過ぎ(開演定刻まで30分を切っている)で、コラボ関係のグッズはほとんど売り切れていました

まぁ、2回しかやらないコンサート用に、たっぷりとグッズを用意するのはリスクが大きいですからね。

きょうの「さいアリ」は、400LV無しのコンパクトサイズでした。今朝のスポーツ紙によれば、昨日のライヴは「2万人の観衆」だったそうだけど、どういうこと?と、ちょいとググってみたところ、昨日は400LVも有りの「アリーナ・フル・スケール」だったようです。今日は、ステージの左右を若干回り込むくらいの大角度で座席が設定されていましたので、400LVも埋まれば、あながち「2万人の観衆」も不可能ではなかったかしれません。

私の席は、ほとんどステージを真横から観るような場所でしたが、距離的にはステージに近く、双眼鏡(ライヴに持ち込んだのは久しぶり)を使えばクラプトンのアコギがMartin製であることがロゴで確認できました。

ただ難を言えば、周りの人たちが、かなり「書き割り」状態だったこと。(それでも最後はみんなスタンディング・オベーション

まぁ、私の周りの人たちに限らず、「ライヴをノリで楽しみたい」人は少なく、音楽を鑑賞したいと思ってきた人が多かった印象を受けました。それはそれで悪くはない(気持ちは判る)のですが、正直、お尻が痛くなってしまった…。

 

ライヴは17:10頃に始まり、途中2回の休憩(セット変更)を挟んで、終演は20:10頃。

価格的には安くないチケットでしたが、所要時間もさることながら、内容的にも、価格以上に楽しむことができたライヴでしたよ、ホント。行ってよかったです。

それにしても、ライヴ終演から自宅にたどり着くまで約30分というのは、ありがたい…。

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