新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

きょうは川越で大きな収穫がありました

2013-04-30 20:23:04 | 美術館・博物館・アート

きょうは久しぶりに川越に行ってきました。一昨日、埼玉県立近代美術館に行ったとき、こちらのフライヤーgetしたもので…。

130430_2_01 「ポップアート 1960'→20007s」展@川越市立美術館です
こりゃ、ポップアート好きの私としては行かずにはいられません

ということで、久しぶりに川越に出かけた次第です。

そして、大好きなリキテンスタインの作品を観ることができただけでなく、ヴィック・ムニーズというアーティストを知ることができたという超特大の収穫がありました

しばらく今日のことを書き続けたい ところですが、明日は朝から関西旅行にでかけるもので、ブログよりも旅行の準備をせねばならないわけで…

いつになるか判りませんが、絶対に「ポップアート 1960'→20007s」展のこと、ヴィック・ムニーズのこと、そして久しぶりの川越のことを書きますから、今晩のところはご容赦を

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かなり見落としがあったようで…

2013-04-30 09:50:26 | 美術館・博物館・アート

きのう、4月2日の記事「おわぁ、Misiaさん?!」で書いた埼玉県立近代美術館(MOMAS)の企画展「たまもの 埼玉県立近代美術館大コレクション展」を観てきました。

130430_1_01 「おわぁ、Misiaさん?!」で、

今年度後半(2013/9/2~2014/3/31)工事休館を前に「総棚ざらえ」といったところでしょうか?

と書きましたが、そんな次元のものではなく、凄まじいボリュームと気合いの入り方でした

出品リストだって、企画展の一部になっている常設展「MOMASコレクション」のものを含めて、A4両面で8枚もあります

130430_1_02 近代・現代、日本・西洋、抽象・具象、絵画・写真(フォトグラムを含む)・彫刻・インスタレーションと多岐にわたるMOMASのコレクションがドサッと展示されるわけですから、音楽に例えれば、下手をすれば、できの悪いベストアルバムコンピレーションアルバム歌番組みたいに統一感のないごった煮になってしまうのですが(自治体運営の美術館の常設展にありがち)、「たまもの 埼玉県立近代美術館大コレクション展」は、テーマごとに様々なジャンルの作品が共存して、ピシリと見事なまとまりを見せていました

きっと、学芸員さんたちが、時間をかけて議論を重ねて、この企画展を作り上げたのだろうなと思います。

   

ここで、いつもならば「お持ち帰りしたい作品」を選び出すところですが、私にとってMOMASは20年近く通い続けている美術館ですから、MOMASのコレクションは既に「私のもの」になっている気分
いまさら「お持ち帰りしたい作品」を選び出すのはヤボってもんです(意味不明…)。

130430_1_03 でも、会場のあちこちに何気なく登場する木村直道大好き)の作品に出会うたびに、萌え上がりまくりでした

例えば右に載せた「ニルヴァーナ(仏像)」なんぞ、もう最高
スコップ、2本のフォーク、そして数本のスプーンが、光背を背にして蓮華座に座り、施無畏・与願印を結ぶ仏様に見えてくるのですから、さすがは木村直道

木村直道の作品は、会場のあちこちに配されていていて、それを探しながら会場を巡るのはこの展覧会の一つの楽しみ方だと思います。

そんな中、「犀」が展示されている場所が秀逸でした。

ヒントはこちら

130430_1_06MOMASに何度か行った人にしかヒントにならないと思いますが…

で、ちょっとショックなことが…。

会場ではワークシートが配布されています。

130430_1_07 「いくつの問題、解けるかな?」と載っている設問の最後は木村直道の「サカリのついた猫」について、「この作品は館内のどこかに隠れています。探しましょう。見つけられるかな?」というものなんですが、「サカリのついた猫」、見かけなかった…

130430_1_08 ワークシート裏面の「答え」を見ると、、、、えぇ~ まさか、あそこあれ(こちらは観た)以外の展示があったなんて

見落としました…

さらに、出品リストを見ると、最後のシートに、

31. ハイド・アンド・シーク(美術館のかくれんぼ)

というのがあって、私は、そこに載せられている作品の半分以上を見逃していました
昨日の私、午後から野暮用があって、あまり時間の余裕がなかったのですが、それにしても見落としが多すぎます
もう1回でも2回でも「たまもの 埼玉県立近代美術館大コレクション展」を観なければ気が済みません

昨日の見聞記はまだまだつづきますが、それはリターン・マッチを済ませてからにしましょう。会期末の5月19日(日)までまだ時間がありますから。

これから「たまもの 埼玉県立近代美術館大コレクション展」を観に行こうと思っている方にアドバイスです。
会場は1階の常設展示室と2階の企画展示室だけではありません地下から3階までくまなく歩き回りましょう。
そして、帰る前に、出品リストを見て、見落としがないかどうか確認されることをお勧めします

取り急ぎ、質、量、コストパフォーマンス(観覧料は一般:800円)の三拍子が揃い、そして遊び心に溢れた良い展覧会ですぞ と結論めいたことを書き置いて、「たまもの 埼玉県立近代美術館大コレクション展」見聞記の初回はここまで

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昨夜は約3ヶ月ぶりの映画鑑賞

2013-04-29 19:18:12 | タウンウオッチング

昨夜、久しぶりに映画を観てきました。
タワーレコード「閉店コール by MISIA」を聞きがてら「ストロベリーナイト」を観に行って以来(記事はこちら)ですから、約3ヶ月ぶり。例によってレイトショーです。

私がレイトショーを観に行くときは、所要時間・快適性・コストすべてにおいて電車に勝るクルマを使っていまして、浦和駅界隈のルートは下図のとおりです。

130429_1_01

赤い線が往路、青い線が復路を示しています。
しばらく前から浦和駅南側のアンダーパス付近では道路工事(をつけた辺り)が行われていまして、約3ヶ月前は、帰るときに「いつもの復路」通行止めになっていて迂回を余儀なくされたのですが、昨夜は「往路」が変貌を遂げていました
以前は、こんな普通に左折できる交差点だったのに、

130429_1_02

「シケイン」がつくられて、こんな風になっていました

130429_1_03

浦和駅の高架化&湘南新宿ライン用ホーム新設の関連工事の結果かと思いますが、意表を突いたコース変更、しかも、かなり狭い道路ですので、ちょっと驚きました。

そういえば、湘南新宿ラインが浦和駅に停まるようになってから、私、浦和駅を使ってないな…。

   

さて、昨夜観てきた映画はこちら

130429_1_04

「藁の楯」です。

一つ前に観た「ストロベリーナイト」に引き続き警察官が主人公が主役のサスペンスで、しかも大沢たかおがフィーチャーされていますが、さほど意味はありません。
時間が空いていたし、予告編を観てそそられたもので…

ね、面白そうでしょ

あらすじは、公式サイトでご覧いただければよいのだけれど、Wikipediaに超簡潔なあらすじが載っていましたので、こちらを転記しましょう。

「この男を殺して下さい。名前・清丸国秀。お礼として10億円お支払いします。」という衝撃的な広告が全国の主要な新聞に一斉に掲載された。
掲載主は政財界の大物・蜷川で、自分の愛しい孫娘を殺した清丸の首に懸賞金をかけたのだ。
これに恐れをなした清丸は逃亡先の福岡で自首、警視庁は彼の身柄を48時間以内に東京に護送すべく、銘苅・白岩など5人の精鋭を護衛に付け、護送を開始する。
しかし、清丸への憎悪と懸賞金に目がくらんだ一般市民だけでなく、警察官・機動隊員までもが護送を妨害しようとする。

このあらすじをちょっと補足すると、「銘苅・白岩など5人の精鋭」というのが、通常は要人の警備にあたる警視庁警備部警備課(SPですな)の銘苅警部補(大沢たかお)白岩巡査部長(松嶋菜々子)、容疑者・犯人の護送ならこちらの仕事っぽい警視庁刑事部捜査一課の奥村警部補(岸谷五朗)神箸巡査部長(永山絢斗)、そして、容疑者の身柄を確保した福岡県警捜査一課から関谷巡査部長(伊武雅刀)の5人です。

で、とても面白い作品でした

清丸(藤原竜也)を殺そうと次から次へと様々な方法で襲ってくる一般人・ヤクザ・警察官、護送する5人のうちの誰かが蜷川(山崎努)情報を流しているという事実、「人間のクズ」としか表現のしようのない清丸への憎しみとそんな清丸を命を賭けて守らなければならない不条理、金の力で一般人・ヤクザ・警察官を清丸殺害に駆り立てる蜷川への怒り、、、もし自分が銘苅警部補の立場だったらどうするだろうか…

このストーリーっつうかプロット、相当に良くできていると思います。こちらで書いた「新幹線大爆破」のように海外でリメイクされる可能性が高そうな気がします。

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発売日:2002-07-21

そうそう、「新聞広告をきっかけに、お金目当ての人々が殺到する」というのは、なんとなく「キートンのセブン・チャンス」と相通ずるものがあるような気がして…。作品のジャンルは天と地ほど違うんですが…(もっとも、「『キートンのセブン・チャンス』はアクション映画だという見方もあるようです)

130429_1_05

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話を「藁の楯」に戻すと、出演者が良かった

大沢たかおは急速に俳優としての存在感が高まっているし、松嶋菜々子はスッピンでもやはり素敵だし、岸谷五朗は相変わらずうまいし、永山絢斗「お近づきになりたくない」と思うようなイヤな性格(何度「何様と思ったことか…)を醸し出していたし、そして、藤原竜也 ホント、「人間のクズ」、いや、「もはや人間とは呼べない得体の知れない怪物を見事に演じていました

「なぜにタイムリミット48時間なのか」「某関係者と出会うのは偶然にしてはデキすぎ」とか気になる点もありましたが、お薦めの作品であることは確かです。

ただ、ラストに流れる主題歌氷室京介「NORTH OF EDEN」は、ぜんぜんダメ

まったく映画合っていないどころか、余韻を完全に消してしまいます
なんでこの曲を主題歌に選んでしまったんだろ…

第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に公式出品するそうですが、それならば、主題歌は差し替えた方がよろしいかとさえ思います。

ホント、残念だなぁ…

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横浜に行ってきました(ネタバレあり)

2013-04-27 23:53:40 | MISIA

横浜に行ってきました。
目的はこちら

130427_1_02

ではなく、もちろん、「MISIA 星空のライヴVII -15th Celebration-」横浜公演です

今夜のライヴのことを書く前に、久しぶりに中華街をぶらついたので、そちらの写真を載せておきます。
まずは、横浜中華街のシンボルともいうべき関帝廟から。

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相変わらず凄い意匠です。ブログに載せるためにサイズを小さくすると、ウルウルになってしまうほど、情報量の多い建物です。
この屋根の伸び上がるような形といい、色彩といい、やはり独特ですなぁ。

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建物だけではなく、獅子も独特、っつうか、中国(本土&台湾)でも、こんなにカラフルな獅子を見たことはありません

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きょうは時間に余裕があったので、遅い昼食を摂った後、媽祖廟(天后宮)にも行ってみました。
こちらは関帝廟に輪をかけて派手。最近(2006年)建てられたということもあるのでしょうけれど…。

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130427_1_07 仙台の三瀧山不動院の入口を彷彿とさせるような台北の天后宮とは随分と様相が違っていて、相当に立派でした。

東急・東横線東京メトロ・副都心線との直通運転が始まって以降、横浜中華街にやって来る人が増えているそうで、きょうも、大勢の人が押しかけていました。
大変に結構なことと思います。
ただ、前に訪問した時と比べて、「注文し放題バイキング」をやっている店がとても多いこと、メニューを覗くとなんとなくお値段が安くなったような気がしないわけでもないのですが…。

   

さて、本題に入りましょうか。
今宵のMISIA、いつもよりもMCが少なめで、ひたすら歌いまくっていた感じでした。
そして、そんなMISIAの「熱さ」に呼応して、会場内は大盛り上がりで、拍手が大きくて、そして長い

大変に良いライヴだったと思います。

そしてそして、一つ前の、大阪2days鈴木明男ちゃんが参加したという情報から、密かに期待していたら、ホントに今日も明男ちゃんが参加してくれました

改めて、「やっぱり『星空のライヴ』には明男ちゃんだよなぁ~」とつくづく思いました。

と、ここで、今夜までのセットリストを載せましょう。クリックするとPDFが開くはずです。

130427_1_08

「MISIA 星空のライヴVII -15th Celebration-」がスタートして19公演目にして、気になる変更が入りました。

これまで欠かさずセットリストに入っていた「星の銀貨」が抜けて、代わりに「陽のあたる場所」が加わったのです。

「星の銀貨」は、「MISIA 星空のライヴ」シリーズのテーマソング的な曲だったはずで、「★VII」「星の銀貨」は私にとってかなりツボに入るアレンジだったんですけどねぇ…

明男ちゃんの参加と、このセットリスト「横浜スペシャルだったのか、この後の「★VII」はずっとこうなのか、ちょいとばかり気になるところではあります。

上の方に「いつもよりもMCが少なめ」と書きましたが、それでも、かなり重要なことが語られていました。
ざっと並べると、、、

NEW ALBUMを出そうと思っている
新曲を2曲、「絶賛レコーディング中
「初めてのこと」を計画中

 

といった内容でした。
この中で、私が一番気になるのは
「初めてのこと」って、何でしょうかねぇ… ホント、気になります。

なんだか、「気になる」話の多いライヴだったような記事になっていますけれど、ライヴそのものは、ホント、良いライヴでした。素敵でした 心ときめきました

やはり、MISIAはMISIAだよなぁ~、至宝だよなぁ~、とつくづく思いましたデス

   

最後に、私が会場に入る前に撮った写真を2枚、載せておきます。

まず、ツアートラック

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ダッシュボードの上にズラリとぬいぐるみが並んでいまして、くまモンキティちゃんなんかに混じって、、っつうか、メロンパンダがたくさんいらっしゃいます

どんなドライバーさんが運転しているトラックなのでしょうか? またまた「気になる」が増えてしまいます

もう一枚は、今夜の会場だった神奈川県民ホール

130427_1_10

あちこちでタイル欠損しています

ちゃんとメンテしてるのでしょうか

余計な心配かもしれませんが、落っこちてきたタイルが通行人を直撃したりしないのでしょうかねぇ…

【どうでもよい追記】神奈川県民ホールのHPにこれまた「気になる」ロゴを発見しました。

130427_1_11

神奈川県が推進する「いのち輝くマグネット神奈川(磁力のように人を引き付ける魅力をもった神奈川を目指す)」の中で、新たに立ち上がる試みが「マグネット・カルチャー(略してマグカル)」。
神奈川の文化そのものがマグネットとなって、人を引き付け、街に魅力と賑わいをもたらすことを目指します。

 

というプロジェクト(大変に結構なプロジェクト)のロゴなのだそうですけど、なんとなくイメージがこちらと似ていませんか?

130427_1_12_2

ホントにどうでもよい追記で申しわけございませぬ

(2013/04/28 10:49)

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やはりプライス・コレクションは凄かった(その4)

2013-04-26 18:56:09 | 美術館・博物館・アート

「やはりプライス・コレクションは凄かった(その3)」のつづきです。

「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展を特集した先週のNHK日曜美術館「東北に届け 生命の美 ~アメリカ人コレクター 復興への願い~」で、キャスターの井浦新さんが、「イチオシの作品」として選んだのは、こちらの作品でした。

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葛蛇玉(かつ じゃぎょく)「雪中松に兎・梅に鴉図屏風(雪の夜の白いウサギと黒いカラス)」です。

私にとっても、この作品は衝撃的でした。
2011年9月に放送されたNHK「極上 美の饗宴」「シリーズ アメリカ・秘蔵の江戸絵画」で、この作品も紹介されていたので、初めてその存在を知った作品ではありませんしたが(で拝見するのはもちろん初めて)、TVやネットで観た印象とは桁違いの迫力と立体感に満ちた作品でした。闇に浮かぶ、雪にはしゃぐウサギとそれこそ闇夜のカラス(全然写実的でない)、そして、画面全面に吹き付けられ、垂らし落とされた胡粉圧倒的なダイナミズムで迫ってきます

この作品の凄みは、図録では伝えきれない気がします。仙台での展示は4月7日で終了してしまっているのが残念 盛岡や福島でも展示されると思いますので、出かける時にはご確認ください。

NHK「極上 美の饗宴」「シリーズ アメリカ・秘蔵の江戸絵画」では、40年以上前、プライスさんが京都の古美術店からこの絵を購入した時のエピソードが紹介されていました。

店の主人から、「蛇玉という絵師はまったく聞いたことがない」と言われたにもかかわらず、プライスさんは、「いい絵だ」と言って買っていった由。
当代のご主人が登場して、こんなことを話されていました。

蛇玉なんて、まったく判っていませんから、あれは恐らく「蛇玉」というものではなく、判らない誰かの作品、変わった作品、異色作ですよね、つまり。絶対、(高い)値段がつかなかったと思いますねぇ。まして、あの色彩ですしね。

凄いですなぁ。

「凄い」ついでに、葛蛇玉の作品で存在が確認されているのは、たった5~6点しかないのだそうで、そのうち「雪中松に兎・梅に鴉図屏風」「蘭石鸚鵡図(岩の上のオウム)」の2点がプライスさんのコレクションだというのですから、言葉を失ってしまいます。
プライスさんは、ホントに自分の眼を信じてコレクションを作ってきたんですなぁ。

「判らない誰かの作品」と言えば、これもまたNHK「極上 美の饗宴」「シリーズ アメリカ・秘蔵の江戸絵画」NHK日曜美術館「東北に届け 生命の美 ~アメリカ人コレクター 復興への願い~」での両方で紹介されていた「簗図屏風」こそ、作者不詳の名品です。

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どちらの番組でも、この作品を薄暗い中で鑑賞するシーンが出てきます。
あぁ、私もあんな風に、様々な方法で鑑賞したいなぁ。
そのためには、自分のものにしなければならないっつうことなんでしょうねぇ…

   

さて、Blu-rayディスクに落としてから何度観たか数知れないNHK「極上 美の饗宴」「シリーズ アメリカ・秘蔵の江戸絵画」、登場した名品の数々を、こんな風にまとめて生で拝見する機会がこれほど早くやって来るとは思いもよりませんでした(きっかけがあの3・11だったことは辛い話ですが…)。

130426_2_07こちらの伊藤若冲「雪芦鴛鴦図(雪のつもったアシとオシドリ)」では、水中に突っ込んだメスの鼻先(かすかに彩色されているらしい)をじっくりと眺めたり

 

130426_2_08
「その2」で紹介した伊藤若冲「群鶴図(よりそうツル)」では、ツルのくちばしの内側のギザギザに注目したり、

130426_2_09と、楽しいのなんのって

さらに、私がを観たときは、「国内賛助出品」の一つとして、MIHO MUSEUM所蔵の伊藤若冲「象と鯨図屏風(ゾウとクジラの呼び交わし)」が展示されていました。

130426_2_02

極彩色細密描写で知られる伊藤若冲の別の側面が楽しめるゆるぅ~い作品です。
でも、図録にはこんな解説が載っています。

この屏風に描かれたのと同じような場面を、動物行動学者のライアル・ワトソンが、遺著となった「エレファントム」で紹介しています。群れが絶滅して最後の一頭になった雌ゾウが、海辺の崖の上に出てきて、岸辺に寄ってきた巨大な雌のクジラと、人間には聞こえない低周波音で呼び交わし合っている…、それは「種の終わりを目前に控えた生き残り同士」の応答だったのです。

これを読んで、もう一度この作品を観ると、確かに、もの悲しい…。

一方、「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展の目玉というか、「被災地の人たちにこの作品を観てもらいたい」プライス夫妻が考えてこの展覧会の開催に至ったという伊藤若冲「鳥獣花木図屏風(花も木も動物もみんな生きている)」は、生命感に満ちています

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「生物多様性」というか、「ノアの方舟」というか、悲しみが癒えて、涅槃以来の再開を果たした鳥獣花木たちというか、COOL JAPANの奔りというか…。

まさに眼福

130426_2_11そうそう、「涅槃」といえば、福島展@福島県立美術館(7月27日~9月23日)では、京都国立博物館所蔵の伊藤若冲「果蔬涅槃図」が出品されるようです。
「野菜のプロ」だった若冲京都・錦小路の青物問屋「桝源」の跡取り息子)が描く野菜見ものですぞ、K.I.T(私は未見です

まだまだ紹介し尽くせないのではありますが、こちらの作品を最後に「やはりプライス・コレクションは凄かった」シリーズを終えたいと思います。

130426_2_12竹田春信「達磨遊女異装図(<だるま>さんと<ゆうじょ>が着物をとりかえっこ)」なんですが、このダルマさん、なんとなくこの方と似ていませんか?

これにて全巻のお終い、、、と思ったら、あの作品を忘れていたことに気づきました

そう、3月24日の記事「きのう驚いたこと(ネタバレあり)」で、「MISIA 星空のライヴVII -15th Celevration-」東京公演にゲスト出演した鈴木明男ちゃん存在感を表現するのに登場いただいた、伊藤若冲「紫陽花双鶏図(アジサイの花と二羽のニワトリ)」です

130426_2_13なんと格好良い作品なのでしょうか

かさばることを覚悟の上で、この作品のポスターを買ってしまいました

130426_2_14 いや、ホント、盛岡福島に、この展覧会をもう一度観るためだけに出かけてみようかと真剣に考えています。

それほど素晴らしく、楽しい展覧会でした。

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一足お先にGWに突入

2013-04-26 10:33:02 | 旅行記

私は今日から11日間ゴールデン・ウィーク(GW)に突入です

これだけまとまった休暇なんてそうそうあるものではないのですが、今年は2月以降、なんだかんだと色々あって、プランづくりに完全に出遅れてしまいました
去年のGWは、熟慮を重ねて沖縄旅行(記事はこちら)を組み立てたんですけどねぇ…

さて、どうしようかと考えていたとき、東京国立博物館(東博)本館平成館をつなぐ「渡り廊下」で、こちらのポスターを見かけました。

130426_1_01 「興福寺国宝特別公開2013」ということで、

2013年、南円堂が創建1200年の節目の年を迎えることを記念し、北円堂とあわせて特別公開いたします。

だそうな

おぉ、これはこれは
唐破風が苦手な私にとって、建物としての南円堂はあまり魅力的な存在ではありませんが、

130426_1_02

内部を拝観できるとなれば、話は別です
加えて、北円堂も一緒に拝観できるなんて
ここ数年来、1年に一度は興福寺を訪れている私ですが、あいにく、運慶工房渾身の傑作と称される「無著・世親立像」を拝見したことがないのですよ

前回の興福寺訪問(記事はこちら)から1年以上経ってしまっていることですし、これは行くしかないだろ

ということで、今年のGWのメインイベントは「関西旅行」に決めました。

奈良国立博物館で特別展「當麻寺 -極楽浄土へのあこがれ-」を観た後(もちろん東博のパスポートを使います)、當麻寺に足を伸ばすのも良いかも(スタンプラリーを実施中)…

また、もう8年もご無沙汰している京都国立博物館特別展「狩野山楽・山雪」を開催中。こちらも東博のパスポートを使えます)や、一度は行きたいと思ってきた清水三年坂美術館にも行ってみようかな…

こうと決まったら、まずは大阪のホテルを探すと、奈良まで足を伸ばすのに便利な天王寺界隈のホテルを予約(2泊)できました さらに、京都のホテルを探すと…、全然無い
もっとも、素泊まりで2~3万円もするホテルならいくつかプランが見つかったのですが、まさかねぇ~

一旦は、京都は3日目の帰りの新幹線の出発時間までの数時間を過ごすことにして、新幹線のチケットを予約しました。

でも、3日目の朝、大阪・天王寺のホテルを出発して京都に行き、夕方までの数時間京都を歩き回るなんて、慌ただし過ぎますし、せっかくの長期休みがもったいない…

ダメモトで、数日おいて、もう一度、京都のホテルを探したところ、私の感覚では値頃感の倍のお値段ながら、ホテルを見つけました

そして、しばし思案の後、えいやっ申し込みボタンをクリック

こんな経緯を経て、今年は、3泊4日関西旅行を決行することにしました。

まだまだプランを詰めなければなりませんが、とりあえず骨格はできあがりました。

どんな「オプショナル・ツアー」(?)が加わるのでしょうか

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私としたことが…

2013-04-22 22:27:15 | MISIA

130422_1_01 ふと、「『MISIA Candle Night Fes.』CLUB MSAチケット抽選先行予約って、いつなんだっけ…」と思いました。


そして、「Club MSA Members Lounge」を見ると、、、


【エントリー受付および当落確認・当選チケット引取期間】
■レジェンド会員
エントリー受付:4月17日(水)13:00~4月21日(日)23:59
当落確認・当選チケット引取:4月24日(水)15:00~4月28日(日)23:00


ありゃ? もしかして終わってる?


がぁ~~ん
なんという失態


予約し損ないました


改めて、CLUB MSAからのメールをチェックすると、


130422_1_02


ちゃんと先週火曜日「レジェンド会員の方は、明日4/17(水)13:00より、ゴールド会員の方は、明後日4/18(木)13:00より、先行エントリー受付が開始となります。」というメールが届いているではありませんか


完全に読み飛ばしていました…


まいったなぁ… 一般発売に賭けるか…と気を取り直したとき、「リズモバの先行予約は?」と思い出しました


さっそくリズモバのサイトを見ると、


リズモバ先行:5/1(水)~5/6(月)


ですって
おぉ、まだ間に合う


こちらに賭けます

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ツキがやって来たみたいです!

2013-04-21 18:39:40 | MISIA

こちらで書いたように「昼食がてら、『MISIA 星空のライヴVII -15th Celebration-』後半戦のチケットを発券」するべく、外出すると、近所でマーガレットが咲きかけていました。


130421_2_01


満開のマーガレットもかわいらしいですけど、咲きかけのマーガレットもまたオツなものでございます。
それにしても、マーガレットが咲くのをやめたくなるような寒さでございましたなぁ。


   


130421_2_03 「MISIA 星空のライヴVII -15th Celebration-」の後半戦は、3公演に遠征する予定なんですが、きょう発券した3公演とも、座席3~5列目


今年初めてやった競馬大当たりだったし、ツキが廻ってきたようです。


130421_2_02
気がつけば来週末から
ゴールデンウィークに突入することですし、しばらく「ツキ」様には私の「そばに~いてぇ~もらいたいものです。

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やはりプライス・コレクションは凄かった(その3)

2013-04-21 12:51:00 | 美術館・博物館・アート

「やはりプライス・コレクションは凄かった(その2)」のつづきは、丸ごとすべて「お持ち帰り」したいと思うほどの傑作揃い「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展から、特に印象的だった作品をご紹介します。

130421_1_01

 

まず、最初の展示作品から圧倒されました。

 

130421_1_03

大きな屏風から、さらにはみ出す巨大な黒牛と白象、黒牛に寄り添う白い子犬と白象の背中に乗っかる二羽のカラス白と黒大と小の対比が圧倒的な迫力を持ってガラスケースの中から発散する長沢芦雪「白象黒牛図屏風(白いゾウ黒いウシ)」[( )内はこの展覧会のための子ども向けタイトルです]。
そして、この隣りに展示されているのは、「その2」で紹介した鈴木其一の「群鶴図屏風(ツルの行列)」なのですから、初っぱなからやられっ放しでした。

始めからこれって、いったいどうなるんだろ…

本編に入っても、「プライスさん好み」の作品が、さほど広くない会場にギッシリと並んでいます。
様々な絵師の作品が展示されているのに、公設美術館の常設展でよく感じられる散漫さは全くなく、一本、筋が通った展示になっているのは、稀代のコレクター、ジョープライスさんが、自らの目で選んで購入した作品だからなのでしょう。
図録に載っている悦子・プライスさんの発言によると、ジョーさんが絵を買うときには、

はじめ15分ぐらい遠くから見ています。遠くから見ていてある程度の印象を受けます。ゆっくり近づいていって、近づくたびに絵が悪くなるのは絶対偽物だと言います。近づくたびによくなって、これはほしいと思うのは、絶対オリジナルのいいペインティングだというのを、自分の経験で覚えたみたいです。それをずっとやっています。そして1時間ぐらい後に、「誰が描いたの?」とポツッと聞くだけです。だからもともと名前では買ってないです。今でもそうです。

なのだそうで、コレクションの中心が江戸絵画になっていることについては、

好きで買っていた作家の名前が6人ぐらいでした。テイストが同じなのです。だから自然にそうなったと言った方がいいのではないですか。(中略)
好きなものを買っているうちに、それがみんな江戸だったということです。

とか。
なるほどねぇ~。
プライス・コレクションで目立つのは、既出の伊藤若冲長沢芦雪鈴木其一の他、酒井抱一曽我蕭白川鍋暁斎といった辺りでしょうか。
悦子・プライスさんの言う「好きで買っていた作家の名前が6人ぐらい」が、この6人を指すのかどうか判りませんが、私も彼らの作品はお好みです(蕭白はそれほどでもないけれど…)。

酒井抱一「十二か月花鳥図(十二か月の花々と鳥たち)」は、ホント、ステキでした

130421_1_04

2年前に千葉市美術館「帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ ギッター・コレクション展」を観た時に、酒井抱一「朝陽に四季草花図」を実家の床の間(今の家には床の間がない)に飾りたいという妄想を抱いたものですが(記事はこちら)、この「十二か月花鳥図(十二か月の花々と鳥たち)」も自宅の床の間(があれば)に飾りたいと思いました(思うだけですが…

   

「その1」でクイズを2問、出題したのですが、実は、もう1問準備しかけていました。
せっかくですから、ここで問題と解答を並べて載せておきます。

130421_1_02この作品は、伊藤若冲「伏見人形図(伏見でつくられたお人形)」
伏見稲荷の土産物の土人形を描いた作品で、解説によると、

京都では、無病息災などを祈って毎年一体ずつ買い足して、それを7年間続ける風習があります。そうすると、この絵は7体そろったところでしょうか。

だそうですが、この作品を観て思い出したのが、「帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ ギッター・コレクション展」での人気作品(私の記事へのアクセス状況からそんな気がします)のこちら

130421_1_05中原南天棒「托鉢僧行列図」です。

なんとなくモチーフが似ていませんか?

中原南天棒は幕末~大正期の禅僧ですが、若冲の「伏見人形図」を意識したものなのか、たまたまこうなったのかよく判りません。

   

私の乏しい美術体験の中で、今回初めて知った美術用語に「描表装(かきびょうそう)」というものがあります。
図録を引用しますと、

表装には無地または美しい文様のある絹織物などの裂(きれ)が用いられます。しかし表装で飾られるはずの絵の周囲にまで絵師がいろいろと描き加えることもあり、これを、描かれた表装=「描表装」と呼びます。

だそうで、こちらの作品がそうです。

130421_1_06鈴木守一「秋草図(秋の草花)」です。
葡萄が表装部分にまで蔓を伸ばしているなんて、まるで騙し絵のようです。しかも、風袋(表装上部に垂れている2本のリボンのようなもの)の間にはアゲハチョウが飛んでいます。
なんとも楽しゅうございます。

一方、こちらの作品呉春松村景文「柳下幽霊図(ヤナギの下のゆうれい)」は、

130421_1_07「柳下幽霊図」というタイトルだというのに、本体の背景は無地で、表装に描かれています。
しかも、幽霊呉春が描き、は呉春の弟子であり異母弟の松村景文が描いているという異色の作品です。

   

なかなかはかどりませんなぁ…

ここで昼食がてら、「MISIA 星空のライヴVII -15th Celebration-」後半戦のチケットを発券してきますので、「その3」はこれまでといたします。

つづき:2013/04/26 やはりプライス・コレクションは凄かった(その4)

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やはりプライス・コレクションは凄かった(その2)

2013-04-20 21:05:37 | 美術館・博物館・アート

ここしばらく、「公私ともに多忙で、なかなかブログを更新することができませんでしたが、そろそろ4月10日の記事「やはりプライス・コレクションは凄かった(その1)」のつづきを書かねば とちょいと焦り気味で、「その2」を書きます。
これというのも、あす(4月21日)のNHK 日曜美術館は、「東北に届け 生命の美 ~アメリカ人コレクター 復興への願い~」と題して、「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展を取り上げるらしいので、この番組を観る前に自分なりに振り返っておこうという次第です。

   

130420_1_02 さて、「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展、観てから早くも2週間経ってしまいましたが、今思い出しても、身震いするほど、凄い展覧会でした。

あれだけの質と量のコレクションを、じっくりと間近に、そして、人混みに揉まれることなく(さらに書け観覧料割引込みで700円)観ることができたなんて、ほんとに贅沢なひとときでした。
始めから最後まで、私は終始ニコニコしていたと思います。

Web上では、『若冲が来てくれました』というタイトルの割には若冲以外の作品が多かった」という感想も見かけますが、私としては、名前を初めて聞く作者の作品や、無銘の作品も含めて、出品作品のどれもが素晴らしく、そして、楽しく、大々満足

本気で、この展覧会だけを目的に、盛岡(5/18-7/15)福島(7/27-9/23)に出かけようかとおもっているほどです

   

ところで、仙台遠征(4/6-7)前、「若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」展の図録は、珍しいことにamazonでも買えると聞き、さっそくオーダーしました。

若冲が来てくれました‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命 若冲が来てくれました
  ‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命

価格:¥ 2,625(税込)
発売日:2013-03-01

だいたい、図録というものは大きくて重いもの。東京都内さいたま市内の美術館・博物館で図録を買っても、帰りにその重さにうんざりすることが少ないのですよ。

それが、ネット通販で買えるとなれば、今回は旅行中に展覧会を観に行くわけですから、こりゃ幸い とばかりに、仙台遠征まで1ヶ月もあるというのに、3月初旬にオーダーしたんですが、、、、、その時点では

一時的に在庫切れ;入荷時期は未定です

でした。そして、3月末になって届いたメールによると、

130420_1_03

「お届け予定日」は、

2013-04-15 - 2013-04-30

だとか…。
現物を拝見する前に図録を観るのはいかがなものかと思ってはいましたけれど、まさか、こんなに遅くなるとは、これまた別の意味で「いかがなものか」です。

それでも、この図録今週火曜日に、無事に届きました

会場の仙台市博物館で買えば2,500円(税込)だったのに対して、私が選んだamazonルートでは、1週間以上も間が開いた上に、2,625円(税込)とチト高い…
この「間(ま)」と価格差と、図録大きさと重さとをにかけたらどうなんでしょうねぇ…

その辺りは、個人差が大きいでしょうから、これ以上の追究はやめておきましょう。

ただ、この図録「買いと断言します

   

そういえば、「その1」で出題していたクイズ正解を…。

まず、の答はこちらです。

130420_1_04c

鈴木其一「群鶴図屏風」

左隻に8羽、右隻に10羽の鶴が配されていて、合計18羽の鶴が、微妙に違ったポーズをとっています。
その鶴の様々なポーズと配置、そして、少ない色数ながら、配色の妙で、心地良いリズムが伝わってきます。

も、鶴の絵でして、答はこちら

130420_1_05_2 伊藤若冲「群鶴図」

なにもここまで密集しなくてもよさそうなものなのに…、と思いつつも、鶴たちの首の曲げ方が、好き勝手そうに見えて、これまた流れというか、ダイナミックさが伝わってきて、若冲さんの美的センスの鋭さが、遊び心と共に縦長の画面に満ちている気がします。

   

なかなかはかどりません…

「その1」で、

どこから書き始めたらよいのか、かなり迷ってしまいました。

と書いたとおりで、あいかわらず混乱がつづいているのです。
夕方から飲み始めたビールがかなり効いてきていることもあり、今夜はこの辺で…

つづき:2013/04/21 やはりプライス・コレクションは凄かった(その3)

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