新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

ちょっと筋肉痛。そのわけは…(その1)

2009-09-21 13:24:51 | 日記・エッセイ・コラム

私が最初にPCを買ったのは95年9月のこと。95年といえば、Windows 95が発売されて、それまで業務用か数寄者だけのものと考えられていたPCが、一挙に大衆に広まっていったエポック・メイキングな年です。が、私が買ったPCは、その一世代前のWin 3.1版(何せWin95の発売前)で、無料グレードアップキャンペーン対象品だったように記憶しています。

090921_1_1 私がPCを購入したきっかけは、仕事を家に持ち帰ってやるためでもなく、そろそろ世の中の関心を集めてきたインターネットをやるためでもなく競馬のためでした。

2年ほど前に申し込みしながら落選を続けていた「PAT方式電話投票」が、ようやく当たったのですよ。
それまで、通勤定期でWINS後楽園に行って100円単位で馬券を買えたといっても、大レースになるとWINSは凄い混雑だし、何より往復するだけで2時間弱もかかってしまうのが難点でした。
そこで、既に権利を持って行使していた友人に習って、PATを申し込んだ次第。ところが、当たらない。年に2~3回の抽選(JRAは設備の増強投資をケチったのか、じわじわと会員を増やしていった)がある度にがっかり

そして苦節2年のがっかりの後、95年夏、ついにJRAから朗報を受け取ったのでした。

090921_1_2 当時、PATを利用する手段としては、①ファミコン、②ホームマスター、③PC、④ディスプレイホンの4通りありました。いずれも電話回線でJRAのコンピュータと接続します。それにしても、「時の流れ」を感じます。ホームマスター(TVの文字放送を利用する端末らしい)とかディスプレイホン(液晶ディスプレイを装備した電話機で、i-modeの固定端末版的な使い方ができました)なんて、知っている人がどれだけいるんでしょ。ファミコンにしたって、初代のやつですよ。

私はファミコンを持っていましたので、追加投資が最も少なくて済む①ファミコン方式(通信ユニットを買う必要がありました)にしようと考えました。ところが、職場の先輩(競馬ファン)曰く、「今どき、ファミコンはないだろ。PCを買えば?」。

私も、ちょっと(ほんのちょっとだけ)は①ファミコン方式③PC方式かと悩んだ経緯もあって、あっさりと先輩のご託宣にしたがって、マイPCデビューを果たしたという次第です。

   

そして、秋葉原に出かけて、何店か回り、富士通のノートPCを購入(機種を調べてみましたが発見できず Intel i486搭載で、富士通らしくアプリ満載のモデルでした)。併せて、カードモデムも買いました(PCにモデムが標準搭載されるようになるのはもっと後のこと)。が、プリンターは買いませんでした

当時、「PCを買ったからプリンターも」という感覚がまったくありませんでした。そもそもPCを買ったのは馬券を買うためでしたし、その頃、文書の印刷やビデオテープのラベル作成は、もっぱらワープロ専用機「文豪」(NEC製)で済ませていましたので、PCから印刷する必要性が感じられなかったのです。

090921_1_3

   

それでも、PCを使い込んでいくうち、それまでワープロ専用機で済ませていた作業をPCでやるようになり(当然ながら圧倒的にPCの方が便利)、それと共に、プリンターが欲しくなってきました。

090921_1_4そうして、初めてプリンターを購入したのは、96年5月のことでした。今にして思えば、半年以上もプリンター無しで過ごしていたなんて、ちょっと驚きです。

で、最初に買ったプリンターはEPSONのMJ-800C、お値段は39,964円也(消費税3%込み)でした。

何の変哲もない、A4サイズ以下対応のインクジェット・カラープリンターですが、このお値段はちょっと…です。プリンター無しで半年以上PCを使い続けた気持ちが蘇ってくるようですな。

   

090921_1_5 MJ-800Cは、大過なく、5年弱にわたる活躍の後、引退。後を引き継いで2001年2月にデビュー(?)したのは、同じくEPSONのPM-900Cでした。
お値段は、何と、49,800円也(消費税5%込み)
高いです。現在の相場からすれば、信じられないほど高いです。
どうしてこんなに高かったのでしょうか? プリンター専用機ですよ。A4以下のサイズにしか印刷できないんですよ。

この機種は3年と9ヶ月間、使用しました。途中、使用開始から2年7ヶ月経った頃、「プリンタ内部の部品調整が必要」とのことで、プリンターをクルマに積み込んで、当時、神田にあったEPSONのサービスセンターに持ち込み、「部品調整」をしてもらいました。
この「部品調整」については、EPSONのサイト(こちら)をご参照ください。

「部品調整」後、PM-900Cは快調に稼働し続けたのですが、デジカメで撮った写真を印刷するようになると、それまで感じていなかった印刷スピードに不満が出てきました。そこで、次の「部品調整」の前に、新機種に買い替えることにしました。モバイルPCを下取りに出した際のSofmapのポイントがあったことも、買い替えの決断を後押ししてくれました。

   

090921_1_6 3代目のプリンターは、これまたEPSONのPM-G820。お値段は26,800円(税込)と、現在の感覚とほぼ同じですな。もちろん、Sofmapのポイントを使いましたので、現金の支出はありませんでした。
かなり印刷スピードの向上に期待したPM-G820でしたが、カタログ値ほど速くなった印象はありません。逆に、カチャカチャ、ギャー、グインと、いわゆる「低級音」が耳にさわります。でも、印刷機能や印刷の仕上がりには不満はほとんどありませんでしたよ。

こうして多少の不満とある程度の満足感のもと使っていたPM-G820でしたが、使い始めてから2年半が近づくと、またあの「部品調整」が忍び寄ってきているような気がし始めます。

また、スキャナーを装備したいわゆる多機能プリンターの価格がこなれてきている様子ですし…。

   

と、ダラダラと長い記事になってきましたので、この辺りで一休みすることにしましょう。
まだタイトルが意味するところまでたどり着いていませんけれど…

その前に、上に書いた「文豪」のこと。「まだ捨てていないはずだ」と押入をガサゴソすると、すぐに出てきました(それが上の写真)。

プラグをコンセントに差し込んで、電源を入れてみますと、、、モニターは明るくなりますが、ただそれだけ… キーを叩いても、モニターはただ明るいだけで、文字も線も何も表示しません 完全に逝ってしまったようです

このままコンセントに繋いでいて、ヘタに火を噴かれても困りますので、すぐに電源を切り、プラグを引っこ抜きました。

近いうちに、「燃えないゴミ」として処分することにします。


つづき:09/09/24 ちょっと筋肉痛。そのわけは…(その2)

コメント (2)
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