土曜日の「Misia Candle Night」のことを書いておきましょう。
「Misia Candle Night」は、5月末の鹿児島・仙巌園での 2 days (記事はこちら)以来約3ヶ月ぶりで、河口湖ステラシアター公演は、仙巌園公演のマイナーチェンジ版なのか、まったく別物なのか気にかかるところでした。
事前に発表されていたバンドメンバーを見ると、両者では結構入れ替えがあって、こりゃ「まったく別物」に近いかもしれない…と期待しておりました。
で、仙巌園 2 daysと河口湖 2 daysのセットリストを並べてみますと、
重複する曲が目につきますけれど、一部メンバーが入れ替わったこと、そして、「MISIA SUMMER SOUL JAZZ」ツアーを挟んだことで、違った印象がありました。
MISIAやバンドのPerformanceが違うことに加えて、聴く側のこちらも「MISIA SUMMER SOUL JAZZ」を経験した後に、久しぶりにBassに種ちゃんを迎えて、懐かしさも感じられる、「別物」に近いライヴだったと言えると思います。
「懐かしさ」といえば、考えてみれば、久しぶりの種ちゃんだけでなく、最近のツアーでもお馴染みの、重実さん、久美さん、ASA-CHANGと、MISIAのバックを語る上で欠かせない方々が勢ぞろい(健ちゃん…)したわけで、MISIAならずとも、「青山純ことAlex」を思い出してしまいます…
それにしても、種ちゃんのBass、良かったぁ~
Jinoさんのように前面に出てくる感じはないのですが、目立たないようでいて目立つ走りまくるベースラインが心地よいったらありませんでした。
それと、初めてMISIAのライヴに加わったギラ・ジルカさんのVocalがど迫力 で、ギラ・ジルカさんが作曲(作詞はMISIA)した「蒼い月影」では、あのMISIAが気圧されている と感じるくらい…。
ただ、コーラスとしては、ちょっと存在感がありすぎたかも…
今回のライヴでは、久美さんのOrganもしっか とフィーチャーされていて、もしかしてここ数公演、PAが変わった? と思うような、良いPA でした。
そうそう、周ちゃんが、OriginalのRaul Midonに負けじとアコギを弾いていた「来るぞスリリング」とか、明男ちゃんの不在を埋めるべくエレキギターを泣かせた「あの夏のままで」とか、がんばっていました
でも、このライヴでの周ちゃんの存在感といえば、バンド紹介のときにMISIAがアカペラで歌った「ハナミズキ」が一番だったな…
私の自宅には、歴代の「Misia Candle Night」のキャンドルが十数個たまっていまして、1週間くらい停電しても、明かりには困らない状態です。
これまで「Misia Candle Night」で配られたキャンドルは、仙巌園のも含めて、1夜のライヴではともしきれない大量のロウが入ったものだったのですが、今回はかなり小ぶりになりました。
ロウが入ったおちょこのようなカップがビンの中に入っているという、新タイプに変わったのです。
ロウの量は、仙厳園のときの1/10くらいに少なくなったのですが、デカ過ぎて、かなり重かった 過去のキャンドルよりも使い勝手は良くなった感じ
但し、ロウの入ったカップの色はバリエーションがあったものの、聴衆が掲げるキャンドルの色は、一様にオレンジ色で、色つきのロウがたっぷり入ったキャンドルが配れて、多様性あるキャンドルの色を楽しめた過去のライヴに比べて味気ない感じ…
と思ったのですが、不思議なことに、ライヴが進行するにつれて、聴衆が掲げるキャンドルの色が変わっていきました
自分のキャンドルの観察から想像するに、ライヴの初めは、炎の色だけが会場を満たしていたものの、時間が経過して、カップの中のロウが溶けて、その半分くらいが透明になると、カップの色が炎に照らされて、いろいろなカップの色が会場を彩るようになった、、、ということのような感じです。
色の変化を見越してキャンドルをモデルチェンジしたとすれば、かなりの手練れかと思ったりして…
MISIAのMCには、いくつか新発表 ネタが仕込まれておりまして、
今年中にNew Singleを発表する(タイアップがあるものと勝手に期待)
来年初めから20周年記念のアリーナツアーを開催
「MISIA SUMMER SOUL JAZZ」のライヴDVDの発売決定
(予想どおりの展開)
今年のライヴは河口湖 2 daysがFinal (かもしれない…)
と、なかなか盛り沢山だったのですが、私にとって一番の衝撃は、
「Don't You Worry 'Bout a Thing」を歌うのは河口湖 2 days が最後
だということ
これはショックでした。なにせ、仙巌園公演や「MISIA SUMMER SOUL JAZZ」で聴いた「生ミーナ」が凄過ぎるのだもの…
でも、MISIAの気持ちも判らないでもない…。
映画「SING/シング」を観た人を圧倒するMISIAの「Don't You Worry 'Bout a Thing」ですが、あれはMISIAが、Tori Kellyが歌うオリジナルに合わせて作られたアニメにシンクロさせて歌ったもので、MISIAが歌いたいように歌ったものではない という現実があります。
映画「SING/シング」を観た人は、MISIAが歌う「Don't You Worry 'Bout a Thing」に映画の再現を望むでしょうし、一方で、MISIAにはプロのSingerとして、Tori Kellyの呪縛(?)から解き放たれて MISIA Originalの「Don't You Worry 'Bout a Thing」を歌いたい という葛藤があり、これが「Don't You Worry 'Bout a Thing」を封印する決断をした背景にあるのではないかと想像(邪推)するのですよ。
この辺(+ 映画「SING/シング」の日本盤サントラCDにMISIAの歌が収録されなかったこと)の事情は、第三者からは知るよしもありませんけれど…
そろそろまとめに入りますが、それにしても、河口湖ステラシアターでの「Misia Candle Night」は、やはり 最高です
音響良し、Visual良し、雨が降っても「心配要らない」という施設よし、そして、そして、天候が良ければ、富士山の眺め良し
また河口湖ステラシアターでMISIAのライヴが開催されるなら、何度でも行きたいゾ
河口湖ステラシアターでのMISIAのライヴに行ったことのない方、是非、一度、欺されたと思ってでも参加されることをお薦めします。
【後記】この記事、ホントは昨夜 UPするつもりでした。
記事は完成して、あとは写真の処理を残すだけ、、、までたどりつけていたのですが、どうしたことか、そのタイミングで記事がグシャグシャになってしまいました
そこで、昨夜のUP を断念して、サッカーの大一番をTV観戦しながら、ブログ記事の完成に至ったという次第です。
ふぅ~、疲れた…