世の中一般には「仕事納め」のきょうから年末年始休暇に突入した私、朝食も摂らずに外出してクイーンとMISIAをハシゴしてきました。
もうちょっと丁寧に書くと、まず、浦和駅前の映画館で「ボヘミアン・ラプソディ」を観て、次に、買い物やら何やらで時間調整したあと、東京ミッドタウン日比谷
できょうから始まったNHKによる「スーパーハイビジョンパブリックビューイング」で8Kコンテンツ
の「MISIA LIVE ~One Mic, One Band~」(先にNHK 地上波
で放送された「MISIA SOUL JAZZ SESSION ~One Mic, One Band~」のフルバージョン)を観てきたという次第。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の方はきょう金曜日が会員デーということで1,000円
で観られたし
、「MISIA LIVE ~One Mic, One Band~」の方は無料
でして、ホントに良いの?
と、申し訳なく思えるほどどちらも楽しんできました。
まず映画「ボヘミアン・ラプソディ」。
私、正直申し上げて、クイーンとの相性はあまり良くありません
いや、相性が良くないというよりも、クイーンの曲が気に入った とアルバム
を聴いてみると、その気に入った曲以外の曲がどうも私の好みに合わない…
といったことが2度・3度ありまして…
もう数十年前の話ですけど…。
そんな「刷り込み」みたいのがあって、この「ボヘミアン・ラプソディ」が公開された当初はちょいと冷めた気分でした。
メインビジュアルになっているフレディのシルエット(右に載せたヤツ)もイマイチですし…
それでも、今年最大のヒットになってしまっている状況や上々の評判を聞くにつけて、観ておいても損はないだろ… と出かけたのが真相です。
で、観てみると、、、イイ
フレディ・マーキュリーという不世出のシンガー/ミュージシャン/パフォーマーの、その華やか
な音楽活動の背景にあったマイノリティ(アジア系移民、非キリスト教徒、性的少数者)さが、なんとも心に痛い…
作品中に出てきたことば、「お金で幸せにはなれないが、他人を幸せにすることはできる」が心に寂しく響きました。
そんな辛いものを背負いながらも、創り出した音楽は確実に他人を幸せにしていることが胸を打ちます。
中盤の「We Will Rock You」のライヴパフォーマンスとか、ラストの「LIVE AID」は、この映画につきものになっている感のある「胸アツ
」以外の何ものでもありませんでした
(「LIVE AID」の「AID」と「AIDS」とが重なって見えるんだなぁ…
)
ところで、この映画にはフレディと日本との関わりがチラチラと描かれていました。
フレディの部屋着は、どうみても、呉服店ではなく浅草辺りのの土産物店で売られているような「キモノ」だし、ミュンヘンのフレディ宅
の玄関口に貼られていたのは金閣寺のお札(拝観券
)だし…
クイーンを日本のファンが熱狂的に愛していたことの裏返しなのか、フレディだけでなくクイーンのメンバー
が親日家だったことはよく知られている話で、日本公演とか空港での大歓迎の様子が映画の中に登場しなかったことは残念ですが、そうした映像
を作ろうとしたらホント大変
でしょうから、これくらいのさりげない描写に留めておくのが上品
なのかもしれませんな。
そうそう、キャストがモデルとなった本人たちに似ているのがビックリでした。
とりわけ、ブライアン・メイ役(リンク先は貴重なNHKによるブライアンへのインタビュー記事)のグウィリム・リーが似すぎていて、ブライアン本人が演じているのではないかと思ったほど
もっとも、この話はさておいても、観て良かった映画でした。
改めてクイーンのアルバムを聴いたら、「『気に入った曲以外の曲がどうも私の好みに合わない… といったことが2度・3度ありまして』は何だったんだろ?」と思うかもしれませんな
おっと、きょう後半のMISIAのことを書く余裕がなくなってしまった…
ということで、このつづきはあす朝から書き始めます。