新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

特別展の幕間でもトーハクは賑わっています(後編)

2015-06-28 05:58:43 | 美術館・博物館・アート

「特別展の幕間でもトーハクは賑わっています(前編)」のつづきは、滞在中の那須リゾートホテルからお送りします。
電波状況が非常に悪くて、こまめにセーブしておかないと悲惨なことになりそうです
でも、きょうは天気予報に反して、良い天気

   

さて、現在、東京国立博物館(トーハク)では、「呉服商『大彦』の小袖コレクション」という特集陳列が行われています。

大彦こと野口彦兵衛が丹精込めて築き上げた小袖コレクションは、震災や戦災でその数を減らしますが、散逸することなく大切に保管され、昭和40年代に当館の所蔵となりました。染繍さまざまな技巧を凝らした江戸時代の小袖、華麗な意匠美をお楽しみください。

というこの陳列、粋な江戸の空気が感じられる着物がズラリと並んでおりました。

その中で、私の目を惹いたのはこちらの子ども用の着物でした。

どちらも見事な染め刺繍で飾られた豪華な「お召し物」だったのですが、とりわけ左の「産衣」が凄い

産衣「紫縮緬子犬雪輪笹模様」紫縮緬地子犬雪輪笹模様(むらさきちりめんこいぬゆきわささもよう)」と称するこの産衣、

生まれたばかりの赤子の産衣は通常の小袖とは異なり、一幅で見頃をつくり背中に縫い合わせがない「一つ身」。腰の高さまで総繍で模様を表わし、三つ葉葵紋五つ所紋を白く染め抜くデザインから、武家の子女の産衣であろう。

と説明されています。

あっさり「武家の子女の産衣」と書かれていますが、そんじょそこいらの「武家の子女」ではなかったことは明らかでしょう 「三つ葉葵紋五つ所紋」というだけでなく、その刺繍の見事さときたら

子犬の刺繍 その1

もう一か所のアップを

子犬毛並みが丁寧な刺繍で表現されています

職人の高い技能と共に、この産衣を誂えた人の愛情が感じられる作品でございました。

   

現在、トーハクでは、もう一つのワンコ系の作品が展示されています。

こちらは、かの円山応挙の作品

あざやかな群青と緑の配色が発する清涼感、じゃれ遊ぶ子犬たちの愛くるしさ。当館庭園内、応挙館の廊下を仕切る杉戸絵。応挙館は、もと愛知県・明眼院の書院で、三井財閥総帥益田孝を経て当館へ寄贈された。画家の優しいまなざしを感じていただきたい。

と説明されている「朝顔狗子図杉戸」です。

アップにしてみましょう。

朝顔狗子図杉戸(部分)

う~む…、コロコロした子犬がかわいらしいですなぁ。

日本画って写実的なイメージがありますが、この子犬はかなぁ~りマンガチック
そういえば、日本画に登場する犬って、マンガチックなものが多い気がします。

なぜなんでしょ?

せっかくですから、もう1枚、載せておきましょう。

朝顔狗子図杉戸(部分)

   

最後に紹介するのはこちら。

歌川広重「名所江戸百景 市中繁栄七夕祭」 です。

旧暦・新暦の違いはありますが(こちらの記事で書きました)、近づいてきましたなぁ、七夕=7月7日

もっとも私の家では、こちらで書いた「市中繁栄七夕祭」の復刻手刷り版を、年がら年中飾っております

復刻版「市中繁栄七夕祭」好きだなぁ、この作品

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特別展の幕間でもトーハクは賑わっています(前編)

2015-06-27 08:48:45 | 美術館・博物館・アート

もう1週間が経とうとしていますが、先週日曜日に出かけてきた東京国立博物館(トーハク)の見聞録です。

大人気だった「鳥獣戯画」展(見聞録こちら)が6月18日で終了し、トーハクは、次の特別展「クレオパトラとエジプトの王妃展」が始まる7月11日までは「幕間(まくあい)」の状態のはずなんですが、それでもかなり、国内外&老若男女の観衆で賑わっていました。

なかでも、相変わらず「天下五剣のひとつとして著名な名物『三日月宗近』」行列ができるほどの人気ぶりでした。

「三日月宋近」の行列

「三日月宋近」は、先日、しげしげと拝見しましたから、今回はパス

代わりに、というわけではありませんが、こちら甲冑をじっくりと見物しました。

黒糸威二枚胴具足

徳川家康の四天王1人で、上野国館林城主となった榊原康政(1548~1606)の具足。兜は六十二間の筋兜三鈷剣の前立を付ける。胴は黒漆塗で前後に分割できる二枚胴。胴の裾には這龍、草摺の裾には立波文を、銀の薄板である金貝の蒔絵であらわしている。

という「黒糸威二枚胴具足」です。

この具足を佩用した榊原康政肖像画も展示されておりました。

それにしても保存状態の良い美しい具足ですなぁ~

ただ、「三鈷剣の前立」長すぎやしませんか?
屋内でこの兜をかぶって歩き回ったら、しょっちゅう鴨居ひっかけそうです

でも、前立の長さ(高さ)で比べれば、こちらには敵いませんな

白糸威一の谷形兜(しろいとおどし いちのたになりのかぶと)」という兜で、

徳川家康から初代水戸藩主となった子の頼房に伝えられた兜である。鉢の上に革製の湾曲した一の谷と呼ばれる頭立(づたて)を設け、後立(うしろたて)に檜製の長大な大釘の立物を挿す。全体を銀箔押しとし、しころは白糸威。釘は物をよく打ち抜く意を表現したものであるといわれる。

だそうで、ですかぁ~

ホント、安土桃山時代~江戸時代初期の甲冑には面白い物が多い

と、おおっと、こんな時間

実は、これから友人たちと某リゾート地お出かけでして、そろそろ出発せねばなりませぬ。

そんなわけで、本題にするつもりの「犬にたどり着いていませんが、ここまで

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「犬」の記事を書くつもりだったですけど…

2015-06-24 21:01:46 | ニュース

最近の月~木曜日の出勤時バックグラウンド・ラジオは、もっぱらNACK5(神奈川県内でも良く入る)の「WARMING-UP MUSIC」です。
クルマ通勤を始めた当初はTOKYO FM「クロノス」メインにして、私が生理的に受けつけない「おはようSMAP」とかを飛ばすため消去法でところどころ「WARMING-UP MUSIC」を聞いていたのが、今では、6:30から数分間(NACK5特選市のコーナー)とNHK-FMを聞く7:00前後を除くと、私のクルマのFMチューナーは「79.5kHz」固定されています。

で、けさの「WARMING-UP MUSIC」「ある数字から、注目されている世の中の動きを紹介する」という「CATCH THE NUMBER」のコーナーで紹介された数字は「26万件」でした。

この数字、

今月1日から17日、ツイッターでに関するキーワードを検索しますと、
‘つぶやかれる件数’は1日、平均 およそ26万件 になったそうです。
これが今朝のナンバーです。
ちなみにに関する‘つぶやき’は1日12万件なので、
が倍以上となっています。

だそうで、私にとっては「目からウロコ」ならぬ「耳から大豆」な情報でした

古今東西を問わず、「ペットの2大巨頭」だと思っていたとに、これほどまでに大差がついていたとは…

そんな情報を耳にして、「猫好きは、日本人のDNAに刻まれてきました」にという大野勢太郎さんのコメントにいたく共感したきょう、帰宅してネットニュースを見ると、

和歌山電鉄の終着駅、貴志駅のマスコットとして人気を集めていたメスの三毛猫「たま駅長」が6月22日、急性心不全のため病院で死んだ16歳。朝日新聞デジタルが伝えた。
葬儀は近親者で営んだという。28日に社葬を営む。

ですって

「メスの三毛猫」というHuffington Postの記述に違和感を覚えつつも(三毛猫30,000匹に29,999匹がメス)、その「逝去がこれほどまでに大々的に報道された犬猫は、かの「ハチ」以来じゃなかろうかと思う次第です。

上の写真は、こちらの記事で紹介した「ハチ」(下の白い犬)の剥製。

実はきょう、このブログでは「犬について書く予定でした。
でも、「タマ駅長」に哀悼の意を表しまして、「犬についてはまた後日…。

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伊東屋銀座本店は「文具店」をやめた?

2015-06-21 18:59:02 | タウンウオッチング

きょう、以下の行程で、懸案となっていた二つのことを片付けました。

自宅⇒徒歩最寄り駅埼京線赤羽駅上野東京ライン上野駅⇒徒歩昼食(牛タン定食)⇒徒歩東京国立博物館(トーハク)⇒徒歩上野駅銀座線銀座駅⇒徒歩伊東屋⇒徒歩銀座一丁目駅有楽町線池袋駅埼京線最寄り駅⇒徒歩自宅

 これじゃよく判らないと思いますので、「懸案」を列記しますと、

牛タンを食べる
リニューアルオープンしたという伊東屋・銀座本店に行く

であります。

 んでもって、先々週の「MISIA星空のライヴVIII -MOON JOURNEY-」仙台公演に遠征した方々の「トゥウィッターでさんざっぱら写真を見せられて、我慢できない状態になっていた牛タン定食を、1週遅くなりましたが、きょう、食べてきました

私としては、漬け物はシンプルに白菜と唐辛子味噌がよろしかったのですが、麦めしとろろ白髪ネギを浮かべたテールスープ、そして厚切り牛タンのセットはたまりませんなぁ~

私が仙台で暮らしていた頃は、「牛タンの都」のイメージは持てなかったのですけれど、それは置いといて、また本場・仙台牛タン定食を食べたいゾ (下の写真は仙台で食べたもの)

ずいぶん前に仙台で食べた牛タン定食

   

「懸案満足のもとに遂行した私は、トーハク本館(日本館)総合文化展を楽しんだのち、銀座に向かい、6月16日リニューアルオープンした伊東屋・銀座本店に行ってきました。

私の勤務先が銀座だった頃、伊東屋・銀座本店にはしょっちゅう行っていました。
昼休みや帰り道はもちろん、会社が休みの日でも「通って」おりました。

かつて所属していた部署の人から、

伊東屋の営業時間は何時までですか?

なんて「問い合わせ」の電話をもらったことがありましたから、私の「伊東屋好きは知られていたんでしょうなぁ

銀座勤務でなくなってからは、頻度は落ちつつも、それでもしばしば旧本店や今回の工事期間中の仮店舗にも出かけたりしていまして、リニューアルオープンした銀座本店はどんな店になったのだろうかと、期待満々で入店

おぉエスカレーターがある
以前は、時間に余裕があれば、エレベーターで上の階に上り階段でゆっくりと下ってくるのを常としていた私ですが、きょうはエスカレーターで上の階に上り階段でゆっくりと下ってくる方法を採りました。

で、プラプラと伊東屋・銀座本店の店内を見ると、その変わりようにビックリ っつうか愕然としました。

旧銀座本店でも、工事期間中の仮店舗でも、他の追随を許さないような品揃えを誇っていた、日常使いの文房具まったく無い

店頭に並んでいた商品は、ひたすらおしゃれかつ高価なものばかりで、「文房具を探すなら伊東屋・銀座本店だった片鱗は皆無「文具店」を止めて「セレクトショップ」衣替えしたかのようです。

銀座の一等地に店を構え続けるには、日常使いの文房具では採算がとれないということなのでしょうか?

でも、この路線変更は、かつて存在し、今は廃業してしまった銀座文具の流れとダブってしまいます

大丈夫か? 伊東屋

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今年も7月7日が近づいてる!

2015-06-17 22:24:07 | MISIA

いつのまにやら6月も中旬、時の経つ早さ愕然とするわけですが、7月7日も近づいてきました。

「7月7日」は、「MISIA星空のライヴVIII -MOON JOURNEY-」バースデー・ライヴ@東京国際フォーラムの日で、私は午後半休をとって出撃します。

東京国際フォーラムでのMISIAバースデー・ライヴとくれば、こちらで書いた、私の生MISIA」となった「THE TOUR OF MELONPANDA 2001 MISIA BIRTHDAY PARTY」を思い出します。

このイベントは、まさにMISIA BIRTHDAY PARTYで、「MISIAのライヴ」というよりも、TVのバラエティ・ショーでみたいな感じで、MISIAの歌だけでなく、色々と楽しめるコーナー満載でした(ちょっと時間が長すぎた感が無きにしも非ず…)。

中でも楽しかったのが、「鉄子の部屋」と題する清水ミチコさんとMISIAとの対談でした。
その名のとおり、「徹子の部屋」のパロディでして、ミチコさんは、鼻をつまみながら、黒柳徹子さんのモノマネでMISIAとの対談を繰り広げたわけですが、声が似ているだけでなく、

MISIAさんは、ホント、歌がお上手でいらして…

と、いかにも徹子さんっぽい話しぶりで、ミチコさん芸達者ぶりに感服した記憶があります。

んでもって、きょう、「トゥウィッターにこんなツイートが…

な・な・なんと、東京国際フォーラムでの7月7日(&8日)MISIAのライヴに、清水ミチコさんが14年ぶりに登場

いったいどんな企画なんでしょ?

個人的にはもう一度を「鉄子の部屋」観たいところですが、あくまでも「MISIA星空のライヴVIII -MOON JOURNEY-」ツアーの2公演ですから、「枠」を大きくはみ出すことはできないのだろうな、とも思います。

でも、せっかくのバースデー・ライヴですから、ミチコさんには、MISIA後厄を払うパフォーマンスを期待してしまいます。

楽しみだなぁ~

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最近の首都高速道路(後編)

2015-06-13 08:40:30 | タウンウオッチング

「最近の首都高速道路(前編)」のつづきです。

前編」で書いた「不思議な現象、例を追加して整理しますと、こうなります。
くどくなりますが、C1=都心環状線C2=中央環状線す。

  高島平 C2東名接続   26.3km   830円
  高島平 C1東名接続   32.8km   830円
  中台 C2東名接続   23.1km   820円
  中台 C1東名接続   29.6km   820円
  北池袋 C1東名接続   24.2km   940円

首都高速は、ETC利用の場合、利用距離に応じて料金が決まる「従距離料金制」を採っているはずなのに(現金車は均一料金)、どうしたことでしょうか?
ちなみに基本料金は下表のとおりです。

 また、

出発地(首都高の利用を開始する地点)から到着地(首都高の利用を終了する地点)までの区間を結ぶ経路が複数存在する場合は、お客様の実走行経路にかかわらず、首都高のみを利用する場合の最短経路の距離を料金距離とします

だそうで、高島平・中台から東名高速に向かう場合は、C1を通ろうがC2を通ろうが、距離の短いC2経由で計算されているわけですな。(ETC車の実際の経路は、熊野町JCT山手トンネル入口の間にあるチェックポイントで把握されています)

これで「中台⇒東名接続」「北池袋⇒東名接続」の料金差は説明がつきますが、基本料金が930円のはずの「高島平⇒東名接続」がなぜ830円なのでしょうか?

実は、「高島平⇒東名接続」には「放射道路端末区間割引」が適用されています。

この「放射道路端末区間割引」というのが良く判らない

放射道路端末区間割引

外環道東関道、加えてそのすぐ内側から乗ったクルマの通行料金割り引く制度のようなのですが、その意図がさっぱり判りませんし、かつ、上に載せた図の下の表がまた複雑かつ意味不明
一部でされているように、ゾーン制から従距離制に移行して通行料金を実質値上げした際(2012年1月)、なるべく「720円区間」を増やして利用者の反発を和らげようとしたっぽい…

そして、利用者がゾーン制の頃の料金を忘れた頃を見計らって、来年4には「放射道路端末区間割引」を終了させ、「従距離制への移行=実質値上げ」という事実をうやむやにしようという腹づもりじゃなかろうかと邪推しております。

それにしても、「北池袋⇒東名接続(用賀)」区間って、きわどく930円なんですなぁ
もう200m都心寄り入口がつくられていれば、830円だったのに…

   

首都高速5号線(上り)板橋区大原町付近にある情報板に、C1経由C2経由それぞれの羽田空港までの所要時間が表示されています。

山手トンネルの大橋JCT~大井JCTが開通してしばらくはC2経由の方が速くて、やはりなぁ…と思っていました。

ところが、最近は状況が変わっておりまして、私がこの地点を通過する平日の6:45には、ほぼ毎日、

C2 大橋経由 40分
5  竹橋経由 35分

と、C1経由の方が速い事故渋滞があれば状況は変わるはず)
走行距離が10%以上長いC1経由の方が速いなんて驚きです

こちらの記事によれば、

中央環状線が開通したことで、車の流れも都心環状線から中央環状線にシフト。これにより、渋滞も緩和されたという。具体的には、芝浦JCT~芝浦は7%、芝浦JCT~台場は9%、浜崎橋JCT~芝公園は21%も交通量が減少。都心環状線全体では約7%交通量が減少し、渋滞は昨年3月の同週と比較して、約5割も減少している。とくに浜崎橋ジャンクション周辺では、これまで1日平均9時間の渋滞があったが、ほぼ解消されている。

なんだそうで、中央環状線全通都心環状線の渋滞緩和に貢献しているんですなぁ

私としてはこちらで書いた「いたくま」こと「板橋・熊野町JCT間 4車線化」工事の早期完成を願っております。

いやいや、「いたくま」以上に、強烈な切実感を持って早くなんとかして欲しい と思っているのは、呆れるしかないほど工事が遅遅として進まない「町田立体事業」

去年9月こちらの記事を書いた時点では、

ほぼ連日、料金ゲートの手前から車列が詰まっていて、そこから国道16号線に合流するまでの600~700mを通過するのに15分以上かかっています。
この状態は、あと半年は続くのだそうで、ホント、うんざり

だったのが、半年以上過ぎた現在でも状況は変わらず、相変わらず工事が続いています。
川崎国道事務所去年9月の発表によれば、

これを受けて工事工程を精査した結果、「平成26年度」の開通の見通しを「平成27年度」に変更します。

なんだとか (私がブログに書いた時には既に川崎国道事務所白旗を掲げていた)
「町田立体事業」が延々と続いているために余分に費やされるドライバーの時間燃料はどれだけあるのでしょうか。

ホント、早くなんとかして欲しい

現時点ではR246を越える部分は未だに橋桁のない「オープンスカイ」の状態で、「平成27年度の開通」まゆつばです

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最近の首都高速道路(前編)

2015-06-10 22:41:22 | タウンウオッチング

首都高速中央環状線(C2)全通して3ヶ月が経ちました。

私の基本的な通勤経路は、

高島平 or 中台⇒5号線(上り)⇒板橋JCT⇒熊野町JCT⇒C2(内回り)⇒大橋JCT⇒3号線(下り)

と、今春開通したC2大橋JCT⇔大井JCTは私の経路から外れていますので、C2の全通は私には関係がないと思っていたのですが、そんなことはないようです。

まず、こちらの記事で書いたように、

それまですんなり と流れていた池袋西ランプ~中野長者橋ランプの区間、具体的には早稲田通り山手通りの交差する地点付近の地下付近(くどい)を先頭に、渋滞or混雑するようになったのです。

しかも、「渋滞or混雑する」だけならまだマシで、このポイントが事故の多発地点になっています。
最近は毎週のように事故渋滞が発生しています。

早稲田通り山手通りの交差する地点付近の地下付近」辺りを頂点に、上り坂になっていることと、それに伴って流れる速さ急に変わることが事故の原因になっている気がします。
何を隠そう、私のクルマがトラックに追突されたのもこの地点でした

それはともかく、池袋西ランプ~中野長者橋ランプ間事故渋滞している場合の、これまでに私が採った対処方法は、以下のとおりです。

熊野町JCTからC2ではなく5号線を上り、都心環状線(C1)に迂回する
下道(したみち)を通って西池袋ランプからC2に乗る
下道(したみち)を通って北池袋ランプから5号線に乗り、C1を通る

これらの方法を採って知ったのは、かつては竹橋JCTを先頭に激しく渋滞していた「5号線下り⇒竹橋JCT⇒C1内回り⇒谷町JCT⇒3号線下り」のルートが、 激しくスムーズに流れていること
竹橋JCT⇒C1外回りは今でも渋滞していますけれど、竹橋JCT⇒C1内回り滑らかに流れています
いやはやC2全通恐るべし です。

そんな背景もあって、池袋西ランプ~中野長者橋ランプ間事故渋滞している場合の私のお薦めの順番は、

だと断言します

と、ここで奇妙な現象を…。

去る6月2日にを、一昨日6月8日の方法を採ったのですが、その際の「利用明細書をご覧くださいまし。
通行料金にご注目

首都高速の利用明細書

「高島平⇒5号線⇒熊野町JCT⇒(北池袋)⇒竹橋JCT⇒C1⇒谷町JCT⇒3号線」ルートの6月2日が830円で、それより通行距離の短い北池袋⇒竹橋JCT⇒C1⇒谷町JCT⇒3号線」ルートの6月8日が930円100円高い

ですよねぇ~。

通行距離を調べると、①高島平からC2を経由して用賀までの距離は26.3kmで、②高島平からC1を経由して用賀までの距離は32.8kmで、そして、③北池袋からC1を経由して用賀までの距離は24.2km

つまり、一番通行距離の短い③北池袋からC1を経由して用賀までルートが一番お高くつくことになります。

かなり不思議な現象ですが、そのカラクリはまた後日…

つづき:2015/06/13 最近の首都高速道路(前編)

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祝 記事2200本!

2015-06-07 08:17:09 | 日記・エッセイ・コラム

先日の記事「名古屋旅行記(その17)が、このブログ2,200本目の記事になりましたので、例によってまとめ記事を…。

100本目
200本目
300本目
400本目
500本目
09/04/05
09/06/19
09/09/02
09/11/16
10/01/29
73日間
74日間
73日間
74日間
73日間
花見に行ってきました
イントゥザライト、出走!
「火の鳥」第1・4巻を持ち帰った
エゾシカの寿司!?
J.D.サリンジャーの訃報
600本目
700本目
800本目
900本目
1000本目
10/04/24
10/07/23
10/10/16
11/01/16
11/04/17
85日間
89日間
83日間
90日間
91日間
あれ? 「のだめ24巻」がきょう届く?
「空頭」って?
大宮を出発
アールデコの楽園であ~る
さすがに北海道は寒いぞ
1100本目
1200本目
1300本目
1400本目
1500本目
11/08/05
11/12/11
12/03/28
12/07/22
12/11/26
108日間
126日間
107日間
114日間
124日間
頼朝さんはかっこよかった!(その4:完結編)
これから帰ります
今日の通勤"も"往復とも散々…
フェルメールの2点の「真珠」が上野に来訪中(その6)
予定を変更して…
1600本目
1700本目
1800本目

1900本目
2000本目
13/03/25
13/07/31
13/12/14

14/04/01
14/08/11
119日間
126日間
134日間

107日間
130日間
MISIA星空のライヴVII 東京2days(ネタバレ大あり)
相変わらずコメントスパムがやって来る
MISIA 星空のライヴVII 秋田公演は実質的に「アレックス追悼公演」でした
きょうにうってつけのニュースを発見
徒然煙草@「徒然草」展 (後編)
2100本目
2200本目
14/12/31
15/06/04
140日間
156日間
MISIAのプレイリストをつくってみた
名古屋旅行記(その17)

2,101~2,200本目100本の記事を書くのに要した期間は、これまで最長だった2001~2100本目の140日間をさらに上回る156日間になってしまいました。「最盛期」に延びています。

でも、まぁ、引き続き、焦らず、無理せず、チマチマと書いていきます。

さて、いつものようにジャンル別の記事本数、まずは2,200本トータルの順位は、

1位:MISIA 545本、2位:美術館・博物館・アート 542本、
3位:日記・エッセイ 537本、
4位:旅行記 479本、
5位:ニュース 244本  最下位:トイレからの脱出 14本

2,000本時点で、それまで長く保っていた首位の座を「MISIA」に明け渡した「日記・エッセイ」が、「美術館・博物館・アート」にも抜かれて3位に落ちました

2,101~2,200本目100本の順位をみると、「日記・エッセイ」地位低下はますます顕著です。

1位:美術館・博物館・アート 40本、2位:旅行記 33本、
3位:MISIA日記・エッセイ 17本、5位:タウンウオッチング 11本

いやいや、それよりも、2,300本目の段階では、総合順位「美術館・博物館・アート」「MISIA」を抜いてトップに立ちそうな勢いです。

現在、「MISIA星空のライヴVIII -MOON JOURNEY-」が開催中で、今月は9公演ありますが、私の出撃予定は今月は無し

そして、追加公演がない限り、7月3公演(東京・大阪・上田)打ち止めなのですよ。

一方で、淡々と美術館・博物館巡りには出かけそうで、こりゃ「美術館・博物館・アート」「奪首」(スポーツ新聞用語)は必至ですな。

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鳥獣戯画展に行ってきた、、、けれど…

2015-06-06 09:17:03 | 美術館・博物館・アート

先週土曜日の記事「『鳥獣戯画』展にチャレンジするべきか否か悩む」で、

大行列覚悟で土日突撃するか、午後半休をとって繰り出すか、はたまた諦めるか、悩みます…

と書いたわけですが、一昨日、午後半休をとって、東京国立博物館(トーハク)出撃しました。
鶯谷駅京浜東北線(各駅停車)を降り、

北東側からトーハクに向かいました。
カラッとした好天の下、トーハクの庭園の木々の陰のおかげで、なんとも心地良い
そして、私が到着した16:00には特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」が開催されている平成館への入場待ちの行列は解消していました

とはいえ、館内はかなりの観客で賑わっていまして、甲巻「150分待ちだし、「待ち時間なし」とされている「乙巻」「丙巻」「丁巻」も展示ケースの前にはびっしりと観客が張り付いていて、完全に気後れしてしまいました。

やはり絵巻物の展示って、回転が悪いんですよねぇ~
壁には写真パネルが貼られて、遠目からも観ることができるようにはなっているのですが、すぐ近くに現物があるのに、写真パネルで我慢するのはなんとももったいないし…

一方、巻物から切り取られて、部分的に表装された「断簡」はしっかりと楽しむことができました

トーハク所蔵のこちらの断簡では、

カモフラージュした兵士のような変装が楽しいゾ
また、前期のみの展示で、私は写真パネルで観たこちらの断簡では、

ウサギと猿の競馬興奮して、ガッツポーズをとるウサギ(右下です)に目が点

このほか、小首をかしげた獅子が気に入りました高山寺のサイトでご覧になれます)
記念撮影コーナーレプリカが展示されていた「子犬」よりも、狛犬・獅子たち、とりわけ「小首をかしげた獅子」の方が私の好みです

でも、全体として、あまりグッとくるものがない展覧会でした

もっとも、展示品の内容の好き嫌いよりも、あまりの観客の多さ気分が萎えてしまったのかもしれません。

それでも、最後に「甲巻」を観るための列の最後尾に並びました。
「150分待ち」と知って並んだ私ですが(閉館時刻を過ぎても、それまでに列に並んでいれば甲巻を鑑賞できるとのこと)、やはり行列嫌いの私(こちらの記事をご参照方)、だんだんうんざりしてきました。

そして、係員さんの「ここから2時間半待ちです」の声にぷっつん

甲巻」を観るのを断念しました

そして向かったのは、平成館より一足早く閉館時刻が近づく本館
こちらで書いた「鳥獣戯画模本」をもう一度観て、それで我慢しようという趣向です。

気持ちとは裏腹に、表慶館青いドーム新緑がきれい

忸怩たる思いを抱えながら「鳥獣戯画模本」を鑑賞したあと、「そうだ 土日にはなかなか観られない(こちらの記事をご参照方)『三条宗近(名物 三日月宗近)』を観て帰ろう」と思い立ち、大階段を下りました。

そして、三条宗近(名物 三日月宗近)間近ご対面

もう1枚

豊臣秀吉の正室、高台院が所持し、その遺品として徳川秀忠に贈られ、徳川家に伝来した

という由緒正しきこの太刀トーハクに寄贈した「渡邊誠一郎」さんなる方は、どういう人物なのでしょうか?(調べたけれど行き当たらず)

平日の夕方、それも閉館間際だというのに、この時も刀剣コーナーには「刀剣女子」が集っておりましたです。

今回の三条宗近(名物 三日月宗近)の展示は7月20日までとまだ余裕がありますが、「鳥獣戯画展」この土日でお終い
「鳥獣戯画展」を観に行こうとされる際には、十分に心して、そして、たぁ~~~ぷりと時間に余裕を持たせてお出かけくださいませ

きょうも開館30分前9:00の時点で、

1,000人のお客様にお待ちいただいています。

ですって

私が「鳥獣戯画 甲巻」で拝見する機会はやってくるのでしょうか

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名古屋旅行記(その17)

2015-06-04 21:07:17 | 旅行記/美術館・博物館・アート

「名古屋旅行記(その16)のつづきは、かかみがはら航空宇宙博物館訪問記の最終回です。

乙式一型偵察機(サルムソン2A-2)

上に写真をのせた「乙式一型偵察機(サルムソン2A-2)は、「その16」で、

あと3機種だけ紹介しておきましょう。

と書いた残り2機種ひとつではございません
ちょっとした飾りとして載せました。

で、本題
まずはこちらの戦闘機

F-104J要撃戦闘機

「F-104J要撃戦闘機」です。
説明板には、

1960年代の最も速く高く飛べる要撃戦闘機として開発された。わが国では、全天候要撃戦闘機として三菱重工業が1961(昭和36)年から1967年まで230機をライセンス生産した。
この機体の国産化によって、わが国の航空機工業の生産管理や機体製作・組立技術、さらには設備面での水準がさらに高まった。
この515号機は、第83航空隊(那覇基地)に所属した後、1985(昭和60)年から約1年航空実験団に所属した。

とありますが、私のイメージとしては、「もっとも多くの怪獣と戦った戦闘機」というもの。
WikipediaF-104Jが登場した「映画・ドラマを眺めると、こ~んなにたくさんあります

それにしても、私の記憶以上に主翼が小さい

「その16」で紹介した「九二式重爆撃機」対極にある気がします。

九二式重爆撃機(模型)

F-104Jが、これほど小さな主翼で飛べたのが不思議ですな。

   

そして最後に紹介するのは、朱色ハデな鼻と地味なとグリッドの塗装が印象的なこちらです。

UF-XS実験飛行艇

これは「UF-XS実験飛行艇」飛行艇と言うからには、やはり新明和工業の製作です。
説明板を引用します。

アメリカ海軍から供与を受けたグラマンUF-1アルバトロス双発飛行艇を大改造した実験飛行艇。短距離離着水を実現するためにプロペラ後流をフラップに沿って下向きに曲げ、かつフラップ背面から高圧の空気を吹き出し、高い揚力を得た。
低速時の操縦安定性を確保するため、わが国初めてのコンピューターによる自動飛行安定装置を搭載した。また、飛沫の防止を根本的に緩和する薄型波消し装置を装備し、世界的に注目された。本実験艇のデータはPS-1対潜哨戒飛行艇の開発に直接役立てられた。

この説明に出てくるPS-1対潜哨戒飛行艇は、水陸両用に発展して、「その12に登場したUS-1A救難飛行艇へと繋がるわけですな。

かかみがはら航空宇宙博物館の説明板の弱点として、展示機ごとの説明に統一感がありません
もっとも、諸元や性能、メーカーなどは統一感を持って記されているのですが、製造期間や運用期間書かれていたり書かれていなかったりして、例えばこの「UF-XS実験飛行艇」ように、いつの時代の飛行機なのか、判らなかったりします。

できることなら、「UF-1(模型)⇒UF-XS⇒US-1⇒US-2(模型)」などと、系統立てて展示できれば良いのでしょうけれど、限られたスペースと巨大な展示物との兼ね合いから難しいのでしょう。
でも、もうちょっと見物客が理解を深められるような展示や説明の仕方があるような気がします。

それはさておき、「UF-XS実験飛行艇」の見どころは、1) 短距離離着水を可能にするための工夫、2) 荒れた水面に着水できるための工夫でしょう。

まず、1) 短距離離着水を可能にするための工夫。

フラップほぼ垂直に下がっています
これに、「フラップの上面から圧搾空気を吹き出し、積極的に境界層を制御し、低速でも失速しないようにする」仕組みを加えているのだそうな。
よく判りません

続いて、2) 荒れた水面に着水できるための工夫。
飛行艇おなか船のようになっているのかと思いきや、そんな単純なものではありませんでした
切れ目があったり、

抵抗板のようなモノがついていたりして、、、

これらが何らかの働きをして離着水能力を高めているのでしょう。

以前、水族館サメの姿をしげしげと眺めて、いくつもついているヒレそれぞれの役目を持って機能しているのだろうなと物思いに耽りましたが、趣味性の強い自動車と違って、飛行機、とりわけひたすら機能を追究した軍用機は、細部に至るまで機能を持たない形はないのだろうと思います。

そんなことを考えながら、かかみがはら航空宇宙博物館を後にして駐車場に向かった私でございました。

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