新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

一人暮らしにとって自宅のトイレは危険な場所

2010-12-17 06:17:32 | トイレからの脱出

このブログのカテゴリーの一つに「トイレからの脱出」というのがあります。
最近はこのカテゴリーの記事をほとんど書いていませんが、ブログを書き始めた初期には、ネタに苦しくなると、チビチビと、なんと2か月半にもわたって「トイレからの脱出」シリーズを書き綴ったものでした。


このシリーズは、私が日英2カ国を股にかけて体験してしまった「トイレに閉じこめられてしまったぁ~事件」の顛末を記したものですが、こんな私にとって見逃せない記事がasahi.comに載っていました。


題して、「1人暮らし、都会の死角 自宅トイレに8日間、女性救出


閉じ込められたのは○○△△さん(63)。11月4日午前1時ごろ、寝る前にトイレに入ったとき、ドアがひとりでに閉まった。驚いてドアを開けようとしたが、びくともしない。トイレ前の廊下に立てかけた「こたつセット」の段ボール箱が倒れ、ドアと壁の間にぴったりはまってしまったのだ。


ということで、この女性は、他の人に気づかれないまま、8日間もトイレに閉じこめられていたというのですよ。
飲み水とトイレには困らないとは言え、食料もないし、寒かっただろうし、それ以上に「不安」が厳しかったのではなかろうかと思います(経験者談)。


この記事によると、


 自宅でトイレや風呂などに閉じ込められるケースは少なくない。どちらも1人で入り、携帯電話を持っていかない場所。倒れた物がドアをふさいだり、取っ手が取れて開けられなくなったりする例が多いという。


だそうな。


101217_1_1 確かに、私の場合も、日本での体験は「倒れた物がドアをふさいだり」だし、イギリスでの体験は「取っ手が取れて開けられなくなったり」に近い(実際は取っ手が空回り)。
う~む、、、私だけではないのですなぁ~。


専門家の方は、「閉じ込め防止策として、そもそもトイレのドアは閉めない方がいい。不作法なようだが、どうせ一人暮らしなのだから」とおっしゃっていますが、こりゃちょっと、実行したら自堕落になりそうで難しいかも…


それにしても、記事で取り上げられたこの女性、救出されて良かったデス。
皆さんもお気をつけくださいませ。

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トイレでホラーを読むって?

2009-08-11 21:08:11 | トイレからの脱出

またもやトイレネタで失礼します。m(_ _)m

朝食後に上野駅の駅ナカをぷ~らぷ~ら歩いていると、書店の入口に置かれたワゴンに黒い円筒形のモノが並べられているのが目にとまりました

近づいてみると、なんと、これが「トイレットペーパー小説」です
かなり気をそそられましたが、トイレットペーパーを持って出勤するのも何だし(私のカバンには入りません)、帰宅時は京浜東北線で上野を通過してしまうしで、買いそびれていました。

しかたないので、この「トイレットペーパー小説」をネットで調べてみますと、簡単に情報をget
例えば、このサイト
更に、発行元っつうか、発売元のこのサイト

日本一怖いトイレットペーパー」というキャッチコピーがおどろおどろしいです

私、ホラーは、スティーヴン・キングの小説以外は、ほとんど読んだことも見たこともない(=好きじゃない)のですが、これには完全にそそられました

   

そして、今日、帰宅時に買ってきました。
使い始める前に、記念撮影です。

090811_1_1

生で見るよりも、ストロボの効果で、ますます怖いぞ

怖さに負けず、現在使用中のトイレットペーパーがなくなったら、読み始めることにします。

   

ここで素朴な疑問

私のような一人暮しなら問題ありませんけれど、家族がいる人はどうするのでしょうか?

さぁ~て、続きを読むぞ」と意気込んでトイレに入ったら、家族が途中を使ってしまっていて、中抜けになってるなんてこと、絶対にあり得ますよね。

そんな悲劇を避けるためには、この「トイレットペーパー小説」は自分専用、いわゆる「マイ・トイレット・ペーパー」にして、①トイレには常備しないようにする、②自分がトイレに入るときだけトイレに持ち込むようにする、とった対策を講じるしかないかもしれません。

   

能書きはこの辺にしまして、包み紙を解いてみましょう。

っと、スキャンしたら、上に載っけた写真よりもっとおどろおどろしい…


090811_1_2


ひやぁ~です。


で、肝心の「小説」は、こんな風に印刷されています。

090811_1_3

ありゃ? 最初が「」ですって?


と、ここから先を書くとネタバレになってしまいますので、自重しておきましょう。くくく…。

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うちのトイレはトラづくし

2009-07-31 20:34:29 | トイレからの脱出

トイレネタの多いこのブログ、今回はうちのトイレを紹介してしまいましょう。
これまでも、部分的には、沢木耕太郎さんの「愛読者ハガキ御礼ハガキ」とか、グリーンチャンネル・カレンダー(こちらこちら)とかでチラチラ載っけていましたが、ついに全貌を公開 これでどうだぁ

090799_5_1

トラづくしでおま
便座カバーは、普通に売られているTigersとは縁もゆかりもないカバーですが、ペーパー・ホルダー・カバー、スリッパ、マット、そして、ふたカバーは、公式グッズです。

このうち、マット(「神聖なロゴとマークを踏んづけるのか!」というツッコミはご勘弁を)とふたカバーは「阪神百貨店オリジナルグッズ」でして、大阪出張の際に、梅田本店タイガースショップで買ってきました。

ふたカバーをアップしますと、

090799_5_2

トラのマークが控えめで、なかなかでございましょ

このカバー、京王百貨店新宿店のタイガースショップでは売っていないんですよね。
ですから、阪神百貨店梅田本店でこのふたカバーを見つけた時、荷物がでかくなること覚悟で買ってしまいました。
世の常として、ふたカバーは段ボールの台紙にかぶせて包装されていまして、かなりかさばります。そこで、店員さんに頼んで、台紙をはずして丸めてもらいました。
それでも、マットと合わせてかなりの大きさ(ただし軽い)の荷物になりました。

   

阪神百貨店といえば、ある出張の帰り道、例によってタイガースショップがある8階フロアに上がってみますと、催事場で「骨董市」が開かれていました。
時間に余裕があったものですから、骨董市を覗いてみました。すると、なかなかバラエティに富んでいて楽しい と、一つの置物に目が止まりました。プレートには値段(25,000円くらいだったでしょうか)と共に、「ペリカン」と書かれていましたが、どう見てもペリカンには見えません。どちらかと言えばハシビロコウに似た雰囲気(足の短さが徹底的に違いますが、目つきの悪さが似てる)で、妙に心を惹かれます
でも、置物に25,000円くらいも出す趣味はないし…、でもでも、気になる…。
そんなわけで、何度も置物の前を行ったり来たりしていますと、店員さんが声をかけてきました。そして、勝手に売値を下げてきます(私、値引き交渉が苦手)。そして、20,000円まで下がったところで、買う決心がついてしまったのでした…。

ところが、梱包してもらうと、デカいし、結構重いし、割れものだし、、、ということで、自宅に配送してもらうことにしました。

そして今、こうしてこの置物は、うちの玄関でお客さまをお出迎え(威嚇?)しておりますです。

090799_5_3

きょう、この記事を書くにあたって、この置物がいくらだったのか、家計簿ソフトを検索しました。
冷静になってみれば、よくぞ20,000円も出して、これを買ったものだと思っています。

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トイレットペーパーの謎

2009-07-23 07:01:33 | トイレからの脱出

ちょっと前まで、家で使っていたトイレットペーパー(TP)、どうも使い心地がよくありませんでした。
紙の質には問題はありません。普通に使えます。
紙の色にも問題はありません。普通の色です。

090723_1_1_2 問題というのは、ミシン目です。
どうも、ミシン目の間隔が私のイメージ(?)と合わないのですよ。
1セクションじゃ短めだし、2セクションだと長すぎる…。
感覚だけで、引き出して、紙を切ろうとすると、ちょうど1.5セクションの辺りなのですよ。
しかたなく、1セクションで切り取ると、ペーパーホルダーから0.5セクション分がはみ出して、びや~ぁと見た目も悪い(右の写真はその状態を写したもの)。

このTPを使い出す前には、こんなことはなかったような気がするものですから、単にこのTP(ブランド/商品)だけが、妙な間隔でミシン目を入れているんだと思っていました。

そこで、次から使い出すTP(懲りたとばかりに、別のブランド/商品です)と比較してみました。

090723_1_2

すると、困ったことに、1セクションの長さは両者ともほとんど同じで、使いごこちの悪かったTP(下の写真では右側)が22,5cm、今使っているTP(同じく左側)が23.5cmです。
この1cmの違いが、私の違和感を解消できるとは、ちょっと考えづらかった…。

   

もしかして、JIS規格か何かでミシン目の間隔も決まっているのでしょうか?
さっそく調べてみました。
TPの規格は、「JISP4501」のようです。

この規格には、「衛生的で適度の柔軟性があり、水にほぐれやすく…」といった品質に関するものや、その品質の計測方法とか、商品への表示に関するものも規定されていますが、この際、それらを省略しまして、肝心のサイズの規定を示すと以下のとおりです。


紙幅     114mm±2mm
1巻の長さ 27.5m、32,5m、55m、65m、75m、100m
         
(許容範囲はすべて0~+3m)
芯の内径  38mm±1mm
巻取りの径 120mm以下


以上。
ありゃ? これこそ肝心の「ミシン目の間隔」についての規定はありませんな。
確かに、紙幅や芯の内径、巻取りの径がバラバラだと、TPメーカー以外のメーカーがペーパーホルダーを作るときに困ってしまいますが、「ミシン目の間隔」に対する感覚は個人差によるところが大きいですのものね。

でも、JIS規格は無くとも、業界標準っつうか、デフォルト値があるのではないかと、更にWebを彷徨いましょう。

   

まず見つかったのはこちら(⇒サイトへ)。


このサイトによれば、


あの間隔は22.8cmと中途半端な長さ。なぜ、そんな長さになったのかというと、1920年時代のアメリカのトイレットペーパーはミシン目とミシン目の間を一枚の紙と考えていた。その時のサイズが4.5インチ。センチにすると、11.4cm。
その11.4×11.4のサイズは手のひらサイズで使いやすくその大きさが定着した
日本はそのアメリカのトイレットペーパーを作る機械を輸入し、そのまま製造していたのを、ミシン目を入れる機械の歯を半分に減らし、長さが今の倍である、22.8cmになったのだという。


う~む。ミシン目の間隔の標準は11.4cm×2=22.8cmですかぁ。
私としては、11.4cm×11.4cmのサイズ(3セクション使う)がちょうど良いんですけど…。

かと思うと、こんなサイト(⇒こちら)も見つかりました。
この方の貴重な研究によりますと、ミシン目の間隔は、29.3cm、22.7cm、24.0cm、16.5cm 、24.5cm、23.0cmと、てんでバラバラなんだそうです。

090723_1_3    

ということで、先日まで使っていたTPの「ミシン目間隔が長すぎる感覚」は私の錯覚なのか、それ以前に使っていたTPは16.5cm間隔のものが多かったのか、さっぱり判りません。
そして何とも不思議なのは、現在使っているTPが、23.5cmの長さながら、かなり自然に2セクション繰り出して使えているということです。
1セクション22.5cmだった前のTPが「1セクションじゃ短めだし、2セクションだと長すぎる」感覚だったのに、1セクション23.5cmの今のTPだと2セクションがすんなり来る…。

いったいどうしたことでしょうか?
紙の厚さ? 紙の手触り? TPを回転させる感触?
謎は深まるばかりです

   

随分前のことになりますが、春風亭小朝の落語のマクラで、「新開発の飛行機の翼が、どうしても付け根から折れてしまうので、対策を全社から募ったところ、お掃除おばちゃんが『ミシン目を入れる』という案を出してきた。その理由を問われたおばちゃん曰く『ミシン目で切れたトイレットペーパーを見たことがないもの…』」。
この小咄は、旧ソ連のジョークがオリジナルの模様です。

このジョークのオリジナルはこちらでどうぞ。

このサイトに載せられたジョークの中で、わたし的には、

国営のマッチ工場が火事で全焼した。
燃え残ったのはマッチだけ。

が好きだなぁ・・・。

   

TPネタでここまで引っ張ったんですから、もう一題、プチネタを。
日本のTPの紙幅は、上記のように米国と同じ11.4cm=4インチ1/2ですが、欧州ではメートル法に基づいた10cm幅が主流なんだそうな。
確かに、欧州のTPは幅が狭かった気がします。

それにしても、この記事のカテゴリー、「トイレからの脱出」でいいのかな…


こんなTPもありました:トイレでホラーを読むって?

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トイレからの脱出(第10章=完結編のはず)

2009-04-19 21:28:02 | トイレからの脱出

ダラダラと続いてきた「トイレからの脱出」シリーズ、ホントは4月15日の「トイレからの脱出(第9章=国内編その2)(こちら)が「最終章」のつもりだったのですが、タイトルに明記し忘れたし、記事自体もなんだか中途半端。
そんなわけで、これが「トイレからの脱出」完結編です
   
090419_2_1_3 この際ですので、「第2回 トイレに閉じ込められた事件」が発生した欧州出張で宿泊したホテルのバスルームを写真で紹介してしまいましょう。
まず第一弾は、問題のロンドンのホテル
事件現場となった部屋は、写真撮影する間もなく事件が発生したもので、写真はありません。救出された後、「写真を撮らせて」と頼む手もありましたけど、そりゃいくらなんでも無粋でしょう。
ですから、右の写真は、引っ越し後の「ちょっと高級フロア」のバスルーム(内部)です。備品はともかく、バスルームの造り自体(ドアノブのデザインも)は、問題の部屋とさほど違いはありませんでした。
   
さて、二度もトイレに閉じ込められた経験を持つ「トイレに閉じ込められベテラン」の私から、いざという時(そうそうあるものではないけれど…)のアドバイス
とにかく、落ち着くべし
当然ながら、パニックに陥るのは「百害あって一利なしです。
アパートや一軒家でも、トイレなら水とトイレには困りませんし、ホテルのバスルームなら冷暖房完備だし、お風呂に入って体を清潔に保つことも可能です。
ですから、数日間はサバイバル可能ですので、とりあえずは慌てず騒がず落ち着きましょう。

090419_2_2

撮影者まで写ってしまっているこの写真は、パリで宿泊したホテルのバスルームです。
   
状況を把握すべし
とりあえず落ち着いたら、自分が置かれた状況を確認しましょう。
どうして閉じ込められたのか? どうして出られないのか? 出られる方法は無いのか? 助けを求めるにはどうしたらよいのか? など、自分が置かれた状況を把握しましょう。

090419_2_3

この写真は「欧州最後の宿」になったベルリンのホテル。
ベルリンの街が発する「過激さ」がそのまんま数十㎡に凝縮されたような部屋でした。
写真左半分を占めるガラスブロックの部分がバスルームです。
こんな部屋、男とは、友人・知人・親戚を問わず、ぜぇったぁ~い一緒に泊まりたくない
   
方針を決めたら決行あるのみ
状況をできる限り把握したら、ベストと思える方法(それがベストとは限らないけど)を決行あるのみです。
私の場合、ベストと思える方法は、1回目はドアを押し続けることだったし、2回目は壁を叩いて廊下を通る人に私の危機を伝えることでした、

と、ここまで書いてきて思ったんですけど、上記の3つのアドバイスって、もしかしたら「トイレに閉じ込められた」以外でも、危機に遭遇した時には普遍的な原則かもしれないですね。
ご参考になれば幸いです。
   
ようやく「シメ!」にたどり着けました。
ホント、これが「完結編」になることを切に願っています。
To be continued....」なんて、ぜぇったぁ~い、いやだ

とりあえず、めでたしめでたし…。 -完- 

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トイレからの脱出 (第9章=国内編その2)

2009-04-15 22:03:35 | トイレからの脱出

4月10日の「トイレからの脱出(第8章=国内編その1)」のつづきです。


   

【前章のあらすじ】
友人の協力を得て新築のアパートに引っ越した徒然煙草、一人になると、トイレのドアの前に横たわる布団袋を立ててトイレに入り、用をたした。

その時、立てていた布団袋が倒れ、トイレのドアを封鎖!ドアが開かなくなってしまった!

さぁ、どうする、徒然煙草!

   
【ここから第8章の本編】
ロンドンで発生した「第2回トイレに閉じ込められた事件」は、内側からも外側からもドアを開けることができない事象だったわけですが、この時は、外からなら簡単に開けることができるものでした。トイレのドアと部屋の柱にはさまれている布団袋をどかすだけですから。
ところが、やっかいだったのは、布団袋をどかしてくれる人がいないということ。私は自宅の中でも携帯を持ち歩く習慣はありませんし、第一、当時は携帯を持っていませんでした。また、第8章で書いたように、私がこの新築アパートへの入居者第1号で、他室には住人はいません。また、1フロア2室しかない小さなアパートで、その3階ですから、通りすがりの人がいるはずもありません(新聞の勧誘員くらいのものか?)。
さて、どうしたものか、と考えました。幸い、場所柄、トイレと水には困りませんので、じっくりと落ち着いて対策を練りました。
   
Escape とりあえず、ドアを思い切り押してみることにしました。
床に立ってドアを押しても大して力が入らないものですから、便器を足場にして押してみました。右の模式図の要領です。
むきぃ~と、ね。
でも、こんな風に押しても、布団袋はわずかに圧縮されるだけで、外に出られるほどはドアは開きません。せいぜい10cmくらいのもの。
う~む、ただドアを押すだけではらちが開きません。
それならば、と、ドアの隙間から手を出して、布団袋をつかみ、布団袋を再び立ち上がらせてみることにしました。
むぎゅっと布団袋をつかんで、それを上に持ち上げて…
と、うまくいきました。布団袋が縦になったところで、もう一度ドアを強く押すと、ようやく抜け出せるだけの隙間が空き、ついに脱出成功
やったぁ~です。
   
それにしても、冷静に考えてみれば、トイレのドアをふさいだのが押せば引っ込む布団袋だったからどうにかなったものの、これが固いものだったら…ひやぁ~、想像するだけで恐ろしい…。
布団袋でよかった…。
下の写真は、この事件が起こった当時の愛車、A31セフィーロです。このクルマに罪はありませぬ。

A31


つづき:09/04/19 トイレからの脱出(第10章=完結編のはず)

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トイレからの脱出 (第8章=国内編その1)

2009-04-10 22:31:06 | トイレからの脱出

「トイレからの脱出」の新シリーズ(?)「国内編」です。
2月2日の「トイレからの脱出(第1章)」(こちら)で書きましたように、私、トイレから出られなくなる「事案」を2回体験しました。2回目は第5章まで書き連ねてきたように、ロンドンのホテルで発生したわけですが、1回目は、当時私が引っ越したばかりのアパートで発生しました。よくよく考えてみれば、こちらの方が深刻度が高いできごとでした。
   
一時期、私は海外勤務に就いた友人が所有するマンションに住んでいました。いわゆる「リロケーション」というヤツです。その友人が帰任することになったものですから、不動産屋で新居を探し、新築のアパートを見つけました。そして、そのアパートの入居者第1号(これがミソ)として引っ越しを敢行しました。
レンタカーの1BOXのバンを借り(当時は家財が少なかったんだなぁ、と改めて思います)、友人2名の協力を得ての引っ越し作業です。
Photo_5 作業自体はすんなりと終了。レンタカーを返し、友人に昼食をご馳走して、一人、新居に戻りました。新居の間取りは右図(Excelで描いてみました)のとおり。1DKのシンプルな部屋です。
さて、これから荷ほどき作業と、家財の収納、そして大事なベッドの組み立て作業(これが終わらないと寝られない)が待っています。部屋に入り、ドアチェーンをかけ、まずはトイレ…。
ところが、トイレのドアの前にはど~ん布団袋が置かれていて、このままではトイレに入れません。布団袋を居室に入れようかとも思いましたが、居室の中もベッドの枠やら段ボールやらでごっちゃごちゃの状態ですので、とりあえず、布団袋を立てて、トイレのドアが開くスペースを確保し、トイレに入りました
そして、小用をたしていると、ドアの外でドスッという柔らかく低い音が…。
   
後になって知ったのですが、このアパートの辺りはかなり柔らかい地盤のようで(近所の建築現場で、掘り返しているところに出くわしたことがあるのですが、厚い粘土層が存在していました)、しかも、国道に面しているものですから、大型車が通ると、鉄骨モルタル3階建ての3階にある私の部屋はかなり派手に揺れます。引っ越した当初は、地震だと思いました。
そんなわけで、どうやらとりあえず立てた布団袋が振動で倒れてしまったようです。
ということは…、トイレから出るべくドアを開けようとしましたが、布団袋が邪魔になってドアが開きませんうんしょとドアを押しても、数cm程度しか開きません。
正真正銘の『雪隠詰め(せっちんづめ)』だな」と、つまらないことでフフッと笑ってみましたが、それが実は状況を打破する奇蹟の呪文…のはずもなく、完全に閉じ込められてしまいました
さて、どうする?
   
ということで、今回はこの辺で。続きは、また後日。


つづき:09/04/15 トイレからの脱出 (第9章=国内編その2)

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トイレからの脱出 (第7章=番外編その2)

2009-03-31 21:07:46 | トイレからの脱出

「トイレからの脱出」の「番外編その2」です。
ホントは、「番外編その2」にふさわしいネタがないのではありますけれど、ついうっかりと、第6章のタイトルを「番外編その1」にしたものですから、「番外編その1」の舞台となったベルリンで撮った写真を披露することにします。
ベルリンはおもしろい街でしたぁ~。戦災にあったことから、かなり人工的な雰囲気が漂う街でしたが、ビルそのものや、装いが過激で、ロンドンやパリと比べても遜色ないおもしろさでした。
例えば、これ

Photo_6

旧東ベルリンにある国立歌劇場です。歌劇場そのものは古風な威風堂々の建物なのですが、何ですか、隣にある広告は?これでは「過激場」です。

そしてこちらは、ベルリンの最繁華街:ポツダム広場に面したビル。

Inberlin


ポツダム広場からもう1棟。うおぉ~です。

Inberlin_2


こちらは教会のようですが、なにやら「ブラック・ジャック風」。

Photo_8


そんでもって、こちらは建築中のビル群。手前の看板が完成図のようです。

Berlintownhouses

不揃いの高さ&デザインのビルが並ぶことになるようで、これはこれで心地良いリズムが聞こえてきそうで、楽しいなぁ。

楽しいといえば、極めつきは旧東ベルリン地区に古くからある歩行者用信号「アンペルメンヒェン」でしょう。左が「進め!」で、右が「止まれ!」。かわいいですよね。

Ampelmaennchen

一時期は「東ドイツの遺物」として消え去る運命だったところ、「保護運動」が巻き起こって、今度はマグカップとかTシャツとかベルリンみやげにまでなってしまったようです。

ある時、池袋で、偶然、アンペルメンヒェンのポスターを見つけ、衝動買いしてしまいました。サイズに合わせて額まで誂えたものだから、結構高くつきました

Photo

またベルリンに行ってみたい


つづき:09/04/10 トイレからの脱出 (第8章=国内編その1)

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トイレからの脱出 (第5章=第1部完結編)

2009-03-12 20:44:12 | トイレからの脱出

かなり意表を突いて(?)、2月26日の「トイレからの脱出(第4章)」のつづきです。
ずいぶん、間が開いてしまいましたなあ
THE TOUR OF MISIA DICOTHEQUE ASIAの総括は、もうちょいお待ちくださいませ。
   

【前章までのあらすじ】
欧州出張でロンドンに到着した徒然煙草、ホテルの自室に入ると、まずトイレに入り用をたした。そして、トイレから出ようとすると、ドアノブが空回りしてドアが開かない! トイレに閉じ込められてしまったのだ。
トイレから脱出すべく、策を練った徒然煙草は、トイレの中で大騒ぎすることで、周りの人に異変に気づいてもらうことにした。そして、手のひらで壁をバンバン叩くうち、廊下を通りすがりの誰かが異変に気づき、その通報を受けたホテルのスタッフが駆けつけてきた。
ホテルのスタッフたちは、難なく部屋の鍵を開け、ドアチェーンを突破し、トイレのドアまでたどり着いた。しかし、ドアノブをガチャガチャいじくっても、ドアノブの周りにドリルで穴を開けても、肝心のドアは開かない。
ついに、ホテル側はトイレへの「強行突入」を決意し、トイレのドアへの体当たりを開始した。そして、何度かの体当たりの末、トイレのドアは枠ごと吹っ飛び、ついに徒然煙草は救出された。
そして、徒然煙草は、バスルームの扉は完全に破壊され、ドアチェーンも切断された部屋から、ホテルが用意した「より広い部屋」に移ることになった。


   

【ここから第5章の本編】
こうして移った新しい部屋は、前の部屋と異なり、ちょっとお値段高めの部屋が集まるフロアでした。
090312_1_1_ 広さこそ、さっきの部屋と同じとしか思えませんでしたが、インテリア雑誌なんぞがさりげなくおかれているし、LAN接続が無料だし、バスローブがあるし、バスルームには電話機(!!)や、写真にあるような「タオル・ドライヤー(スチームが通っているらしく、触るとかなり熱い)」があるし…と、設備や備品には結構な差があります。
一緒に出張した役員が「庶民フロア」に泊まっているというのに、これで秩序が保たれるのか?とまで思いました。
でもねぇ、「部屋を代わりましょうか?」なんて言えないしねぇ…、と、結局はロンドンでは下克上が続いたのでありました。
   
そして、当然ながら夕食では、同行者にこのできごとの顛末を熱っぽく語り、「ほぉ~ 」とか「へぇ~」といったリアクションを受けた後、ホテルに戻って風呂に入り、怒涛のヨーロッパ初日を終えたのでありました。
もちろん、新しい部屋では、バスルームに入る前に外側からドアを開け閉めしたり、内側のノブとラッチが連動することを確認しました。用心にこしたことはないわけで・・・。
   
翌日、出かけるべくロビー(中学校の英語の授業で習ったとおり、ほんとに、日本でいう「2階」が「1st Floor」、ロビーのある「1階」が「Ground Floor」と表示されていました!)に行くと、前日会ったSecurityのおばちゃんと遭遇しました。
おばちゃんが、「How about a new room?(新しい部屋はどう?)」と聞いてくるものですから、「Very good! I could get in and out the bathroom freely.(すごく良いよ。バスルームに自由に出入りできたし・・・)」と、かなりブラックな返事をしてしまいました。英国人の国民性として、ジョーク好きらしいので、この程度なら許されるのではなかろうかと思った次第。
実際、このホテルに滞在中、このおばちゃんとの関係は友好的に保たれましたとさ。
めでたし、めでたし
   
そうだそうだ。この日の日程を終えてホテルに帰ってくると、Securityのおばちゃんが言っていたとおり、自室の冷蔵庫にはハイネケンが2本入っていました。
ごちそうさまです。ただ、残念ながら補充はありませんでした・・・
おまけの写真は、ローストビーフを差し置いて「UKがもっとも自慢できる食事」と言われているらしいEnglish Breakfast。このまんまの図柄の絵はがきが売られているのを発見しました。

いわゆるContinentalとはどえらい違いで、かなり食べ応えあり

Englishbreakfast1

そして、こちらはミルクティーのセット。ミルクポットの大きさにはビックリでした。でも、UK流にたっぷりのミルクを入れた紅茶のおいしさを知ってしまい、今では、自宅で紅茶を飲む時はたっぷりとミルクを入れています。

Photo_2

英国人が日本に来て、喫茶店でミルクティーを飲もうとすると、カルチャーショックを受けるんだろうな。「ナンデスカ、コノみるくぽっとみにちゅあハ?」とか言いそうです。
   
実はこのシリーズ、まだ続きます。
「番外編」をはさんだ後、第2部では、最初の「トイレに閉じ込められ事件」について書きます。


【追記】一番上の写真について、「タオル・ドライヤー」と書きましたが、「タオル・ウォーマー」というもののようです。オイルヒーターと同じように、電気で温められたオイルがパイプの中を循環しているんだそうな。 [09/03/18 16:38]


つづき:09/03/17 第6章=番外編その1

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トイレからの脱出 (第4章)

2009-02-26 20:36:23 | トイレからの脱出

ずいぶんと間隔が開いてしまいましたが、2月12日の「トイレからの脱出(第3章)」のつづきです。
  

【前章までのあらすじ】
欧州出張でロンドンに到着した徒然煙草、ホテルの自室に入ると、まずトイレに入り用をたした。
そして、トイレから出ようとすると、なんと、ドアノブが空回りしてドアが開かない!
トイレから脱出すべく、策を練った徒然煙草は、トイレの中で大騒ぎすることで、周りの人に異変に気づいてもらうことにした。
しばらく手のひらで壁をバンバン叩くうち、誰かが異変に気づき、ホテルのスタッフが駆けつけてきた。
ホテルのスタッフたちは、難なく部屋の鍵を開け、ドアチェーンを突破し、トイレのドアまでたどり着いた。
しかし、ドアノブをガチャガチャいじくっても、ドアノブの周りにドリルで穴を開けても、肝心のドアは開かない。
ついに、ホテル側はトイレへの「強行突入」を決断した。

  

【ここから第4章の本編】
We'll break the door. Please stay away from the door. (ドアを破るので、離れててくれ)」とのホテル・スタッフの言葉を受け、どういう待ち方をしていたら良いのかな?と考えた結果、おとなしくバスタブの縁に腰掛けて待つことにしました。いかにも冷静っぽいでしょ?
で、ドアに体当たりする音が響き始めました。そして、何度かドアに体当たりする音が轟いたのち、ついに、ドアの枠が派手に飛び散りドアもろともオッサンたちがバスルームに飛び込んできた~ぁ

  

こうして私は無事にトイレから救出されたのでありました。
バスルームから出てみると、男女4~5人のホテル・スタッフが集っているは、床には、ドリルが転がっているは、ドアチェーンを切る道具らしい「やっとこ」みたいな工具が転がってるはで、まさしく「現場」の風情が漂っています。
ここでオバチャン(ネームプレートには「Security」と担当分野が刻まれていました)が、「We're ready new rooms for you. Which do you like a small room or a large one? (別の部屋を準備するけど、狭い部屋と広い部屋のどっちがいい?)」と、聞くまでもない質問です。
もちろん、「I prefer a large room. (広い部屋がいい)」と答えると、ここでまたもや「Do you like beer? (ビール、好き?)」の質問。
これまたもちろん、「I like beer. (好き)」と答えると、「We'll save beer in your refrigerator tomorrow. (明日、冷蔵庫にビールを用意しておくから)」とのこと。

ようやく、理解できました、さっきからのKYな質問。

  

こうして無事に救出された後の話はまた後日。
写真は、現場となったホテルからの眺めです。

Photo_2

左側のドームはRoyal Albert Hall、右側の尖塔は「V&A」ことVictoria and Albert Museum、真ん中遠くに当時は世界最大の観覧車だったLondon Eyeが見えます。
このどこにも行っていないせめてV&Aだけでも行きたかった…。


つづき:09/03/12 トイレからの脱出 (第5章=第1部完結編)

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