6月24日の記事「火の鳥、復活!」で、再版された「火の鳥」第1~4巻のうち、第2・3巻だけを買ったことに続けて、買わなかった第1・4巻について、このように書きました。
じゃぁ、今回買わなかった第1巻「黎明編」と第4巻「鳳凰編」はどうなのかといいますと、「火の鳥」シリーズのうち、この2巻だけ、B5サイズで刊行されたものを持っているんです。確か「朝日ソノラマ」から刊行された版だと記憶していますが、現物が実家にあるもので確認のしようがありません。
そこで、今夏の帰省の際、実家の本棚を探したところ(場所は見当がついていました)、無事に発見 そして、「帰省その2」で、こちらに連れてきました。
表紙はさほどではありませんが、「背」とか本文の紙はかなり変色しています。
この朝日ソノラマ版の「火の鳥」はいつ刊行されたのかを見てみますと、
第1巻 「黎明編」 昭和53(1978)年7月1日
第2巻 「鳳凰編」 昭和53(1978)年8月1日
でした。
6月24日の記事では、
私のいとこの一人が手塚治虫の大ファンで、「火の鳥」シリーズを当時刊行されていた分は全巻(だったと思う)B5サイズ版で持っていました。母に連れられていとこの家(要するに叔母の家)に遊びに行くたび、「火の鳥」を読みふけりました。
そんな中で、幼い私の頭の中に深ぁ~く刻み込まれたのが、「黎明編」と「鳳凰編」でした。
それから30年以上経ち、書店で「火の鳥」シリーズを見かけた時、昔の記憶がよみがえり、財布と相談の上、この2巻だけ購入したというわけです。
と書きましたが、完全な思い違いでした。この記述のとおりならば、既に私は還暦過ぎのはず。が、そんなことはありませぬ。
ま、それは置いといて、当時の定価は、両巻とも480円。これが再版されると、
火の鳥 1・黎明編 価格:¥ 1,155(税込) 発売日:2009-05-20 |
火の鳥 4・鳳凰編 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2009-06-19 |
と、ほぼ2.5倍のお値段になっています。物価水準の変化以上に値上がりしている気がします。出版物はこんなものなのでしょうか?
そういえば、再版本の表紙デザインは、30年前の「朝日ソノラマ」版とほぼ同一ですねぇ。
値上がりの件はは別にしても、この辺りは「良い仕事をしていらっしゃる」と誉めてよろしいのではないでしょうか。
あ、そうだ。読む方は全然追いついていないのに、8月20日に発行されたらしい第7・8巻を昨日注文してしまいました。
火の鳥 7・乱世編(上) 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2009-08-20 |
火の鳥 8・乱世編(下) 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2009-08-20 |
それにしても、「火の鳥」も、作者の手塚治虫さんも、偉大です。Respect です。