新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

避難したつもりではなかった京都旅行記(その3)

2011-03-31 06:26:36 | 旅行記

避難したつもりではなかった京都旅行記(その2)」のつづきです。

西本願寺台所門を出た私、心引かれる建物を後回しにして、まずは西本願寺の参観を続けました。
どう見ても大名屋敷の正門にしか見えない大玄関門と、

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さきほどとは反対側から唐門を見物しました。

110331_1_02_2 なんという装飾でしょうか

もう少し近づいて、アップしてみましょう。

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いやはや、ここまで凝らなくても…。
まさしく、東の陽明門日光東照宮)、西の唐門でありますよ。
あんまり私の趣味にはあいませんけれど…

   

さて、先ほどから気になってしょうがない建物は、龍谷大学のものでした(全然予習してない…)。

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正門も(正面に見える)本館も、

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両翼の北黌・南黌も、そして、

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旧守衛所も、全部、重要文化財だとか
そういえば、北大植物園門衛所(こちらも重文)もなかなかでしたっけ…(と5年近く前の写真を眺めてみる。軒先のランプcute)。

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話を龍谷大学にもどしますと、龍谷大学は江戸時代初期の1639年につくられた西本願寺の学寮が始まりで、これまた長ぁ~い歴史を持っています。
そして、今も残る正門・本館・北黌・南黌・旧守衛所は、1879年に大教校として建てられたもので、本館は講堂、北黌・南黌は寄宿舎だったそうな。
建てられてから130年も経っているというにしては、まるでテーマパークのようなきれいさ

仏教を学ぶ場が、こんな西洋風というのは、インド様式の石造りでパイプオルガンまで備えている築地本願寺(正式名称は「浄土真宗本願寺派本願寺築地別院」で、設計は伊東忠太さん)以上の違和感です
でも、いいなぁ~、この校舎…

七条通を挟んでちらりと見える校舎のたたずまいも、かなりよろし

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七条通にある喫茶店でかなり遅い昼食を摂りました。

食べたのは「焼きそばセット」。
東日本の人間である私としては、「焼きそばセット」と聞くと、「焼きそばと食後の飲み物のセット」というイメージなのですが、出てきたのは、「ソース焼きそばご飯味噌汁のセット」でした。
噂に聞く「粉モン+ご飯」です。
見た目には違和感がありましたが、食べてみると、なかなかイケル組み合わせでありました

   

さて、うまい具合に、ヤマト運輸のお兄さんが言っていた「大宮七条」の交差点(「その2」をご参照方)までやって来ました。

ここまでのルートを地図で見てみましょう。青い線ヤマト運輸のお兄さんから教えていただいたルートで、赤い線が実際に私が歩いたルートです。

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そして、大宮七条の交差点を南へ左折し、ちょいと歩くと、ありましたぁ~ヤマト運輸さんのステーション

さっそく花林糖の発送をお願いすると、

届くまで、通常の「2~3日」に加えて1週間ほど余裕をみていただいてよろしいですか?

ですと。
こちらとしては、まったく依存ありませんので、直ちに伝票を書き、代金をお支払いしました。
いやぁ~、よかった、よかった

気持ち晴れ晴れ&手元すっきりで、次の行動に移った私でございます。

で、後日談。
この2日後
に自宅に帰り着くと、実家から留守電が入っていまして、花林糖が届いた由。
なぁ~んだ、普通に配達されているではありませんか

ということで、「次の行動」はまた後日。

つづき:2011/04/02 避難したつもりではなかった京都旅行記(その4)

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避難したつもりではなかった京都旅行記(その2)

2011-03-30 06:49:36 | 旅行記

避難したつもりではなかった京都旅行記(その1)」のつづきなのですが、ほんのちょっと時間をさかのぼって、花屋町通から堀川通に出たときのことから再開します。

コンビニの店内でカップ麺お湯を注いでいるヤマト運輸のお兄さんを見かけました。店の前にはヤマト運輸さんの緑色の台車が「駐車」しています。このコンビニでは宅配便を受けつけていなさそうでしたので、このお兄さんが店から出てくるのを待ち、お湯を入れたカップ麺と箸を持ったお兄さんに「この辺りで宅急便を引き受けてくれるところはありませんか?」と尋ねてみました。
お兄さん曰く、

この辺には少ないんですよねぇ。あっても土日休みのところばかりだし。
確実に開いているところは、ちょっと遠いのですが、この道(堀川通)を(南に)進んで、大きな交差点を右に曲がり、大宮七条の交差点を左に曲がってちょっと行ったところにあります。
判りますかねぇ?

今にして思えば、バッグから地図を取り出して、印をつけてもらう手もありましたが、この時はそこまで思い至らず、道順と座標を頭に刻み込みました。
そして、お兄さんにお礼を言って、お別れしました(麺が伸びていなかったことを祈ります)。

   

そんなことがあり、そして伝道院ときめいたのち、東本願寺の紙袋を手に提げて、西本願寺の境内に乗り込みました。

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西本願寺の境内は、急遽、「宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要」から「被災者支援のつどい」に変更したものの、全国から集まった信徒の人たちでごった返していた東本願寺とはうって変わって、ひっそりとしていました(西本願寺での「大遠忌法要」は4月9日から)。

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でも、私のような「観光客」にとっては願ったり叶ったりです。
遠目から国宝「飛雲閣」を眺め、

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そして、国宝「唐門

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まったくもって「桃山」しています

でも、私としては「唐門」よりもこちらの「書院」の門と屋根の連なりの方が好みですし、

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それよりも何よりも、こちらの方がずっと衝撃的感動でした。

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本願寺中央幼稚園ですホント、好きだなぁ~、こういう建物

と、視線を左に移すと、工事事務所がありました。

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出たぁ~ 日本で最も長い歴史を誇る会社(Wikipediaによれば世界最古の会社)、金剛組

創業は飛鳥時代の578年に遡るといいますから、1430年以上ですぞ
経営形態の変更や、資本関係の変化があったようですが、日本の伝統・文化を継承する組織として、技術と技能を後世に伝えていっていただきたいものです。

   

台所門」といいますから、民家の勝手口(と呼ぶには立派すぎる。そして幼稚園の門としてはあり得ないすさまじさ…)にあたりそうな門から西本願寺の外に出ました。

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そして、目の前(台所門の向かい側)にあったのは、、、

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ここはどこ? 私は誰?」な建物でした。

しっかりと予習していれば、おぉ で済む話かもしれませんけれど、何の予備知識もなかった私はドキドキでありましたよ。

ということで、まだまだまだまだ京都旅行記(初日分)はつづきます。

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つづき:2011/03/31 避難したつもりではなかった京都旅行記(その2) 

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避難したつもりではなかった京都旅行記(その1)

2011-03-29 06:11:35 | 旅行記

先日のYOMIURI ONLINEに、「江・浅井三姉妹博も影響じわり…客が2割減」と題する記事が載っていました。う~む…と思いながら読んでみると、こんな記述がありました。

一方で、料金が比較的安価なビジネスホテルを中心に、東北・関東圏から〈一時避難〉してきたとみられる宿泊客がいる。
ホテルコムズ大津」(大津市逢坂)では16日頃から、東京都や神奈川県など主として関東方面から、一時避難の客が増えた21日までで数十組に上り、多くは22日頃までの宿泊だが、中には3月末頃までの予定の客もいるという。

ありゃ、このホテル、私が今回の京都旅行で1泊目の宿としたホテルではありませんか
もしかすると、この記事に「関東方面から、一時避難の客」書かれている客には、私も含まれているのでしょうか? 客観的には、私も「一時避難」の客の一人だったんでしょうな、きっと。

   

さて、すでに1週間前のできごとになってしまった京都旅行記をつらつらと書き始めることにします。
完結はいつになるやら、さっぱり検討がつきません。ちょっと思うところがあって、、、、、ですし

で、初日(3月19日)の私の行動の一部は、20日の記事「京都旅行ダイジェスト(日目)」で書きましたので、それと重複しないようにいたします。

自宅徒歩最寄り駅JR埼京線赤羽駅JR京浜東北線東京駅東海道新幹線京都駅JR琵琶湖線大津駅ホテル大津駅JR琵琶湖線京都駅徒歩東本願寺

のルートで東本願寺にやってきた私は、修復中の阿弥陀堂でお参りしました。

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畳の上に正座して手を合わせていると、大震災で亡くなった人たちとか、被災者の人たちのことをお祈りしようと思いつつも、いろいろ考えることができなくなってしまい、ただ手を合わせて黙祷するしかできませんでした。

参拝のあと、お土産売り場を覗いてみました。せっかく実家の菩提寺の本山に来たのですから、実家にお土産を買おうという次第です。レジの人に遠方に送ることができるかどうか尋ねると、郵便局の臨時出張所があるので、そこからゆうパックで送ることができる由。
そこで、花林糖を買い、郵便局の臨時出張所に行き、伝票に実家の住所を書き込んでいると、係のお嬢さん曰く、

「すみません。東北地方宛てのものは受付できません」

ですと。がぁ~~んデス。

確か、ヤマト運輸さんは、1~2日前に青森・秋田・山形宛ての荷物の引受を再開したというニュースを聞いた記憶があります。しかし、郵便局はまだダメ…

まぁ、腐るものでもないし、自宅まで持ち帰ることも視野に入れて、京都観光に臨むことにしました。

   

東本願寺は、ぐるりと壁で囲まれているのですが、鬼門にあたる艮(うしとら)=北東の角はこんな風に造られていました。

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京都御所と同様に(こちらの記事をご参照方)、艮の角をえぐって、鬼門をなくしていました
風水というものは、宗教の概念をも超えるものなのかもしれませんな。

さて、烏丸通からこの角を左に曲がって花屋町通に入ってしばらく進むと、写真でさえ見たことのない東本願寺の姿を見ることができました。

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なまこ壁のがあるは、

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大名屋敷のような門(内事門)があるは、ついには、

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城壁のような石垣までありました。

いやはや、本願寺が東西に分けられる前は、どれほどの勢力を持っていたことか…。

   

それはそうと、宅配便を受けつけてくれそうなところがさっぱり見つかりません。
ヤマト運輸さんの幟を掲げたお店を1軒だけ見つけましたが、入口はしっかりと閉ざされて、「土日祝日閉店」の掲示まで…

そうこうするうち、堀川通に至り、西本願寺が見えてきました。
私にとって東本願寺お参りするお寺なら、西本願寺鑑賞するお寺です。
さっそく堀川通を渡る横断歩道を探していると、西本願寺堀川通を挟んだ反対側、つまり私が立っている側に門がありました。そして、その門の東側の道を覗くと、そこにあったのは、

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おぉ~、噂に聞く「伝道院」ではありませんか
かの伊東忠太さんが真宗信徒生命保険㈱の社屋として設計した建物です。

近づいてしげしげと鑑賞すると、伊東忠太動物園が繰り広げられていました

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ほげぇ~

今回の旅行は、ほとんど事前の準備をせず、地図さえも持たずにやって来たものですから、「伝道院」を観られるとは、まったく予想していませんでした。

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ですから、余計にうれしい邂逅でした。

京都の近代建築との出会いは、まだまだ序の口なのですが、この先はまた後日

ここまでのルートと写真撮影場所は下の地図のとおりです。

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つづき:2011/03/30 避難したつもりではなかった京都旅行記(その2)

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東博は明日29日(火)から開館

2011-03-28 06:14:30 | タウンウオッチング

東北太平洋沖地震のあと、東京国立博物館(東博)は、ずっと閉館しています。

3月14日に届いたメルマガによれば、

東北地方太平洋沖地震に伴い、当館では、展示室及び収蔵庫等の点検を行いましたが、作品及び施設に特に大きな被害はございませんでした

だそうで、一旦、「3月19日から開館」とのお知らせもありましたが、結局は「交通事情や電力不足など、地震の影響による諸事情に鑑み閉館がつづいていました。

そして、明日29日(火)から、部分的ながら開館の運びになったそうです。

110328_1_2 恒例の「博物館でお花見を」と「庭園開放」は行われますが(4月19日まで)、いくつかのイベントが中止になるほか、開館時間や公開施設が、

開館時間:10:00~16:00(入館は15:30まで)
開館場所:本館と平成館(日本の考古・企画展示室)

と制限されるそうです。

また、

3月29日(火)~4月3日(日)に来館されたお客様の観覧料は日本赤十字社を通じて、この度の震災で被災された地域の皆様に寄付いたします。また、正門、本館、平成館に義援金箱を設置し、お客様からご寄付いただいた義援金は同じく日本赤十字社を通じて、被災された地域の皆様に寄付いたします。

だそうです。

一方、4月5日~5月15日の会期で予定されていた特別展「写楽」は、5月1日(日)~6月12日(日)に延期され、毎週金曜日の夜間開館(開館延長)は行われないことになったようです。

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私の近所には、こんな貼り紙が貼られています。

110328_1_3

地域のさくら祭り(去年の記事はこちら)は中止だそうです。
でも、「さくら祭り」は中止になっても、季節になれば、は咲きます。
近所でも早咲きのが風に揺れていました。

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だけでなく、乙女椿もきれいでした。

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菅原道真は、太宰府に左遷されるとき、

東風(こち)吹かば にほひをこせよ梅[の]
  主
(あるじ)なしとて春を忘るな (拾遺和歌集)

と詠んだそうですが、枯れてしまわない限り、人が悲しかろうが、誰も見ていなかろうが、季節になれば花は咲くものです。

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有名なフレーズで、

年年歳歳花相似(年々歳々 花相似たり)
歳歳年年人不同(歳々年々人同じからず)

というのがあります。
中国・唐の詩人:劉廷芝の詩「代悲白頭翁(白頭を悲しむ翁に代る)」の一節です。
この詩ではひたすら人間が老いていく悲しさが詠われていますが、人生ってそんなものでしょうか?
人生経験を重ねて成長した人、分別がつくようになった人、そんな人だって「人不同」です。
逆に、同じ人が同じような花を観たとしても、人の成長や衰えによって花の見え方は違ってくると思います。

今年のも、例年通りの花を咲かせることでしょう。
その花は、とてつもない悲しみや苦難を体験あるいは共有している今春の日本人の目に、どのように見えるのでしょうか?

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久しぶりに明るいニュースはドバイからやって来た

2011-03-27 09:13:53 | 競馬

中東の沙漠から、なんともうれしいニュースが飛び込んできました。

 

大きな地図で見る

ドバイのメイダン競馬場(上の写真は工事中のもののようです。すぐ隣り:北東にはナド・アルシバ競馬場が見えます)で行われた世界最高賞金を誇るDubai World Cup (DWC)で、ヴィクトワールピサが日本の馬(しかも内国産馬)として初めて優勝しましたぁ~
しかも、2着にはトランセンドが粘りきって、見事に日本の馬がワン・ツー・フィニッシュ

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上の画像は、ゴール後、互いに喜び&たたえ合うヴィクトワールピサ(奥)のミルコ・デムーロ騎手とトランセンド(手前)の藤田伸二騎手です。画像をクリックするとレース映像のサイトにジャンプします。
日本語の実況入り映像は、JRAのサイト(こちら)からどうぞ。着順も載っています。

昨年の有馬記念を勝ったヴィクトワールピサ、昨年のJCダートと今年のフェブラリーSを連勝中のトランセンド、そして昨年の年度代表馬ブエナビスタと、現時点で考え得る最強の3頭が出走したDWCでしたが、見事な結果を残してくれました。
いつものように淡々と単騎逃げを敢行したトランセンドも見事なら、早めに上位進出を果たして最後に差しきったヴィクトワールピサも見事です(ブエナビスタは残念でした…

たかが競馬」かもしれませんが、とにかく快挙です

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へこたれてたまるか、日本!

2011-03-26 16:54:35 | ニュース

リンクは切れています   東北地方太平洋沖地震が発生してから2週間が経ちました。

数分間の地震と、その後の大津波が引き起こした災厄は、およそ現実離れしたもので、人的被害の全貌すら判っていません。昨夜のNHK ニュースウオッチ9で、行方不明の家族を探す人たちの様子が伝えられていましたが、もう気の毒で気の毒で…。
避難生活も「過酷」のひとこと。
物資を避難場所へヘリコプターで空輸することはできないものだろうかと思います。
家族を失った人、家財を失った人、残ったものは自分の命だけの人…。
なんとか支えてあげたい…。

一方、地震や津波の直接的な被害の少なかった首都圏でも、浦安のように上下水道・ガスが不通になっている地域もあるほか、どこに行ってももの不足だし、平日には計画停電がつづいているし、そして、野菜や飲料水から放射能が検出されるという状況です。
網の目以上に入り組んだ日本経済の仕組みが、あちこちで寸断されて、加えて計画停電の影響もあり、復旧するのはかなり大変なようです。
さらに、始めのうちは、「みんな大変なんだから」と受け入れられていた計画停電も、グループ間の格差や、東京23区の大部分が計画停電の対象外になっていることが明らかになってきて、不満が高まってきています。
もし、セントラル・リーグが当初の主張どおり、29日から公式戦を始めて、東京ドームでナイトゲームなんぞが行われていたとしたら、東京ドームは焼き討ちに遭っていたかもしれません。

不患寡而患不均 不患貧而患不安 (論語)

寡(すくな)きを患(うれ)えずして均(ひと)しからざるを患う、貧しきを患えずして安からざるを患う

です

   

私は以前から電池(単1、単3、単4、そしてボタン電池数種類)は買い置きしてありました。そして、単3は充電タイプのものを10本近く使い回していますから、電池不足には十分に対応できると思っていました。

ところが、数日前のこと、夕食の支度をするべく、ガスコンロに火をつけようとしたところ、カチカチいうだけで、さっぱり火がつきません
一瞬、ガスが来ていないのかと思いましたが、すぐにガス臭が漂いだしたものですから、あわてて換気扇を回しました。

どうやら、点火用の電池が切れたようです。数年に1回交換する程度の使用量の電池が切れた…。
しかも、点火用の電池は、備蓄していない単2ときた
とりあえず、川越の喫茶店記事はこちら)でもらってきたマッチで点火しました(タバコ用のライターは使い物になりませぬ)。
その後、コンビニや家電量販店を覗いたものの、電池は軒並みほとんど売り切れで、単3単4がちょびっとだけ売られている程度のものです。

さて困ったぞ、ということで、さっき、こんなものを買ってきました。

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小さな電池をより大きな電池の代わりにすることのできるアダプターです。
さっそく、単3電池をアダプターにセットして、

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ガスコンロに装着

110326_1_4

ガスコンロの点火装置は見事に復活したのでありました

   

私の場合、メインバンクのみずほ銀行から他行に振り込む際の手数料は、月3回までは無料です。
3月24日の記事「今、私にできること」に書きましたように、すでに振り込んだmudefの他、日赤岩手県宮城県仙台市福島県に、それぞれ少額ながら寄付金・義援金を送ることにしていました。

月3回までは無料」をフルに活用するべく、今月中に2カ所、来月に残りの3カ所へ振り込もうかとも思いましたが、はっきり言って面倒くさい

ということで、さっさと振り込んできました(あの迷惑千万みずほ銀行にだけ振込手数料を払うのはしゃくに障るので、日赤へは郵便局から)。

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ちょっとだけ心のつかえが緩んだ気がします。

【追記】単2の乾電池を探して、ダイソーに行ってみたところ、あっけないほど棚に何セットも並んでいました。

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私としてはとりあえず1個でよかったのですが、3個パックしか売られていなかったもので、そいつを買ってきました。
お値段は当然のように105円(税込) 偉いなぁ、ダイソー (2011/03/27 12:24)

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なんとも内幸町方面は大変な状況だ

2011-03-25 06:47:54 | ニュース

昨日の記事「今、私にできること」で、

みずほ銀行ATMからの振り込みなので、ちゃんと届いているか心配ですが、一応、私の口座の残高は減っておりました

と、なかば冗談で書きました。
それでも一抹の不安があったもので、昨日の朝方、みずほマイレージクラブのサイトで入出金記録を確認しました。
と、と、と…、

110325_1_4_2

3月15日の振り込みの次の取引は、、24日電気料金の引き落とし…

前日23日mudefへの振り込みはどこへ行った?
復旧したはずのみずほ銀行のシステムが、またおかしくなったのか?

ところが、みずほ銀行のサイトには、(この時点では)それらしきことは何も書かれていません
こりゃ、電話してみるしかないか…と思っていた時、読売のサイトで「みずほ銀の未処理取引、新たに46億円発生」と題する記事を発見

 システム障害を起こしたみずほ銀行で、未入金となっている取引が新たに約1200件(46億円)生じたことが23日、明らかになった。
 同日付の振り込み分で、全面復旧は24日以降にずれ込む。22日までに振り込む予定で未入金だった約6万件(333億円)については、23日に振り込み処理が完了したが、新たな未処理の取引が連日、発生したことで、顧客離れが進むことも懸念される。

なんとまぁ、私の振り込みもシステム障害の餌食か…

その後、昼休みに、もう一度みずほマイレージクラブのサイトを覗くと、こんなメッセージが出ていました。

110325_1_1

システム障害の影響により、みずほダイレクトの入出金の一部が表示されず、現在残高と一致しない場合がございます(現在残高は最新のものがご確認いただけます)。通帳をお持ちのお客さまは、みずほダイレクトにログインいただいたうえ、「入出金明細照会」の照会期間で「通帳未記帳分」をご選択いただきますと、最新の入出金をご確認いただけます。ご不便・ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申しあげます。

ですと。
さっそくみずほダイレクトにログインして、「入出金明細照会」してみると、

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ちゃぁ~んと(って、これが普通デス)振込記録が記載されていました

そして、帰宅して、もう一度みずほマイレージクラブのサイトで入出金記録を確認すると、

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おぉ、こちらも表示されています
そして、mudefのサイトを見ると、寄付者・団体の中に私の名前も入っていました
無事にmudefの口座に振り込まれたようです

   

そして一夜明け、再度、入出金明細をチェックすると、無事に給与が振り込まれていました

今回のみずほ銀行のシステムトラブルは一段落なのでしょうか?
ただでさえ大震災で社会も経済もとんでもない状態なのに、銀行のシステムトラブルでお金の巡りが滞るのは、会社の命にも関わることです。
みずほ銀行だけが、一度ならずも大規模なシステムトラブルを起こすのは、構造的な問題を抱えているということなのでしょう。元役員たちを顧問・相談役として厚遇する余裕があるのなら、徹底的にシステムや組織を見直すべきだと思います。

大きな地図で見る

それにしても、内幸町界隈は大変です。

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今、私にできること

2011-03-24 07:29:00 | ニュース

リンクは切れています東日本大震災の被災者の方々のために、何ができるだろうかと考えていました。 

物資を送ろうにも、近所のスーパーの棚は、「閉店在庫処分」の末期のような状態で、ガランガランです。

そんな中、私が京都から豆腐を買ってきたと思ったら、豆腐が入荷しているのにはあんぐり…でしたが、トイレットペーパーが完売、ティッシュペーパーが完売、乾麺&パスタが完売、牛乳が完売、電池が完売、が完売、そして、ビールまでもがプレミアム・ビールアサヒ スーパードライ以外は完売と、とても日本のスーパーの売り場とは思えない状況が繰り広げられています。

そして、義援金を送ろうと思ったものの、私のメインバンク、みずほ銀行とんでもない大失態で、振り込みも難しい状況になっていました。

ですが、この間、どこにどれだけを寄付しようかと考えていました。
そして、とりあえず、被害の大きな岩手県・宮城県・福島県、加えて元仙台市民の私としては、仙台市にも寄付して、地域の復興に役立てていただこう、そして、被災者の方々への義援金として、日本赤十字社mudefに寄付しようと決めました。

   

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まず、みずほ銀行のシステムが立ち上がったというニュースを聞いて、昨日の昼休み、mudefに寄付してきました。

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みずほ銀行ATMからの振り込みなので、ちゃんと届いているか心配ですが、一応、私の口座の残高は減っておりました

ところで、利用票の一番下にプリントされている電話番号らしきものを見て、あれと思いました。
見覚えはあるのだけれど、どこの電話番号だっけ?
と、思い出しました 私が 5年ほど前に在籍していた職場のダイヤルインでした
もう繋がらない番号だと思いますが、さっそく、ケータイの番号に変更手続きをしました

   

明日以降、岩手県・宮城県・福島県仙台市、そして、日本赤十字社に寄付しようと思っています。

寄付のやり方は、それぞれのサイトをご参照ください。
110324_1_1 ただ、日本赤十字社のサイトは、リンクを貼るのに手続きが必要なようですので、ご自分で検索して探し出してくださいませ。

各自治体のサイトは以下のとおりです。ご参考になれば幸いです。

岩手県:http://sv032.office.pref.iwate.jp/~bousai/taioujoukyou/gienkin.htm

宮城県:http://www.pref.miyagi.jp/kihu.htm

仙台市:http://www.city.sendai.jp/shisei/gien.html

福島県:http://fksmcms-cache.cloudapp.net/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=9957ABFBA99A038F2E717398A48B6F46?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23682

   

各自治体も、自衛隊も、警察も、消防も、海上保安庁も、東電や原発プラントメーカーの方々も、医療関係者の方々も、他にも大勢の方々が命がけで働いていらっしゃいます。

それを知りつつ「こんな時もお役所」と思ったことが…。
それは、寄付金義援金とは違うということ。宮城・福島両県のサイトによれば(岩手県のサイトでは義援金募集の単独ページになっています)、

寄付金:県内の災害復旧及び復興事業に充てる
義援金:県内の被災者に対する生活支援

というものだそうで、窓口が別々だし、送金方法・手続きも違っています。
寄付金の場合は、事前の申し込みが必要だそうで、福島県のサイトには、

受け入れ方法については、生活環境総務課へお問い合わせください

として、担当課の連絡先が書かれているだけで、振込先情報は載っていません。こんな状況で少額の寄付のために、担当者の手を煩わせるのは気が引けます。
また、宮城県の寄付方法は、先日までは、

1) 「寄附申込書」をFAXまたは郵送。FAXの場合は後日原本を郵送
2) 県が「寄附申込承諾書」及び「納付書」を郵送

3) 「納付書」が届いたら金融機関で寄附金を納入。
4) 県が入金を確認すれば文書で連絡

というもので、奥ゆかしい文書の現物のやりとりや「寄附申込承諾なるものにのけぞったのですが、今朝、見たところ、

1) 「寄附申込書」をFAX又は郵送
2) 併せて金融機関においてサイト記載の振込先へ寄附金を振込
3) 希望がある場合は、受領書を発行

と、だいぶスピードアップ&簡略化されていました。

一事が万事。大震災が終わって落ち着いたら、県や市の様々な仕組み・手続きをじっくりと住民の目線でチェックすれば、もっと地方行政を効率化できるし、利便性を高めることができると思います。

   

話がずれましたが、被災者の人たちの苦難がつづいているだけでなく、地震の影響が(相対的に)大きくなかった首都圏でも、電力不足に加えて、放射能の恐怖も広がってきました。
赤ちゃんがいる家庭では水道水の放射性物質の問題が一大事になっていますが、それ以外の人たちは落ち着いて、野菜にしても水にしても、過剰な反応はせず適度な備えにとどめるべきだと思います。
ただのですが、原発の事態は今以上に悪化することはないと思っています。
私のような素人の、それも「勘」ですから、何の気休めにはならないでしょうけれど、私の勘って、金銭がらみを除いて、結構当たります

今やるべきこと、今やってはいけないことをしっかりと見極めて、希望と落ち着きを持って暮らしていきましょう

「みずほ銀行」関連のつづき:2011/03/25 なんとも内幸町方面は大変な状況だ

 

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パンダを見に上野駅に行ってきた(その2)

2011-03-23 06:17:22 | エキナカ

昨日の「京都旅行ダイジェスト(3日目:最終日)」で、

って、京都旅行以外にも、書きかけのネタがたまっているぞ

と書いた「書きかけのネタ」の一つを片付けたいと思います。

   

昨夜、上野駅山手線から宇都宮線だか高崎線に乗り換えたとき、ちょっと前まで悲惨な境遇に置かれていた「パンダ像」がきれいになっていました。
3月16日の記事「パンダを見に上野駅に行ってきた(その1)」に載せた「ちょっと前まで」の状態がこちらで、

110314_1_94

昨夜の状態がこちら。

110323_1_1

久しぶりに日の目を見て、照れているようです

   

ということで、「上野のパンダ」を続々と紹介します。
まず、「パンダ来園記念」と銘打った、

110323_1_2上野弁当
ごくごくシンプルな幕の内弁当が、真っ黒パンダの海苔と、パンダの顔になっているかまぼこ(だと思う)が加わっただけでスペシャルな駅弁になってしまいます。
『おふくろの味』とパンダとは結びつかない」とか「『上野弁当』が『上野駅限定』なのは当然だろ」とか、つっこみどころがありすぎのユルユルの駅弁です。

KIOSKでは、

110323_1_3いったい何なのかさっぱり判らない「こぱんだマスコット」が「好評販売中」でした。

JRグループ以外でも、エキナカのお店はパンダ、パンダでした。

アンデルセンでは、

110323_1_4 パンダ食パン完売ですし、
ザ・ガーデン自由が丘では、

110323_1_5上野のパンダ(クッキー、ゴーフレット)」が販売中でした。

そんな中、これは違和感ありあり

110323_1_6 Hard Rock CAFEでは、上野限定ピンバッジ
ロックとパンダ、どうもイメージが合いませぬ…

   

上野駅の外に出ても、やはり、そこにはパンダ
上野駅の公園口近く(上野駅の上)にある駐車場に掲げられていた表示には、

110323_1_7メタボ気味のパンダが描かれていました。
この「P」は、Parkingの「P」ではなく、Pandaの「P」のようですな。

   

これほど盛り上がっていたものの、パンダの一般公開は当初予定の3月22日から延期され、いやいや、それどころか、上野動物園自体が「地震などの影響により」、3月17日から「当面の間」休園中です…

パンダの一般公開は、日本を明るくする大きな効果を持っているでしょう。
でも、これほど強烈な明るいニュースを発信するには、私も、時期尚早だと思います。
世の中がやや落ち着いて、顔を上げて歩きだそうという時になるまで待つべきでしょう。

早くそんな日がやって来ることを願っています。

【追記】このブログでも時々紹介しているお気に入りのサイト「@nifty:デイリーポータルZ」を見ていると、「風雲コネタ城」というコーナーに気になるタイトルを発見

上野駅のパンダ像が悲しいことになっている」だそうで、さっそく覗いてみると(クリック)…おわぁ

この記事の一番上の写真のパンダ、常磐線ホームに降りる階段からは背中が丸見えだったんだ
そんなこともつゆ知らず、フェンスの隙間からのぞき見盗撮みたいなもの)していた私って…。(2011/03/23 20:24)

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京都旅行ダイジェスト(3日目:最終日)

2011-03-22 06:13:25 | 旅行記

昨夜、無事に京都旅行から帰ってきました。

天気予報では70%ほどの高い降水確率を示していましたが、大雨になることもなく、春雨の風情で、これもまた一興といったものでした。

昨日の旅程は以下のとおりです。

ホテル京都駅⇒地下鉄烏丸線烏丸御池駅⇒地下鉄東西線蹴上駅⇒徒歩南禅寺⇒徒歩琵琶湖疎水記念館⇒徒歩⇒京都市美術館⇒徒歩⇒並河靖之七宝記念館東山駅⇒地下鉄東西線⇒三条京阪駅⇒徒歩(木屋町通⇒紙屋町⇒河原町通⇒四条通⇒烏丸通)⇒四条烏丸駅⇒地下鉄烏丸線京都駅⇒東海道新幹線…以下略

この日は、古い京都、近代の京都、現代の京都を体験することができました。

   

まずは、古い京都
前日の方丈の縁側に観光客がズラリと2列に座り、石庭を心眼で鑑賞することなんて無理だった龍安寺とは打って変わって、私が庭も方丈も独占して楽しむことができた金地院

110322_1_1

なんとも贅沢なひとときを過ごさせていただきました(等伯のお猿さんを観ることができなかったのは残念

   

つづいて、近代の京都
琵琶湖疎水関係の「産業遺産」を堪能しました。
南禅寺の境内にある水道閣(水道橋)とか、

110322_1_2

琵琶湖疎水を利用して琵琶湖と京都を行き来していた舟を運ぶためのインクライン(傾斜鉄道)の跡とか、

110322_1_3

日本最初の事業用水力発電所、関西電力蹴上発電所(現役の発電施設が稼働中なので外から見るだけ)とか、

110322_1_4

先人の偉業と、先人たちに注がれる尊敬の念がひしひしと感じられる琵琶湖疎水記念館とか、

110322_1_5

産業遺産大好きの私はトキメキまくりでした(観覧料・入場料は一切かかりませんでした)。

   

そして現代の京都

四条河原町界隈の人の多さときたら、歩道を歩くのも大変なほど。
昨年夏に閉店した百貨店、旧四条河原町阪急は、リニューアルオープン(丸井[リリースのPDFが開きます]がテナントになるとか…)に向けて工事が真っ盛りでしたが、あの場所で商売が成り立たなかったとは…と、ちょいと不思議な気がします。

で、大丸京都店のこの外観、クジャクの装飾があるとはいえ、あまりにも殺風景に思えました。

110322_1_6

仮にオフィスビルだったとしても、地味すぎやしませんか?

   

ということで、2泊3日の京都旅行を終え、新幹線に乗って帰ってきたしだいです。
あ、そうだ、自分へのおみやげとして、こちらを買いました。

110322_1_7

最後の空き時間を利用して、伊勢丹の「デパ地下」で買ってきた油揚げと豆腐です。
あの地震以降、近所のスーパーマーケットでは、私が仕事帰りに立ち寄る頃には、油揚げと豆腐はずっと品切れ状態だったもので、ついつい…。

明日以降、地道に旅行記を書きたいと思っています。
って、京都旅行以外にも、書きかけのネタがたまっているぞ

しかも、さっそく今夜は計画停電(週間予定表)だ…

【追記】オマケの1枚。知る人ぞ知る、坂本龍馬の終焉の地です。

110322_1_8

(2011/03/22 07:34)

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