「久しぶりの『東京』#1 MISIAの巻・前編」のつづきです。
もう1週間近く経ってしまったブルーノート東京(BNT)での「MISIA SUMMER SOUL JAZZ 2020」、インストルメンタル・ナンバーの演奏が終わると、会場左後方からMISIAが入場してきました。
間近
からMISIAのお姿を拝見
するといつも思うことですが、MISIAって、拝見する位置が近ければ近いほど小さく見える
のはどうしてなんでしょ?
この日も、私の席から数十cmのところを歩いてステージに向かうMISIAは、ほんっとに小さくて、スリムで、華奢で、その姿を見るだけでは、「日本を代表するSinger
」と呼ばれる片鱗は感じられません。
ところが、ステージに上がり、歌い出すと、立ち居振る舞いも発声も、もう、いつものMISIA
一曲目は、衣装とおそろいのブルーのマスクを着けたまま「CASSA LATTE」。
さすがのMISIAも、マスク越しだと、歌声がちょっとこもりぎみで、歌う方もしんどそう…
MISIAがマスクを着けて歌ったのは「CASSA LATTE」だけで、マスクを外すMISIAを見て、聴く側も、ふぅ~ っと一息。
次は、MISIA唯一のカバーアルバム「MISIAの森」から、「Mercy Mercy Me」と「What a Wonderful World」の2曲。
「What a Wonderful World」は、今年、中国のTV番組「歌手·当打之年:Singer 2020」でおっしゃれ~
に歌っていましたけど、
私がこの曲を生で聴くのは、2011年11月の「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST」大宮公演以来
また、「Mercy Mercy Me」も、2013年7月の「Misia Candle Night Fes.」河口湖公演以来ですから、どちらもかなぁ~り久しぶりでした
でも、どちらの曲も、Soul Jazzアレンジが合う、合う
まるで、Soul Jazz Ver. で歌われるのを待っていたかのようで、
おぉ~、そう来たか
ひやぁ~~
最高 って感じでした。
そして、TBS「音楽の日」で初披露して、視聴者の涙
を誘った「さよならも言わないままで」(この曲に限っては、TV
から受けたImpact
には及ばなかった)に続く「眠れぬ夜は君のせい」がこの夜の白眉
でした
終盤のスキャット、というか、バンドとの息のピッタリ合ったやりとりは、瞬きをするのも、息
をするのも忘れてしまう
ような、至高
のセッションでした
あんなひとときって、そうそう味わえるものじゃありませんゾ
「MISIAのSoul Jazzは好きじゃない」と、ライヴ
に行かず、ライブ配信
も観なかった人たち、、、人生で損
をしましたよ
8月25日に生放送された「MISIA 星空のラジオ」では、番組最後の曲は、MISIAが「たくさんのリクエストをいただきました」と紹介した「眠れる夜は君のせい」でした。
きっと、「MISIA SUMMER SOUL JAZZ 2020」のライヴに参加したりライヴ配信
を視聴して、あの「眠れぬ夜は君のせい」Soul Jazz Ver. に心を動かされた人が多かったんだろな…
いろいろ迷った挙げ句、結局参加したブルーノート東京でのライヴ、行って良かった
と、つくづく思っています。
やはり歓声を上げられないというのはストレスがたまりますけど(最前列の人たちはフェイスシールドも装着)、それでも"生"は、ステージから伝わってくる波動というか、鼓動というか、躍動というか、ドキドキ感
が、BD
で過去ライヴ
を観るのとはまるで違います
ライヴの時間は1時間20分間ほど、MISIAが歌った曲は7曲と、いつものライヴに比べればかなり「こぢんまり」でしたけど、歌とMCから伝わってくるモノが、いつも以上に大きかったような気がしたライヴでした。