チェコ上院のクベラ議長(72)は1月、心筋梗塞で急死した。
議長は台北派で、台湾旅行を控え中国側から脅迫されていた。
周辺にスパイ映画もどきの印象がただようが、我が国のmedia
では目立たない扱いだ。
4月になって地元TVなどに夫人が明かした。1月、中国
大使館の夕食会に夫妻で招待されたさい、議長は大使・通訳と
だけ会談した。20~30分の会談後、議長はストレスが異様に
たまっていた。「大使館から出された食べ物、飲み物に一切
手を出すな」と言った、という。
訪台すれば、ビジネス関連で報復を受ける、などとも言われた
らしい。大統領府、大使館双方からの手紙にも、脅迫めいた事が
書かれており、こうしたことが死亡につながった、と夫人は主張。
また、議長の急死は、1月以来のストレスが原因、という医師も
いる=台湾紙。チェコの大統領は親北京派と見られ、国内も
事情が複雑。真相解明はどれだけ進むか。