ホップ ステップ エイジング

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三角食べ

2024-02-16 16:33:41 | 健康

皆さんはごはんを食べるときに、どの料理をどのタイミングで食べますか?

「好きなおかずばっかり食べないで、順番に食べるんだよ!」

小さい頃、母親の監視のもとよく注意されていました。

主食、おかず、汁物を交互に食べる方法を「三角食べ」と言うそうです。

しかしこの三角食べには、メリットとデメリットが存在すると管理栄養士が解説した見出しの記事が、報じられていました。

メリットとしては、三角食べがバランスの良い栄養摂取に役立ち、特に小さな子どもが苦手な食べ物も食べやすくなり、早食い防止にも有効であると言います。

しかし、デメリットとしては、ご飯を美味しく食べるために、おかずの味付けがより濃くなり塩分を過剰採りがちだったり、いきなり炭水化物を摂取し始めることによる血糖値の急激な上昇。

又、ご飯やおかずを味噌汁などの汁物で流し込んでしまうことにより、咀嚼習慣が身につきにくい点などが指摘されています。

ずっと正しいと言われてきた「日本の三角食べ」は健康的ではなかったのですね。

その点、決まった料理が順番にゆっくりと配膳されるフランス料理などは非常に理にかなっています。

「野菜→肉や魚→大豆製品などの副菜→ご飯」の順番で食べます。

最近よく言われる「野菜を最初に食べる」という「べジファースト」。

食事前にサラダのような食物繊維を含む副菜をご飯を食べる前に食べてしまえば、食物繊維のメリットをしっかり活かし、後に摂取する栄養素の吸収を緩やかにすることができます。

汁物は本来食事の前に少し嗜んでおくと、消化器官が温まり消化能力が向上します。

別の食事法「ばっかり食べ」は、一つの料理を食べ切ってから次の料理に進む方法です。

健康面でのメリットはあるものの、偏食が激しい子どもには三角食べの方が適している場合があります。

子どもにとって一番大事なのは、バランスよく栄養を摂りながら、食事を楽しむことだと述べられています。

野菜や海藻から始める食事法は、血糖値の急激な上昇を抑える効果がある一方で、偏食を助長する可能性もあるとの事です。

和食は、「白飯を口で咀嚼しながら、他のおかずを口に入れて味をつけながら食べる」というスタイルですが、和食以外の主食(炭水化物)は、それ自体に「味」が付いていて、食事として、成立します。

「三角食べ」も「ばっかり食べ」も、それぞれの子どもに合わせた適切な食事法を選択することが重要かもしれません。

日本食を楽しむ上では、三角食べは欠かせませんが、メインディッシュの前に野菜と汁物を・・・。

この方が健康を考慮した食べ方かもしれませんね。

 

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