「ベジブロス」???
「ベジブロス」とは、特に普段は使わない種や皮・ヘタ・根など捨ててしまう野菜くずを集めて煮込んで作る野菜スープの事だそうです。
ベジブロスにお薦めなのは熱を加えることで甘みが増す野菜。
例えば、玉ねぎや人参の皮・へた・大根の皮・果物の皮・さつまいも・里芋・長いも・れんこんの皮。
ほうれんそうの根元。かぼちゃのわた。パプリカ・とうもろこし・セロリの端っこ。白菜やりんごの芯。きのこの石づき。
枝豆のさやなどどんな野菜でもOKなので、捨てずにとっておいてスープにしてみましょう。
出るたびに集めて冷凍してためておけばいいですよね。
煮込んで作った出汁はスープに味噌汁、だしまき卵、ロールキャベツ、肉じゃが、リゾットやカレーなど、さまざまな料理で美味しくいただけます。
玉ねぎの皮やカボチャのワタなどからとってもおいしいスープができるなんて驚きですね。
ただどちらかと言うと向いていない野菜があります。
ブロッコリーの芯・カリフラワーやゴーヤのわた・ピーマンのわたと種・キャベツの芯・セロリの葉・じゃがいもの芽・きゅうりや春菊などは熱を加えるとえぐみ・苦みが強くなる野菜や匂いが強い野菜。
これらは雑味が出てまずくなり、風味をこわしてしまいやすいそうです。
もちろん全く入れてはいけないというわけでもなく、ほどよい苦みがあった方が甘みが引き立つので、入れる場合にはその野菜の苦みを考慮して分量をうまく調整すればいいでしょう。
レモン・オレンジ・バナナの皮など外国産輸入の場合には残留農薬が気になる為、入れない方が無難でしょう。
ベジブロスは通常、鍋に野菜と水を入れた後、沸騰直前までは強火で、その後は中火~弱火で30分~2時間ほど煮ます。
この時に強火で野菜をぐらぐらと煮立たせると苦みとえぐみが出てしまい、まずくなりやすいそうです。
栄養が満点で、普段捨ててしまう野菜くずで作るため、健康にも経済的にも嬉しいですよね。