日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
今年の研修旅行②
今年の研修旅行
②
人の縁の不思議
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米沢市内に入り、昼食のため米織センターへ入り、一斉に用意されていたテーブル席に着いて、昼食を取った。
昼食後、福島県の喜多方に向かってバスは動き出したが、今度はこれまで1号車に乗っていた「さいとう県議」が私の隣に座った。奥様は入れ替わって1号車に乗り移った。県議から今日の研修旅行参加への謝辞と今後の協力方について挨拶があった。
バスは会津若松市の末広酒造嘉永蔵に寄り、最終目的の会津芦ノ牧温泉大川荘へ向かうことになる。県議は再び奥様と交代で1号車へ移った。
その時、隣の1号車に乗ろうとしている1人の男性が気になった。高橋洋一君というお互いに向かい合った家で小学校時代を過ごした同級生とよく似た人だった。もしかしたら違うのかも・・・
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朝9時に石巻を出たが夕方5時、大川荘に到着した。ロビーで先ほど気になった男性に声をかけた。『もしかして高橋洋一君ではないですか?』
「そうです」という返事。
『吉野です』
「やあしばらくです」
高橋君は奥様と一緒だった。そしてこの奥様こそ、私の実家の跡取り息子(甥―長兄の子)の嫁の叔母さんである。全くの奇遇であった。
又、高橋家に洋一君の母親を嫁としてお世話したのが私の父だった。(グーブログ・永人のひとごころ・2008年3月15日投稿・「人の縁」を参照ください)
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宴会は6時半からと決まった。私の部屋は604号室と指定され、5人の相部屋。浴衣に着替え、大浴場へ向かった。大分込み合っていたが、湯につかりふと脇を見るとなんとそこに高橋君がいるではないか。よくよく出会う様に出来ているのだろう。
「先日、横浜から大内みよ子さんが来てね。数人集まって食事したんです。その時、きちんと機会を設けて小学校時代の同級会をやろう、という話になったのだけど、まだ具体的になっていないんです」
『一度もやっていないからね。是非まとまるといいね、その時は参加させてください』
「大友貞孝(おおとも・さだよし)君が亡くなったからねえ、彼なんかが中心になってくれたら助かるんだけれどねえ」
『いつごろですか?』
「4年前だったかな」
石巻出身だが仙台市内で“大友胃腸科、内科医院”をやっていた。私の家内とまたいとこだった。続く