日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
ナチス体質の安倍晋三は危険な宰相
安倍内閣のナチス体質
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「北朝鮮のおかげ」と言い放った
溝口 敦
麻生太郎副総理は26日、都内で講演した際、自民党の衆院選勝利について『明らかに北朝鮮のおかげもありましょうし、いろんな方々がいろんな意識を持たれた』と語った。この発言が麻生の本音であることは間違いない。
衆院選の前、北朝鮮は太平洋に向けて数度にわたりミサイルをぶっ放し、北海道など日本列島の上空を飛翔させた。
安倍内閣はそのたびにJアラート(全国瞬時警報システム)で警報を出し、一部地域で電車の運行を止め、学校を休校し、教室の生徒を這いつくばらせ頭を抱え込ませた。
北のミサイルは弾頭に核を装着していない限りたとえ上空で落下しようと、大気中で燃え尽きる。万一、小さな破片が地上に到達しても、その被害は落雷にも及ばないと推測されている。
勿論北のミサイルが核を装着しているなら、悠長なことは言っていられないが、現在核は『抜かざる宝刀』に留まる事に価値があることは、トチ狂った金 正恩でさえ承知していよう。
邪悪で危険な安倍晋三
要するに安倍がやったことは日本国民に対する不必要で見当外れ、漫画チックな危機感のあおりだった。
多くの人がテレビの映像でJアラートとその結果の馬鹿騒ぎを見るにつけ「バッカじゃね」と思ったはずだが、中にはまともに北に脅威と危機を感じた人たちがいた。
それが自民党を勝たせたと麻生は言っている。外に敵を作ることは最も手っ取り早く効率的に内部を固め、国民に敵愾心(てきがいしん)を持たせ、敵以外の問題を忘れさせる手段である。
ここで多くの人が思い出すのが、ドイツの国会議事堂放火事件だろう。
1933年2月、ドイツで国会議事堂が炎上し、焼け跡に半裸の男がうずくまっていた。
この男はオランダ人で、オランダ共産党員だったとされる。ルッペと言い、彼は『放火は資本主義に対する抗議だ』と犯行を認めた。
捜査を指揮したプロイセン内務省・政治警察部長は『一人の狂人の単独犯行』としたが、ヒトラーは『多数のコミュニストの仕業だ。我々はこの危険な害虫どもを叩き潰さなければならない』と叫び以後、次々に共産主義者や無政府主義者、社会民主主義者などを逮捕し、突撃隊を使って数十人を殺した。
安倍晋三は北への危機と憎悪をあおって国会で3分の2以上の議席を占め、戦前的な憲法への改悪に着手しようとしている。北ミサイルの悪用はさらに悪質なフレームアップ、謀略と弾圧に拡大する可能性がある。
国民、中でもメディアは安倍晋三が邪悪で危険な宰相であることを肝に銘じるべきだろう。 終わり