ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

雨水税

2012年07月24日 | 社会・政治

 雨は天から降って田畑を潤し、誰も雨の降る降らないに関わることはできません。
 しかし中国の農村部では、行政が農民から自然水費と言う名目で金を徴収しているというのです。
 しかも自然水費をおさめない農家には、農民に支給される補助金を渡さないという徹底ぶり。
 農民もたまったものではありません。
 中国政府が雨を降らせているわけではありますまいに。
 逆に干ばつになったら農家に補償してくれるのでしょうか。

 しかもある地方では、自然水費を210万元集めながら、県には5万7千元しかおさめていなかったとか。
 多少のマージンは中国では当りまえなんでしょうが、あんまりひどいではありませんか。

 昨年度の会計検査では、2,000以上ある県のうち、健全財政と認定されたのはわずか15県だっとか。

 経済成長も鈍化し始めた中国。
 財政不足を補うための苦肉の策ともいうべき雨水税まで課すようになってしまいました。
 終わりの始まりなのかもしれません。

 中国の民は辛亥革命、共産革命、文化大革命、天安門事件と、100年のあいだに何度も国家を揺るがすような騒動を起こしてきました。
 近いうちに、また大きな暴動が起きるような気がしてなりません。


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