ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

違和感

2012年07月10日 | 精神障害

 昨日が振替休日だったため、今日、火曜日が週あたまとなりました。
 一日みっちり働いて、へとへとです。
 今週は金曜日に都内某ホテルで会議があり、直行直帰するため、今週は火水木の三日しか職場にはきません。
 
 私は日々出勤して仕事をし、家に帰れば酒を飲んだりDVDを観たり読書したりして、まっとうな社会人の暮らしを取り戻しました。
 職場復帰2年2カ月とちょっと。
 よくぞ続いているものだと我ながら感心しきりです。

 しかし、なんと言うか、現実の生活に何か違和感のようなものを感じています。
 社会と私との間に薄い膜が張っているような。

 森鴎外は軍医として最高の地位に就きながら、夜間、執筆活動をして大作家となりました。
 その森鴎外が、軍医としての自分を、芝居をしているようだ、と評しており、現実との違和感に悩まされていたことがうかがわれます。
 しかし森鴎外は家での執筆活動の時間には違和感を感じず、むしろ本来の自分を実感しています。

 私はと言えば、何をしている時にも、この奇妙な違和感が付いてまわります。
 好きなホラー映画をDVDで鑑賞している時も、詩歌や小説などの文学作品にふれているときも、もう亡くなった地井武男ちぃ散歩のように都内や千葉市内をふらふらと漂っているときも。
 勤務時間中にだけ違和感を感じるというのであれば、どんなにか生きやすいでしょうね。
 こればっかりは、精神病薬を飲んでも、しつこく私に貼り付いてきます。

 世間一般の多くの人も、多かれ少なかれそういった違和感を感じながら、それを誤魔化しつつ生きているんでしょうか。
 こんな話は同僚や友人、親族ともできませんから、分からないのですよねぇ。

 多分生涯付きまとうであろうこの違和感、なかなか慣れるものではありません。
 とにかく表面的には、平気な顔で日々の暮らしを過ごしていくほかなさそうです。
 しんどいですねぇ。

 

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