ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

民主党分裂

2012年07月02日 | 社会・政治

 小沢一郎衆議院議員が、自らの一派衆議院議員38人、参議院議員12人の50人の離党届をとりまとめ、輿石東民主党幹事長に提出した、との一報が飛び込んできました。



 やっちゃいましたねぇ。


 思えばこの人、自民党を飛び出してから、おかしくなっちゃったような気がします。

 自民党時代は政策通の剛腕と言われていたのが、今では権力欲でしか行動しない人になってしまった感があります。

 1969年から1993年までの24年間は自民党、その後派閥抗争に敗れて自民党を飛び出し、1993年から1994年までは新生党、その後旧民社党や公明などを広く集めて1994年からは新進党、しかし結局空中分解を起こして1998年に解党、1998年からは自由党、2000年から自公との連立をめぐって自由党と保守党に分裂、細々と自由党でやっていましたが、2003年、民主党に合併される形で民主党員となり、代表まで務めながら、2012年離党、近々新しい党を立ち上げるとか。

 これだけめまぐるしく党を作っては壊した政治家を他に知りません。

 しかも、渡部恒三・藤井裕久・扇千影・小池百合子など、そうそうたる大政治家が、かつて小沢議員の魅力に吸い寄せられるようにして接近し、短い期間側近を務め、あっけなく離れて、しだいに反小沢色を鮮明にしていきました。
 こういう人望のなさは、大政治家としては致命的ではないでしょうか。
 大小沢先生も、齢70。
 今度作る党で最後にしてほしいですねぇ。



 いずれにしろ、国民は小沢新党に何の期待もしていません。
 野田総理憎しで野田総理を引きずり降ろしても、小沢一派は総選挙で民主党もろとも沈没するのは目に見えています。

 そうかと言って自民党も人気がなく、まだ海の物とも山の物ともわからない橋下徹率いる維新の会なんかが注目を集めています。
 私は維新の会には独裁の匂いがぷんぷん漂っているように感じます。
 胡散臭い連中で、とても投票する気になれません。

 小沢一派の集団離党で解散総選挙はにわかに現実味を帯びました。
 果たして選挙で誰が笑うのか、これほど予測が難しい選挙も珍しいでしょう。
 緊迫する政治状況に目が離せません。

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真ん中

2012年07月02日 | その他

 今日は一年でちょうど真ん中の日にあたりますね。
 今年は閏年のため1日多く184日目で、あと182日。 
 来し方をふりかえる余裕もありません。

 私がこの真ん中の日で強烈な印象が残っているのは、サッカー・ワールドカップでオウンゴールしたコロンビアの主将が、自国民に殺害されてしまった事件です。
 たしか1994年、米国開催の大会でした。
 前年、日本が勝てばワールドカップ初出場という試合でイラクに引き分けてワールドカップに出られなかった、ドーハの悲劇の後の大会です。

 しかし悲劇というなら、コロンビアのほうが悲劇的です。

 オウンゴールと言ったって、何も自国のゴールを狙って蹴ったわけではなく、防戦のために繰り出した足にボールが当たってオウンゴールになってしまっただけのこと。

 それを殺害するとは何事ですか。

 コロンビアは熱狂的で野蛮な国と見なされてしまっても仕方ありません。
 しかも犯人、当初は懲役43年の重い刑を科されたものの、模範囚ということで減刑になり、わずか11年で釈放されたやに聞き及びます。

 サッカーをめぐっては、勝ち負けの遺恨が原因となって、南米のホンジュラスとエルサルバドルが戦争を始めたり、スポーツの範疇を超えた恐るべき影響力を持っていますね。
 
 これら忌まわしい事件の一つが、まさに一年の真ん中の日に起きているといことは、どこか不気味な感じがします。

 わが国でも、金閣寺放火事件が起きています。

 一年の真ん中の日である7月2日には、来し方をふりかえり、心静かに残り半分の過ごし方について思いを巡らせたいものです。

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マッド・ホステル

2012年07月02日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨夜は英国のホラー「マッド・ホステル」を鑑賞しました。

 ロンドンの美大生、男女四人は、家賃なしで暮らせる廃屋を求めて、車でロンドンの町を走りまわります。
 そして見つけた理想的な廃屋。
 古いながらもお城のように広い家です。
 ドアを破壊して侵入した四人は、壁に絵を描いたり、美大生らしいセンスで廃屋を快適な我が家に変え、夜は乱痴気騒ぎを繰り広げます。
 疲れ果てて床でごろ寝する四人。
 目覚めて、異変に気が付きます。
 ドアは鍵をかけられた上頑丈に釘でとめられ、窓という窓には鉄の板が張られているのです。
 つまり、四人は何者かによってその廃屋に完全に閉じ込められてしまったのです。
 なんとかして外に出ようと試みる四人。
 しかもなぜか、全員の携帯がなくなっており、助けを呼ぶこともできません。
 廃屋にいるはずの何者かに怯えながら、必死に脱出を試みます。
 やがて明らかになる廃屋の元からの住人。
 それは頭のおかしい老外科医。
 四人は一人また一人と、老外科医の狂気の手術台に載せられ、血祭りにあげられていきます。
 そして、驚愕のラスト。

 時間が80分と短く、テンポも良いのですが、なんとなく中途半端な感じがします。
 密室劇と呼ぶにはグロく、血みどろホラーというには淡泊で、唐突なラストも伏線がはっきりしすぎていています。
 中途半端なホラーですね。

マッド・ホステル [DVD]
エマ・グリフィス・マリン,ルーバン・ハリー・ビッグス,エイミー・ノーブル,ジョージ・マグワィヤー,モイヤ・ファレリー
アメイジングD.C.

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