二十四節気では、明後日の11月22日は小雪である。「わずかながら雪が降り始めるころ」とある。
今日11月20日(月)は曇り空、寒い日である。12月7日が大雪、
12月22日の冬至まで、昼が短くなり、夕暮れが早く、寒さもいっそうきびしくなる季節を迎える。
先日、備中松山城と高梁市成羽美術館に出かけた。子どものころに一度、この山城に登ったことがあった。
それ以来の2度目の高梁市の備中松山城行きである。平日にもかかわらず大勢の観光客が登っていた。
天守閣が現存する「天空の城」として、今では結構、有名になっているのだろう。
紅葉には少し遅すぎたかもしれないが、それでもモミジの赤に、城壁の白、石垣と空の青色が映えて、
汗をかきながら登っただけの値打ちはあった。
その後、成羽川沿いにある高梁市成羽美術館に行く。美術館内は何人かの監視職員が絵画展示のそれぞれの部屋の入れ口付近にいた。
建築家 安藤忠雄氏の設計による流水を配した、みごとな美術館である。
児島虎次郎の絵画とともに、「近代日本洋画の歩み」(山岡コレクションとともに)の特別展もあった。
成羽で採掘された植物群化石なども展示されていた。
合併して人口3万2千の高梁市が、この美術館と考古学系博物館の管理運営、さらに備中松山城の管理をしていると思うが、
郷土の歴史ある重要な美術と史跡を守るため、それは必要な費用である。
一方、玉野市は美術館はなく、玉野海洋博物館があるだけ。その博物館も民間に指定管理できないかと検討している。
旧文化センター2階にあった縄文・弥生時代の土器や銅鐸など郷土の文化財は、メルカ商業施設の2階に整備移転した際に、
図書館・中央公民館の倉庫に、どうやら眠っているようだ。