日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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二大漫画家の故郷━ 玉野

2012年02月23日 | 玉野市政
朝から雨、久方ぶりにカッパを着て新聞配布する。
今日から3月予算議会が開催される。

 国の悪政のもと、長期不況の影響で地域経済・雇用は落ち込み、地方政治は多くの困難・課題をかかえている。
とりわけ、国保、介護、医療、障がい福祉など、地方政治では改善できない国の社会保障制度の削減政策、制度欠陥のもとで、市民に負担が押しつけられている。

 「地域活性化、都市間競争に打ち勝つ」などと、玉野市でも来年の2回目の瀬戸内国際芸術祭への集客を当て込み、「ののちやん」での街おこし、中心市街地活性化計画の推進など、次々と手を打とうとしている。
 しかし、何か、「地に足がつかない」、ある種、焦りのような感じがしている。
 芸術祭参加は二番せんじ、イメージキャラクター「ののちやん」も、中心街地活性化協議の中から突然、出されてきたもの。
庁舎内の職員も議員も、みんな「ののちゃんの」バッチを胸につけているが・・・
 境港の「ゲゲゲの鬼太郎」などの、何番せんじだろうか。

 玉野市は、「いしいひさいち」さんだけでなく、女性には特に人気の高い「一条ゆかり」さんという、二大漫画家の出身地、ふるさとである。その一方だけに特化した「街おこし」策でいいのだろうか。温浴施設建設をメインとして、国からの補助金を当て込んだ中心市街地活性化計画という、商工会議所等を中心とした計画推進の枠に狭め、こだわらず、もっと二人の有名漫画家のふるさと、玉野市として、二人を顕彰し、市民に親しまれ、支持される方策で、「地に足をつけて」きちんと協議し、民間の協力もあおぎ、取り組むべきだろう。

 議会総務文教委員会の協議でも、「ミュージアム計画は二人の漫画家への協力を求めた方がよい」といった主旨の意見が多く出された。
この議会の声を、真摯に受けとめ、改善することが求められている。