毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 今朝は、5時から田の草とりに出るのでバタバタ。
 そのとき、インターネットのニュースでびっくりしたのは、
  「阿久根市長 裏金告発の元巡査部長仙波氏を副市長に専決処分」
 という記事。

 仙波氏とは少しだけお話したことはある。
 ともかく、警察官でありながら県警の裏金を告発したという人物。

 阿久根市の竹原市長のブログで、先月あたり講演の演者として一緒になった旨があったので、二人の「面識済み」は分かっていた。

 でも、「副市長」 に 「専決」とは。

 「副市長」など人事は、議会の同意が必要な案件で「専決」という例は聞いたことがない。
 過去にそんなこと考えた人はいたろうか?
 もし、考えた人がいたとしても誰もやらなかったろう、「副市長の専決」。

 任命権のある市長が任命したから、副市長はとりあえずは着任か。
 議会の同意を得ていなからといって、議会があとから何かできるか??

 法律の想定外のこと。

 仙波氏は自らの法と正義の観念に基づいて「裏金を告発」したのだろうから、違法、脱法を繰り返す竹原市長とどう対峙するのか。
 そもそも、初めから対峙が目的で副市長はできないし・・・

 めがはなせない・・・

人気ブログランキング→→←←ワン・クリック10点
6位あたり


●阿久根市長 専決で副市長、元愛媛県警警官選任
       2010年7月26日 読売新聞
 議会を開かずに専決処分を繰り返している鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が25日、空席だった副市長に元愛媛県警巡査部長の仙波敏郎氏(61)を充てることを専決処分した。地方自治法は副市長の選任には議会の同意が必要と定めており、識者は「明らかな法律違反」と批判している。

 同市の掲示板に25日、竹原市長名で、仙波氏の名前と生年月日を記し、「欠員中の副市長に選任した」とする文書が張り出された。

 仙波氏は愛媛県警時代の2005年、県警の裏金作りを実名で内部告発。09年に退職し、現在は各地で講演活動などを行っている。

 仙波氏は25日、読売新聞の取材に「竹原市長とは今年5月に知り合い、今月10日頃に就任を打診された」と話した。8月2日に初登庁するという。

 仙波氏は専決処分での副市長選任を「違法とは断定できない」と説明。一方で、市長が市職員の懲戒免職処分取り消しを命じた鹿児島地裁判決に従わない点については「判決には従うべき。市長とは是々非々の関係でいく」と述べた。

 地方自治法162条は、「市長は議会の同意を得て副市長を選任する」と定めているが、違反した場合の罰則規定はない。

●阿久根市長 副市長人事も専決処分 元愛媛県警 裏金告発の仙波氏
       =2010/07/26付 西日本新聞朝刊=
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は25日、空席の副市長に愛媛県警の裏金づくりを内部告発した元同県警巡査部長の仙波(せんば)敏郎氏(61)を充てる人事を専決処分した。議会を開かず専決処分を乱発する竹原市長の手法をめぐっては、鹿児島県知事が23日、同市に地方自治法に基づく2度目の「是正勧告」をしたばかり。

 同法では、副市長は議会の同意を得て選任すると規定。竹原市長は、初当選した2008年に提案した副市長人事が議会に不同意とされたため、その候補者を課長職として採用している。

 仙波氏によると、10日に群馬県であった集会で市長と会った際に、「市民のために仕事をしてほしい」と就任を要請されたという。「個人的には議会は開くべきだと考えている。市長には『抵抗勢力になるかもしれない』と言ったが、それでも構わないとのことだった。是々非々の立場で意見を具申していきたい」と語った。8月2日から業務に就くという。

 仙波氏は愛媛県出身。地元の高校卒業後、1967年に愛媛県警に採用された。2005年に警察の裏金の実態を実名で内部告発。その報復で不当な人事異動をされたとして提訴し、県に100万円を支払うよう命じた判決が確定した。09年に定年退職し、全国で講演活動を行っている。

●阿久根市長 専決で副市長も選任
        NHK 7月26日 7時2分
市議会を開かずに専決処分を繰り返し、知事から2度の是正勧告を受けた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、議会の同意を得て選任すると法律で定められている副市長を、専決処分で選任していたことがわかりました。

鹿児島県阿久根市の市役所に公示された文書によりますと、竹原市長は25日付けで仙波敏郎氏(61)を副市長に選任する専決処分を行いました。仙波氏は愛媛県出身の元警察官で、平成17年に愛媛県警察本部の捜査費の不正支出について記者会見して証言しました。

阿久根市では、おととしから竹原市長が提案した副市長の人事案に市議会が同意せず、副市長が不在のままになっていました。地方自治法では、副市長は議会の同意を得て選任すると定めています。阿久根市の議会事務局では「人事案件を専決処分しても罰則はないが、専決処分にはなじまない案件だ」と話しています。

阿久根市では、市議会側が議会の招集を求めているにもかかわらず、竹原市長がこれに応じないまま専決処分を繰り返していて、鹿児島県の伊藤知事は、地方自治法に違反するとしてこれまで2度にわたって是正を勧告しています。

地方自治に詳しい鹿児島大学法文学部の平井一臣教授は「議会を開ける状態にもかかわらず、開かないまま専決処分を続けること自体、違法性があるが、副市長の選任といった議会の同意を得る必要が法律に明記されている事案まで専決処分で済ませてしまうことは二重の意味で違法性が高い」と話しています。

●鹿児島・阿久根市長:副市長を選任 裏金告発の元警官
      毎日新聞 2010年7月26日
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は25日、愛媛県警の裏金問題を内部告発した元巡査部長の仙波敏郎氏(61)を、専決処分で副市長に選任した。市長は議会を開かず専決処分を続けているが、副市町村長の選任について、地方自治法は「議会の同意を得て選任する」と規定。今回の案件は専決処分の対象外とされており、選任は論議を呼びそうだ。仙波氏は毎日新聞に対し、竹原市長に議会を開くよう求めるなど、市長に是々非々の構えで対応する考えを示した。

 仙波氏によると、7月11日に群馬県内で竹原市長と会い、就任要請を受けた。裏金問題の追及などを評価した様子だったという。【馬場茂、福岡静哉】

●内部告発の仙波氏を副市長に 阿久根市長が専決処分  仙波敏郎氏
        2010年7月25日 15時48分 
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が25日付で、愛媛県警の裏金づくりを内部告発した元巡査部長の仙波敏郎氏(61)を、専決処分で副市長に選任した。

 仙波氏によると、市長から電話を受けて会うようになり、11日に副市長就任の要請が正式にあったという。地方自治法では、副市長は議会の同意を得て選任するとしている。

 竹原市長は議会を開かないまま専決処分を乱発するなどして問題となっているが、仙波氏は共同通信の取材に対し「わたしは議会を開くべきだと考えているし、司法判断も順守すると市長には伝えてあるので、最初から衝突すると思う。批判も出るだろうが、働きぶりで評価してほしい」と話した。

 仙波氏は愛媛県警地域課鉄道警察隊の巡査部長だった2005年、県警の裏金づくりを内部告発。その報復で不当な人事異動をされたとして提訴し、県に100万円を支払うよう命じた判決が確定した。

 同市では08年、竹原市長が初当選した直後に提案した副市長人事が議会に不同意とされてから、副市長が欠員となっていた。
(共同)


●法的に正当とみなされず=阿久根市長の副市長専決-鹿児島県知事
      時事 2010/07/26-12:52

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は26日、阿久根市の竹原信一市長が25日に副市長を専決処分で選任したことについて「議決を取らないでやったことが法的に正当とみなされるのか。極めて難しいと思う」と述べた。県庁内で記者団の質問に答えた。

 地方自治法は、副市長の選任には議会の同意が必要と規定しており、伊藤知事は「市長としての任命行為があったとは見なさざるを得ないが、議会の議決を取るべき部分では違法性が出てくると思う」との見解を示した。

 知事は23日、竹原市長に対し2度目となる是正勧告をし、議会側が招集を請求している臨時会を開くよう求めたばかりで、「法治国家の中では、おおよそ想定できない事態が起きている。わたしの立場としては、極めて遺憾としか言いようがない」とも語った。

●「議長に議会招集権を」 阿久根議長 法改正要望 県市議長会に提案へ
       =2010/07/26付 西日本新聞朝刊=
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が3月議会閉会後、議会側の臨時議会の招集請求にも応じず専決処分を乱発している問題で、市議会の浜之上大成議長が29日に始まる同県市議会議長会に、議長にも議会の招集権を与えるよう地方自治法の改正を国に要望する議案を提出する。議案は採択される見通しで、同議長会として関係省庁や国会議員に要望活動を行う。

 地方自治法では、議会招集権は首長にしか認められていない。浜之上議長は「議会を開かない竹原市長のやり方を止める手段がないのは、法の不備」と指摘。議長に招集権を付与するケースとして(1)議員提案による条例改正など審議すべき案件と議長が認めた場合(2)議会側が臨時議会招集を請求後、首長が地方自治法に定める20日以内に議会を招集しない場合-を挙げ、改正を求める。

 議長への招集権付与は全国の都道府県、市、町村各議長会がこれまでも国に主張している。阿久根市に対し23日、議会を招集するよう是正勧告した鹿児島県の伊藤祐一郎知事も「総務省内でも法改正に向けた論議が進んでいる」と述べ、現行法の限界に言及した。

 同県内の市議長の一人は、提案に賛意を示した上で「議会の招集権を議長が持っても首長が専決処分で対抗し、いたちごっこになる可能性がある。罰則も必要ではないか」と話している。

●阿久根市職員にボーナス支給 ほぼ全員、昨夏の4割台
     朝日 2010年7月1日5時1分
 鹿児島県阿久根市の職員に対して30日、夏のボーナスが支給された。職員211人のほぼ全員が昨年夏に比べ4割台になった。

竹原信一市長が5月にボーナスを構成する「期末手当」を3分の1にする措置を議会に諮らずに専決で決めたためだ。職員からは「ボーナスがない職場もあるからぜいたくは言えないが、生活設計を見直さなければ」といった悲嘆の声が聞かれた。

 ある中堅職員は、専決処分がなければ支給額は額面で70万円台のはずだったが、約40万円に。税など差し引くと実際に手にするのは約30万円だ。「私は、まだいい方だ。生活を見直すしかないと妻と話している」と漏らす。

 別の職員からは「住宅と車のローンの返済や、県外の大学にいる子どもの学資が払えない」といった声も聞かれた。

 ボーナスを構成するもう一つの柱で、市長による裁量がモノを言う「勤勉手当」については竹原市長は今回手をつけなかった。竹原市長は、勤勉手当について「特に優秀」から「良好でない」まで5段階評価にして最大20%の開きを設ける訓令を5月末に出した。「良好でない」職員は、昨夏に比べボーナス総額で3割台になった可能性がある。

 竹原市長自身のボーナスは総務課が「市長命令だ」として明らかにしないが、約63万円と推定される。

コメント ( 4 ) | Trackback ( )



« ◆7月25日(... ◆辻元清美氏、... »
 
コメント
 
 
 
阿久根市副市長について (渡辺 健二)
2010-08-03 14:59:28
みなさん仙波副市長の息子は殺人犯ですよ。長男が愛媛県松山中央消防署長を職場で刺殺したのは十数年前、通夜・葬儀に顔をださず、未だに補償する意思もなく、殺人犯の親父のまま定年を迎えた無責任男、殺人犯の親父になったころから自棄になり愛媛県警の裏金を追求するヒーローを演じるようになったのです。何十件もの訴訟を起こし松山市の県庁・市役所・裁判所・警察・各駅などで仙波の事を知らぬものはいません、何処へ行っても職員を怒鳴りつけるので一般職員は対応を嫌がります。仙波は警察官でなく愛媛県警の第一期アクアラング隊員として採用されたのです。
私の妻の叔母が仙波の実家の3軒燐に住んでいますが町内会の人は誰も仙波夫婦との付き合いはなく顔も知らないそうです。狂った市長と人殺しの息子を育てた副市長いいコンビですね。阿久根市のみなさん仙波に日本語は通じません、偽りの人生を楽しんでいるのです。
 
 
 
阿久根市副所長さんへ (山之内 守)
2010-08-03 15:14:33
 混乱を深める鹿児島県阿久根市の一日も早く正常化に努めてください。なかなか難しいとは思いますが頑張ってください。
 
 
 
阿久根市仙波副市長さんさっそく成果を (森 伝)
2010-08-03 17:23:23
 仙波副市長さん、停職係長さんの復職を実現されました事を人ことながら心からうれしく思います。
 これからのますますのご活躍をお祈り申し上げます。
 
 
 
いろいろ (●てらまち)
2010-08-03 17:48:19
★渡辺健二さん、こんにちは。

私は、あまり、そういうものの見方はしたくないです。


★山之内守さん、こんにちは。

>なかなか難しいとは思いますが

軌道修正がされるといいですね。


★森伝さん、こんにちは。

>復職を実現

市が裁判を続けている以上、『復職は矛盾』という人もいましょうが、
大局では良いことというべきでしょうね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。