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てらまち・ねっと



 美濃加茂市長が逮捕されて20日ほど。昨日、名古屋地検が起訴。本人は起訴内容を否認。
 勾留、市長在職のまま刑事事件の公判が始まる可能性もあるのか。

 自治体合併前の私のまちでは、町長が2代続きで逮捕された。
 一人目は、割と素直に業者からの現金の授受を認めて、「仏壇の後ろに隠していた(貯めていた)」ことも認めて、町長辞職。公判で有罪確定で決着。公共工事業者かの受託は事実としても、何か、誰かにはめられた、仕組まれたのかもしれないという印象は残った。
 二人目は、一カ月以上否認を続け、当然在職のまま。その後、認めた。町長も辞職。公判の開始後、否認に転じて、裁判は長引く。有罪判決を受けたが、控訴せず確定。

 この美濃加茂市長の逮捕以後、私のところにも、「若いと大丈夫?」とか「経験が浅いと・・」とか言ってきたり、電話して来たりの声がある。
 私は、事件は、「個人の問題でしょ」「いままで、汚職はいい年の人たちの行為でしょ」「年齢の問題ではない」等と答えている。

 ・・ということで、本案の昨日起訴された事件のことは、下記にもまとめてある。
 ★6月27日エントリー⇒ ★◆現金受領「一切ない」=美濃加茂市長、郷原弁護士に/「潔白を晴らす」/贈賄側 市長選に知人1カ月派遣
 ★6月25日エントリー⇒ ★◆全国最年少29歳市長を逮捕/受託収賄、事前収賄/居酒屋やファミレスで会い現金入り封筒

 ところで、今日は、レンタカーを借りて、4人で、終日作業がある。

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●岐阜 美濃加茂市長 受託収賄などで起訴
           NHK 7月15日 18時21分
岐阜県美濃加茂市の市長が、市議会議員だった去年、浄水設備の導入を巡り、名古屋の業者から現金30万円の賄賂を受け取ったとして逮捕された事件で、名古屋地方検察庁は15日、市長を受託収賄などの罪で起訴しました。弁護士によりますと、市長は起訴された内容を否認しているということです。

起訴されたのは、岐阜県美濃加茂市の市長、藤井浩人被告(29)です。
藤井市長は、市議会議員だった去年4月、浄水設備の導入を巡り、名古屋市の業者「水源」の社長、中林正善被告(44)から、議会で有利な質問をしたり市長に当選したあとも便宜を図る約束をしたりした見返りに美濃加茂市内のファミリーレストランと名古屋市内の居酒屋の2か所で現金合わせて30万円を受け取ったとして、受託収賄や事前収賄などの罪に問われています。中林社長は、贈賄などの罪で起訴されました。
この業者の浄水設備は、藤井市長が当選した2か月後の去年8月から美濃加茂市内の中学校の使われていないプールに設置されて、実証実験が行われました。藤井市長の弁護士によりますと、市長は起訴された内容を否認し、「防災にも役に立つよい事業だと思ったので進めただけで、業者から現金をもらったことは一切ない」と話しているということです。

「起訴は極めて不当」
藤井市長の弁護団は、午後5時半から名古屋市内で記者会見を行い、郷原信郎弁護士が「今回の藤井市長の逮捕、起訴は極めて不当だと思っている。現金の授受を裏付ける証拠はなく、起訴は証拠を無視した検察の暴挙だ。美濃加茂市や市民にとっても重大な影響があり、社会的に許されないと思う。裁判で真実を明らかにしていきたい」と話しました。

●全国最年少・美濃加茂市長を起訴 受託収賄などで 名古屋地検
     日経 7014/7/15 16:06
全国最年少市長として知られ、愛知県警に受託収賄容疑などで逮捕された岐阜県美濃加茂市長の藤井浩人容疑者(29)について、名古屋地検は15日、設備の導入で業者に便宜を図る見返りに現金30万円を受け取ったとして、受託収賄と事前収賄の罪で起訴した。

 弁護人によると、藤井市長はこれまでの調べに対し「現金を受け取った事実は一切ない」と否認している。

●美濃加茂市長を収賄罪で起訴 名古屋地検
           中日 2014年7月15日 20時22分
 岐阜県美濃加茂市のプール水浄化設備導入をめぐる贈収賄事件で、導入で便宜を図る見返りに現金計30万円を授受したとして、名古屋地検は15日、美濃加茂市長の藤井浩人容疑者(29)を事前収賄と受託収賄などの罪で、地下水供給設備販売会社「水源」社長の中林正善容疑者(44)=愛知県春日井市=を贈賄などの罪で起訴した。それぞれの弁護人によると、中林被告は現金を渡したと認めているが、藤井被告は「一切受け取っていない」と否認している。

 全国最年少市長の汚職事件は、舞台を法廷に移すことになった。藤井被告に辞職する意向はないが、有罪が確定すれば失職する。

 起訴状などによると、藤井被告は美濃加茂市議だった昨年3月上旬、中林被告からプール水浄化設備を市内の小中学校に設置するよう依頼され、その後、市議会で検討を促す発言をしたほか、市の防災安全課長(当時)に導入を要望。見返りとして、4月2日に市内のファミリーレストランで10万円を受け取ったとされる。

 さらに、4月15日、防災安全課長に設備の導入を促す文書を渡したほか、市長選出馬の意思を固めていた同月25日には、市長就任後も便宜を図ると約束した見返りに、名古屋市内の飲食店で20万円を受け取ったとされる。
 (中日新聞)

●美濃加茂市汚職:市長の早期釈放求める署名1万5000人
      毎日新聞 - ‎2014年7月8日‎
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 ◇勾留認めた名古屋地裁決定を不服に最高裁に特別抗告
 岐阜県美濃加茂市の浄水プラント導入を巡る汚職事件で、受託収賄容疑などで逮捕され、一貫して否認を続けている市長の藤井浩人容疑者(29)の弁護団が8日、名古屋市内で記者会見し、1万5038人から早期釈放を求める署名が集まったことを明らかにした。

 弁護団は藤井容疑者の勾留を認めた名古屋地裁の決定を不服とし、署名を添えて最高裁に特別抗告を申し立てたという。

●「全国最年少市長は潔白だ」 逮捕された美濃加茂市長の郷原信郎弁護人インタビュー
       (弁護士ドットコム トピックス)2014年07月08日 17時56分
 岐阜県美濃加茂市の現職市長である藤井浩人容疑者(29)が収賄の疑いで逮捕された事件が、波紋を広げている。逮捕されたときから一貫して無実を主張しているうえ、元東京地検特捜部検事という経歴をもつ郷原信郎弁護士が弁護人となり、「藤井氏は潔白だ」と強く訴えているためだ。

全国最年少市長として知られる藤井容疑者が逮捕されたのは、6月24日。その容疑は、市議だった2013年4月に名古屋市の設備業者社長・中林正善容疑者(44)から、便宜を図る見返りとして、2回にわたって現金計30万円を受け取ったというものだ。中林容疑者が容疑を認める一方、藤井容疑者は「事実無根」だと主張している。

藤井容疑者は7月8日現在も勾留されており、美濃加茂市は『市長不在』の状況だ。弁護団は8日、勾留が地方自治に対する重大な侵害であることなどを理由に、「即時釈放」を求めて、最高裁への特別抗告を申し立てた。

藤井容疑者の弁護人をつとめる郷原弁護士は、「全国最年少市長の『潔白を晴らす』」と、決意をブログに書き込んだ。なぜ、「潔白」だと考えるのだろうか。また、事件をどのようにとらえているのだろうか。郷原弁護士にインタビューした。

●「現金を受け取っていない」
「この事件の構図はきわめて簡単です。藤井市長は業者から現金を受け取っていません。全くの事実無根です」

郷原弁護士はこのように切り出した。元検事でもある郷原弁護士が、そう断言する理由は何だろうか。

「まず、私自身が藤井市長と接見し、彼の話の内容、人柄や態度など、そういった点を総合的に判断した結果、藤井市長を信用したことですね。

もう一つは、捜査側の事情です。警察の捜査には、いろいろな『見込み違い』があったのではないかと思わせる点があります。

この両方の側面から考えて、私は藤井市長が言っていることが真実で、贈収賄の事実があったとする警察・検察の見立てのほうが間違っている可能性が強いと考えます」

その「見込み違いがあった」というのは、どういうことだろうか?

「私は検事として、こうした贈収賄事件を現場で山ほど扱ってきました。見込み違いによって、むちゃな捜査を行い、むちゃな逮捕をしてしまうことがあることは、私自身がよく知っています。実際、私がストップをかけなければ、むちゃな捜査が行われただろうというケースもありました。

今回、なぜこんな状況になっているのかはわかりませんが、マスコミ報道が先行・過熱し、捜査側も後に引けなくなってしまっているのかもしれません」

●現場には「もう一人の人物」がいた
郷原弁護士が考える「見込み違い」とは、具体的には何なのだろうか?

「実は、この事件で贈収賄があったとされる会食の場には、現金を渡したとされる中林容疑者と、受け取ったとされる藤井市長のほかに、もう一人別の『同席者の男性』がいたんですね。

そもそも中林容疑者と藤井市長は、その人物を通じて知り合った。そういう経緯もあって、2人が会うときに同席していたわけです。

現金の受け渡しが『あった』のか、『なかった』のか。この同席者が、どちら側に近い供述をするかで、基本的に、ほぼ勝負が決まるわけです」

同席者は、どんな供述をしているのだろうか?

「推測ですが、警察はこの『同席者』を市長と同時に調べれば、中林容疑者の供述に沿うような供述が得られるという見通しで、強制捜査に着手したのだと想像します。

ところが、全然そうした供述が取れないわけですね。

そこで、警察は同席者を連日、朝から晩まで取り調べて、最後にはけいれんを起こしてひっくり返り、意識を失ってしまうようなところまで過酷な取り調べをした。それでも全然、捜査側の意に沿う供述が得られない。

ここが、完全に見込み違いだったのではないでしょうか。同席者は、インターネットの署名サイトに『(藤井市長は)白だ』と書き込んですらいます。供述はほぼ固まっていると言えるでしょう」

同席者が「白だ」という理由は、なぜなのだろうか。

「同席者は2回とも、会食の間じゅうずっと2人と一緒にいて、現金の受け渡しは見ていないと言っています。彼はどうも、トイレに行く回数が極端に少ない人らしく、会食の席を中座することはないということです」

●10万円は「普通におろす金額」
すると、現場にいた人の数では、現金の受け渡しが「なかった」という人が2人、「あった」という人が1人なわけだ。

「そうですね。しかも、中林容疑者は、多くの金融機関から金をだまし取ったとして、詐欺罪で公判中の人物です。融資総額は3億円を超えていると報じられています。このような場合、そのうちどこまでを刑事立件し、起訴の対象とするか、警察、検察の裁量が働きます。被疑者側には警察、検察に迎合して虚偽供述を行う動機は十分にあり、供述の信用性を疑う余地があります。

警察としては、そこを疑ってしまったら、この事件が完全に崩れてしまうので、そこには一切問題がないかのような説明をして、マスコミもほとんどそれを問題にしていませんが」

中林容疑者が、市長と会う直前に現金を引き出していたという報道があるが、それについてはどうだろうか?

「少額の現金の場合、金の流れを裏付けることが非常に難しいですね。10万、20万というのは普通に財布の中にあるお金ですから、どうやってお金を調達したとか、どのように使ったのか裏が取れません。

本件もまさにそうです。1回目に賄賂を渡したとされる日、中林容疑者が会食の直前にATMで10万円をおろしたと報道されていますが、そこで10万円をおろしたからといって、そのあと会食の場で10万円を渡したかどうか、全くわからない。

10万円なんて、財布にお金が少なくなったら普通におろすお金です。たまたまそれが会食前だったとしても、裏付けにも何もなりません」

藤井容疑者が「市議の給料は安い」と話し、それを聞いた中林容疑者が「暗に賄賂を要求されていると思った」と語ったという報道もあるが・・・。

「たしかに、『議員報酬が少ない』という話はしていたようです。事実、市議としての報酬は手取りで月額30万円もなく、政務活動費は月額1万円だった。

藤井市長は積極的にいろいろな活動に取り組んでいたわけで、旅費や活動費もかかるし、本当にカツカツだ・・・。こんな話はいろいろな人にしているわけで、賄賂の要求でもなんでもないでしょう。

藤井市長は、市議会議員時代も、業者との会食を割り勘にするぐらい、お金に関してはきれいにしていたと言っています」

●現職市長に「逃亡のおそれ」がある?
藤井容疑者は6月24日に逮捕され、現在も勾留されているが、今後、弁護団はどのような動きを考えているのだろうか。

「まずは、藤井市長の早期釈放を求めていきます。

7月4日に名古屋地裁が開示した勾留理由で、裁判官はなんと『罪証隠滅のおそれ』と並んで、『逃亡のおそれ』を挙げました。現職市長に『逃亡のおそれがある』というのでしょうか。こんな理由で勾留を申請する検察官に、それを認める裁判官。こんな人たちに、こんな重要な事件をやらせて大丈夫なのかと、あ然とします。

もう一つの『罪証隠滅のおそれ』についても、捜査側の見立てに沿う供述をしている中林容疑者は、別件で逮捕され、詐欺罪で起訴されています。働きかけようがありません。同席者は、連日警察の過酷な取調べを受けても、現金授受を見ていないと一貫して述べており、供述は固まっています」

弁護団は7月8日、藤井容疑者の釈放を求めて、特別抗告を行った。

「市議時代の30万円の収賄という、現職市長を逮捕する収賄事件としては考えられない事件、しかも、現金授受の立証にも重大な問題がある。それなのに、訳の分からない勾留理由をつけて、まだ身柄拘束での捜査を続けようとしている。市政への悪影響は計り知れません。一刻も早く藤井市長の釈放を勝ち取り、美濃加茂市民の下にお返ししたいと思っています」

郷原弁護士はこのように力を込めていた。



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