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てらまち・ねっと



 滋賀県知事選は、自公候補に対して、2期8年で退任する嘉田由紀子知事と組んだ元衆院議員の三日月氏が逆転して有利な展開とされる。
 投票日は明日。このブログの管理人は、脱原発、卒原発の嘉田さんを応援してきたから当然、その方向を続けてほしい。
 だから、三日月氏を応援する。

 昨年7月のネット選挙解禁以降は、インターネットを利用した選挙運動は誰でもできることになった。
 どういうことかというと、選挙期間中に選挙運動ができるのは、基本的に「その選挙の候補者」と関係者だけ。その政治家の後援会も活動は休止しなければならない。
 加えて、インターネット上での選挙運動は違法だと総務省が見解を表明していたので、選挙期間中の候補者であってもインターネットの情報の更新すらできなかった。

 ところが、昨年、法律が改正され、7月からは、インターネット上に限って、候補者はもちろん、後援会だけでなく、すべての人が特定の候補者を当選させるための運動を展開してよいことになった。インターネットを利用した選挙運動は誰でもできることになった。
 日本の選挙に関しては、世界中の人が、「その選挙運動期間中」は、どの候補者に関して、どんな選挙運動をしても良いということ。
 落選させる運動もできる。むろん、誹謗中傷や不法行為が許されないのは当然のこと。
 ただし、未成年は禁止だし、メールはダメ。メール規制については将来改正される方向だ。
 
 ともかく、ネット利用の人は、どんどん特定候補を応援しよう。
   7月10日ブログ⇒ ◆滋賀知事選 猛追され大接戦/今秋に福島と沖縄 安倍自民、滋賀で負ければ 知事選3戦0勝か
 
 とはいえ、明日7月13日は投票日なので、選挙運動は候補者を含めてすべて禁止。もちろん、ネット上の運動もダメ。
 ダメとは、言っても、今日発信した情報はネット上にはちゃんと残っているから、明日も「運動している」のと同じ。
 法律はそこまで考えて改正してある。
 ということで、厳密にいえば、ネット選挙(運動)を展開できるのは、今日、12日土曜日の24時直前まで。

 今回、原発問題についていえば、鹿児島の川内原発の再稼働問題があるところ、福島の事故以降、厳しい審査をリードしてきて、よくテレビなどにも出ていた原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理が、自民党からクレームがついて9月に交代することが決まった、という。
 まさに、安倍政権は、原子力規制委員会の方向も「人事介入」で原発推進に変える。
 こんな暴挙はほっとけない。

 ということで、まず「選挙公報」、あと、最近の報道から、嘉田由知事と組んだ三日月氏に傾斜配分した記録としてブログをまとめた。

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 ●H26 滋賀県知事選挙選挙公報 / 県選管

(写真をクリックすると拡大)








●賀県知事選13日投開票 嘉田路線、継承か転換か
    京都 2014年07月11日 23時55分
 任期満了に伴う滋賀県知事選は13日投票、即日開票される。いずれも無所属新人で、元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民党、公明党、日本維新の会県総支部推薦=、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=、元衆院議員の三日月大造氏(43)の3人が争い、最終盤の支持拡大に力を入れている。

 2期8年で退任する嘉田由紀子知事(64)の路線を継承するか、転換するかを焦点に、福祉、教育の充実や経済活性化などが問われる。さらに集団的自衛権や原発再稼働などの国政課題がどう影響するかも全国的な注目を集めている

 小鑓候補は滋賀経済の再生を最優先に訴える。女性や若者、高齢者の活躍、道路など社会資本整備の推進も重点政策に打ち出し、国や市町との連携を強調する。推薦政党の幹部や閣僚が連日応援に入り、街頭や集会での演説、団体や企業への支援要請を徹底して支持の上積みを図っている。

 県労連や共産県委で構成する「明るい滋賀県政をつくる会」が選挙母体の坪田候補は、安倍晋三政権批判を前面に出す。集団的自衛権の行使容認や原発再稼働、消費税率引き上げへの反対を強く主張する。共産の国会議員が演説会や街頭宣伝に加わり、国政問題の論戦でも支持獲得を狙う。

 三日月候補は政党の推薦を受けず、嘉田知事と共同代表を務める「チームしが」を選挙母体に活動する。「卒原発」で嘉田県政の継承をアピールし、地域の医療や福祉、教育の充実を訴えている。推薦する連合滋賀が支持固めを進め、民主党の国会議員が支援に入っている。

◇滋賀県知事選立候補者◇(上から届け出順)=氏名、年齢、所属、現新別、推薦政党、職業・肩書(カッコ内は経歴)、現住所、最終学歴、無=無所属、敬称略

・小鑓隆史47 無新=自民、公明、日本維新の会県総支部推薦 元内閣官房参事官(日本貿易振興機構ヒューストンセンター次長、経済産業省大臣官房政策企画委員)大津市島の関、京都大工学研究科修了

・坪田五久男55 無新=共産推薦 共産党県常任委員、明るい滋賀県政をつくる会常任幹事、農事組合法人理事(小中学校教諭)近江八幡市安土町東老蘇、滋賀大教育学部卒

・三日月大造43 無新 元衆院議員、チームしが共同代表(国土交通副大臣、民主党国会対策委員長代理、同党滋賀県連代表、JR西日本社員)草津市草津町、一橋大経済学部卒

●滋賀県知事選は、三日月氏がやや優勢か
          ブロゴス / 三浦博史 2014年07月09日 14:22
13日投開票の滋賀県知事選は、大接戦が続いていますが、自民推薦・元経産省の古鑓氏に対し、前民主党代議士の三日月氏がやや勢いを増しているようです。

そもそも滋賀は、武村元官房長官・新党さきがけの強いところに加え、琵琶湖という環境問題のキーワード、関西電力や東レの労組、川端氏の議席復活等、三日月氏支援団体・地方議員、民主が踏ん張りを見せています。

自民も古鑓氏知名度の向上に全力、小泉進次郎氏が現地入りする等フル回転しています。全くの予断を許さない互角の戦いといわれますが、熱伝導という視点で、三日月氏がやや有利とみます。あとは投票率次第でしょう。

●知事選応援の助っ人も三者三様
      中日 2014年7月10日
 十三日の投開票までわずかに迫った知事選候補者陣営ルポの二回目は、選挙運動を彩る応援弁士ら「助っ人」。推薦政党の著名な国会議員が連日県内入りする陣営があれば、知事経験者が奔走する陣営もあり、三陣営で特徴が現れている。
 (届け出順)
◆自民の著名議員が切り札 小鑓隆史候補

 自民党が接戦から抜け出す切り札として九日、草津、彦根両市内に投入したのは小泉進次郎復興政務官。「小鑓さんとの共通点は男親に育てられたこと」「思いやりの政治ができる」。首相を務めた父親譲りの歯切れよい演説で、聴衆を引きつけた。
 「若者や無党派層に浸透させたい」と意気込む陣営関係者。この日は野田聖子党総務会長、茂木敏充経産相らも県内で演説した。既に県内入りした石破茂幹事長らと合わせ、国政と県政の「ねじれ解消」で滋賀が活性化すると声高に訴えている。
 こうした“大物”に混じり、脱原発派の地方市議も見られる。高島市の熊谷もも市議は市内の遊説に同行。「原発は動いていなくても使用済み燃料があれば危険。まずは高島市に必要な避難道路を拡充するべきだ」と小鑓さんを後押しする。

◆共産幹部が相次ぎ登壇 坪田五久男候補

 推薦を受けている共産の幹部や国会議員らが次々と応援に来県している。
 六月二十九日には、穀田恵二・国会対策委員長が訪れ、三日に大津市内であった政談演説会では市田忠義副委員長が登壇。「知事選は安倍政権の暴走にノーをつきつける絶好のチャンス。消費税大増税にストップをかけ暮らしを守る。再稼働を許さず、滋賀県から原発ノーの声を発信する」と力を込めた。
 最終盤は十一日に辰巳孝太郎参院議員、十二日は山下芳生書記局長らが駆けつける。
 ほかにも近江八幡市出身で全国労働組合総連合議長の大黒作治議長もたびたび弁士を務め、「命や琵琶湖を守るために原発再稼働を許さない」などと訴えてきた。告示日前の六月十日にあった坪田さんの決起集会では元日弁連会長の宇都宮健児さんが講演。坪田さんと固い握手を交わした。

◆現職らの知名度生かす 三日月大造候補

 六日午前十時ごろ、大津市中心部の住宅街を走る陣営の車から嘉田由紀子知事が身を乗り出した。「嘉田県政をお支えいただいたその手で次は三日月へ」。家から出てきて握手を求めたり、訴えに耳を傾けたりする人は後を絶たず、知名度と人気の高さをうかがわせた。
 その十時間後、日野町内の演説会場でマイクを握ったのは武村正義元知事。満員の聴衆に「十年も国会議員を経験している三日月さんに安心して百四十万県民の責任を任せよう」と訴えた。武村元知事はこのほか、民主党篠原孝衆院議員(長野1区)を引き連れ、独自に集会を開いて支援を訴える。
 陣営関係者は「県内では、東京から来る閣僚より嘉田さん、武村さんのほうが人気だ」と自信満々。二人は今後もできる限り予定を空けて三日月さんの応援に入るという。
 (知事選取材班)

●滋賀知事選:維新と結い、対応にずれ
        毎日新聞 2014年07月11日
 激戦となっている滋賀県知事選(13日投開票)で、日本維新の会の橋下徹共同代表が、元経済産業省官僚の小鑓隆史氏(47)=自民、公明推薦=を応援するため12日に滋賀県入りする。菅義偉官房長官の要請に応じた。一方で結いの党の小野次郎幹事長は11日の記者会見で、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)を評価。合流直前の両党で食い違いが表面化している。

 橋下氏の滋賀入りは松井一郎幹事長が11日、大阪市内で記者団に明らかにした。知事選で維新党本部は自主投票だが、県総支部が小鑓氏を推薦している。松井氏は菅氏から「総支部が推薦していることが(有権者に)伝わっていない。代表、幹事長からメッセージを出してもらえないか」と支援要請を受けたと説明した。橋下氏も10日の記者会見で「(小鑓氏に)勝ってもらいたい。行政を預かる立場としては官邸の力は大きな後ろ盾だ」と述べていた。

 結いも自主投票を決めているが、小野氏は会見で「国政での与党ペースの流れは変えなければならない。野党系の三日月氏は『卒原発』を掲げており、国政でも成果をあげた」と評価した。そのうえで「橋下氏の考えも耳に入っており、それも含めて自主投票に決めている」と述べた。【光田宗義、熊谷豪】

●滋賀知事選 地元カンカン“通産キャリア”自民候補の発言録
          日刊ゲンダイ 2014年7月7日
 自公vs民主の事実上の一騎打ちになっている滋賀県知事選。自民党候補が予想外の苦戦を強いられているのは、小鑓隆史候補のキャラクターも大きく影響しているらしい。

 京大から旧通産省に入省した小鑓氏は典型的なキャリア官僚のようだ。安倍内閣の参事官としてアベノミクスの成長戦略を担当したことを公式HPで自慢。地元マスコミ関係者と懇親会を開いた時も、上から目線で言いたい放題だったという。真偽のほどは分からないが、その時の発言が文書として出回り、地元有権者の間で大問題になっている。例えば地元町長の実名を挙げて「変なやつ」とコキおろしたり、別の市長を「やくざみたいな人」とバカにしたり県議や市議を「別にどうだっていいんじゃないの」と見下す発言をしていたというのだ。

■名指しでコケ
 誹謗中傷は地元選出の自民党の国会議員にも及び、これまた名指しで「○○さんはセンスないなぁって思った」「○○さんには面談で<原発についてどう思いますか>って聞かれたけど、<そんなんお前よりはるかに分かってるわい>てね」と揶揄した、と書かれている。

 この文書は5月中旬に滋賀県中に広まったという。名指しでコケにされた地元の首長たちが、「今回の選挙は動かない」とカンカンになっているそうだ。

●川内原発再稼働審査で怪しいデータ…滋賀知事選に重大影響
       日刊ゲンダイ 2014年7月10日
 自民党推薦候補の劣勢が伝えられ、安倍・官邸が気も狂わんばかりになっている滋賀県知事選。苦戦の原因はもちろん、安倍内閣の平和憲法破棄の暴挙だが、この選挙にはもうひとつ、重大な争点がある。嘉田由紀子知事の全面支援を受ける民主党の三日月大造候補が前面に掲げているのが脱原発・再稼働反対で、自民党系の小鑓隆史候補は元経済産業省のキャリア官僚。大飯原発の隣県の滋賀ではやっぱり、原発が重大関心なのである。

 そんな中、怪しい原発再稼働審査の一端が明らかになった。再稼働第1号候補で、今月16日にも原子力規制委員会が「新基準合格証」(審査書案)を出すとみられている川内原発(九州電力)の地震関連データに疑義が生じているのだ。

 問題になっているのは再稼働の根拠となる基準地震動の算出方法に使われた基礎データ。元衆院科学技術委員長の川内博史・民主党前衆院議員(鹿児島1区)が、「再稼働の根拠が覆りかねない」と告発した。

「私は約3カ月前から原子力規制庁からのヒアリングを重ねています。その結果、地震発生時の最大級の揺れを想定する『基準地震動』を算出する基礎データとなった『1997年5月13日の鹿児島県北西部地震』について、九電が最も過小な『菊地・山中(1997)』の地震モーメント(エネルギー)のデータを用いていることが分かったのです」

 川内原発が規制委の優先審査を受けることとなり、「再稼働第1号の可能性が高い」と注目されるようになったのは、九州電力が他の電力会社よりも先んじて、基準地震動を540 ガル から620 ガル に引き上げたためだ。“優等生的対応”が規制庁に評価されたのだが、この値自体が怪しいのだ。

 川内氏がこう続ける。

「日本で地震について発表するのは気象庁ですから、そのデータが最も信頼できる公式な数値と考えられます。地震モーメントは条件設定によって数値に開きが出てくるので、別のデータが信用できないと言っているわけではありませんが、菊地・山中の地震モーメントは気象庁のデータの半分以下なのです。安全性を最優先すべき再稼働の審査には、気象庁のデータから算出した基準地震動を用いるべきです」

 実は、4月23日の「原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」でも、原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理が「菊地・山中の地震モーメントは断層の長さから想定すべき値としては小さいのではないか」と指摘、九電採用の数値に疑問を投げかけた。ところが、島崎氏は自民党からクレームがついて9月に交代することが決まった。

 こんな怪しい審査を見過ごして、原発再稼働なんて、冗談じゃない。滋賀県知事選でも、おごる政権にお灸をすえるべきだろう。

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