昨日ブログでは「◆「『私人』昭恵氏に外交旅券 首相外遊に同行、国の用務で」(朝日)/「森友問題の泥沼化に官邸も怯える、『安倍独裁』が裏目に」(ORICON NEWS)」というタイトルで整理した。
その時に、気になる報道を別にとどめた。今日は、それからピックアップして記録。それは次。
今回の森友事件は、安倍はもちろん、大阪・維新の橋下、松井がからむのだろうと最初から思っていた。
例えば、橋下が最近ツイッターで目立たないようにしているのは・・・と思っていたら、
●籠池証人喚問以来、橋下徹が完全沈黙! ツイッターは止まりコメントもなく…『Mr.サンデー』で決定的映像が?/リテテ 2017.03.26
松井、橋下に関連しては次。
●森友が逃した府緑化補助金 交付先と維新のただならぬ関係/日刊ゲンダイ 月24日
●橋下氏が援護射撃 “森友疑獄”松井知事のエゲつない延命策/日刊ゲンダイ 3月29日
そして、安倍の国会答弁を見て、異常さを感じるけど、特有のことについて触れた報道。
●森友学園問題からみえた 安倍首相の“傲慢症候群”/ドット朝日 3/23
ところで、昨夕から、突然、孫が5人泊まることになって、家の中は"おおにぎわい"。
夕食は「大将(おおしょう)」の餃子を18人分と「から揚げ」を6人分買ってきてもらった。あとはご飯だけでシンプルに。
夜は11時まで適当に遊んで、そろって消灯。「寝る前におしっこする子」といったら、一番小さい子がまず「はーい」といったので連れて行ったら、後ろからみんなついてきて、並んで待っていて、順にトイレを済ませたので面白かった。
そのまま、ふとんで寝る位置が決まったら、みんな数分でこてん、こてんと寝てしまった。これで夜は安心。
・・夜は、だれも、一度も泣かず、起ききもせず、今朝は、6時過ぎから相次いで起きてきた。
これからあさごはん。
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
●籠池証人喚問以来、橋下徹が完全沈黙! ツイッターは止まりコメントもなく…『Mr.サンデー』で決定的映像が?
リテラ 本と雑誌の知を再発見 2017.03.26
森友学園・籠池泰典理事長の証人喚問で、安倍首相、昭恵夫人とともに、一気に疑惑の中心に躍り出たのが、松井一郎大阪府知事。これまでだんまりを続けてきたマスコミも松井氏の認可の不透明さや籠池理事長の接点を一斉に取り上げ始めた。本日放送予定の『Mr.サンデー』(フジテレビ)でも「籠池理事長と松井府知事…6年前の接点を発見!」という独自映像が放送されることが予告されている。
まさに窮地に立たされた維新と松井府知事だが、そんな中、松井府知事の盟友であり、これまでも疑惑払拭への歩調を合わせてきた橋下徹・前大阪市長はいったいどうしているのか、と気になって、橋下氏の言動をチェックしてみたら、これがなんと完全に沈黙状態なのだ。
たとえば、橋下氏のツイッターを見ると、籠池証人喚問前日の22日、大阪府の商業地の上昇率が全国トップという記事を紹介した大阪府市特別顧問も務める自身のブレーン上山信一氏に対し「ありがとうございます。上山改革です。なにわ筋線と阪急が連結すれば強烈です」とコメントしたのが最後。籠池氏の証人喚問が行われた23日以降、4日間にわたりピタリと止まっている。籠池証人喚問など維新や松井府知事に関する話題が盛りだくさんだったはずなのに、コメントはおろかツイートさえしていない。というか、森友問題については17日、民進党のヒアリングに他人事のようなツッコミをしたのを最後にまったく触れていない。
まるで炎上したアイドルみたいな沈黙ぶりだが、それはツイッターだけではなかった。維新は25日、都内ホテルで党大会を開いているのだが、しかし法律政策顧問というだけでなく、党方針を左右する“事実上の代表”と言われる橋下氏が、その場に姿を現すことはなかった。たしかに昨年も欠席していたが、今回の党大会は夏に控える都議選をにらんで、わざわざ本部のある大阪ではなく東京で開かれたもの。そんな重要な党大会に姿を見せなかったうえ、党大会のことも一切コメントしなかったのである。
党大会のことはさておき、こうした状況はこれまでの橋下氏の行動を考えると、ありえないことだ。橋下氏は自身への批判や都合の悪い情報が流されると、必ずと言っていいほどツイッターで反論し、また相手を執拗に罵倒してきた。時には1日に30 回以上もツイートを繰り返すこともあるほど饒舌だった。それが一転、維新の関与がクローズアップされる中での完全沈黙である。そんなところから、永田町ではこんな見方が流れている。
「橋下さんは相当追いつめられているんじゃないですか。このままいくと、森友学園と自分たち維新との間にあるもっとやばい疑惑が出てきかねない。そんな恐れからか、もう下手なことは言えないと沈黙してしまったんじゃないか、といわれています」(全国紙政治部記者)
たしかに、維新の複数の府議や市議が森友学園と関係を持っていたこと、松井知事も認可をめぐって不可解な動きをしていたことは明らかな事実だ。いや、維新の議員や松井知事だけではない。森友学園側からの要望を受け、小学校設置認可の基準を緩和する下地をつくった張本人である橋下氏の周辺でもいくつも疑惑が浮上している。
橋下氏の後援会長の夫であり、橋下氏が特別秘書に抜擢し次期衆院選で維新から出馬予定の男性の父親に対し、塚本幼稚園の元PTA会長が口利き依頼をしていたことが判明。森友学園「瑞穂の國記念小學院」建築を請け負った藤原工業が維新大阪府総支部に献金していたことも発覚、それだけでなく橋下氏が知事に就任した08年以降、同社の大阪府発注工事が急激に増加したことも指摘されている(しんぶん赤旗22日より)。
これに対し、橋下氏は当初、ツイッターや自身の冠番組である『橋下×羽鳥の番組』(テレビ朝日)で、「僕は森友から直接要望は受けていない。それは担当部局の仕事」などと疑惑を否定して責任の押し付けに躍起になってきた。
・・・(略)・・・
●森友が逃した府緑化補助金 交付先と維新のただならぬ関係
日刊ゲンダイ 2017年3月24日
森友学園にジャブジャブ補助金が注がれていたことが問題になったが、そのひとつ、大阪府の緑化事業の補助金(森友向け648万円の交付は今回取りやめ)をめぐり不可解なことが分かった。決定のプロセスを見ると、短期間の公募で、落選者はなし。松井一郎知事と関係のある法人もあって、どうもキナ臭い。
府はみどり豊かな街づくりを目指し、今年度(2016年度)から、緑化事業への補助をスタート。昨年夏、内容を公開し約40日間、事業者を公募した。9月、応募してきた4法人すべてに、府の環境審議会が「採決適当」を答申。後に府が決定した。補助金枠3450万円に対して、決定した補助金の総額は3384万円。ギリギリ収まっている。
「他に5件の問い合わせはあったが、緑化施設の要件がクリアできなかったり、年度内工事完了のスケジュールに間に合わないなどで応募に至らなかった」(環境農林水産部みどり推進室)
結果的に競争にならなかったというが、府議会関係者は首をかしげる。
「公募期間わずか1カ月半では、普通は補助金の存在を知り得ないのではないか。もちろん公募期間中にたまたま知ることはあるでしょう。しかし、事前に情報を把握していないと、応募して年度内に工事完了は難しい」
それだけじゃない。943万円が交付される三栄建設は松井知事や維新の会と深い関係にある。維新の会が入居する大阪のビルのオーナー企業なのだ。同ビルにある「経済人・大阪維新の会」の副会長は同社の青山浩章社長が務める。同社が本社を置く大阪・八尾市は松井の出身地だ。
「三栄建設は技術力がある優良企業です。青山社長は、府議会議長を務めた松井知事の父親と昵懇だった。今でも選挙では手伝っているようです」(八尾市議会関係者)
三栄建設は「担当者が不在で回答できない」ということだった。
校舎の緑化事業で943万円の補助金を受ける大阪商業大は、松井や維新が熱心に誘致する「カジノ」の研究で有名な大学だ。
「もともと緑化は計画していた。補助金は8月に設計会社に紹介してもらった。松井知事とは一切関係ない」(運営する谷岡学園)
森友の小学校新設のタイミングで、緑化事業の補助金が創設されたのも気になるところだ。
●橋下氏が援護射撃 “森友疑獄”松井知事のエゲつない延命策
日刊ゲンダイ 2017年3月29日
森友学園疑惑のキーパーソンの松井一郎大阪府知事が保身に躍起になっている。公職にありながらツイッターで一方的な釈明を垂れ流すだけでは飽き足らず、露骨な言論封殺にまで手を掛け始めた。エゲツない男だ。
標的にされたのは、ノンフィクション作家の菅野完氏。ベストセラー「日本会議の研究」の著者で、森友学園の新設小に対する大阪府私学審議会のスピード審査をめぐり、松井知事の責任を追及している。その菅野氏に松井知事が内容証明郵便で「通知書」を送り付けたという。差出人は日本維新の会と顧問契約を結ぶ「橋下綜合法律事務所」に所属する代理人弁護士。
内容はこうだ。
菅野氏が15日に自宅前で応じたぶら下がり取材で、「私学審議会を曲げたのはこの男 大阪府知事 松井一郎」と添え書きされた松井知事らの写真を掲げ、「この人たちこそが悪いヤツ」と名指し。それについて、「根拠について証拠資料を添えてご回答いただきたい」と通知したという。菅野氏を「炎上商法狙いの自称ジャーナリスト」とコキ下ろしたのはすっかり棚上げだ。
■橋下前知事がガード「ハシゴをかけたのは僕」
笑っちゃうのが、通知書の作成日。国会で証人喚問を受けた籠池理事長が松井知事に怒りの矛先を向けた23日なのだ。日本維新の会所属議員もグダグダだった。浅田均参院議員が「松井府知事の喚問を要求します」と言えば、下地幹郎衆院議員は「松井さんはハシゴをかけた」と口を滑らせた。証人喚問終了後、報道陣の取材要請を拒否して松井知事はトンズラ。それで何をしていたのかといえば、“菅野対策”に知恵を絞っていたわけだ。
政治学者の五十嵐仁氏はこう言う。
「松井知事からすれば、菅野氏の発言で自身に疑惑の目が向けられた。だったら、泥仕合に持ち込み、菅野氏にうさんくさい印象を植え付けて発言の信憑性を低めればいい。そうした意図を感じます」
松井知事はマイクを向けられると「証人喚問で話をした方が早い」と威勢のいいことを言うが、コソコソやるのがよほど好みらしい。27日放送の「橋下×羽鳥の番組」(テレビ朝日系)では、橋下徹前大阪府知事が森友学園の認可について「僕の意向、忖度がありました」「ハシゴをかけたのは僕」などと松井知事を守り、懸命に火消し。ますますもって怪しい。
そうでないのなら、国会招致を待たずに会見でも開いて、時間を取ってキッチリ説明すればイイだけの話だ。
●森友学園問題からみえた 安倍首相の“傲慢症候群”
ドット 朝日 2017/3/23 by 片田珠美
森友学園をめぐる疑惑は、渦中の籠池泰典氏が野党の視察団に「安倍首相から(昭恵)夫人を通して2015年9月5日、100万円をもらった」と発言し、事態が急変。3月23日に国会で証人喚問が行われることになった。
証人喚問でどんな発言が飛び出すのかが注目されるが、一連の疑惑の中で最も国民の関心が高いとされているのは、学園側が国有地を評価額よりも大幅に安く取得した問題だ。「政治家の口利き」があったのかなかったのか、あったとすれば一体誰なのかという問題をまず解明すべきだとの意見も多数聞かれる。
一方で、「口利き」がまったくなかったのだとすれば、国有地を超格安で購入できたのは一体なぜなのかという謎が残る。真っ先に考えられるのは、財務省の役人が安倍首相の意向を「忖度(そんたく)」した可能性だ。
著書『オレ様化する人たち――あなたの隣の傲慢症候群』(朝日新聞出版刊)で、「忖度」のメカニズムについて解説した精神科医の片田珠美さんが、この問題について寄稿した。
* * *
忖度とは、「他者の欲望」を敏感に察知し、先回りして満たすことを指す。これは、人間が社会で生きていくうえで不可欠な能力だ。なぜならば、フランスの精神分析家、ラカンが言っているように「人間の欲望は他者の欲望」であり、われわれは幼い頃から、親や教師などの周囲の大人の欲望を察知し、それを満たすことで環境に適応してきたからだ。
当然、親の欲望を忖度する子供ほど、親の期待に応えようと、勉強、習い事、スポーツなどを頑張る。つまり、勉強のできる「いい子」というのは、だいたい“忖度の達人”といえる。
そんな忖度の達人は、大人になってからも上司の意向を察知するのがうまく、それに沿うようにふるまうため、上司から有能で役に立つ部下とみられることが多い。当然、出世する可能性も高い。
例えば財務省のキャリア官僚には、忖度の達人がそろっていると考えられる。彼らは一様に、認められたいという承認欲求も、自己保身や出世欲も人一倍強いだろうから。
こういう組織では、多かれ少なかれ、上司の意向を忖度して動くことが多い。特に傲慢なトップが長期間君臨している組織では、トップの意向を忖度しなければ生き残れないため、その意向を忖度せざるを得なくなる。
必然的に、傲慢人間の周囲には、忖度の達人、つまり「イネイブラー(支え手)」が集まりやすくなる。
以前筆者は、安倍首相が「傲慢症候群(ヒュブリス・シンドローム)」に罹患(りかん)している可能性を示唆し、第24回参議院選挙での勝利によって一層悪化するのではないかと指摘したことがある。
籠池氏やその家族のキャラクターにばかり目が行きがちだが、何よりも問題なのは、安倍首相が自分自身への批判を許さず、自分の意向を忖度してくれる人間ばかり周囲に集めようとしたことではないだろうか。出世願望の強い財務省の官僚がそれに気づいて、お得意の忖度癖を発揮したことが今回の一連の騒動を招いたように筆者の目には映る。
その意味では、安倍首相の傲慢症候群こそ、すべての元凶なのかもしれない。
| Trackback ( )
|
森友学園問題で、自民党や官房長が籠池氏を偽証で告発する、とか息巻いている。それなら、同様に、安倍氏も昭恵氏も、国会や国民にウソの答弁をしたとして告発しても良いということではないか。
だって、どちらもそれぞれ不確かさを秘め、あるいは相当の確実さを感じさせるから。
安倍氏の国会答弁のニュースを見ていて、かなり混乱していると映る。追及すべきところだから、野党は頑張ってほしい。
その思いで、今日は次を記録しておく。
なお今朝は4度。一週間ほど前から、ツクシがあちこち沢山出ている。キレイそうなところで、採りやすそうなところで、採ろうか、どうしようか・・今日はやめとこう・・相談しながら歩いた。
●「私人」昭恵氏に外交旅券 首相外遊に同行、国の用務で/朝日 2017年3月28日
●【森友学園参院予算委】「悪魔の証明」迫られた安倍晋三首相 対抗策は次々裏目に… ダメージ回避に起死回生の一手はあるのか?/産経 3.24
●森友が認可前にボーリング調査 国有地売却は出来レースか/日刊ゲンダイ 3月24日
●森友問題の泥沼化に官邸も怯える、「安倍独裁」が裏目に/ORICON NEWS 2017-03-28
●【森友学園問題】各社世論調査で安倍首相に厳しい声/産経 3月27日
●自民、安倍晋三首相意向で一転、強硬姿勢 早期決着に向け緊急会見/産経 3.29
●関係者を出せ!財務省の交渉記録廃棄は大問題だ 焦りが出た自民党、森友学園問題で火に油を注ぐ/ニフティニュース 3月28日 日本ビジネスプレス
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
●「私人」昭恵氏に外交旅券 首相外遊に同行、国の用務で
朝日 2017年3月28日
政府は28日の閣議で、安倍晋三首相の外国訪問に妻の昭恵氏が同行する際、外交官らに発行する「外交旅券」を使用しているとの答弁書を決定した。「国の用務のために外国に渡航する者」と説明。政府専用機に搭乗した場合は、通常の航空運賃に相当する額の使用料も徴収していないことを明らかにした。
民進党の逢坂誠二衆院議員の質問主意書への答弁。政府は14日、首相夫人は「公務員としての発令を要するものではない」としたうえで、「公人ではなく私人であると認識している」との答弁書を閣議決定している。
●【森友学園参院予算委】「悪魔の証明」迫られた安倍晋三首相 対抗策は次々裏目に… ダメージ回避に起死回生の一手はあるのか?
産経 2017.3.24
学校法人「森友学園」をめぐる疑惑で国会が大揺れの中、安倍晋三首相は狐につままれたような気持ちなのではないか。それでも昭恵夫人の「口利き」疑惑も、「100万円寄付」疑惑も、「ない」と証明するのは「悪魔の証明」と言われるほど難しい。このまま野党のペースにはまり、ズルズルと「森友国会」を続ければ政権のダメージははかり知れない。首相に起死回生の一手はあるのか-。(田北真樹子)
首相は24日の参院予算委員会で、私信である籠池泰典氏の妻と昭恵夫人のメール内容まで公開に応じた。水掛け論を防ぎたいとの思いからだった。23日の証人喚問での籠池氏の証言について首相はこう言い放った。
「悪意に満ちたものであるということは申し上げておきたい」
これで疑惑が晴れるかと思ったが、野党の追及はやまない。福島瑞穂氏(社民)に至っては「(寄付してないなら)メールが『祈ります』から始まるわけないじゃないですか」と独自解釈を披露し、首相を責め立てた。どんな抗弁も受け付けないならば、国会は「魔女狩り」に等しい。
●森友問題の泥沼化に官邸も怯える、「安倍独裁」が裏目に
ORICON NEWS 2017-03-28 05:00
3月23日、学校法人森友学園への国有地払い下げ問題に関連して、渦中の人物である森友学園の籠池泰典理事長の証人喚問がおこなわれた。この問題が発覚して以来、安倍政権の支持率は下がり続ける一方で、与党内部からは、先行きを危惧する声も上がり始めている。長期安定政権に見えた安倍政権を揺さぶり続ける森友学園問題の背景と、証人喚問が今後、安倍政権に与える影響について、ジャーナリストの鈴木哲夫氏に聞いた。(取材・文/清談社)
籠池氏の「100万円寄附」発言に激怒し、強引に証人喚問に踏み切った安倍政権。しかし、結果は完全に裏目に出て、幕引きを図るどころか、新たな疑問が次々に出てきただけ。泥沼化の様相を呈してきた森友学園問題は、安倍政権にとって“蟻の一穴”になるかも知れない Photo:Natsuki Sakai/AFLO
問題発覚以降、自民党は一貫して野党が要求する籠池理事長の証人喚問にゴーサインを出さなかった。その風向きが変わったのは、3月16日に行われた参議院の予算委員会の理事たちの現地視察だ。その場で籠池理事長が「安倍総理からの100万円の寄付」の存在を明言したのである。
「自民党はそれまでは『民間人を安易に国会に呼ぶのはいかがなものか』と理屈をつけて、籠池理事長の招致に徹底して反対していました。もちろんそれは建て前で、本音は国会に呼んであることないことを理事長にしゃべられたらどうなるか分からない、口利き議員の名前がさらに出される可能性を恐れて反対していたわけです。ところが、安倍総理からの寄付について言及されると、すぐに参考人よりも重い証人喚問を行うことを決めたわけです」(鈴木氏)
参考人招致に比べ、証人喚問は、嘘の証言をしたことが明らかになった場合、偽証罪に問われる。証言者の責任もより重くなる。なぜ自民党は、証人喚問を求めたのか。
「自民党の予算委員会のメンバーから聞いた話ですが、籠池理事長の発言に安倍総理が激怒して証人喚問の実施を決めたそうです。しかし、これはおかしな話です。これまで散々『民間人だから』という理由で拒否していたのに、安倍総理の名誉を損なう発言をしたというだけで一転、証人喚問をするというのですから。これでは政権に批判的な人間を証人喚問して圧力を掛けようとしているとの批判が出るのも当たり前でしょう。権力の濫用と言われても仕方ありません」(鈴木氏)
・・・(略)・・・
●森友が認可前にボーリング調査 国有地売却は出来レースか
日刊ゲンダイ 2017年3月24日
森友学園への国有地“格安”払い下げ問題で、新たな疑惑が浮上した。大阪府の私学審議会が、森友学園が運営する小学校に「認可適当」の判断を下す以前に、学園側が予定地でボーリング調査を行っていたことが分かったのだ。
小学校が認可適当の判断を受けたのは2015年1月のこと。同年5月に土地の有償貸付契約を結んだ。ところが、ボーリング調査は14年10月21~25日に行われていた。この問題を追及する自由党の森ゆうこ参院議員はこう言う。
「土地の売買契約を結んでもいない法人が、国有地を掘ってもいいのかと財務省理財局に確認すると、最初は『よくあること』と言っていました。しかし、数日後に、『国交省航空局が有料で貸し付けた』と訂正。さらに航空局に確認すると、ボーリング調査は建物設計のための地盤調査だったことが分かりました。つまり、森友学園が当地で小学校を建てることは当時から決まっていたということではないか。また、航空局に賃料がいくらだったのか聞くと『11日間で444円』だといいます。こんな値段は普通では考えられません」
8770平方メートルもの広大な土地を11日間借りるのに、ワンコインでおつりがくる。とても信じられないが、航空局は後になって「444円は誤りで、正しくは4795円だった」と訂正。それでも単純計算で1日当たり435円だから、異常な安さであることに変わりはない。
不可解な点はまだある。航空局が既に受け取った444円以外の差額分、4351円を森友学園から徴収したのは、ナント、今年の3月7日だったのだ。
「国交省が差額分を徴収した日の前日、私が国会でこの問題を質問しましたから、航空局は慌てて徴収したのでしょう。3年前の決算を訂正するなど聞いたことがありません。批判を避けるため、取り繕っているようにしか見えません」(森ゆうこ議員)
森友学園は、土地代を8億円以上“ディスカウント”してもらい、土壌汚染除去費用約1億3000万円も受領。異常に高額な工事請負契約書を国交省に提出し、補助金を不正に受けた疑惑まである。何もかもが森友にとって有利に進められてきたようにしか見えない。
●【森友学園問題】各社世論調査で安倍首相に厳しい声
産経 3月27日
学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地払い下げ問題に関し、報道各社が籠池泰典氏の国会証人喚問後に行った世論調査では、政府の説明を不十分とする回答が多数を占めた。安倍晋三首相は学園への「100万円寄付」を明確に否定しているが、世論の理解は進まず、後半国会でも対応に苦慮しそうだ。
共同通信の全国緊急電話世論調査(25、26両日)では、国有地払い下げの経緯などに関し、政府が「十分に説明していると思わない」との回答が82・5%に上った。日経新聞とテレビ東京の調査(24〜26日)でも政府の説明に「納得できない」との回答が74%、テレビ朝日系のANNの調査(25、26両日)では8割が「納得しない」と答えた。
菅義偉官房長官は27日の記者会見で、世論調査の結果に関し「一つ一つ丁寧に説明していくことを政府として心がけている」と強調。首相の寄付の有無に焦点が移ったことを念頭に「本質論の議論があまりされなかった」と反論した。
一方、内閣支持率は共同通信では前回調査から3・3ポイント減、ANNは4ポイント減だったが、ともに50%台を維持。日経新聞とテレビ東京は2ポイント増の62%だった。
●【森友学園問題】自民、安倍晋三首相意向で一転、強硬姿勢 早期決着に向け緊急会見
産経 2017.3.29 00:18
自民党は、学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池泰典氏の証人喚問における発言に虚偽の疑いがあるとして、28日夕に緊急の記者会見を開き、偽証罪の告発に向け強い姿勢で臨む立場を示した。「森友学園問題」が長期化の気配を示す中、早々に区切りをつけたい安倍晋三首相の強い意向が働いた。
記者会見を開いた西村康稔総裁特別補佐は「事実関係について首相と何度も確認している」と述べ、首相との連携を強調した。実際、籠池氏の発言の検証は首相の指示でもあった。
出席者によると、首相は28日夜の党幹部との会合で「明らかになったのは、籠池氏がかなりの嘘つきということだけだ」と批判した高村正彦副総裁の発言などに「良かった」と述べたという。ただ、一方的に「嘘」を証言されたとはいえ、先週末の報道各社の世論調査では首相や昭恵夫人の説明が不十分との意見が多かった。そこで、積極的なアピールに打って出たわけだ。
森友学園問題で積極的な発言を控えていた公明党の圧力もあった。告発は予算委員会の3分の2以上の賛同があれば可能で、自民、公明両党の合意で実現できる。自民党の下村博文幹事長代行は26日、過去の告発は全会一致が慣例だとして慎重姿勢を示したが、公明党の大口善徳国対委員長は28日、自民党との国対幹部会合で「不用意な発言だ」と不快感を表明。自民党の竹下亘国対委員長は「同じ考えだ」と釈明した。
●関係者を出せ!財務省の交渉記録廃棄は大問題だ 焦りが出た自民党、森友学園問題で火に油を注ぐ
ニフティニュース 2017年03月28日 日本ビジネスプレス
森友学園問題で自民党の焦りによる下手な対応が目立っている。最悪手だったのが籠池泰典前理事長の証人喚問だ。
当初、自民党は野党の参考人招致要求に対し、同氏が私人であることや刑事事件になっていないことを理由に、頑強に拒否してきた。ところが、3月16日、参院予算委員会の現地視察が行われた際、籠池氏が「安倍晋三首相から昭恵夫人を通じて100万円の寄付を受けた」と語ったことから事態が急転直下動き始めた。
竹下亘自民党国会対策委員長が、「(籠池氏を)質(ただ)さなければならないという思いは非常につよく持っている。総理に対する侮辱だからしっかり受け止めなければならない」と即座に反応し、籠池発言の翌日の17日には衆参予算委員会で籠池氏の証人喚問を議決した。
異例づくめである。一民間人に対して、問題発言の翌日には、参考人ではなく、偽証罪に問われることもある証人喚問を決定する。しかもその理由が、「首相を侮辱したから」というのである。
衆議院議院運営委員会理事会で民進党の泉健太議員が「首相の名誉が傷つけられたという理由で今後も証人喚問をするのか」と確認したのに対し、自民党の佐藤勉議院運営委員会委員長は、「今後の証人喚問のあり方を協議したい」とその場を引き取ったそうだが、こんな理由で証人喚問など本来は行うべきではない。
こんなことを認めてしまえば、一民間人といえども首相を批判することができなくなってしまう。もちろん、このようなことがしばしばあるとは思わないが、少なくともあってはならない。議会運営に汚点を残したと言わざるを得ない。
・・・(略)・・・
| Trackback ( )
|
「森友学園」に関しての安倍氏のとぼけ方、逃げ方は異様。「名誉校長」に就任していた安倍昭恵氏とともに窮地に追い込まれている。 総理夫人、本人の真意は不明。
いずれにしても、実質は『公人』と同様だからどちらも逃げてはいけない、と思っていたら、
★朝日 3月14日★≪首相夫人・昭恵氏は「私人」 政府が答弁書を閣議決定≫と流れていた。
総理夫人を「私人」と認識するなら、行動は別々ということなのか。そんな思いを持ちながら、今日は昭恵氏の周辺を見た。
まず、★「内閣総理大臣夫人 安倍昭恵のオフィシャルサイト」 と ★「Facebook 安倍昭恵 Facebook」を確認・保存。
次に、産経(3.22)の★≪【森友学園問題】安倍昭恵首相夫人、森友念頭に「世間をお騒がせしている」≫を記録。
以下は、2012年1件、2016年2件があるので、年度は時系列の順に並べておく。
●安倍昭恵が激白、夫・晋三と反原発で家庭内論戦/アサ芸プラス 2012年11月16日
●安倍総理への痛烈な皮肉!?昭恵夫人が「アベ政治を許さない」写真を公開/アサ芸プラス 2016年7月7日
●単独インタビュー 首相夫人・安倍昭恵さんが語った「子どもを持たない人生」/AERA ドット2016/7/3
●総理夫人・安倍昭恵が夫より心酔する5人の男(1)「本当に知らない」と激怒!アサ芸プラス 2017年3月22日
●総理夫人は公人?私人?安倍首相は「妻を政治家のように追及するな」/j-cast 3/ 3
●首相夫人・昭恵氏は「私人」 政府が答弁書を閣議決定/朝日 3月14日
●総理夫人・安倍昭恵が夫より心酔する5人の男(1)「本当に知らない」と激怒!/アサ芸プラス 3月22日
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
★内閣総理大臣夫人 安倍昭恵のオフィシャルサイトです UZUプロジェクト オフィシャルサイト

What's new
2016.11.24「社会活動」を更新しました。
2016.07.22「社会活動」を更新しました。
2016.05.16「社会活動」を更新しました。
2015.11.25安倍昭恵の著書『「私」を生きる』(海竜社)が発売されました。
[紀伊国屋書店別窓で開く] [楽天ブックス別窓で開く] [Amazon.co.jp別窓で開く]
2015.06.25「社会活動」を更新しました。安倍昭恵の著書『どういう時に幸せを感じますか? (アッキーのスマイル対談) 』(ワック)が発売されました。
2013.10.08安倍昭恵(Akie Abe)オフィシャルサイト Google+ページを開設しました。2013.10.08安倍昭恵(Akie Abe)オフィシャルサイトを開設しました。
2013.10.04安倍昭恵の著書『安倍昭恵の日本のおいしいものを届けたい! 私がUZUを始めた理由』(世界文化社)が発売されました。
★Facebook 安倍昭恵 Facebook アカウント フォロワー114,644人

|
●【森友学園問題】安倍昭恵首相夫人、森友念頭に「世間をお騒がせしている」
産経 2017.3.22 00:50
安倍晋三首相の昭恵夫人は21日、東京都内で講演し、学校法人「森友学園」(大阪市)をめぐる問題を念頭に「いろいろ世間をお騒がせしている」と述べた。自らの活動について「国、社会、弱者、世界の平和のために、お休みもなく日々頑張っている」と強調した。
理事長を退任意向の籠池泰典氏の妻と、最近までメールを交わしていた話題などには触れなかった。
●安倍昭恵が激白、夫・晋三と反原発で家庭内論戦
アサ芸プラス 2012年11月16日
─以前、ご主人にインタビューした時、原発再稼働には賛成していました。一方、昭恵さんはどちらかというと脱原発に近い考えとうかがっていますが。
安倍 うーん、よくわかんないんですけど、やっぱり福島の現状を見ると人間がもう原子力をコントロールできなくなっているわけですし。それまでは原発で潤ってきてよかったかもしれないけど、あれがもう一度、同じような事故を起こしたら、やっぱり大変なことになるだろうなと思うんですよね。絶対安全って、ないんですよ。これからもどんな天変地異があるかわからない。そういう意味では、何かあった時に、本当にパッとコントロールできる、収束がすぐできるんだったらいいけどそれができないかぎり、やっぱり私は反対なんですよね。
─今年7月29日に行われた山口県知事選では自公推薦の山本繁太郎さんと、「脱原発」を掲げる無党派の飯田哲也さんがトップ争いをした。親しくしていらっしゃる飯田さんを応援したように報じられています。
安倍 してませんよ! 山本さんの車に乗ってちゃんと応援しました。飯田さんとは選挙になる前に話をして、「もう応援はできないけどご健闘をお祈りします」というようなことは言いました。で、終わったあとに、また「お疲れ様でした」って。選挙が終わってもうノーサイドなので。その後、山口県の祝島のお祭りに行っちゃった。上関原発のすぐ4キロ先くらいにハート形の島がある。その島が反原発の象徴のように世界から注目されてるんです。いろんな反対派の人たちが入ってきてて自民党がもうまったく入れない島みたいになっちゃってるんです。去年、私がそこに飯田さんと一緒に行ったことでちょっとした話題になってしまった。
で、今年も飯田さんが誘ってくださったので「じゃあ行きます」って行ったんです。そこはでも、安倍の祖父の岸信介も叔父の佐藤栄作さんも、皆、昔は行ってたところで、岸がしばらく逗留してたという宿もあるんです。その部屋に泊めてもらいました。だからみんな懐かしいわけですよ。私が行くと、「まぁ、よく来たね」みたいな感じですね。私は、もう1回、もうちょっと昔に戻って、自然に調和する、自然と人間が共生するような社会になっていくのがいいんだろうなって思うんですけどね。なかなか今のこの経済の中では、そう簡単にはいかないと思うんですけど。でも、今多くの方々、特に女性はすごく意識が変わってきています。少々不便な思いをしたとしても、子供たちや孫たちにちゃんと安全な環境を残していかなきゃいけないと思ってる人たちは多い。また、ちゃんとした食べ物を食べさせなきゃいけないと思ってる人も多い。
─安倍さんにそういう自分の考えは言いますか。
安倍 主人が取り組んでいる「政治」に私は口出しをしたいとか、するつもりはないけれども、ただ、いろんな人たちと話をする中で聞いたことなどを「こういう意見があるよ」ってことは、伝えていきたいというふうには思っています。
●安倍総理への痛烈な皮肉!?昭恵夫人が「アベ政治を許さない」写真を公開
アサ芸プラス 2016年7月7日
アベノミクスの行き詰まりが原因か、安倍内閣の支持率は右肩下がり。参院選の応援演説では安倍晋三総理が「帰れ!」コールを浴びるなど、厳しい攻撃にさらされている。そんな中、本来であれば一番の味方であるはずの安倍昭恵夫人から痛烈な批判をされてしまった。
昭恵夫人は7月4日、インスタグラムに街頭で映した写真を公開。それは男性2人と昭恵夫人の3人が写っているのだが、男性の1人が「アベ政治を許さない」という紙を掲げているのである。
夫を批判する人と写真を撮っておきながら、昭恵夫人は満面の笑み。紙を持つ男性は渋い顔でカメラ目線、もう1人はうつむいて視線を外しているのとは対照的だ。
写真には「昨日はこんな人たちとも写真を撮ったり、握手をしてみました。」との文章が添えられている。昭恵夫人の器が大きいという意見もあるようだが、普通に考えれば夫に対する皮肉にしか見えない。
「昭恵夫人はミュージシャンの布袋寅泰と酒席を共にし、布袋にしなだれかかったり首筋に唇を寄せたというスキャンダルが報じられたことがありました。また、自身が経営する居酒屋で女将をしたこともあります。ファーストレディーという自覚はあまりないようで、夫を支えようという気持ちもないのでしょう。安倍総理がコントロールできていないという話もあります」(政治部記者)
昭恵夫人の行動が政権にダメージを与えることにならなければいいのだが‥‥。
●単独インタビュー 首相夫人・安倍昭恵さんが語った「子どもを持たない人生」
AERA ドット2016/7/31 ※AERA 2016年8月8日号
「子のない人生」を特集したアエラ8月8日号(8月1日発売)の巻頭記事で、安倍晋三首相(61)の妻・昭恵さん(54)が単独インタビューに応じた。時に涙を流しながら、「政治家一家の嫁」としての葛藤と苦悩、血縁にこだわらない家族のあり方などについて語っている。
昭恵さんが安倍首相と結婚したのは24歳の時。当初は「子どもは自然にできるだろう」とのんびり構えていたが、そうはならなかった。
当初は笑顔もみせながら質問に答えていた昭恵さんが涙をこぼしたのは、不妊治療のつらさや周囲からのプレッシャーについて話し始めたとき。言葉を詰まらせ、ほおを伝う涙をハンカチでぬぐいながら、選挙区の後援者らとの酒席で「嫁として失格だ」「ワシが教えにいっちゃる」などと責められた過去を明かした。
首相とは養子という選択肢についても話し合ったが、
「そこまでする必要があるのかなと。養子をもらって、その子1人にすべてを捧げるより、もしかしたら違うことをやるべきなのかもしれない、と思った」
という。
自身の子どもを持たなかった昭恵さんだが、ミャンマーでの寺子屋づくりを支援し、バングラデシュでは女子大設立に尽力した。いまは、
「困難な状況にいる子どもにとって生きていく希望になる」
ことが、自らの生き方だと考えているという。
●総理夫人・安倍昭恵が夫より心酔する5人の男(1)「本当に知らない」と激怒!
アサ芸プラス 2017年3月22日 12時55分
「森友学園」の「名誉校長」に就任していた安倍昭恵氏が窮地に追い込まれた。私生活では「家庭内野党」を公言して自由奔放にふるまってきた結果、「夫よりも心酔する男」たちの存在までが次々と浮上。宴席では乱れる場面も──。国会では追及されない「ピンク交遊録」を明らかにする!
「何でこんなに私は注目を集めてしまっているんだろうかって、すごく戸惑っている」
3月7日、東京都内で開かれたセミナーに登場して、こう嘆いたのは安倍晋三総理(62)の妻・昭恵夫人(54)である。
大阪市の学校法人「森友学園」が評価額より破格の安さで豊中市の国有地を取得。同校が開校を予定していた小学校の「名誉校長」に昭恵夫人が就任していたことで、「夫」は国会で野党から集中攻撃を受けた。自由党の山本太郎共同代表(42)からは3月2日の参院予算委員会で、田中角栄元総理が逮捕されたロッキード事件と、昭恵夫人の愛称「アッキー」をかけて「アッキード事件」と名付けられ、安倍総理は「きわめて不愉快だ!」と語気を強めたものだった。
「森友の件に関して、安倍総理は『本当に知らないんだ』と周囲に話し、昭恵夫人のせいで尻拭いさせられている状況に怒り心頭なんです」(官邸スタッフ)
実際、「こんな時こそ」とばかりに夫婦で難局を乗り越えようとしているのかと思いきや、結婚生活30年で夫婦仲はすっかり冷え込んでいるというのだ。
「深夜まで飲んでいる昭恵夫人と顔を合わせることはほとんどないようです。…
●総理夫人は公人?私人?安倍首相は「妻を政治家のように追及するな」
j-cast 2017/3/ 3
森友学園の国有地払い下げ問題で昭恵夫人に疑惑の目が向けられていることに対し、安倍首相は「私は公人中の公人だが、妻は私人なのです」と怒って見せたが、首相夫人ははたして「私人」なのか。
森友学園の幼稚園で2014年12月6日に昭恵夫人が行った講演ではこう話していた。テーマは奇しくも「ファーストレディーとして思うこと」だ。「前々から園長から主人にお手紙や電話をいただいたり、実際にお会いいただいたりしていましたけど、この現場に主人がきて園児の様子を見たことがないということで、わたしが代わりにきて家に帰ってから主人に報告させていただきます」
役所からは夫人担当者、公費で活動
昭恵夫人が国有地の売却に直接関与したとは考えられないが、安倍夫妻と森友学園の親密な関係を周囲が利用したり、配慮した可能性は否定できない。菊川怜キャスターは「昭恵さんが名誉校長だから、勝手に周りが忖度したこともあり得るかもしれませんね」という。
周りが忖度
コメンテーターの山本一郎(作家)「首相夫人が名前を出すことによって、皆さんがどう思うかですよ。当然、首相夫人だから配慮しよう、期待に応えようという周りの人たちの気持ちをうまく使ったことはあるんじゃないかと思います」
田崎史郎(時事通信特別解説委員)「今回のことは軽率だったですよ。公人と私人の区別をどこでするかはまだ定着した解釈はありませんが、総理夫人の役割、活動について一つの決まり事をつくった方がいいと思います」
各役所から昭恵夫人担当者が付き、外遊、国内視察などの活動はすべて公費、どこにいっても紹介されるときは「総理夫人」だ。24時間公人というべきだろう。
●首相夫人・昭恵氏は「私人」 政府が答弁書を閣議決定
朝日 2017年3月14日
政府は14日、安倍晋三首相の妻昭恵氏について、「公人ではなく私人であると認識している」との答弁書を閣議決定した。大阪市の学校法人「森友学園」への国有地売却問題をめぐって、学園が新設予定の小学校の名誉校長に就いていた昭恵氏が公人か私人かが論点になっていた。
民進党の逢坂誠二衆院議員の質問主意書に答えた。答弁書は「『内閣総理大臣夫人』とは内閣総理大臣の配偶者を指して一般的に用いられる呼称で、当該呼称を用いるに当たり、公務員としての発令を要するものではない」と説明している。
●総理夫人・安倍昭恵が夫より心酔する5人の男(1)「本当に知らない」と激怒!
アサ芸プラス 2017年3月22日 12時55分
「森友学園」の「名誉校長」に就任していた安倍昭恵氏が窮地に追い込まれた。私生活では「家庭内野党」を公言して自由奔放にふるまってきた結果、「夫よりも心酔する男」たちの存在までが次々と浮上。宴席では乱れる場面も──。国会では追及されない「ピンク交遊録」を明らかにする!
「何でこんなに私は注目を集めてしまっているんだろうかって、すごく戸惑っている」
3月7日、東京都内で開かれたセミナーに登場して、こう嘆いたのは安倍晋三総理(62)の妻・昭恵夫人(54)である。
大阪市の学校法人「森友学園」が評価額より破格の安さで豊中市の国有地を取得。同校が開校を予定していた小学校の「名誉校長」に昭恵夫人が就任していたことで、「夫」は国会で野党から集中攻撃を受けた。自由党の山本太郎共同代表(42)からは3月2日の参院予算委員会で、田中角栄元総理が逮捕されたロッキード事件と、昭恵夫人の愛称「アッキー」をかけて「アッキード事件」と名付けられ、安倍総理は「きわめて不愉快だ!」と語気を強めたものだった。
「森友の件に関して、安倍総理は『本当に知らないんだ』と周囲に話し、昭恵夫人のせいで尻拭いさせられている状況に怒り心頭なんです」(官邸スタッフ)
実際、「こんな時こそ」とばかりに夫婦で難局を乗り越えようとしているのかと思いきや、結婚生活30年で夫婦仲はすっかり冷え込んでいるというのだ。
「深夜まで飲んでいる昭恵夫人と顔を合わせることはほとんどないようです。…
私邸では別々の部屋に住み、母の洋子さんが安倍総理の家事全般をしているとまで噂されています」(前出・官邸スタッフ)
夫婦のすれ違いはこんな場面でも見られた。自民党関係者が声を潜めてこう明かす。
「総理はこれまで東日本大震災の被災地を30回視察したり、新潟県糸魚川市の大火の現場など、頻繁に視察しています。ある大臣が安倍総理の体調を心配して、『たまには休んでください』と声をかけたら、『家にいるとストレスがたまるから‥‥』とげんなりした表情をしていました」
ついには“仮面夫婦”とヤユされ続けても離婚をしない理由は、お互いにとって「政治利用」する思惑があるからだとささやかれる始末。特に「私人」である昭恵夫人にとって「総理夫人」の肩書は大きく、最大限利用して友人知人の輪を広げてきた。「家庭内野党」を公言して、TPPや消費税反対など安倍総理の政策に異を唱えては興味が赴くまま自由奔放に行動し、居酒屋やゲストハウスの経営まで始めた。約2年前からは「医療用」や「祈祷用」の大麻解禁運動にも熱を上げている。
「自身のSNSで大麻加工会社の代表を支援していたのですが、その人物が昨年10月に大麻取締法違反で逮捕されました。昭恵夫人の危険な交友関係を心配する声も出ているのですが‥‥」(前出・自民党関係者)
それでも昭恵夫人が周囲の意見に耳を傾けることはなく、そればかりか、夫よりもある意味「心酔」する男たちの存在が見え隠れしているのである。
| Trackback ( )
|
ついに本丸に迫ってきたか、そんな印象の森友学園問題。
「首相から100万円寄付」と明かす。
安倍氏は、かねてより国会で、「私や妻が関係していれば総理大臣辞める」と話していたから、逃げようがなくなっていく。
(関連 2月25日ブログ ⇒ ◆「日本初で唯一の神道の小学校」森友学園/国有地 近隣の1割か/「安倍総理『私や妻が関係していれば総理大臣辞める』」)
今まで、学園の理事長の籠池氏の国会への「参考人招致」に反対していた自公は、こんな事態になって「証人喚問」に合意。
そんなことで、注目度が高まる国会。来週は面白くなるか・・・
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
●森友理事長招致、拒む自民 幹部「何しゃべり出すか…」
朝日 2017年3月8日平林大輔、松井望美 南彰
学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題で、学園の籠池(かごいけ)泰典理事長らの参考人招致が国会審議の焦点になっている。民進、共産など野党4党は7日、改めて籠池氏ら6人の招致を要求したが、自民党は拒んだ。野党の強気の背景には、安倍晋三首相自らが認めた政府の説明の不透明さと、世間の関心の高さがある。
特集:森友学園問題
「こういう事例がある」。7日午後、国会内。民進の山井和則国会対策委員長は自民の竹下亘国対委員長との会談で、過去に衆院予算委員会が招致した参考人の一覧表を示した。
「違法性のない事案にかかる(参考人の)審査は慎重にやるべきだ」(菅義偉官房長官)との理由で、政府・与党が籠池氏や当時の財務省理財局長らの招致に応じないため、違法性が招致の条件になっていないことを示そうとした。
会談に先立って共産、自由、社民の野党3党の国対委員長にも一覧表を示した。法令違反が確定していない人たちを招致した例があることを確認していた。
対する竹下氏の回答は「難しいが断るわけではない」。継続協議になり、山井氏は週内にもう一度、国対委員長会談を開くよう要請した。記者団には「(学園側に)様々な法令違反の疑いも出てきている。ここで(招致を)受けなかったら総理と自民党が何かやましいことがあるということになる」と語った。
これに対し、公明党の山口那津男代表は記者会見で、「いま話題になっている人物が(参考人に)ふさわしいのか。一貫性や合理性があるのか疑わしい部分もある」。自民幹部は「理事長が何をしゃべり出すかわからない。呼ばない選択肢が正解だ」と述べた。
テレビのワイドショーが連日問題を取り上げ、JNNの世論調査では7割超が参考人招致を行うべきだと考えていることが判明。自民ベテラン議員は「招致に応じなければ支持率に影響する」と心配する。(平林大輔、松井望美)
●籠池氏「首相から100万円寄付」 政権側は否定
日経 2017/3/17
学校法人「森友学園」(大阪市)に大阪府豊中市の国有地が評価額より大幅に安く売却された問題で、参院予算委員会の山本一太委員長らは16日、学園が旧国有地で新設をめざしていた豊中市の小学校用地などを視察した。学園の理事長退任の意向を示した籠池泰典氏は、学校建設に関連して「安倍晋三首相の寄付金が入っている」と視察団に語った。
視察団の一員で民進党の福山哲郎氏は同日のテレビ東京番組で、15年9月に安倍昭恵首相夫人が学園の講演に訪れた際、夫人から「安倍首相からです」と言われ、現金100万円を受け取ったと籠池氏が視察団に説明したことを明らかにした。
これに対し、菅義偉官房長官は記者会見で、首相からの寄付はないと断言した。菅氏は「首相に確認したところ寄付していないと。夫人や事務所など第三者を通じても寄付していないということだった」と強調。昭恵夫人の個人としての寄付の可能性については「現在、念のために確認しているところだ」と語った。
籠池氏への法的措置を検討するかを問われると「必要に応じて、どのように対応するか首相が判断する」と述べた。この後、安倍首相も官邸内で記者団の問いかけに「官房長官が話した通りだ」と語った。首相周辺によると、昭恵夫人は「記憶にない」と話しているという。
一方、山本氏らは用地視察に先立ち、大阪府庁と財務省近畿財務局、国土交通省大阪航空局の関係者へのヒアリングを実施。大阪府は、小学校の設置認可などを巡り、近畿財務局とやりとりが複数回あった、などと説明した。
●籠池氏、23日に証人喚問 「首相から寄付金」と主張 森友学園問題
西日本 2017年03月17日
学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地払い下げ問題で、理事長退任を表明している籠池(かごいけ)泰典氏は16日、設置申請を取り下げた小学校に関し、安倍晋三首相から昭恵夫人を通じ、100万円の寄付を受けたと説明した。菅義偉官房長官は記者会見で「首相に確認したところ『自分では寄付はしていない。昭恵夫人、事務所など第三者を通じても寄付していない』ということだ」と否定。一方で「夫人個人で行ったかどうかを現在、確認している」と語った。自民、民進両党は23日の衆参両院予算委員会で、籠池氏の証人喚問を行うことで合意した。
首相は16日夕、官邸で記者団の呼び掛けに対し「官房長官からお話しした通り」と述べ、寄付を否定した。
籠池氏は、大阪府豊中市の小学校用地を視察した参院予算委の与野党理事に同行。面会した民進の福山哲郎理事は同日のテレビ番組で、籠池氏が2015年9月に講演で訪れた昭恵氏から「安倍首相からです」と言われ、100万円をもらったと説明したことを明かした。
籠池氏はその後、同市内の自宅で、民進の今井雅人衆院議員や共産の小池晃書記局長ら野党4党の代表者と面会した。面会後、記者団に「全ては国会でお話しする。それだけだ」と述べた。
面会した社民の福島瑞穂副党首によると、籠池氏から寄付金名簿を見せられたが、首相と昭恵夫人の名前はなく、これについては籠池氏が国会で説明するとした。別の野党議員は、首相や昭恵夫人宛ての領収書もないという。
自民の竹下亘国対委員長は16日、籠池氏の発言について国会内で記者団に「首相は(寄付は)ないと言っている。あそこまで言うということは首相に対する侮辱だ。これはたださないといけないという思いは強くなっている」と語った。民進の山井和則国対委員長と電話会談し、野党が求める参考人招致でなく、偽証罪にも問われる証人喚問に「格上げ」して受け入れる考えを伝えた。
与党は、証人喚問を午前に参院予算委員会、午後に衆院予算委員会でそれぞれ2時間実施すると野党に打診する方針だ。
首相は2月17日の衆院予算委で、国有地払い下げについて「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と語っている。
●籠池氏「昭恵夫人、領収書は結構と」 証人喚問決まる
朝日 2017年3月17日
学校法人「森友学園」への国有地売却問題が16日、新たな展開を迎えた。大阪を現地視察した参院予算委員会メンバーに対し、学園の籠池(かごいけ)泰典理事長が「安倍晋三首相から100万円もらった」と発言。首相が否定する中、籠池氏の証人喚問が固まったことで、国会での疑惑解明の動きが本格化する見通しになった。
参院予算委の山本一太委員長(自民)ら委員11人は午後2時すぎ、森友学園が4月開校をめざしていた小学校(設置認可申請取り下げ)の建設地に大型バスで到着した。敷地内には、事前に着いていた籠池氏。詰めかけた報道陣らが見守る中、身ぶり手ぶりを交えた籠池氏の説明を聴いた。
視察に同行した関係者によると、籠池氏は校舎部分に入った予算委のメンバーにこう言った。「平成27年(2015年)の9月に安倍昭恵夫人が私どものところに講演会に来られた時、どうぞ、これお使いくださいと。どなたからですかと(聞くと)、安倍晋三からです、とおっしゃった」
さらに、籠池氏はこう続けた。「領収書はどうしましょうかって(聞くと)、それはもう結構でございますということで」。当時の気持ちについては、「そのようなものをいただいたということは、心と心は一緒だったんだ」と感じたことを明かした。
●籠池爆弾投下!「安倍首相から」アッキー経由で?「寄付100万円」
スポニチ 2017年03月17日
大阪市の学校法人「森友学園」を巡る問題で、理事長退任を表明している籠池泰典氏が16日、参院予算委員会の与野党理事との面会で、設置認可申請を取り下げた小学校に関し「安倍晋三首相からの寄付金が入っている」と語った。安倍首相サイドは否定しており、野党からも「どっちが正しいのか分からない」の声が上がる中、23日に籠池氏の証人喚問を行うことで自民、民進両党は合意。虚偽の証言に処罰が下る舞台で、籠池氏と安倍自民の全面対決となりそうだ。
籠池氏は設置認可申請を取り下げた大阪府豊中市の小学校用地で、参院予算委員会の視察団と面会。多数の報道陣が見つめる中、山本一太委員長らに対し「この学校をつくるにあたり、いろんな人から寄付をもらった。そのご意思の中には、安倍内閣総理大臣の寄付も入っている」と述べた。
2015年9月に講演で訪れた安倍晋三首相の昭恵夫人から「安倍首相からです」と言われ、小学校開校への寄付金として100万円を受け取ったと主張。事実であれば内閣を揺るがしかねない爆弾発言だ。
これに対し、菅義偉官房長官は会見で「首相に確認したところ“自分では寄付していない。昭恵夫人、事務所など第三者を通じても寄付していない”ということだ」と述べた。首相は「官房長官から話があった通りだ」と官邸で記者団に述べた。
安倍首相は2月17日の衆院予算委員会で国有地売却に「私や妻、事務所が関わっていれば、首相も国会議員も辞める」とたんかを切っている。
この日の籠池氏の発言で、首相の答弁の信用性が問われかねない事態になったため、政界関係者によると、これまで真相解明のための参考人招致を拒んできた自民側が、偽証罪に問える証人喚問が必要と判断、民進側に提案したという。出頭や供述に強制性がない参考人招致から証人喚問へ“レベルアップ”。自民党の竹下亘国対委員長は記者団に「首相に対する侮辱ですから。これはしっかり受け止めなきゃいけない」と述べた。
官邸筋は周辺に「首相からの寄付がないことは確認できている」と自信を見せる。永田町関係者は「うその証言ができない場に引きずり出したのは籠池氏のけんかを自民党が買ったということ」とみる。
一方の籠池氏は、一連の問題に対する自民党の対応を「トカゲのしっぽ切り」と批判。「私の考え方に共鳴した方」と国会で答弁していた安倍首相も、籠池氏を「しつこい」と表現するようになり、「旧知の仲」と思っていた稲田氏からは「10年ほど会っていない。法律相談も受けていない」と突き放された。
この日午後、民進、共産、自由、社民の4野党の議員と面会し、報道陣に「国会でお話しします」と語った籠池氏。証人喚問は予想外かもしれないが、国会でさらなる“爆弾”を放つ用意があるのか。自民党の追及はどうなるのか。国有地払い下げ問題の真相解明に向けて、23日の衆参両院の予算委員会に注目が集まる。
▼証人喚問 憲法62条により、国会の各議院に与えられた権限。1947年に制定された議院証言法に基づき、証人は虚偽の証言をした場合、3月以上10年以下の懲役刑に処される。出頭要請を正当な理由なく拒んだ場合も1年以下の禁錮または10万円以下の罰金となる。国会議員や国会職員を除き、出頭した証人には日当と旅費が支給される。病気などの理由で出頭が難しい場合、2人以上の議員を派遣すれば出張尋問を行うことができる。
| Trackback ( )
|
政治家の中には、時々、平気でウソをつく人物がいる。しかし、弁護士でまじめにウソをつく例は知らない。
いま、新しい話題が続々とあらわになって、注目度がなお高まっている「稲田朋美」防衛大臣。
弁護士資格を持つのに平気でウソをつく。
★≪稲田防衛相 出廷記録あった「森友の顧問弁護士じゃない」はウソ/稲田氏自身も昨年10月、籠池氏の活動に対し防衛相名で感謝状を贈っている。2人の主張が全く食い違う展開。≫スポニチ 2017年3月14日★
そして★≪「自称・総理候補の嘘つき防衛大臣」稲田朋美の悪評…省職員に高圧的、国会答弁で醜態/「稲田さんは、自分は頭がいいと思っているみたいですが、本当に弁護士だったのか、疑問すら抱くような事態ですよ」≫ビジネスジャーナル 3.17★ とまで言われている。
当然ながら、足元が崩れ方向にある。★≪国会答弁に自公幹事長が懸念≫ 3月15日 毎日★
こういうタイプの人物は、そのうち必ず破たんする。
安倍内閣の主要人物だから、そのおちる経過を時々記録するようにしている。
(3月14日ブログ ⇒ ◆稲田朋美 防衛相「受任も裁判もしていない」/森友学園の訴訟書面の原告代理人「代理人弁護士」/しかも、法廷の「出頭した当事者等の欄」に氏名あり)
ということで、今日は上記のほか、以下を記録。
●稲田氏「資質」また疑問 「靖国参拝」「陸自日報」「教育勅語」に続き 記憶のみ「森友」答弁撤回/毎日 2017年3月15日
●稲田防衛相「記憶になかった」37回繰り返し弁明 森友学園側の代理人で法廷に立っていた!/j-cast 3/15
●稲田防衛相が進退攻防 “森友訴訟”に出廷記録で謝罪も政治責任否定 野党は辞任要求/zakzak 3.15
●森友問題で答弁ぶれる稲田氏 発言しては修正/東京 3月15日
●<社説>稲田防衛相 虚偽答弁の責任は重い/毎日 3月15日
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
●稲田氏「資質」また疑問 「靖国参拝」「陸自日報」「教育勅語」に続き 記憶のみ「森友」答弁撤回
毎日 2017年3月15日
大阪市の学校法人「森友学園」を巡る問題が、稲田朋美防衛相の「資質」問題に波及した。稲田氏は14日、学園の民事訴訟に弁護士として関わったことを認め、関与を否定したこれまでの国会答弁を撤回。記憶のみを根拠に断言した稲田氏の対応に、野党は「答弁の揺らぎ一事でも防衛相としての資質はない」(民進党の大串博志政調会長)と批判を強めている。
野党は稲田氏の答弁撤回を、国会の根幹に関わる問題と位置付ける。・・・(略)・・・
●稲田防衛相「記憶になかった」37回繰り返し弁明 森友学園側の代理人で法廷に立っていた!
j-cast 2017/3/15
国有地の超格安取得からさまざまな疑惑が続出する森友学園との関係を稲田朋美防衛大臣が認めた。森友の顧問弁護士になり、民事訴訟の代理人として法廷にも立っていた。「そのような事実はありません。法律相談も一切受けたことがございません」と言っていたのが、新聞報道で法廷に提出した名前入りの資料までが表に出た。保守きっての論客・安倍首相のイチオシともいわれた女性政治家は、一転して「訂正して、おわび」を国会や報道陣の前できのう(2017年3月14日)だけで16回、「記憶になかった」を37回も繰り返した。
森友学園の籠池泰典理事長が公開した動画の中で「稲田氏とは旧知の仲、議員になる前に顧問弁護士をしてもらった」と語ったのを、稲田氏は「まったくの虚偽」と決めつけてしていたのだが......。
国会答弁「虚偽の意識なかった」と言い訳
稲田氏は「私の記憶に基づいた答弁で、虚偽の意識はなかった」と、自分の方の虚偽は否定した。籠池理事長との面識はあったそうだが、それも「10年前に失礼なことをされたので関係を絶った」と言い、その内容に触れることは避けた。籠池理事長の方は「2年ほど前に自民党会館でお会いした」と、これも正反対の話をしている。
稲田氏は1959年生まれの58歳、早大卒業後に弁護士になり、同業の夫と結婚した。2005年の総選挙で初当選した小泉チルドレンの一人だが、安倍首相が「将来の総理候補」というぐらい気に入り議員になって7年の早さで初入閣し、去年(2016年)からは防衛大臣に抜擢されていた。
司会の加藤浩次「覚えていないから自分は虚偽ではないというのですかねえ。それでしのげると思うのかなあ」
●稲田防衛相が進退攻防 “森友訴訟”に出廷記録で謝罪も政治責任否定 野党は辞任要求
zakzak 2017.03.15
森友学園の訴訟資料には稲田氏の名前が
稲田朋美防衛相が窮地に追い込まれた。学校法人「森友学園」(大阪市)が2004年に起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に、原告側代理人弁護士として出廷したことを示す裁判所作成記録の存在を指摘されたのだ。稲田氏は13日の参院予算委員会で、理事長退任の意向を示している籠池(かごいけ)泰典氏について、「顧問弁護士だったこともないし、裁判を行ったこともない」と答えていた。虚偽答弁となれば進退問題に直結しかねない。
「全く記憶はない」「都合が付かない(弁護士の)夫の代わりに裁判所に行ったことはあり得るのかと推測できる」「自分の記憶に基づいた(国会)答弁で、虚偽の答弁をしたことはない」
稲田氏は14日午前の記者会見でこう語った。自身の政治責任については「この件で責任を取るということではないのではないか」といい、否定した。
その後、午後の衆院本会議で「夫の代わりに出廷したことを確認できましたので、訂正し、おわびいたします」と答弁が誤りだったことを認め、謝罪した。
森友学園は04年10月、大阪市淀川区の土地と建物の抵当権抹消登記請求訴訟を大阪地裁に起こした。その際、訴状の原告訴訟代理人には、稲田氏と夫の龍示氏らの名前が記されていた。地裁が作成した第1回口頭弁論(04年12月)の調書にも、稲田氏の名前が「出頭した当事者等」に記載されていた。
籠池氏の衝撃的なインタビューもネット上で公開された。
『日本会議の研究』(扶桑社新書)の著者、菅野完(たもつ)氏が12日に行ったもので、籠池氏は「(稲田氏は)衆院議員になる前に顧問弁護士ですよね」「旧知の仲であったし、(稲田氏が)『まったく知りませんでした』『10年も20年も会っていません』ということは、籠池自身の実像を悪くしている気がする」と語っているのだ。
出廷記録を受けて、民進党の山井和則国対委員長は14日午前の記者会見で「稲田氏の(出廷を否定した)答弁が虚偽であったならば辞任に値する」と批判した。同日午後の与野党国対委員長会談で、稲田氏の辞任を改めて要求した。
一方、菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、稲田氏の職務続行について「まったく問題ない」と語った。自民党の二階俊博幹事長も記者会見で、辞任する必要はないとの認識を示した。
森友問題は、設立予定の小学校の認可申請取り下げと、籠池氏の理事長退任表明で「一定の区切り」(関係者)との見方もあったが、重要閣僚の進退問題が取り沙汰される事態となった。
●森友問題で答弁ぶれる稲田氏 発言しては修正
東京 2017年3月15日
稲田朋美防衛相は十四日の衆院本会議で、大阪市の学校法人「森友学園」が起こした二〇〇四年の民事訴訟に、自身が原告側代理人弁護士として出廷したことが確認できたとして、学園の訴訟への関与を否定した十三日の参院予算委員会での発言を「記憶に基づき答弁した。訂正し、おわびする」と撤回し、謝罪した。辞任はしない考えを示した。発言しては修正する繰り返しに、野党側は稲田氏に閣僚の資質がないとして辞任を要求した。
安倍晋三首相は衆院本会議で、稲田氏について「しっかり説明責任を果たし、今後とも誠実に職務に当たってもらいたい」と述べ、続投させる考えを示した。
本会議後の参院予算委員会で、稲田氏は学園の理事長退任を表明した籠池(かごいけ)泰典氏が、〇七年に稲田氏の政治資金パーティーに出席していたことを認める一方、「それ以外の献金の記憶がない」と説明した。
だが、民進党の風間直樹氏が、籠池氏夫妻が〇七年に稲田氏の政治資金管理団体に個人献金していたと指摘すると「記憶にないが、指摘するのであれば、そうではないか」と述べた。
当時の政治資金収支報告書によると、籠池氏は幼稚園園長、籠池氏の妻は副園長の肩書でそれぞれ六千円を献金した。
稲田氏は、夫が〇四年十月から〇九年八月ごろまで、籠池氏と顧問弁護士の契約を結んでいたことも認めた上で、自身も弁護士事務所の一員であるとして「責任が全くないとは言えない。私と全く関係がないということではない」と述べた。
森友学園が起こした〇四年の民事訴訟については、第一回口頭弁論に稲田氏が出廷したことを示す裁判所作成記録があることが明らかになった。
民進、共産、自由、社民の野党四党は十四日の与野党国対委員長会談で、稲田氏の答弁は虚偽だったとして辞任を要求。自民党側は「故意にうそをついたのではない」として応じず、籠池氏の参考人招致も拒否した。
●稲田防衛相 出廷記録あった「森友の顧問弁護士じゃない」はウソ
スポニチ 2017年3月14日
大阪市の学校法人「森友学園」の土地取引などを巡る一連の問題で、安倍政権保守派のホープと言われる稲田朋美防衛相と、学園の籠池泰典元理事との密接な関係が浮上した。
森友学園が2004年12月に起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に、原告側代理人弁護士として稲田氏が出廷したことを示す裁判所作成記録があることが13日、判明。稲田氏は同日の参院予算委員会で「籠池氏の事件を受任し顧問弁護士だったということはない。裁判を行ったこともない」と述べていた。
学園が04年10月18日に大阪地裁に提訴した同市淀川区の土地と建物の抵当権抹消登記請求訴訟で、訴状の「原告訴訟代理人」には稲田氏と夫の龍示氏、もう1人の計3人が記された。また同地裁が作成した同12月9日の第1回口頭弁論の調書には龍示氏を除く稲田氏ら2人の名前が「出頭した当事者等」に記載されていた。
稲田氏を巡り、民進党の小川敏夫参院議員会長は13日の参院予算委で、学園が関係する05年の民事裁判の準備書面に、訴訟代理人弁護士として稲田氏と夫の名前が記されていると指摘。稲田氏は「共同事務所の場合、1人の弁護士の事件についても連名で出すことはある。委任状の中に私の名前があることは推測される」と答弁していた。
稲田氏の顧問弁護士疑惑が指摘されたのは今月8日。参院予算委で民進党議員が指摘。稲田氏は「(籠池夫妻には)この10年間、お会いしたことも、お話ししたこともない。法律相談を受けたこともない」と説明し、関係を否定した。
しかし、フリージャーナリストの菅野完氏が12日に籠池氏にインタビューしたという動画がインターネット上に公開され、その中で籠池氏は「(稲田氏は)衆院議員になる前は顧問弁護士だった」などと説明。「(私のことを)知ってるんだったら知ってると言ってほしい。旧知の仲。1、2年前にも会った」などと話した。
稲田氏はこの日、「法律相談に乗ったことはないし、顧問弁護士だったことはない。籠池氏夫妻が“法律相談をしていただいた”と言うのは全くの虚偽だ」とも答弁した。
籠池氏は元々稲田氏の父親、元高校教諭で保守派の活動家としても知られた、故椿原泰夫氏と親しかったとされる。稲田氏自身も昨年10月、籠池氏の活動に対し防衛相名で感謝状を贈っている。2人の主張が全く食い違う展開。現役閣僚として稲田氏には国民が納得する説明が求められる。
●稲田防衛相:国会答弁に自公幹事長が懸念
news.nifty 2017年03月15日 毎日新聞
自民の二階俊博、公明の井上義久の両党幹事長は15日午前、東京都内で会談し、大阪市の学校法人「森友学園」の民事訴訟への関与を否定する自らの国会答弁を撤回した稲田朋美防衛相に対して、国会答弁への懸念を伝えることで一致した。
会談で、井上氏は「稲田氏は国会答弁の重みを考えるならば慎重に答弁すべきだった」と問題視した。稲田氏に注意を促すことも確認し、同席した自民党の竹下亘国対委員長から伝達することを決めた。野党が要求する稲田氏の防衛相辞任には応じない方針で一致した。
これに関連し、稲田氏は15日午前の参院予算委員会で、森友学園に関する答弁を撤回したことについて、虚偽答弁ではなかったとの認識を示した。
稲田氏は「私としては自らの記憶に基づいて答弁したもので、虚偽の答弁をしたとの認識はない」と述べた。【高橋恵子、光田宗義】
●<社説>稲田防衛相 虚偽答弁の責任は重い
毎日 2017年3月15日
答弁を訂正して謝罪すれば済む問題ではない。
稲田朋美防衛相が14日、これまでの説明から一転して学校法人「森友学園」関連の民事訴訟に原告側代理人弁護士として出廷していた事実を認め、過去の国会答弁を撤回した。
まず経過を確認しておく。
稲田氏は13日の参院予算委員会でも「私は森友学園や籠池泰典氏の事件を受任したことも裁判を行ったこともなく、法律相談を受けたこともない」と断言していた。
ところが、森友学園が2004年に起こした民事訴訟の口頭弁論に、稲田氏が森友側の弁護士として出廷していたことを示す裁判所作成記録の存在が発覚した。すると姿勢は一変し、「出廷したことがあるのではないかと推測している」と人ごとのように記者会見で語ったうえで「裁判所の記録がある以上、記憶違いだった」と国会で釈明した。
結果として答弁が虚偽であったことは間違いない。「虚偽ではなく記憶違いだった」という稲田氏の説明は著しく説得力を欠く。
そもそも今回の国有地売却問題は、籠池氏と政治家とのつながりがあったかどうかが大きな焦点だ。
稲田氏は明言は避けながらも同じく弁護士の夫が裁判に関わっていたことは否定していなかった。「(前日まで)自信を持って答弁していた」と言うなら、なぜ自らの接点もきちんと確認しなかったのか疑問だ。
一方で稲田氏は、森友学園の系列幼稚園で園児に教育勅語を暗唱させていることに関連し、戦前の教育勅語を再評価する国会答弁をして野党などから批判を浴びている。
ならば稲田氏は森友学園と近いと見られるのを嫌って、無関係であることを強調したかったのだろうか。
いずれにしても、結局、ウソがばれたから認めたのではないかと見られても仕方がない。閣僚が国会答弁を軽んじるのは許されない。
にもかかわらず菅義偉官房長官は稲田氏の責任について「全く問題ない」と早々と語り、安倍晋三首相も擁護する構えだ。
菅氏は務台俊介・前内閣府政務官が岩手県の台風被害視察を巡り「長靴業界はだいぶもうかった」と軽口をたたいて辞任した際には「不謹慎極まりない」と強く批判していた。虚偽答弁の方が責任はより重大だ。この政権の対応も理解に苦しむ。
稲田氏が「籠池氏とは10年来、まったく会っていない」と答弁している点に対しても、籠池氏は一部のインタビューで「1年か2年前、会合でお目にかかった」と語っている。
稲田氏との関係だけでなく、確認すべき点は多い。やはり籠池氏ら関係者の国会招致が必要である。
●「自称・総理候補の嘘つき防衛大臣」稲田朋美の悪評…省職員に高圧的、国会答弁で醜態
ビジネスジャーナル 2017.03.17 文=深笛義也/ライター
我が国の防衛を預かる大臣の席に“嘘つき”が座っていることが、満天下に明らかになった。
稲田朋美防衛相は13日の参院予算委員会で、「(森友学園関連の)裁判を行ったことはない」と答弁していたが、14日午後の衆院本会議で一転、「今朝の報道において、13年前の裁判所の出廷記録が掲載されました。平成16年12月9日、夫の代わりに出廷したことを確認できましたので、訂正し、お詫びいたします」と謝罪した。
多くの弁護士が、「いくらたくさんの裁判を経験していたとしても、自分が出廷した裁判を忘れるはずがない」と言っている。稲田氏が虚偽答弁をしたことは明白だ。野党が辞任を求めるのは当然だろう。
「稲田さんは、自分は頭がいいと思っているみたいですが、本当に弁護士だったのか、疑問すら抱くような事態ですよ」
ジャーナリストの朝霞唯夫氏は言う。
「今回、彼女を追い詰めたひとりに、民進党の小川敏夫議員がいます。彼は裁判官から検事になり、その後、弁護士になった経験を持っています。検事というのは取り調べができる能力があるということです。容疑者の言い分を言いたいだけ言わせておいて、嘘を引き出して追い詰めるのが検事のやり方のひとつ。今回の森友学園問題での稲田さんに対する追い詰め方がそれで、『関係ない、関係ない』と言わせるだけ言わせて、挙げ句の果てに、『まったく知らない、向こうが嘘をついている』とまで言わせておいて、『じゃあ、これはなんだ、名前が書いてある』と出す。おそらく、他の議員だったら、最初にあれを出しちゃうでしょう。検察特有のやり方です。弁護士だって検察のやり方を知っているので、本来は稲田氏のような答弁は、弁護士だったらしないはずです。なんでこういう質問してくるのか、最初から疑ってかかるものです。これが法廷なら、完全に負けていますね」
大臣としての資質
弁護士としての能力を疑われる稲田氏だが、大臣としての資質はどうなのだろうか。
「防衛省での評判は非常に悪い。防衛大臣は、防衛省内の背広組には嫌われるけど制服組には好かれたり、その逆の場合もありますが、彼女の場合は両方から嫌われているのです。護衛艦の視察にハイヒールで来たりするから、制服組からしたら『現場を舐めている』という目で見る。背広組が彼女に法案の説明をしにいくと、自分のほうが法律に詳しいみたいな態度を取って、『こういう判例がある』などと言って、やりこめてしまう。だけど、実は的外れだったりするんですよ。彼女の理解の間違いを正そうとすると、『自分は大臣だ、あなた誰に向かってものを言ってんの』という態度になる。それで国会答弁はしどろもどろなんだから、背広組からしたら『ふざけるな』という話になりますよね。以前の女性の防衛大臣には小池百合子現東京都知事がいました。彼女も評判は悪かったですが、『今になって思えば、小池さんのほうがどれだけよかったか』という話が、防衛省内にはあります」(同)
昨年末の靖国参拝で、安倍首相にも見限られた稲田大臣
ではそんな稲田氏が、なぜ防衛大臣に任命されたのか。
「閣僚人事を決めるとき、まず重要なポストから埋めていきますよね。『財務大臣には麻生太郎さん、官房長官には菅義偉さん』という具合です。防衛大臣も国家の運営からしたら大事なポストですが、永田町の論理では軽くなってしまっている。そこにお気に入りの稲田さんを入れたということでしょう」(同)
安倍首相はこの人事を、悔やんだりはしていないのだろうか。
「彼女は安倍首相の覚えがめでたかったから、昨年までは『私は女性初の総理大臣候補だ』と言ってはばからなかった。だけど彼女は昨年末に靖国参拝をしましたよね。『なんでこのタイミングに行ったんだ』と、安倍首相は烈火のごとく怒って怒鳴りつけたんです。
安倍首相は対米関係で昨年、エラー続きだったんですね。まず、クリントンが当選すると考えて、大統領選のさなかにもかかわらず彼女に会いに行った。ところが当選したのは、トランプ。そこで慌ててトランプに会いに行ったら、『まだ大統領はオバマなのに』ということで、ホワイトハウスの逆鱗に触れたわけです。そこで、『オバマが広島に来てくれたので、今度は私が真珠湾に行きましょう』ということになった。本当は行きたくないんだけど、エラーをカバーするために真珠湾に嫌々行った。
そこから帰ってきたところで、稲田さんの靖国参拝でしょう。アメリカもいい気はしないし、日韓関係だって静まっていたのに火が付いてしまった。安倍首相はそこでもう、彼女のハシゴを外したのです。そこから稲田さんの迷走が始まるわけですよ。南スーダンのPKOの問題でろくな答弁ができなくて、安倍首相や岸田外相が代わって答弁するようなことがあった。それで今度は、森友学園の問題でしょう。辞任させると首相の任命責任が問われちゃうので、本予算が通過したら、病気入院するんじゃないかということが、永田町ではまことしやかに囁かれていますよ」
永田町の“オシャレ番長”と言われているくらいならまだよかったが、“嘘つき大臣”と判明したからには、早々にご退場願いたいものだ。
| Trackback ( )
|
昨夕から今朝の稲田防衛相の森友学園の代理人弁護士のニュース。本人が、否定する答弁に唖然とした。
何がかといえば、「弁護士として当事者・森友学園の代理人となり、裁判所にも出廷した記録」まであるのに、「受任も裁判もしていない」と否定している。国会でのウソの答弁は偽証ではないのか・・・もう、辞めたら・・・そんな気持ち。
私自身は、行政相手の訴訟を50件以上起こして、その大部分が自ら法廷にたつ本人訴訟。相手の行政は、基本的に弁護士が代理人(一件だけ、県職員が務めた事件があった)。
50件といっても、地裁、高裁、時に最高裁と法廷が進むし、法廷でのやりとりや、ラウンドテーブルでの議論の場は、地裁では多数、高裁でもそれなりにあるので、実回数を合計すれば、出廷は大変な数になる。ある時は、廊下で偶然に「歩み」が一緒になった裁判長に声を掛けられた。「寺町さん、今裁判幾つぐらいやっているの?」の問、私「今進行形は15件ぐらいです」と答えたら、「ふぇーっ!、弁護士と同じじゃないですか!」と。
この程度には、法廷や手続き慣れしている経験から、いっそう前記の稲田氏の答弁がほっとけない思い。
それで、今日は、次のニュースを記録しておく。
書面上のことについて「そんなことよくあること」という旨の稲田氏。
★j-cast★≪委任状の中に私の名前があったということは推測されますよ。準備書面に書いてあるというのはそういうことだと思いますよ/ある弁護士は、稲田氏の説明について、弁護士としては、書面に名前が出た時点で責任を負うということ。弁護士に対する懲戒請求が行われる際も、本人が実質的に関与していなくても、準備書面に名前があったことを理由に懲戒の対象になることもあり得る。稲田さんの場合、弁護士事務所が共同経営だということであれば、間違いなく責任を負うことになるのでは」≫
当たり前。「無責任」ではすまされず、法律で定められた手続きだから、代理人が「知らん」では済まない。
相談は受けていないし、裁判も行っていないという。
★TBS★≪「稲田氏は森友学園の顧問弁護士」 野党が追及/私は全く籠池氏の事件を受任をしたこともなければ、裁判を行ったこともなければ、法律相談を受けたこともないんです」(稲田朋美 防衛相)/「『平成17年10月11日、 学校法人森友学園 訴訟代理人弁護士 稲田朋美』という文書が裁判所に提出されております」(民進党 小川敏夫 参院議員)≫
極め付けは、出頭した裁判記録まであった。
★共同★≪稲田氏、「森友訴訟」に出廷記録 大阪地裁が作成、答弁矛盾/ 「森友学園」が起こした民事訴訟の裁判資料のコピー。出頭した当事者等の欄に「原告代理人 稲田朋美」と記載されている≫
さて、本人はどうするのか・・・
なお、今朝は6.9度。暖かさに、ノルディックウォークする堤防に春の芽吹きの予感。
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
●稲田防衛相と籠池氏、食い違い一段と鮮明 森友学園訴訟書面に「代理人弁護士」
j-cast 2017/3/13
森友学園をめぐる一連の問題で、籠池泰典理事長と稲田朋美防衛相との言い分の食い違いが、さらに鮮明になっている。籠池氏は、2017年3月12日、この問題を追及していたライターの菅野完氏のインタビューに応じ、稲田氏が森友学園の顧問弁護士を務め、同学園の訴訟も受任していたと話した。菅野氏はツイッターで、森友学園が起こした裁判の原告代理人の一人に稲田氏の名前がある準備書面も公開した。
だが、稲田氏は、籠池氏の話は「全くの、それは虚偽」だと主張。稲田氏は夫と共同で弁護士事務所を運営しており、準備書面についても「連名で出すことは多くある」として、実質的な弁護は行っていないと反論している。
稲田朋美防衛相は籠池氏の証言を「虚偽」だと主張している(写真は参院インターネット中継より)
稲田朋美防衛相は籠池氏の証言を「虚偽」だと主張している(写真は参院インターネット中継より)
籠池氏「初当選以前に顧問弁護士として親交」
動画は3月13日に公開され、長さは約25分。籠池氏は、稲田氏について「旧知の仲」だったとして、05年の衆院議員初当選以前に「顧問弁護士」として親交があったと説明。稲田氏の弁護活動について
「なかなか素晴らしい切り口ですよ?そりゃあ立派なもんだったんじゃないですか?」
とも述べた。稲田氏と会った時期は
「2年ほど前にお会いしたかな?1年ほど前かな?いわゆる業界の筋の会合で自民党会館でお目にかかりましたからな。時の政調会長やったけど」
と説明した。
菅野氏は動画公開後、
「僕のインタビューに出てくる籠池理事長の証言だけだと信用できんと言うのなら、紙で、裏とったこと証明しておこう。やっぱりちゃんと、稲田朋美と書いてある」
として、森友学園が起こした訴訟の2005年の準備書面の画像をツイッターで公開。原告代理人弁護士の名前として、夫の稲田龍示氏の次に朋美氏の名前もある。
稲田氏「準備書面は初めて見た」
この動画と準備書面の画像は、17年3月13日の参院予算委員会でも取り上げられた。民進党の小川敏夫氏が、稲田氏がかつて森友学園の顧問弁護士を務め、法律相談に乗っていたと籠池氏が話したことを指摘すると、稲田氏は
「全くの、それは虚偽であります」
と全面的に否定。準備書面の画像は「初めて見た」として、
「12年前、私は国会議員で主人は大阪で事務所をしていた。共同事務所の場合、委員もお分かりでしょうけれども、事務所の1人の事件についても(書面を)連名で出すことは多くある。私は一切、籠池氏から法律相談を受けたことはない」
「抵当権抹消ですか?平成17年の?その時に、委任状の中に私の名前があったということは推測されますよ。準備書面に書いてあるというのはそういうことだと思いますよ?なので、実質として、実態として、私は籠池氏から法律相談を受けたこともなければ、実際に裁判を行ったことはない」
と話した。書面に名前は入っているが、実質的な弁護活動は行わなかった、という主張だ。
籠池氏と会った時期についても、稲田氏は
「10年ほど前から、私はお会いもしていないし関係を絶ってるんです」
と従来の見解を繰り返した。
東京都内のある弁護士は、稲田氏の説明について
「自分が実質的に関与していなくても、準備書面に名前が出ることはあり得る」
と一定の理解は示しながらも、
「弁護士としては、書面に名前が出た時点で責任を負うということ。弁護士に対する懲戒請求が行われる際も、本人が実質的に関与していなくても、準備書面に名前があったことを理由に懲戒の対象になることもあり得る。稲田さんの場合、弁護士事務所が共同経営だということであれば、間違いなく責任を負うことになるのでは」
と、稲田氏の対応には問題があるとの見方を示している。
●「稲田氏は森友学園の顧問弁護士」 野党が追及
TBS News 2017年3月13日
大阪の学校法人「森友学園」をめぐる問題で、稲田防衛大臣はこれまで森友学園や籠池理事長の顧問弁護士を務めたことはないと繰り返し答弁してきましたが、籠池氏が全く逆の発言をし、国会で追及が続きました。
「けさ9時から、籠池氏の発言がネットで流されているんですが、その発言の中で籠池氏は防衛大臣とご主人、お二人が顧問弁護士だったと」(民進党 小川敏夫 参院議員)
民進党の小川議員が国会で取り上げたのは、13日、ネット上に公開された籠池理事長のインタビューです。
「稲田龍示、ご主人の先生と、稲田朋美先生と、そのときの私に対する顧問弁護士でしたね」(森友学園 籠池泰典 理事長)
弁護士資格を持つ稲田防衛大臣はこれまで、森友学園や籠池理事長の顧問弁護士を務めたことはないと説明してきましたが、矛盾する内容です。
「(夫と)共同で事務所をしておりますので、委任状が共同になっていることはあるかもわかりませんが、私は全く籠池氏の事件を受任をしたこともなければ、裁判を行ったこともなければ、法律相談を受けたこともないんです」(稲田朋美 防衛相)
「『平成17年10月11日、 学校法人森友学園 訴訟代理人弁護士 稲田朋美』という文書が裁判所に提出されております。大臣の答弁と違うんじゃないですか」(民進党 小川敏夫 参院議員)
小川氏は、森友学園の訴訟代理人として稲田氏の夫と稲田氏の名前が記された裁判の資料を示しましたが、稲田大臣は「初めて見た。…
共同事務所の場合、連名で出すことが多くある」と述べた上で、「私は一切、籠池氏から法律相談を受けたことはない。顧問をやってもらったというのは全くの虚偽だ」と強調。小川氏は「籠池氏の話と大臣の答弁が明らかに食い違っている」として、籠池氏の国会への参考人招致を重ねて求めました。
また、共産党の山下議員は森友学園が運営する塚本幼稚園に孫を通わせていたという人の声を紹介し、安倍総理の道義的な責任を質しました。
「『わが孫は既に退園しています。当初私は入園を反対していましたが、安倍晋三夫人が関係しているのよ、バックが大きいのだから安心できるでしょと、娘夫婦に説得され、“ならば”と納得しました』。総理、総理夫妻が森友学園に関与してきた道義的責任を私はちゃんと認めて、軽率だったと国民に謝罪した方がいいと思いますが、いかがですか」(共産党 山下芳生 参院議員)
「私は関わっていないわけでありますから、今それを示されてもですね、私もにわかに確認のしようがないわけでございますから、コメントは差し控えさせていただきたいと思います」(安倍首相)
一方、財務省は、森友学園が小学校の認可申請を取り下げたことを受け、13日、売却した国有地を買い戻す手続きをとると森友学園側に伝えました。
●稲田氏、「森友訴訟」に出廷記録 大阪地裁が作成、答弁矛盾
共同 2017/3/14 07:00
稲田氏、「森友訴訟」に出廷記録 大阪地裁が作成、答弁矛盾
「森友学園」が起こした民事訴訟の裁判資料のコピー。出頭した当事者等の欄に「原告代理人 稲田朋美」と記載されている(画像の一部を加工しています)
稲田朋美防衛相が2004年12月、籠池泰典氏が理事を務めていた大阪市の学校法人「森友学園」が起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に、原告側代理人弁護士として出廷したことを示す裁判所作成記録があることが13日、関係者への取材で分かった。稲田氏は同日の参院予算委員会で「籠池氏の事件を受任し顧問弁護士だったということはない。裁判を行ったこともない」と述べていた。
民進党幹部は「国会答弁とは百八十度違う内容だ」と反発。同党国対幹部は「この際、辞めていただいた方がよい」と批判した。今後の国会審議で事実関係をただし、追及を強める構えだ。
| Trackback ( )
|
今朝のテレビニュースの一つ、「自民党大会で総裁任期を『2期6年まで』から『3期9年まで』に延長決定」と安倍続投を実現するための制度化がなされた、とのこと。
その中で、「とはいえ、森友学園が尾を引く」との旨が述べられていた。
そう思う国民は少なくないだろう。
★マネーボイス・3月2日★≪・・森友学園と維新の会、安倍晋三周辺はゴリゴリにつながっているのですが、維新の会に飛び火しないように、橋下徹も松井一郎も逃げ始め、保身に走っている・・≫
ということで、以下を記録。
●<森友学園>国と府、認可へ異例の調整…基準満たさぬまま/BIGLOBE 毎日 3月2日
●国有地激安取得・森友学園と「維新」の癒着の証拠が次々と! 松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ/リテラ 2017.02.26
●橋下氏「要望受け行うのは普通」=私立小の設置基準緩和-森友学園問題/時事 3/1
●要望後の基準緩和、橋下氏「普通のこと」/読売 3月2日
●元大阪府知事の橋下氏「問題あれば僕の責任も」/産経 3.2
●橋下徹は森友学園「愛国スキャンダル」を得意の詭弁で逃げ切れるのか?/マネーボイス 3月2日
●【森友学園問題】自民・下村博文幹事長代行 安倍昭恵首相夫人の小学校名誉校長就任「明確に拒否すべきだった」/ BIGLOBE 産経 3月5日
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
●<森友学園>国と府、認可へ異例の調整…基準満たさぬまま
BIGLOBEニュース 毎日 3月2日
大阪市の学校法人「森友学園」の小学校新設計画を巡る問題で、学園からの学校設置認可申請を審議した大阪府私立学校審議会が2015年、学校用地の借地契約がないまま「認可適当」と答申したのは、府の審査基準を逸脱していたことが分かった。手続きの有効性が問われる可能性がある。府は財務省近畿財務局と事前調整した結果、学園が学校用地として大阪府豊中市の国有地の借地権を取得することを前提に私学審に審議を要請。私学審の答申時期も府と同局が調整していた。
森友学園は14年10月、小学校の設置認可を府に申請。12月18日の私学審定例会では結論が出ず、15年1月27日の臨時会で条件付きで認可適当とした。2月10日、財務省国有財産近畿地方審議会は国有地を学園に貸すことを「処理適当」と答申し、5月に学園と国は土地の定期借地契約を締結した。
府の審査基準では、私立小・中学校の設置認可申請には▽学校用地を自己所有▽20年以上の借地権を取得▽国や自治体が所有している土地の借地権を取得−−のいずれかが必要だが、私学審の答申時点では、いずれも当てはまっていなかった。
府や財務省などによると、府と国は14年ごろ、私学審の答申時期について繰り返し協議。府側は審査基準に基づき借地契約が答申の条件だと主張したが、国側は借地契約には答申が不可欠だと主張した。府はその結果、国と学園が借地契約を結ぶのが確実だという見通しがある▽私学教育を振興する必要がある−−との理由から、借地契約の締結前に私学審に諮ったという。
一方、大阪府の向井正博教育長は1日の府議会本会議で、14年12月と15年1月に立て続けに私学審の会議を開いた理由について「開校時期や校舎建設に要する工期から見て、早期に審議する必要があった」と答弁した。開校に間に合わせることを意識して判断を急いだことを認めた。
学園は14年10月に認可を申請した際、開校時期を「16年4月」としていたが、学校用地の確保の遅れから、その後「17年4月」に変更した。【青木純、藤顕一郎】
●国有地激安取得・森友学園と「維新」の癒着の証拠が次々と! 松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ
リテラ 2017.02.26
疑惑のデパートと化している学校法人森友学園だが、疑惑の追及と同時に、極右政治家たちとの接点もあきらかになっている。「安倍晋三記念小学校」なる自身の名を冠した校名が予定されていた安倍首相はもちろん、23日には稲田朋美防衛相が同学園の籠池泰典理事長に対して昨年10月に感謝状を贈っていた件が国会で取り沙汰された。
本サイトでは昨年12月の記事でこの稲田防衛相の感謝状問題を取り上げていたが、野党の追及に稲田防衛相は事実を認め、感謝状の撤回を示唆。だが、教育勅語を暗唱させる同学園が運営する塚本幼稚園の教育については「教育勅語の中の親孝行とかは良い面だ」などと擁護してみせた。国有地の激安売却だけではなく、同園には差別文書の配布や園児への虐待ともいえる対応にも批判が集まっているが、稲田防衛相はそうした教育実態には問題を感じないらしい。
そして、それはこの男も同じだ。日本維新の会代表であり大阪府知事の松井一郎である。
大阪府は昨年4月より私立学校の設置認可などの業務は知事から教育長に委任されているが、現在の向井正博教育長を抜擢したのは松井府知事であり、「教育改革」を打ち出す松井府知事の影響力は強い。しかも、松井府知事は2014年に私立小中学校の設置基準を緩和、これによって森友学園は小学校の認可申請をおこなうことができた。また、大阪府私立学校審議会において同学園の財務状況や偏った教育方針に対して委員から異論があがっていたにもかかわらず、約1カ月後に臨時の審議会を開いて「認可適当」とするなど、認可までの不自然さが指摘されている。
当然、こうした問題について説明する責任が松井府知事にはあるが、しかし、22日におこなわれた定例記者会見での態度は信じがたいものだった。
記者から同園の虐待の実態について問われた松井府知事は、「いま大阪府に届いている虐待通報のなかで、この学校で虐待があったという通報はありません」と断言。この虐待疑惑を国会で同日に質問した民進党の玉木雄一郎議員について「昨日、大阪府庁まで来て何も言わなかった。これが僕、いちばんおかしいと思いますね」と批判し、「玉木という国会議員に連絡とってよ。国会におるんちゃうん」と事務方に指示。記者たちに「国会記者クラブがあるし、君らも聞いてきてよ」と言い、虐待を受けたという個人を特定すると話した。
だが、これはとんだ嘘で、虐待を受けた園児の保護者はすでに大阪府へ通告しており、松井府知事はそれを把握もせずに「通報はありません」と言っていたのだ。
しかも、差別や虐待を訴える声があがり、さらには小学校建設地のゴミ処理状況などにも疑問の目が向けられているにもかかわらず、松井府知事は「(認可条件を)クリアする方向でまとまってきた」などと言い、現状の疑惑を問題視しない姿勢を見せたのである。25日になってようやく「不認可」の可能性にはじめて言及したものの、経営状況にしか触れず、差別や虐待、ゴミの埋め戻しなど数々の疑惑はスルー。いまだ問題を矮小化したままだ。
さすがは「土人」発言を肯定した御仁なだけあり、同学園の差別的な教育方針に共鳴しているのだろうか。いや、それは維新全体で共鳴している、と言うべきかもしれない。
実際、塚本幼稚園をめぐっては、維新から除名処分を受けた上西小百合議員がこんなツイートをおこなっている。
〈私が国会議員になった4年前、維新から「塚本幼稚園」を視察してその素晴らしさを広めろと命じられました。行ったら異様だったので"卑怯"な私はブログにアップするのをやめました。森友学園問題は松井一郎大阪府知事が認可した責任を取って終わるでしょうね。維新はいつもそんなもの。さすが自民党。〉
教育勅語を暗唱し、差別文書を配布する幼稚園の素晴らしさを広めろ──。同園と維新の関係の深さを感じさせる告発だが、話はこれだけではない。維新所属で大阪市議だった村上栄二氏は、2012年に自身のブログで、塚本幼稚園が使用していた公園の緑化計画を知り、〈保守が強く、地域の町会長と何度も揉めている〉塚本幼稚園のために市役所へ抗議したことを報告。〈完全に嫌がらせに加担してるやんけ〉〈強行したら絶対にお前ら潰すからな〉と恫喝めいた文章を綴っている。
さらに、籠池理事長の子息が、自身のブログのプロフィール欄の「職歴」に、維新の暴言王として知られる足立康史議員の「私設秘書」と明記していることが発覚。足立議員はTwitterで〈誰ですか、その人?私の元秘書に、そのような方はいませんので、念のため〉などと否定したが、上西議員は〈私が塚本幼稚園に視察に行った時、党から言われたので行って下さいと籠池氏と全ての段取りをしたのは、当時の私の政策秘書、つまり貴方の現政策秘書ですよ〉と噛みつくと、足立議員は〈一昨年の住民投票の際にオレンジのTシャツ着て維新陣営に出入りしていたのは承知〉〈都構想の住民投票が終わると間も無く足立事務所に入りたいとアプローチがあったが、即時にお断りした次第。一切の雇用関係なし〉と説明した。「誰ですか、その人?」などと述べていたのに、ツッコまれると関係があったことを認めたのである。
地域の一幼稚園に維新がこのようにコミットしてきた事実を踏まえると、小学校設置に対して委員からあがっていた疑問がまともに審議されないまま"スピード認可"された事実や、この期に及んで問題を取り合わない松井府知事の姿勢には何か関係があるのではないか。そう思わざるを得ないだろう。
そして、このような疑惑の目が維新に向けられるなか、ダンマリを決め込んでいたのが橋下徹・前大阪市長だが、ようやくTwitterで森友学園への国有地払い下げに言及。だが、それは〈政府の手続きミス〉〈そもそも随意契約がおかしい。大阪では随意契約を原則禁止した〉などというもの。大阪市長時代の2012年に橋下が抜擢した藤本昌信大阪市交通局長をめぐって不透明な随意契約にかんする問題が次々に発覚したことは、もうすっかりお忘れらしい。
挙げ句、橋下は〈大手新聞社本社用地のための国有地払い下げもきっちりと検証すべき〉とし、お決まりのマスコミ批判を展開して疑惑の矛先をずらして見せたのだ。
だが、橋下の必死さは何かの裏返しだ。一体、何を焦って何を隠そうとしているのか。「しがらみのない立場から既得権益を打破」などと言いながら、維新がこの問題にどう関与していたのか。今後、"二枚舌政党"の正体が明らかになるかもしれない。
(編集部)
●橋下氏「要望受け行うのは普通」=私立小の設置基準緩和-森友学園問題
時事 2017/03/01-21:59
学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題で、大阪府が学園の要望を受けた後、私立小学校の設置認可基準を緩和したことについて、元府知事の橋下徹氏は1日、「行政が基準を改正する際、政治家や利害関係者の要望を受けて行うのは普通」と自身のツイッターに書き込んだ。
府によると、学園は2011年7月ごろに私立小の設置基準緩和を要望。その後、府は12年4月、小中学校などの運営実績がない学校法人でも、借入金を学校の開設資金に充てることができるように基準を緩和した。
橋下氏はツイッターで「僕の府知事時代、私学設置基準見直しの大号令を掛けた。それは新規参入を拒み既存の私学を守る装置になっていたから」と指摘。ただ、「基準改定の中身は担当部局が行ったので指示していない」としている。
同氏は「今回の基準改正は多くの都道府県レベルに合わせただけで問題なし。金を受け取っていたらアウト」との認識も示した。府によれば、基準改正した当時、大都市圏や近畿圏のほとんどの自治体で既に同様の基準を適用していた。
●要望後の基準緩和、橋下氏「普通のこと」
読売 2017年03月02日
大阪府が森友学園の要望後に私立小学校の設置認可基準を緩和したことについて、要望があった当時知事だった橋下徹氏は1日、自身のツイッターで、「住民の要望に基づいて行政を是正するのは普通のこと」と書き込み、手続きに問題はなかったと主張した。
橋下氏は「基準改正は多くの都道府県レベルに合わせただけで問題なし」「僕が直接要望は受けていないし金ももらっていない。部局が大阪のまずいところを是正しただけ」と書き込んだ。
●元大阪府知事の橋下氏「問題あれば僕の責任も」
産経 2017.3.2 20:06
大阪府の国有地を格安で取得した学校法人「森友学園」の小学校開設計画を巡り、元府知事の橋下徹氏は2日、「学校運営に問題があれば、それは府知事だった僕の責任でもある」とツイッターに投稿した。
「大阪府と国土交通省が協議調整をやったのは事実」とする一方で「開校に何の問題もなければ、協議は縦割り行政を乗り越えるためだと評価されたはずだ」と強調。「論点を整理して解明を進めていかないと(築地市場移設を巡る)豊洲問題のように大混迷になる」とも書き込んだ。
森友学園の籠池泰典理事長は平成23年7月ごろに学校の設置認可基準の緩和を求め、府は24年4月に基準を改正。橋下氏は20年2月から23年10月末まで知事だった。
●橋下徹は森友学園「愛国スキャンダル」を得意の詭弁で逃げ切れるのか?
マネーボイス 2017年3月2日
どうやら森友学園と維新の会、安倍晋三周辺はゴリゴリにつながっているのですが、維新の会に飛び火しないように、橋下徹も松井一郎も逃げ始め、保身に走っています。しかも、たいていの大阪市民は橋下徹に洗脳され、大阪維新の会が良い方向に改革していると思っているのです。(『原発ニュース最新情報』ちだい)
まるで自分は他人事。悪知恵だけは全力で働くのが橋下徹だ
「とんだペテン野郎」橋下徹の正体
どうやら森友学園と維新の会、安倍晋三周辺はゴリゴリにつながっているのですが、維新の会に飛び火しないように、橋下徹も松井一郎も逃げ始め、保身に走っているようです。
この人たちの裏切りの早さには驚かされますが、松井一郎は廃棄物を処理した業者が「敷地内から出てきたごみを埋め戻した」と語っていることから豊中市に再調査を依頼。これを理由に小学校認可の取り消しをしようと口実作りに走っています。
この不審な事実に気づかなければ、あっさりと小学校の認可が下り、実質200万円で10億円の土地をゲットして、10年後に10億円で転売し、ネトウヨのアホがお金持ちになるところでした。
この後にも語るかもしれませんが、大阪府はこの小学校のために小学校を認可する基準を緩和。資本がなくても借金があっても小学校を運営できるシステムに変更しました。
本来は、途中で小学校が潰れてしまった日には子供たちの人生に影響を及ぼす可能性があるので、これらの基準は厳しくするべきなのですが、日本会議のオッサンのために基準を緩和したのが大阪府(実質的に大阪維新の会)の皆さんなのです。
かねてから安倍晋三と橋下徹や松井一郎がつながっていることは明らかで、先日の市長選も「ねじれ選挙」となっており、安倍晋三が応援していたのは自民党ではなく、大阪維新の会でした。
しかも、たいていの大阪市民は橋下徹に洗脳され、大阪維新の会が良い方向に改革していると思っているのですが、実際には、ちっとも良い方向ではなく、この小学校の問題にも象徴されるように、悪い方向に改革や緩和を進めているのです。とんだペテン野郎。橋下徹の正体をもっと知るべきでしょう。
「誰かを批判することで自分の責任を回避する」橋下徹の汚いやり口
さすがは橋下徹といったところでしょう。こうした悪知恵だけは全力で働くのが橋下徹先生です。
安倍晋三と一心同体の橋下徹ですが、森友学園に格安で土地が売却された問題で「こんなことを役所だけの意思でやるのか。やはり政治介入か」と言いました。
オマエも小学校の認可基準を緩和するために働き、日本会議のために奔走していたメンバーの1人なのに、まるで自分は他人事かのようにツイートしているのです。
大阪維新の会の協力なしに小学校は認可されませんから。しっかり根回しされ、それに応じていたグループのオッサンが何をツイートしているのでしょうか。
9億5600万円の国有地を1億3400万円に値引きしたのは大阪維新の会ではありません。自分たちは、不透明な価格で売却されていることを知りながら、財務状況がグダグダな日本会議のジジィが設立する小学校を認可するために動いただけなので、橋下徹は「不透明な財務だ!」と批判したのです。
これはボッタクリの店を経営している店が「路上でキャッチするなんて卑劣な行為だ」と言っているようなもので、「テメエがボッタクリの店を経営しているんだろうが!」という話なのです。
しかし、大阪の皆さんは橋下徹のメディア戦略に毒されているので、こんなところまで調べません。日本維新の会(大阪維新の会)もグルだということを知っておく必要があります。役割分担をしているので、100%責任があるわけではないですが、その責任の一端は必ずあります。
誰かを批判することで自分の責任を回避する。これまで橋下徹がやってきたことそのままです。
財務省が森友学園との交渉記録破棄!日本はどうなってしまうのか?
財務省は、森友学園に国有地が売却された際の近畿財務局と学園側の交渉や面会の記録を2016年6月の売買契約締結後に廃棄したことを明らかにしました。隠蔽だと言われても仕方がないクソみたいな展開です。
決裁文書は30年の保存期間が設けられているので、そちらは廃棄していないとのことですが、面会記録は保存期間を1年未満としており、締結後に廃棄したと発表しています。本当か嘘かはわかりませんが……。
しかし、この問題は籠池理事長がすべてを話せば解決する問題かもしれないのですが、安倍晋三が各新聞のキャップを呼び出して中華料理をご馳走し、この問題をこれ以上追及しないように言ったので、これに屈するクソメディアが出るかもしれません。
世の中がどれだけ腐っているのかを知るべきです。そして、「言わない」という習慣をなくすことです。言いにくいかもしれませんが、「言わない」がどんどん悪い方向に進めていると思うからです。
●【森友学園問題】自民・下村博文幹事長代行 安倍昭恵首相夫人の小学校名誉校長就任「明確に拒否すべきだった」
BIGLOBEニュース 産経 3月5日(日)11時8分
自民党の下村博文幹事長代行は5日午前、学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地払い下げ問題に関連し、安倍晋三首相夫人の昭恵さんが開校予定の小学校の名誉校長に就任(のちに辞任)したことについて、森友学園側に「利用された」とした上で、「(就任を)明確に拒否すべきだった」と述べた。都内で記者団に語った。
小学校用地としての大阪府豊中市の国有地の払い下げをめぐっては、学園が評価額よりも大幅に安く取得したことで、政治家の関与の有無が取り沙汰されている。下村氏は、払い下げの経緯について「会計検査院に明確にしてもらう」と強調。「疑惑を問われるような政治家がいたとしたら、それぞれが説明責任を果たすということだ」として、党としては調査しない考えを重ねて示した。
| Trackback ( )
|
安倍政権がおちればと期待しつつ見ている森友学園問題。
焦る安倍氏はいつものよう、とぼけどおし。廃棄物処理の経費を国交省側が見積もったという話の裏を、役人がとぼけているのも疑いない。国民は見ている。
早く認めたら、とそんな思いが高まる。
とりあえずは、最近のことから幾つかを記録しておく。
●森友学園小学校用地の評価額政治力で下げて 理事長夫妻“直談判”/スポニチ 2017年3月2日
●「野党頑張れ、学校作らせたらいかん」 鴻池氏会見/朝日 2017年3月1日
●嘘つきはどっちだ 安倍首相 vs森友学園理事長の発言食い違い/j-cast 2/28
●森友学園と安倍首相の深い因縁 名誉校長・昭恵夫人が認めた「晋三記念小学校」/j-cast 2/22
●【森友学園への国有地払い下げ疑惑】安倍政権は森友理事長"口封じ"で幕引き図る?/日刊ゲンダイ 3月01日
●【スクープ!】安倍昭恵夫人、塚本幼稚園から報酬を受け取っていた可能性/ハーバービジネスオンライン 2月28日 文/菅野完
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
●森友学園小学校用地の評価額政治力で下げて 理事長夫妻“直談判”
スポニチ 2017年3月2日 05:30
大阪市の学校法人「森友学園」が国有地を格安で取得していた問題で、籠池泰典(かごいけ・やすのり)理事長が自民党の鴻池祥肇(こうのいけ・よしただ)参院議員に現金が入っていたと思われる紙包みを手渡そうとしていたことが1日、分かった。国有地の評価額引き下げに政治力を発揮するよう働き掛けたとみられる。
この日夜会見した鴻池氏によると、14年4月、参院会館で籠池氏夫妻と面会。その時の様子について「お願いの儀があるふうなことを聞いた。おばはんが“これでお願いします”と泣きながら紙袋を出してきた」と関西弁で振り返った。「一瞬でカネだと分かった」ことから「無礼者!」と怒鳴ったといい、「男の面、政治家の面を銭ではたくようなやつは、教育者と違う。帰れ」と言って投げ返したという。学園が建設中の小学校については「真っ赤な中華料理屋みたい」と切り捨てた。
籠池氏の面会目的について国有地問題が狙いだとの見方を示しつつ、自身は財務省などへ働き掛けたことはないとした。献金は14、15年ごろに2回に分け10万円ずつ受理。14年4月以前に「2、3回会っている」とし、献金は返却すると強調した。籠池氏は保守系の政治家と幅広く接点があることで知られ、献金もしていた。
疑惑の引き金を引いたのは、この日の参院予算委員会。共産党の小池晃書記局長が、籠池氏が自民党国会議員の事務所に対し、土地の評価額引き下げのために政治力を発揮するよう働き掛けていた疑いがあると指摘した。議員の名前は伏せたが、鴻池氏の事務所とみられる。事務所の13年8月5日からの面談記録を入手したと説明し、「上からの政治力で早く結論を得られるようお願いしたい。評価額を低くしてもらいたい」との記述があったという。
国有地を巡っては、評価額が9億5600万円だったが、大阪航空局が算定したごみの撤去費などで8億円余りが差し引かれ、1億3400万円で売却契約が結ばれた。小池氏は2日の参院予算委でも追及するとしており、評価額が大幅に下がった背景についての解明が待たれる。
●「野党頑張れ、学校作らせたらいかん」 鴻池氏会見
朝日 2017年3月1日23時35分
学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題をめぐり、自民党参院議員の鴻池祥肇元防災担当相が1日、東京都内で記者会見した。同学園の籠池(かごいけ)泰典理事長から封筒のようなものを差し出されたことなどを証言し、「あんなの教育者にしたらいかん」「野党頑張れ、(小)学校を作らせたらいかん」などと語った。やり取りは以下の通り。
◇
森友学園の件であらぬ疑いがマスコミの皆さんにあるのではないかと思い、きちんと話をしないといけない。
どんな関係かと言えば、何年前か忘れたが、「講演に来て」と言われて行った。父兄の前で、その時の子供たちの態度が素晴らしいと思った。私の思想と合うと思った。それから(籠池氏には)会っていないが、神戸事務所に出入りするようになった。鴻池の事務所は金融、不動産、大嫌いで、29年、30年やったことがない。しかし、なんかそういうことで依頼に来た。「うちは不動産屋違うぞ」と、報告あったからね。「不動産屋と違いますからね」と言って断ったみたい。
でも、「どうしても会いたい」と言って、3年前の4月、委員会をちょっと失礼して、質問していない一委員でしたから、(議員)会館事務所に戻って会った。夫婦で来ていたように思う。籠池さんと奥さんと。その時、財務省か大蔵省かようわからんが、「お願いの儀がある」というようなことをちらっと聞いた。同時に紙に入ったものを「これでお願いします」と言った。おばはんのほうが。
一瞬で「金だ」とわかった。だからそれを取って、「無礼者」と言った。「男の面を銭ではたく、政治家の面を銭ではたくのは教育者違う。帰れ」と言って私は委員会室に戻った。それが、カネか、コンニャクだったか、天ぷらか、ういろうか、知らん。確かめてへんのだから。しかし現実として、私が手に持って投げ返した。
その後、出入り禁止やん、当然。ところが、報告やなんかで1、2回(籠池氏は)行ったみたいやね。神戸の事務所に。僕は思いましたよ。「クソっ」と思って、すぐに投げ返した。歩きながら、人生でこんな汚物を投げられたようなことは初めてだけれども、反省しよう、と。それは俺に貫禄と徳がなかったのだと。「こいつならカネで動くかもしれない」と思われたということが、腹が立ったけど、これが俺が徳がない。ずっと黙っておったが、この問題や。
野党のある男が関係しているよ…
●嘘つきはどっちだ 安倍首相 vs森友学園理事長の発言食い違い
j-cast 2017/2/28
学校法人「森友学園」への国有地売却問題で、安倍晋三首相と同学園の籠池泰典理事長の言い分に食い違いが出ている。
安倍首相と籠池氏の間に面識があるかどうかや、昭恵夫人が小学校の「名誉校長」就任を承諾していたかどうかについて、異なる見解を示している。
安倍首相は2017年2月17日の衆院予算委員会で、森友学園について
「妻からですね。この森友学園ですか?の先生の教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いております」
「いわば私の考え方に非常に共鳴している方でですね、その方から、小学校を作りたいので『安倍晋三小学校』にしたいという話があったが、私はそこでお断りをしているんですね」
と答弁していた。学園が17月4月に開校を目指している小学校を「安倍晋三記念小学校」とする申し出を断ったと説明する答弁だが、総じて学園については好意的だ。
だが、2月24日の衆院予算委員会ではこれが一転。依頼を断った経緯について、籠池理事長のことを
「この方は非常にこだわるというか、そう簡単に引き下がらない人」
と表現し、
「たとえ私が自費で学校を作ったとしても安倍晋三小学校になんかしないですよ。普通これ、常識で考えて当たり前じゃないですか。そんな、私はタイプの人間ではないんですよ」
と述べた、「絶対にやめてもらいたい」と「再三申し上げている」と念を押した。
「非常にしつこい中においてですね、あのー、しつこいと言ったら非常に...何回も何回も熱心に言ってこられる中にあったですね...」
とも話した。
理事長、昭恵夫人から「承認されてから紹介」と主張
安倍首相と籠池理事長の発言の間に食い違いも目立ちつつある。ひとつが、昭恵氏が小学校の「名誉校長」に就任し、辞任した件だ。安倍首相は2月24日の答弁で、15年に昭恵氏が行った講演直前の待合室で名誉校長就任を依頼され、「そこでは断った」が、その後の講演の檀上で
「突然その場でですね、籠池さんからそのように(就任を)紹介されて拍手をされた」
ために結果として断れなかったなどと説明していた。
これに対して、籠池理事長は2月26日のNHKのインタビューで、
「(就任を昭恵氏から)承認されてから紹介をさせていただいたということで、私の方は理解している」
と反論。もっとも、
「その辺のところは、ご夫人が発言されているわけじゃありませんので...」
とも話し、夫妻間の「伝言ゲーム」の可能性も指摘している。
二つ目が、安倍首相と籠池理事長の間の「面識」の問題だ。安倍首相は2月24日に
「(籠池理事長からの講演依頼を)お断りする際に、電話に代わって話したのが、ほとんど唯一に近いと思う。個人的にお目にかかったということは、何か大きな会の中で来られていたかも知れないが、それはあまり記録(編注:「記憶」の言い間違いか)には残っていない」
と述べていたが、籠池理事長は「週刊朝日」3月10日号(首都圏では2月28日発売)で、
「5年ぐらい前にPTAの紹介で知り合った。首相になられる前で昭恵夫人と先に知り合って小学校の見学に来てもらい、住吉大社にもご一緒させていただいた」
と話している。両者の認識の隔たりは大きく、野党の追及は続きそうだ。
●森友学園と安倍首相の深い因縁 名誉校長・昭恵夫人が認めた「晋三記念小学校」
j-cast 2017/2/22
評価額が9億5600万円の国有地が1億3400万円で大阪府の学校法人「森友学園」に売却されていた問題で、この学校法人と安倍晋三首相夫妻との親密な関係に改めて注目が集まっている。昭恵夫人は、この学校法人が2017年4月に開校を目指す小学校の「名誉校長」の肩書きを持ち、「安倍晋三記念小学校」と印刷された振込用紙で寄付集めが行われていた。
安倍首相は、小学校に自らの名前を冠することは「お断りをしている」と国会で答弁していた。だが、昭恵夫人は過去の講演で、冠は「総理大臣を辞めてから」ならば構わないともとれる発言をしていたことがテレビ東京の報道で明らかになった。安倍首相は小学校の認可や国有地売却との関連も否定しており、昭恵夫人も含めて関与が明らかになった場合は「総理大臣も国会議員も辞める」と明言している。昭恵夫人の講演での発言をきっかけに、認可や土地の売却問題との関連についても、答弁の信ぴょう性が問われることになった。
・・・(略)・・・
●【森友学園への国有地払い下げ疑惑】安倍政権は森友理事長"口封じ"で幕引き図る?
日刊ゲンダイ 2017年03月01日 23時10分
連日、国会で追及されている学校法人・森友学園への国有地払い下げ疑惑。ついにテレビのワイドショーまで報じだし、政権を揺るがす大問題に発展してきた。火の粉を振り払いたい安倍政権と大阪の日本維新の会は、自分たちを熱心に支援してきた学園を見捨て、幕引きを図るつもりだという。
大阪・豊中市の国有地が不可解な経緯で森友学園に払い下げられていた問題は、ファーストレディーの昭恵夫人が問題の土地に新設される小学校の名誉校長を務めていたこともあり、ロッキードに匹敵する“アッキード事件”とも言われ始めている。安倍政権とともに、国民から疑惑の目が向けられているのが、大阪の地域政党から始まった日本維新の会だ。
12年4月に大阪府の松井知事が突然、設置基準を緩和して「借り入れのある幼稚園」にも小学校参入の門戸を開いた。これが、森友が小学校新設に乗り出すきっかけになった。大阪の私学審議会で数々の問題点が指摘されながら、異例のスピードで森友に「認可適当」の答申が出された15年1月の時点での認可権者も松井知事だ。翌年から、認可権者は教育長に委任されている。
鑑定評価額9億5600万円の国有地が、“タダ同然”で森友学園に払い下げられたというのに、政府のガバナンスや税金ムダ遣いにウルサイはずの維新関係者は当初、不気味なほどダンマリを決め込んでいた。動きがあったのは23日。橋下前大阪市長が、急にツイッターで国の責任を追及し始めてからだ。
〈価格算定の手続きが不透明過ぎる〉〈これは政府の手続きミス〉〈そもそも随意契約がおかしい〉〈政府はミスを認めるべき〉等々、舌鋒鋭く政府を批判。同時に、暴言王の足立康史議員や丸山穂高議員が国会の予算委でこの問題を取り上げ始めた。
22日の定例記者会見では、3月末までに森友の認可条件は「クリアする方向でまとまってきた」と言っていた松井知事も、25日になって急に「不認可」の可能性に言及。豊中市に対して、用地の再調査を求めた。明らかにスタンスを変えてきている。
「認可を与えて小学校が開校してしまうと、問題がずっと尾を引いて、足をすくわれかねない。世論の批判も高まってるし、『これは不認可にしてしもた方がええんちゃうか』いう話になってきたんです。一連の疑惑はあくまで国の責任で、維新は関係ないと示すこともできる。『こんな問題だらけの学校法人は認可でけへん』と知事が英断を下せば、府民も国民も拍手喝采ちゃう?」(維新の会関係者)
森友学園の籠池理事長と「共鳴している」と言っていた安倍首相も、問題が拡大するや、国会答弁で「私も妻もいっさい関わっていない!」とブチ切れ、籠池理事長のことは「教育者としていかがなものか」と批判。きのう(27日)も「首相頑張れと園児に言ってもらいたいとはさらさら考えていない。適切ではない」と発言し、森友を切り捨てにかかっている。
「政権を守るには、もう籠池理事長に泣いてもらうしかないということでしょう。意図的に、『理事長はちょっとおかしい』という印象操作がなされている。理事長の口封じができればいいと思っているのではないか。ただ、事案に関わった役人は、詰め腹を切らされるかもしれません」(官邸担当記者)
役所と籠池理事長は、このまま一方的に悪者にされるくらいなら、いっそ国会で洗いざらい話してしまった方がいいのではないか。
●【スクープ!】安倍昭恵夫人、塚本幼稚園から報酬を受け取っていた可能性
ハーバービジネスオンライン 2017年02月28日 文/菅野完
安倍首相は2月27日の衆院予算委員会で、民進党・福島のぶゆき議員から出た「この安倍昭恵夫人は、名誉校長としてなんらかの報酬を貰っていたんでしょうか? また、何度か講演に行っているようでありますけども、そのときに講演料というのはどのくらい受け取っているのでしょうか?」という質問に対し
「えー、報酬も講演料もまったく受け取っていないと、聞いております」
と、答弁した。再度確認するが、やはり安倍首相の答弁は
「えー、報酬も講演料もまったく受け取っていないと、聞いております」
であり、昭恵夫人が森友学園の経営する塚本幼稚園から、講演料を受け取っていないと言明している。
しかしこれはどう言うことだろう?
塚本幼稚園PTAの決算書 この写真は、塚本幼稚園PTAの決算書だ。40万円の支出のある「社会教育費」科目の摘要欄に「6/21姫路城(親子遠足) 11/26京都御所(社会見学)」と言う記述に続き、「社会講座 7/11谷川浩司先生 9/5首相夫人安倍昭恵先生」との記述がある。
40万の支出のうち、遠足・社会見学と社会講座の費用がどのように振り分けらているのかこの決算書からは読み取れない。しかし、日付の並びから、遠足や社会見学の費用と「社会講座」なる活動の費用は「別」と考えられていることが見て取れるだろう。社会講座 7/11谷川浩司先生 9/5首相夫人安倍昭恵先生」なる記述からは、谷川浩司氏と安倍昭恵氏にいくばくかの金銭が渡されていたとしか読み取りようがない。
となると、安倍首相の答弁は虚偽答弁と言うことになる。少なくとも、「受け取っていない」とは、この決算書が有る限り、断言できないはずだ。
本件を含め、事実関係を塚本幼稚園に確認するため、連日取材依頼を行なっているが、今の所塚本幼稚園からの返答はない。
名誉校長を辞任したとはいえ、昭恵夫人と森友学園の関係については、今後も徹底した検証がくわえられるべきだろう。
| Trackback ( )
|
期待をもってみている人が少なくない「森友学園用地」の問題。
「ごみ処理費」がかかるからと、格安で売却した経過や位置づけも分かるようになった。
当初より、「ごみ処理」などほとんどしていないと予想するのが自然。
今回の業者の話では、敷地内に埋め戻した、ということらしい。
政権が墜ちてほしいから、その観点で記録していく。
今日は以下。
★学校法人森友学園の歩み、環境|学校紹介|瑞穂の國記念小學院/募集
●「戦前の全体主義に向かってゆく流れを予感」塚本幼稚園で暗唱させられる教育勅語はなぜ危険なのか!? 岩上安身による上智大学教授・島薗進氏インタビューより〜「極右学校法人の闇」第7弾 /IWJ 2017.2.20
●国有地売却14~16年度693件 金額非開示は森友学園のみ/東京 2月25日
●「ごみの半分埋め戻し」森友学園用地 京都の業者証言/東京 2月25日
●安倍政権の命取りに?森友学園小学校の地下に眠る「最大のタブー」/マネーボイス 2月26日
●森友学園のためか 大阪「私立小設置基準」緩和に重大疑義/日刊ゲンダイ 2月25日
●大阪知事、不認可の可能性に言及 森友学園の小学校 /日経 2/25
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
★ 学校法人森友学園の歩み、環境|学校紹介|瑞穂の國記念小學院
★ 募集
瑞穂の國記念小學院は、平成29年4月に開校する大阪府豊中市の新設小学校です。「智」「情」「意」の教育目標のもと、健全な心と体を築き、積極的に学び、礼儀を尊ぶ、豊かな感性を持った人材育成を目指します。
瑞穂の國記念小學院平成29年4月開校
当校は、塚本幼稚園幼児教育学園を母体とした新設小学校です。
木のぬくもりを生かした学舎で、歴史・伝統・文化を継承し、日本人としての誇りを持つ人材を育成します。
「智」「情」「意」の教育目標のもと、健全な心と体を築き、
積極的に学び、礼儀を尊ぶ、豊かな感性を持った子供を育てます。
日本で初めてで唯一の神道の小学校です。キリスト教や仏教の学校は日本には沢山ありますが、神道の小学校はありません。 |
●「戦前の全体主義に向かってゆく流れを予感」塚本幼稚園で暗唱させられる教育勅語はなぜ危険なのか!? 岩上安身による上智大学教授・島薗進氏インタビューより〜「極右学校法人の闇」第7弾
IWJ Independent Web Journal 2017.2.20(文:平山茂樹)
大阪府豊中市の国有地を、周辺土地価格の「9割引」という“激安価格”で払い下げられていたことが明らかとなり、国会でも取り上げられ問題視された「学校法人森友(もりとも)学園」(籠池泰典理事長)。この森友学園が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)は、以前より「園児に教育勅語を暗唱させる幼稚園」として、インターネットを中心にその「軍国ぶり」が注目を集めていた。
▲暗唱した教育勅語を披露する塚本幼稚園の園児たち(YouTubeより)
今回、森友学園が豊中市に新しく創設する予定の「瑞穂の國記念小學院」(名誉校長は安倍総理夫人の昭恵氏)も、こうした「軍国ぶり」に変わりはない。既に開設されている公式ホームページには、「教育理念」として下記のように教育勅語が堂々と掲げられているのである。
教育勅語(教育二関スル勅語)は、1890年(明治23年)10月30日、明治天皇が内閣総理大臣・山県有朋(やまがた ありとも)と文部大臣・芳川顕正(よしかわ あきまさ)に対して「与える」というかたちで発表され、翌日の官報で国民に対し公表された。戦前・戦中を通し、日本の教育はこの教育勅語を規範として行われ、その写しは御真影(天皇・皇后の写真)とともに各学校の「奉安殿」に納められ、丁重に扱われていた。
・・・(略)・・・
●国有地売却14~16年度693件 金額非開示は森友学園のみ
東京 2017年2月25日
◆原則公開、異例の扱い
大阪府豊中市の国有地が学校法人「森友(もりとも)学園」(大阪市淀川区、籠池(かごいけ)泰典理事長)に評価額の14%の値段で売却された問題で、財務省が国有地の売却額を非公表にしたのは二〇一四~一六年度の六百九十三件のうち森友学園の事例一件だけだったことが分かった。政府は取引を透明化するために金額を原則公開しているが、異例の扱いをしていた。 (桐山純平)
問題になっている国有地は、小学校用地として当初の評価額九億五千六百万円から八億円余りも安い一億三千四百万円で売却された。国有地の売却結果は、一九九九年の大蔵省(現財務省)の通達で原則公表することになっている。
近畿財務局(大阪府など二府四県を管轄)が実施した森友学園への売却は、適当な相手と考えられたり特殊な技術が必要な場合に行われる随意契約。財務省によると、近畿財務局は過去三年間に随意契約で国有地を三十六件売却したが、非公表は森友学園との取引一件だけだった。同時期に近畿財務局以外で行われた売却はすべて公表していた。
近畿財務局は非公表にした理由について昨年六月の契約の際、森友学園からの要請があったためとしている。財務省は「取引相手が公表に同意しない場合は公表していない」と説明している。
だが、この取引の不透明さが報道され、同財務局が今月十日に金額を公表した。一転して価格を公表したことについて財務省は「非公表のままだと、森友学園が国有地を不当に安く取得したという誤解を受けると判断し、公表に同意した」と話している。
●「ごみの半分埋め戻し」森友学園用地 京都の業者証言
東京 2017年2月25日
大阪府豊中市の国有地を、学校法人「森友(もりとも)学園」(大阪市淀川区)が小学校建設用地として評価額より大幅に安い価格で取得していた問題で、ごみの撤去工事で土砂の搬出に関わった京都府の処理業者が「掘り出したごみが交じった土砂の半分程度は運び出さず、敷地内に埋めた」と証言していることが分かった。民進党の玉木雄一郎氏が二十四日の衆院予算委員会の質疑で明らかにした。
玉木氏によると、処理業者は昨年十一月、校舎建設を請け負う施工業者の下請け業者から依頼を受け、翌十二月まで二週間ほど作業。搬出を依頼された土砂は二千立方メートルほどで、費用八億円余りのごみ撤去作業の根拠となった、入れ替えるべき量の五分の一程度だった。
この際「処分費がかかるから、できるだけ運び出す量を少なくして」と指示され、掘削した土砂を半分程度しか運び出さず、残りは運動場の予定地に埋めたという。
一方、大阪府の松井一郎知事は二十四日、「豊中市は学校として使用する環境に問題がないとしてきたが、校庭になる場所に(ごみが)埋まっていることがはっきりしてきた」と述べ、開校を認めるかどうか再調査する考えを示した。
●安倍政権の命取りに?森友学園小学校の地下に眠る「最大のタブー」
マネーボイス 2017年2月26日 =近藤駿介
学校法人森友学園が大阪府豊中市の国有地を評価額より大幅に安く取得した問題が、日々大きくなってきている。
邪推かもしれないが、テレビの報道をみていると、野党やメディアは「触れてはいけない部分」に敢えて踏み込まず、「国有財産を安く売却したのはけしからん」と当たり前の主張を繰り返すことで、今回の問題を、適正な売却価格や政治介入「だけ」に矮小化しようとしているのではないかと感じてしまう。
掘り起こしてはならない「不都合な真実」が学校敷地に埋まっている?
瑞穂の國記念小學院(安倍晋三小学校)問題
学校法人森友学園が大阪府豊中市の国有地を評価額より大幅に安く取得した問題が、日々大きくなってきている。
問題になっているのは、不動産鑑定士の評価額が9億5600万円であった国有地が、森友学園に鑑定評価額の僅か約14%の1億3400万円で売却されたこと。鑑定評価額から8億2200万円も安く売却された理由とされているのは、小学校の建設工事中に地中から地下埋設物が見つかったこと。国土交通省はその地下埋設物の撤去費用を8億2200万円と見積もり、それを鑑定評価額から差し引いた1億3400万円を国有地の「適正な時価」とした。
安倍昭恵総理夫人が、森友学園が新設する小学校の名誉校長になっていたことなどもあり、野党を中心に、この異例の国有地売買に政治的関与がなかったのかを追及する声が強まってきている。これまで安倍自民党一強時代の前に為す術のなかった野党が、久しぶりに訪れたチャンスをどのように活かすのかが注目されるところ。
・・・(略)・・・
森友学園問題の本質は「適正な売却価格」ではないかもしれない
野党は、森友学園が国交省の見積もり通り土壌汚染対策を実施していれば、ダンプ4000台分の土砂の搬出があったはずだが、近隣住民からそれを裏付ける証言は出てきていないことから、実際には土壌汚染対策に8億円もかかっていない可能性が高いことを指摘している。
こうした指摘に対して、森友学園の理事長はその事実を認めたうえで、全ての土砂を搬出したのではなく、搬出したのは校舎部分のみであり、校庭部分はそのままにしていると証言している。
こうした国交省の見積もりの前提となる工事を行っていなかっただけでなく、堀出した一部の土砂は搬出せずに敷地内の埋め戻しに利用したという指摘もされている。
ヒ素や鉛といった有害物質を含んだ土砂を、小学校の敷地の埋め戻しに使用するというのは常識的に考えられないことであるし、そのことを国が見逃しているとしたら信じられないこと。ヒ素や鉛が検出されている土地に小学校を立てるのであれば、全ての土砂を入れ替える土壌汚染対策をとる必要があることは明白なことである。
朝日新聞では、「11年にこの国有地の取得希望を国に伝えていた別の学校法人は朝日新聞の取材に対し、撤去費を約2億5千万円と見積もっていたと答えた。12年4月に国交省から『大量の埋設物がある』と知らされ、見積もりをゼネコンに頼んだ。撤去費をふまえ、7億~8億円だった購入希望額を約5億8千万円に下げたが財務局から低いと指摘され、断念した」ことが報じられている。
こうしたことがあった後、国は2015年の5月に森友学園との間で将来の売却を前提とした土地の貸付契約を結び、森友学園が廃材などの撤去工事や土壌改良を行ったことを現地で確認したうえで、その費用として1億3000万円余りを学園側に支払っている。
森友学園が、別の学校法人がゼネコンから得た見積もり額である約2億5000万円の半額で廃材撤去や土壌改良を行ったことが決め手になったのか、国は2013年夏にこの国有地の取得要望を伝えてきた森友学園と2015年5月に土地の売却を前提とした貸付契約を結ぶことになる。
そして、2012年に5億8千万円でも安過ぎるといっていた国有地を、その4分の1以下の1億3400万円で森友学園に売却することを決定している。
こうした経緯を踏まえると、初めから森友学園に国有地を売却することが決まっていたのか、あるいは森友学園に安価で国有地を売却しなければならない何かしらの事情が生じたのかのどちらかであったのではないかという疑念が湧いてくる。
もしかすると、この部分が今回の問題の本質かもしれない。
「命取り」になりかねない麻生副総理の国会答弁
麻生副総理は国会で「この土地は地下埋設物を考慮して評価され、すでに売却済みであり、実際に撤去されたかどうか契約上も確認を行う必要はないと考えている」と答弁している。
この答弁を額面通りに受け取ると、国は豊中市がヒ素や鉛という有害物質が含まれているとして「要措置区域」に指定されている土地に建設されている学校で、きちんと有害物質が除去されているかを確認するつもりもないということになる。
同時にこの答弁は、国にとって、国有地の売却価格が適正であったか否かよりも、掘り返して欲しくない事情があることを感じさせるものだったともいえる。
ヒ素と鉛で汚染された土地の上に小学校が建設され、その隣地には公園が整備されている。
ゴミの山の上に建てられる「瑞穂の國記念小學院」でどのような教育がなされるかが大きな話題になっているが、ヒ素と鉛がきちんと除去されているか確認されていない土地の上に小学校が建設されていることに対して、ほとんど批判が出てきていないということこそが、今回の問題の最も異常な部分だといえる。
・・・(略)・・・
●森友学園のためか 大阪「私立小設置基準」緩和に重大疑義
日刊ゲンダイ 2017年2月25日
怪しい事実が出るわ出るわの“安倍晋三小学校”国有地払い下げ問題。森友学園が建設中の「瑞穂の國記念小學院」へのスピード認可に疑いの目が注がれているが、実はそもそもの申請をめぐっても新たな疑惑が浮上した。大阪府が2012年に「私立小学校の設置基準」を緩和しているのだが、どうにも不自然な改正で、森友学園のためだったのではないかという疑いがあるのだ。
大阪府では12年以前は、借り入れのある幼稚園法人の小学校設置は一切認められていなかった。幼稚園を借金経営しているような法人には、より規模の大きい小学校は任せられないという趣旨だ。しかし、12年4月、松井一郎知事の下、突然、「借り入れありの幼稚園」にも小学校参入の門戸を開く。基準の改正は議会の可決も不要。1カ月間のパブリックコメントも「意見なし」で、公開からわずか2カ月であっさり改正が施行されている。
■改正以降の5年間で申請をしたのは森友学園だけ
・・・(略)・・・
●大阪知事、不認可の可能性に言及 森友学園の小学校
日経・共同 2017/2/25
大阪府豊中市の国有地を学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)が小学校建設用地として評価額より大幅に安い価格で取得した問題に絡み、松井一郎知事は25日、小学校の設立が認可されない可能性に言及した。「財務省が優遇しているなら大問題だし、安定した経営ができないなら認めるわけにいかないというのが(認可を判断する)府教育庁の立場だ」と述べた。
代表を務める日本維新の会が大阪市の党本部で開いた会合で語った。
・・・(略)・・・
松井氏は25日夜、大阪府和泉市で記者団に「撤去したと言って(実際には)ごみを埋めていたなら大きな問題だ。行政の不作為ではない」と指摘。用地のごみを再調査するよう豊中市に指示したことを明らかにした。〔共同〕
| Trackback ( )
|
しばらく前から、大阪の小学校用地に国が格安で土地を放出した問題、大きくなるといいのにと思ってみていた。
・・そんな流れになっていきつつある。
安倍氏は、トランプ氏と同様に、自分のことを批判されると「猛烈に反発」するという単純さが明瞭。国会での答弁の映像を見て、改めてそう思った。しかも、今回は、場合によっては、「辞める」旨を答えた。
★IWJ Independent Web Journal 2017.2.19 ★≪安倍氏「私や妻が関係していれば総理大臣辞める」!? 民進・福島伸享氏が突きつけた「安倍晋三記念小学校」名義の寄付金用紙を前に安倍総理が断言!「極右学校法人の闇」第5弾!/9割引きの破格値による国有地の払い下げ、学校用地決定前の小学校設置「認可適当」判断、地下埋設物撤去費用「8億1900万円」という根拠不明の算出――。
安倍内閣総理大臣「あの、事実というのはですね、うちの妻が名誉校長になっていることについては、承知をしておりますし、妻からですね、この、森友学園ですか? の『先生の教育に対する熱意は素晴らしい』という話は聞いております。ただ、その、誤解を与えるようなこの質問の構成なんですが、私や妻がこの認可あるいは国有地払い下げに、もちろん事務所も含めて、一切関わってないということは明確にさせていただきたいと思います。・・もし関わっていたんであればですね、これはもう、私は総理大臣を辞めるということでありますから、これははっきりと申し上げたいと、このように思います」≫
なお、ゴミがあって大幅値引きした、というのが土地を売った国の言い分だけど、最初に報道を見たとき「ゴミは"嘘"の現れ」ではないかと直感したので、この辺りが解明されると面白いと思って、今も見ている。
★fnn 02/25 01:45★≪引きの謎...昭恵夫人が名誉校長を辞任/小学校の建設用地の8億円の値引きの原因は、地下から見つかったごみの処理費用だが、そのごみ処理をめぐって、新たな証言があった。工事を請け負った建設業者は「汚染土が約2.000立方メートルほど、現場に入った時点で積まれていた状態。その汚染土の搬出は極力したくないので、グラウンドに埋めました」と話した。/財務省は、値引きの理由を「ごみの撤去費用」としているが、掘り返されたごみは、敷地内の別の場所に埋め戻されたという。工事を請け負った建設業者は「(なんで埋め戻しをした?)処分をしたという体にして、金銭的な部分で浮かしているのかなと。容易に考えられるのは、そのあたりなのかなと」と話した。≫
一昨年、ある県で突然電話してきた知人の記者の名前も出てきたりして・・・
●【国会ハイライト】「私や妻が関係していれば総理大臣辞める」!?民進・福島伸享氏が突きつけた「安倍晋三記念小学校」名義の寄付金用紙を前に安倍総理が断言!「極右学校法人の闇」第5弾!/IWJ Independent Web Journal 2017.2.19 (城石エマ、岩上安身)
●森友学園に激安で大阪の国有地売却 名誉校長は安倍昭恵氏「日本初で唯一の神道の小学校」/学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表、近隣の1割か/ハフィントンポスト 朝日 2月09日
●国有地を激安不正取得、日本会議幹部の経営する「安倍晋三記念小学校」は安倍首相も了承ずみだった! 文春、新潮も追及/本と雑誌のニュースサイト/リテラ 2.17
●「マスコミが報じない」は本当? 神道小学校めぐる疑惑、各紙の報道状況を調べてみた/BuzzFeed 2/22 16:30 籏智 広太
●国有地不正取得のネトウヨ学校法人と安倍首相の蜜月の証拠が!「安倍晋三記念小学校」の名も「総理辞めてからなら」と/リテラ 2.22
●森友学園への国有地売却問題 財務省「交渉記録は既に廃棄」/東京 2月24日
●値引きの謎...昭恵夫人が名誉校長を辞任/fnn 02/25
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
●【国会ハイライト】「私や妻が関係していれば総理大臣辞める」!?民進・福島伸享氏が突きつけた「安倍晋三記念小学校」名義の寄付金用紙を前に安倍総理が断言!「極右学校法人の闇」第5弾!
IWJ Independent Web Journal 2017.2.19 (取材・文:城石エマ、記事構成・岩上安身)
9割引きの破格値による国有地の払い下げ、学校用地決定前の小学校設置「認可適当」判断、地下埋設物撤去費用「8億1900万円」という根拠不明の算出――。
次々と不自然な点ばかりが明るみに出てくる「学校法人森友(もりとも)学園」(籠池泰典理事長)をめぐり、さらに驚きの事実が明らかになった。同法人は2014年、同法人が経営する「塚本幼稚園」に通う園児の保護者たちに向け、小学校開設のための寄付金を呼びかけていたが、その振込用紙にはっきりと「安倍晋三記念小学校」という名義が使われていたのだ。
IWJは、森友学園問題を追って大阪まで取材に行った際、塚本幼稚園に子どもを通わせていた保護者の方から、直接、寄付金の振込用紙の写真をいただいた。
・・・(略)・・・
安倍内閣総理大臣(以下、安倍総理と略す)「あの、事実というのはですね、うちの妻が名誉校長になっていることについては、承知をしておりますし、妻からですね、この、森友学園ですか? の『先生の教育に対する熱意は素晴らしい』という話は聞いております。
ただ、その、誤解を与えるようなこの質問の構成なんですが、私や妻がこの認可あるいは国有地払い下げに、もちろん事務所も含めて、一切関わってないということは明確にさせていただきたいと思います。
▲安倍総理
もし関わっていたんであればですね、これはもう、私は総理大臣を辞めるということでありますから、これははっきりと申し上げたいと、このように思います」
・・・(略)・・・
|
●森友学園に激安で大阪の国有地売却 名誉校長は安倍昭恵氏「日本初で唯一の神道の小学校」/学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表、近隣の1割か
ハフィントンポスト 朝日 2017年02月09日
学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表、近隣の1割か
財務省近畿財務局が学校法人に払い下げた大阪府豊中市内の国有地をめぐり、財務局が売却額などを非公表にしていることが分かった。朝日新聞が調査したところ、売却額は同じ規模の近隣国有地の10分の1だった。国有地の売却は透明性の観点から「原則公表」とされており、地元市議は8日、非公表とした財務局の決定の取り消しを求めて大阪地裁に提訴した。
売却されたのは、豊中市野田町の約8770平方メートルの国有地。近畿財務局が2013年6~9月に売却先を公募し、昨年6月に大阪市内で幼稚園を営む学校法人「森友学園」に売った。契約方法は、公益目的で購入を希望する自治体や学校法人、社会福祉法人などを優先する「公共随意契約」がとられた。
この契約について、地元の豊中市議が昨年9月に情報公開請求したところ、財務局は売却額などを非公表とした。朝日新聞も同年12月に公開請求したが、今年1月に同じく非公表とされた。国有地の売却結果は透明性と公正性を図る観点から、1999年の旧大蔵省理財局長通達で原則として公表するとされている。だが、財務局は取材に「学園側から非公表を強く申し入れられた。公表によって学校運営に悪影響が出るおそれがある」と説明した。
朝日新聞が登記簿などを調べると、森友学園側に契約違反があった場合、国が「1億3400万円」で買い戻す特約がついていた。公益財団法人の不動産流通推進センターによると、買い戻し特約の代金は売却額と同じ額におおむねなるという。森友学園の籠池泰典理事長も売却額が買い戻し特約と同額と認めた。
一方、財務局が森友学園に売った土地の東側にも、国有地(9492平方メートル)があった。財務局が10年に公共随契で豊中市に売ったが、価格は約14億2300万円。森友学園への売却額の約10倍とみられる。ここは公園として整備された。
■「日本初、神道の小学校」開校の予定
森友学園が買った土地には、今春に同学園が運営する小学校が開校する予定。籠池理事長は憲法改正を求めている日本会議大阪の役員で、ホームページによると、同校は「日本初で唯一の神道の小学校」とし、教育理念に「日本人としての礼節を尊び、愛国心と誇りを育てる」と掲げている。同校の名誉校長は安倍晋三首相の妻・昭恵氏。
籠池氏は取材に「(非公表を)強く求めていない。はっきりではないが、具体的な売却額は財務局が出したと記憶している」と説明している。昭恵氏には安倍事務所を通じて文書で質問状を送ったが、回答は届いていない。(吉村治彦、飯島健太)
●国有地を激安不正取得、日本会議幹部の経営する「安倍晋三記念小学校」は安倍首相も了承ずみだった! 文春、新潮も追及
本と雑誌のニュースサイト/リテラ 2017.02.17
園児に「教育勅語」を暗唱させることで知られる「愛国幼稚園」こと塚本幼稚園幼児教育学園を運営する学校法人森友学園をめぐる国有地“激安”売却問題。先日、本サイトでは問題の「瑞穂の國記念小學院」の校名が当初「安倍晋三記念小学校」として計画され、実際にその校名で寄附金を募っていたことをお伝えしたが、新たな事実と疑惑が浮上した。
それは、森友学園の理事長である籠池泰典氏が昨日発売の「週刊文春」(文藝春秋)の取材に応じ、「安倍晋三記念小学校」という校名にすることを安倍首相本人に内諾を得ていた、と答えたのだ。
「(校名を決めたのは)安倍総理が野党議員の時の話です。内諾はいただいていましたが、総理になってそれは出来ないと辞退されました。安倍総理は政治家というより偉人ですよ」(「週刊文春」より籠池理事長のコメント)
既報の通り、籠池理事長は憲法改正などで安倍政権と二人三脚の関係にある極右団体・日本会議の大阪支部役員だ。くわえて瑞穂の國記念小學院の名誉校長には昭恵夫人が就くことになっている。こうした事実から、国有地が隣接地の約10分の1という破格の値段で森友学園に売却されていた問題も、安倍首相と何らかの関係があるのではないかと見られてきた。そして今回、安倍首相が小学校設立に自分の名前を冠することを許可していたことを理事長自ら認めたことで、その疑惑はさらに濃厚になった。
しかも、この籠池理事長の話にはひとつの疑問が残る。籠池理事長は、校名に安倍氏の名前を冠することを「総理になってそれは出来ないと辞退されました」と言うが、本サイト前回記事で取材に応じてくれた、塚本幼稚園に子どもを通わせていた保護者Aさんは「安倍晋三記念小学校」という名が記された寄附の振込用紙について“2014年に学園側から保護者に配られていたもの”と証言。「2014年に何度も保護者に配られていたという話を別の保護者から聞いています」とも話している。
一方、安倍氏が総理に返り咲いたのは、2012年12月。「総理になったから辞退した」という籠池理事長の説明は辻褄が合わないのだ。
もしかしたら、この小学校は安倍が総理就任後も「安倍晋三記念小学校」として計画は進められていたが、2015年に何か別の事情ができて、安倍晋三との関係を隠そうとしたのではないか。そして、この「別の事情」こそ、いま、問題となっている国有地取得ではないのか。
・・・(略)・・・
●「マスコミが報じない」は本当? 神道小学校めぐる疑惑、各紙の報道状況を調べてみた
BuzzFeed 2017/02/22 16:30 籏智 広太
土地を購入した森友学園には、安倍政権の関係者や、改憲運動を目指す保守団体「日本会議」が関わっている。「報道が少ない」との声があるので、全国5紙を調べてみた。
学校法人「森友学園」が購入した大阪の国有地をめぐる疑惑。10億円級の土地に、学園側が支払っていたのは実質200万円だった問題だが、「報道が少ない」との声もある。新聞各紙はどう報じているのだろうか。
森友学園が購入したのは、大阪府豊中市野田町の国有地約8770平方メートル。「ごみ処理費用」の名目で8億円割り引かれ、学園側が支払うのは実質200万だけだ。その不透明な取引に批判や疑問が集まっている。
この土地には4月、森友学園が運営する「瑞穂の國記念小學院」が開校する。「日本初で唯一の神道小学校」だという。
名誉校長は安倍晋三首相の妻、昭恵さん。校長の籠池泰典氏(森友学園理事長)は、政権に近く、改憲を目指す保守団体「日本会議」の大阪支部役員だ。
(BuzzFeed Newsでは、これまでわかっている経緯を「なぜ、国有地は「ただ同然」になったのか 首相夫人が名誉校長の神道小学校、疑惑の経緯は」などの記事にまとめています)
これについて、「メディアの報道が少ない」との声が出ている。そこで、BuzzFeed Newsは、全国5紙(朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞、日経新聞)の報道を調べてみた。国会図書館で調査をしたのは2月22日午前。当地である大阪版と、東京版に限ってキーワード「森友学園」を検索した。記事数は22日朝刊までのもの。
記事本数がいちばん多いのは、全国紙として、いち早くこの疑惑を報じた朝日新聞だ。東京、大阪版で合わせて14本と、1番多い。
朝日新聞は、豊中市議がこの土地の売却価格の開示を求め、近畿財務局を相手取り大阪地裁に訴訟を起こした翌日、2月9日の朝刊社会面で「学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表、近隣の1割か」という記事を大きく展開した。
これを機に、財務省はこれまで非公表としていた土地の価格を公表。埋まっていたごみ処理を理由に、価格が8億円割り引かれていることが明るみになった。
その後も朝日新聞は連日報道を続けている。2月14日には、「学園「ごみ撤去1億円」 国見積もりは8億円 国有地購入」で森友学園・籠池泰典理事長の証言を報じた。
さらに2月22日の朝刊では、社説で「豊中の小学校 不可解な点が多すぎる」とし、社として徹底的に追求する構えを見せた。
2番目に多いのは、毎日新聞の計11本だ。・・・(略)・・・
3番目は日経新聞。一気に差が開き、計4本だった。・・・(略)・・・
4番目は産経新聞。計3本だ。・・・(略)・・・
いちばん少なかったのは読売新聞。計2本だけで、価格や経緯に触れている記事は一つもない。・・・(略)・・・
●国有地不正取得のネトウヨ学校法人と安倍首相の蜜月の証拠が!「安倍晋三記念小学校」の名も「総理辞めてからなら」と
リテラ 2017.02.22
あの“愛国幼稚園”こと塚本幼稚園を営む大阪の学校法人「森友学園」に、国が、国有地を鑑定価格の約7分の1という“超格安”で払い下げていた問題。これまで本サイトでも報じてきたとおり、問題の元国有地に建てられた私立小学校の名誉校長には安倍昭恵氏が就任する予定で、さらに、森友学園側は当初「安倍晋三記念小学校」との名称で寄付金を呼びかけていた。
国会でも連日追及が行われており、控除された地下埋蔵物の撤去費用約8億2000万円のほかに大阪航空局から撤去費用約1億3000万円を受領するなど、実質ほぼタダで払い下げられていたことや、現地で本当に約8億円分もの大規模撤去作業がなされた痕跡がないことなど、疑惑や問題点が次から次に浮上している。
そんななか、森友学園の籠池泰典理事長と安倍首相との関係についても、ただならぬ親密性を示す証拠がどんどんと露わになってきた。
そのひとつが、2015年9月に塚本幼稚園で行われた安倍昭恵夫人の「小学校名誉校長就任講演」の模様だ。キー局の中では唯一、この問題を追及してきたテレビ東京が昨日2月21日放送の報道番組『ゆうがたサテライト』でそのVTRを放送したのだが、昭恵夫人はその中で、安倍首相がいかに籠池理事長を評価しているかをこう語っていた。
「こちら(森友学園)の教育方針はたいへん主人も素晴らしいというふうに思っていて、(籠池)先生からは『安倍晋三記念小學院』という名前にしたいというふうに当初は言っていただいてたんですけど、主人が(略)『もし名前を付けていただけるのであれば、総理大臣を辞めてからにしていただきたい』ということで」
つまり、安倍首相は教育勅語を暗唱させたりする教育方針に大賛成で、さらに、自分の名前を小学校に冠することにも“総理を辞めてからなら是非”とまんざらでもなかったらしい。これだけでも驚きだが、この昭恵夫人の発言は、安倍首相の国会答弁とも矛盾する。安倍首相は17日の国会で「安倍晋三記念小学校」に関して下野時に断った旨を説明したが、昭恵夫人が正しければ、籠池氏側に断りを入れたのは第二次安倍政権発足後のようなのだ。これは、安倍首相が保身のために国会でウソの答弁をしたということではないのか。
・・・(略)・・・
●森友学園への国有地売却問題 財務省「交渉記録は既に廃棄」
東京 2017年2月24日 13時56分
大阪府豊中市の国有地が学校法人「森友(もりとも)学園」(大阪市淀川区、籠池(かごいけ)泰典理事長)に評価額の14%の値段で売却された問題に関し二十四日、昨年六月の売買契約を巡る売り主の近畿財務局と学園側の交渉や面会の記録が、既に廃棄されていることが分かった。財務省の佐川宣寿理財局長が衆院予算委員会で明らかにした。 (横山大輔)
佐川氏は、記録は同省の文書管理規則で保存期間一年未満に分類されるとし、「売買契約の締結をもって、事案は終了した。記録は速やかに廃棄した」と説明した。これに対し、共産党の宮本岳志氏は「契約と同時に破棄したのでは調査しようがない。隠蔽(いんぺい)と言われても仕方がない」と批判した。
国有地は、小学校用地として当初の評価額九億五千六百万円から、生活ごみや廃材の撤去費用八億円余りを差し引き、大幅に安い一億三千四百万円で売却された。民進党など野党側が経緯が不自然だとして国会で追及している。
安倍晋三首相は森友学園が四月に開設予定の小学校で、妻昭恵さんが務めていた名誉校長に関し「引き受けていることで小学校に通う子どもや両親に、かえって迷惑を掛け続ける」として、既に首相の事務所を通じて辞任を申し入れたことを明らかにした。
首相は就任の経緯について、昭恵さんが学園側から依頼された講演を行う際、事前の打診に対し断ったにもかかわらず名誉校長として紹介されたと説明。その後も学園側から「父兄の前で言ったのだから引き受けてもらわないと困る」と重ねて働き掛けを受けた末、就任を受諾したとした。
また、学園が首相の名前を冠した小学校を設立するとして寄付を募っていた問題でも、首相は学園側から事務所に依頼が複数回来たと言及。「断っているにもかかわらず寄付金集めに名前を使われたことは、大変遺憾であり残念だと強い抗議をし、先方からは謝罪があった」と述べた。
小学校のホームページには昭恵さんの名誉校長としての「あいさつ」が掲載されていたが、二十三日までに削除された。
<森友学園> 法人登記や信用調査会社などによると、大阪市淀川区にある学校法人で、1950年に大阪府が認可。95年に籠池泰典氏が理事長に就任した。籠池氏は改憲を主張する保守系団体「日本会議」のメンバー。大阪市内で運営する幼稚園は、戦前の「教育勅語」を暗唱させるなどの教育で知られる。
●値引きの謎...昭恵夫人が名誉校長を辞任
fnn 02/25 01:45
国会の集中審議で、野党からの追及に「隠ぺいというのは失礼ですよ」と声を荒らげる安倍首相。
大阪の学校法人「森友学園」が、小学校の建設用地として国有地を購入する際に、国からおよそ8億円の値引きを受けていた問題で、安倍首相は、森友学園が開校する小学校の名誉校長を、昭恵夫人が辞任したことを明らかにした。
安倍首相は「名誉校長を引き受けていることによって、そこに通う子どもたちやご両親に、かえって迷惑をかけ続けることになるので、辞任すると先方に申し入れた」と述べた。
民進・今井衆院議員は「(森友学園の)ホームページを見たら、削除されていまして。早いなと思いましたけど、また隠ぺいするのかというふうに思いましたが」と述べた。
安倍首相は「隠ぺいというのは、これは失礼ですよ。わたしが森友学園のホームページに対して、隠ぺいしようがないじゃないですか。そういうイメージ操作はね、やめるべきですよ」と述べた。
野党からの質問に、たびたび語気を強める場面もあった。
また、この小学校の寄付金集めに、安倍首相の名前が使われていたことについても言及した。
安倍首相は「安倍晋三小学校という寄付を募る紙を見て、わたしも非常に驚がくをしました。そもそも、安倍晋三小学校という名前をつけたいと、冠をつけたいという依頼は、わたしが首相になる前の話。一議員の時でしたが、絶対にやめてもらいたいということを、実は再三申し上げている」と述べた。
小学校の建設用地の8億円の値引きの原因は、地下から見つかったごみの処理費用だが、そのごみ処理をめぐって、新たな証言があった。
工事を請け負った建設業者は「汚染土が約2,000立方メートルほど、現場に入った時点で積まれていた状態。その汚染土の搬出は極力したくないので、グラウンドに埋めました」と話した。
財務省は、値引きの理由を「ごみの撤去費用」としているが、掘り返されたごみは、敷地内の別の場所に埋め戻されたという。
工事を請け負った建設業者は「(なんで埋め戻しをした?)処分をしたという体にして、金銭的な部分で浮かしているのかなと。容易に考えられるのは、そのあたりなのかなと」と話した。
新たに浮上した、ごみの埋め戻し問題。
さらなる調査が求められる。 (関西テレビ)
| Trackback ( )
|
数日前に、「ありえへん議会」の話をブログにした。今日は、市長や副市長の「ありえへん」。
福岡県飯塚市のこと。飯塚市といえば、かつて、学校給食へのメラミン食器の導入の問題が全国的な運動になり、その関係で一度訪れたことがある。
今回、市長・副市長が賭けマージャンを繰り返していたこと。
報道を記録して、それを見比べてみたけれど、「なぜ起きた」「どういう経緯で発覚した」などの全体像が見えにくかったので、要点を下記に抜粋してみた。
それをさらに断片化してつなげると次。
●≪発端と経過≫ 市長になって10年、そのころからやっていた。市長らの現場出入りを撮影したDVDがあり、ドロドロ。
2人が店へ通うのをやめたのは、今年初めに副市長を訪ねた第三者が元店舗に出入りする場面を捉えた画像を示し、交渉を迫ったのがきっかけ。
●≪報道のタイミング≫ NHKの取材では、去年11月以降、田中副市長が日中に訪れる様子が複数回確認され、1月には市長も3回訪れ、長い日にはおよそ8時間店にいた。うわさが広がり、西日本新聞は9月から取材を進めていた。この件に関する「陳情」があったことで、このタイミングでの報道になった。
●≪業者との癒着≫ 場所は元市議が管理する元マージャン店。市役所から車で5分。普段は閉まっているが、2人が訪れた時だけ開けていた。マージャンをしていたメンバーは7~8人。
●≪指定管理者≫ マージャン相手には、来年4月から市施設の指定管理者になる会社の社長もいる。
斉藤市長「ごく近い間柄。家族マージャンのようなもの。口利きをしたことは一切ない」
●≪当人の認識、辞職の可能性、市民の声≫ 2人は議会で謝罪。「賭けないとおもしろくない」、賭けマージャン「許容範囲」。仲間内でやっていて、問題はなかったという認識。市長と副市長は「辞任する考えはない」と明言。
●≪世論≫ 市役所には電話やメールで計146件の苦情や批判が殺到。市議会は22日、全会派一致で市政治倫理条例に基づく審査会の早期設置を市に申し入れた。
とみてくると、いずれは辞職をせざるを得ない事態。
汚名を広めて仕方なく辞める、潔く辞めるか、選択のタイミング。
次が、報道の要約版。
★NHK 12月22日 11時58分★≪市長と副市長がたびたび平日に賭けマージャン 福岡 飯塚/NHKの取材では、去年11月以降、田中副市長が日中に訪れる様子が複数回確認され、1月には市長も訪れて、長い日にはおよそ8時間店にいたこともありました。・・斉藤市長は1月にNHKが取材した際、3回にわたって訪れていた≫
★西日本 2016年12月22日 6時0分★≪賭けマージャン「許容範囲」、10年前から 第三者が入店画像、交渉迫られやめる/市政トップの2人には一部の市民の間で「平日の昼間から出入りしている」とうわさが広がり、西日本新聞は9月から取材を進めていた。斉藤市長は10年近く前からしていたという。2人が店へ通うのをやめたのは、今年初めに田中副市長を訪ねた第三者が元店舗に出入りする場面を捉えた画像を示し、交渉を迫ったのがきっかけだった。マージャン相手には来年4月から市施設の指定管理者になる会社の社長もいる≫
★西日本 2016年12月22日 10時34分★「賭けないとおもしろくない」市長、副市長と賭けマージャン 一問一答/-指定管理者もいた。
斉藤市長「ごく近い間柄。家族マージャンのようなもの。口利きをしたことは一切ない」≫
★朝日 2016年12月22日13時11分★≪一般職員の勤務時間中も/マージャンをしていた場所は元市議が管理する元マージャン店で、市役所から車で5分ほど離れている。普段は閉まっているが、2人が訪れた時だけ開けていた。≫
★時事 2016/12/22-13:53★≪平日昼に市内業者らと/マージャンをしていたメンバーは7~8人≫
★テレ朝 2016/12/22 11:52★≪2人は議会で謝罪しましたが、仲間内でやっていて、問題はなかったという認識を示しました。≫
★j-cast 2016/12/22 17:58 ★≪市長のDVD 「現場出入りを撮影」のドロドロ/この件に関する「陳情」があったことで、このタイミングでの報道になった可能性がある。≫
★西日本 2016年12月23日 06時00分★≪飯塚市が政倫審設置へ 賭けマージャン苦情殺到/市議会は22日、全会派一致で市政治倫理条例に基づく審査会の早期設置を市に申し入れた。市役所には電話やメールで計146件の苦情や批判が殺到。一方、市長と副市長は同日記者会見し、「辞任する考えはない」と明言した。政倫審は議長の申し入れがあれば設置される。市が選定する学識経験者と議員の代表者で構成。市議会は政倫審の報告を受けた後、地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委)の設置などを含め、対応を検討するとしている。≫
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
(参考)12月20日ブログ ⇒ ◆ありえへん議会/三田市委員会 否決した議案を再審査して可決/上峰町議会 ふるさと納税で財政改善したから「費用弁償」復活案
●市長と副市長がたびたび平日に賭けマージャン 福岡 飯塚
NHK 12月22日 11時58分
福岡県飯塚市の市長と副市長が、平日の日中に現金を賭けて業者らとマージャンをしていたことがわかりました。2人は22日記者会見し、事実関係を認めて謝罪しました。
飯塚市の斉藤守史市長(68)と田中秀哲副市長(69)は、平日の市役所の開庁時間に、現在は営業はしていない市内のマージャン店を訪れ、知人の業者らと現金を賭けてマージャンをしていました。
NHKの取材では、去年11月以降、田中副市長が日中に訪れる様子が複数回確認され、1月には市長も訪れて、長い日にはおよそ8時間店にいたこともありました。
市長と副市長は特別職で勤務時間などを定める規定はありませんが、2人は22日記者会見し、「市民にご迷惑とご心配をおかけし、おわびします」と謝罪しました。そのうえで、業者らとの賭けマージャンで、1日に1万円前後のやり取りをしていたことを認めました。
平日にマージャンをした回数については、田中副市長は「月に多くて2回」、斉藤市長は「これまでに1回だけ」と説明しました。ただ、斉藤市長は1月にNHKが取材した際、3回にわたって訪れていたことから、会見後に取材したところ、「確かな回数は覚えていない」と答えています。
田中副市長は「利益供与などはしていないが、業者とやるのがどうかということであれば今後改めなくてはいけない。平日にしたこともいいことではないので襟を正したい」と述べました。
市民から厳しい声
飯塚市長と副市長が平日の日中に賭けマージャンをしていたことについて、市民からは厳しい声が相次ぎました。
50代の女性は「今、飯塚市は財政なども含め大変な時なのに、そういったことをしていたと聞いて、憤慨しています」と話していました。
58歳の男性は「本当に言語道断で、襟元をただしてほしいです」と話していました。
●賭けマージャン「許容範囲」、10年前から 第三者が入店画像、交渉迫られやめる
西日本 2016年12月22日 6時0分
平日昼に市庁舎を抜け出し、賭けマージャンに興じていた福岡県飯塚市の斉藤守史市長と田中秀哲副市長。市政トップの2人には一部の市民の間で「平日の昼間から出入りしている」とうわさが広がり、西日本新聞は9月から取材を進めていた。斉藤市長は10年近く前からしていたという。特別職の2人には通常の公務員のような勤務規定はないが、識者は「一般職員だったら懲戒処分ものだ」と指摘する。
2人は本紙の取材に道義的責任を認めたものの、斉藤市長は「社会通念上、許される範囲。賭けなかったら全然面白くない」と語った。2人が店へ通うのをやめたのは、今年初めに田中副市長を訪ねた第三者が元店舗に出入りする場面を捉えた画像を示し、交渉を迫ったのがきっかけだった。
田中副市長によると、第三者とは面識がなく、福岡市内のホテルで交渉の場を持つよう要求され「仕掛けられた」と思ったという。飯塚署に相談して面会を拒否。飯塚署の幹部は取材に「毅然(きぜん)とした態度で応じるように伝えた」と明かした。
マージャン相手には来年4月から市施設の指定管理者になる会社の社長もいる。2人は便宜供与について「一切ない」としている。
出水薫九州大大学院法学研究院教授(政治学)は「特別職とはいえ、一般職員は執務時間内であり、示しがつかない。市民感覚からも理解不能だ」と批判。22日には市議会本会議が開かれ、説明が注目される。出水教授は「選んだ有権者も自らの判断を省みる機会になる」と話している。
●「賭けないとおもしろくない」市長、副市長と賭けマージャン 一問一答
西日本 2016年12月22日 10時34分
本紙の取材に対する斉藤守史市長と田中秀哲副市長の一問一答は次の通り。
-平日の開庁時間に賭けマージャンをしていた。
斉藤市長 午前中に公務が詰まり、午後は空いていたので休みを届け出てやった。市長になって10年近く、ここでやっていた。
田中副市長 メンバーは親しい仲間で固定している。秘書に午後は休みを取ると伝えた。マージャンに行くとは言っていない。公務に支障はなかった。
-賭けのレートは。
斉藤市長 大きく動いても1日に1万~1万2千円程度。社会通念上許される範囲だと思っている。
-賭け行為は違法では。
斉藤市長 可能性があると分かっているが範囲があり、今回は許される範囲内だと思う。賭けなかったら全然面白くない。開庁時間にしていたことには道義的責任を感じている。
田中副市長 平日の開庁時間に賭けマージャンをしたことは道義的に責任がある。ただ、楽しみは何かないと。違法というのは違うと思う。
-指定管理者もいた。
斉藤市長 ごく近い間柄。家族マージャンのようなもの。口利きをしたことは一切ない。
-今後の進退は。
斉藤市長 今回の件は反省している。
田中副市長 副市長から退く考えはない。私がいると迷惑する人がおり、仕掛けられたと思っている。
●市長・副市長が賭けマージャン 一般職員の勤務時間中も
朝日 2016年12月22日13時11分
福岡県飯塚市の田中秀哲(ひであき)副市長が一般職員の勤務時間中に、庁舎外で賭けマージャンを繰り返していたことが分かった。斉藤守史(もりちか)市長が同席し、ともに賭けたこともあった。2人は事実を認め、22日の市議会で陳謝した。メンバーには元市幹部の元市議や、来年度から市施設の指定管理者となる事業者の代表が含まれていた。
2人によると、マージャンをしていた場所は元市議が管理する元マージャン店で、市役所から車で5分ほど離れている。普段は閉まっているが、2人が訪れた時だけ開けていた。市長や副市長ら特別職は勤務時間は決まっていないが、田中副市長は一般職員が勤務中の平日の昼間に庁舎を離れ、マージャンをしていた。斉藤市長が今年、同席したこともあったという。
本会議で斉藤市長は「自分の軽率な行動で、市議会や市民の皆様にご迷惑とご心配をおかけしましたことに、心よりおわびを申し上げます」と陳謝。田中副市長は「1年間トータルしてみれば勝ったり負けたりでトントン。ゲーム感覚でストレス解消がメインと思ってやっていた」と述べた。事業者が同席していたことについては2人とも「旧知の知人で、便宜供与を図ったことはない」と説明した。
議会後に記者会見した田中副市長は「ゲーム感覚で、何もないと面白くないと思った」と釈明。斉藤市長は「賭けなかったらマージャンをする人がどれだけいるのか」と述べ、平日の昼間以外にも週末などに賭けマージャンをすることがあったと認めた。
●市長と副市長が賭けマージャン=平日昼に市内業者らと-福岡・飯塚市
時事 2016/12/22-13:53
福岡県飯塚市の斉藤守史市長(68)と田中秀哲副市長(69)が、平日の開庁時間に現金を賭けてマージャンをしていたことが22日、分かった。2人は同日の定例市議会で事実を認め、陳謝した。
市長らによると、マージャンには市内の業者が同席していた。2人は「昔からの知人で、便宜供与を図ったことは一切ない」と強調。田中副市長は「時間内に行っていたのは今年1月下旬。それ以外は時間内に一切行っていない」と話した。
2人は議会終了後、同市役所で記者会見し、説明した。それによると、マージャンをしていたメンバーは7~8人で、金額は1日に1万円程度だったという。斉藤市長は開庁時間にマージャンをしたのは今年1月の1回のみとした上で、「任期は務める」と語った。
●福岡・飯塚市長と副市長、平日昼間に賭けマージャン

テレ朝 2016/12/22 11:52
福岡県飯塚市の市長と副市長が平日の昼間に賭けマージャンをしていたことが分かりました。2人は議会で謝罪しましたが、仲間内でやっていて、問題はなかったという認識を示しました。
飯塚市・斉藤守史市長:「自分の軽率な行動で大変、ご迷惑とご心配をお掛けしましたことに対して心よりおわびを申し上げます」
22日に開かれた議会で斉藤市長は、田中秀哲副市長とともに複数回にわたって平日の昼間に市庁舎を抜け出し、賭けマージャンをしていたことを認め、「道義的な責任はある」として謝罪しました。
一方で、「仲間内でやっていたもので、問題はなかった」との認識を示しました。賭けマージャンには市の施設の指定管理者になる会社社長も加わっていましたが、便宜を図ったことはないと説明しました。
● 「昼から賭けマージャン」市長のDVD 「現場出入りを撮影」のドロドロ
j-cast 2016/12/22 17:58
福岡県飯塚市の斉藤守史市長(68)と田中秀哲副市長(69)が平日昼間に市役所を抜け出して賭けマージャンに興じていたことが報じられ、2016年12月22日の市議会で事実関係を認めて「市に対する信頼を大きく損なわせてしまった」などと陳謝した。
ただ、2人は冒頭発言で「マージャン」としか説明しなかった。市議から「マージャンとは違う。賭けマージャンだ」と指摘され、田中副市長は「『トントン』だった」などと泥縄式の釈明に追われていた。一部では、2人のマージャン通いは以前から知られていたようだ。だが、この件についての調査を求める「陳情」が市議会に届いたことで、事態が明るみに出ることになったようだ。
賭けマージャンは平均すれば「トントン」
この問題は12月22日に西日本新聞が報じて明らかになった。一緒にマージャンをしていたメンバーには、17年4月に市施設の指定管理者となる事業者の社長も含まれていたとも指摘された。これを受けて、斉藤市長は市議会で、
・・・西日本新聞では「9月から取材を進めていた」といい、NHKは同日正午のニュースで、市長と副市長の2人が賭けマージャンの現場となった元マージャン店に出入りする16年1月の映像を放送している。かなり以前から2人が地元メディアからは「マーク」されていたことがうかがえる。市長が冒頭発言で明らかにしたように、この件に関する「陳情」があったことで、このタイミングでの報道になった可能性がある。
副市長は「仕掛けられたと思っている」
●飯塚市が政倫審設置へ 賭けマージャン苦情殺到
西日本 2016年12月23日 06時00分
福岡県飯塚市の斉藤守史(もりちか)市長と田中秀哲(ひであき)副市長が平日昼に賭けマージャンをしていた問題で、市議会は22日、全会派一致で市政治倫理条例に基づく審査会の早期設置を市に申し入れた。市役所には電話やメールで計146件の苦情や批判が殺到。一方、市長と副市長は同日記者会見し、「辞任する考えはない」と明言した。
政倫審は議長の申し入れがあれば設置される。市が選定する学識経験者と議員の代表者で構成。市議会は政倫審の報告を受けた後、地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委)の設置などを含め、対応を検討するとしている。
同条例は市長らの政治倫理基準について、「市民の代表者として品位と名誉を損なう行為、不正の疑惑をもたれる行為をしない」などと規定。審査会設置者を市長と定めているが、今回は市長と副市長が審査対象となるため、鯉川信二議長は政倫審設置を石田慎二総務部長に申し入れた。鯉川議長は「あってはならないことで、市の信頼を失墜させた」と批判した。
| Trackback ( )
|
「まとめサイト」が話題になっている。
「まとめサイトとは、ある話題についての情報を収集・編集したウェブサイトのこと(ウィキペディア)」という。
私自身は「NAVER まとめ」というサイトは、たまに見る。検索で調べているとき、順に出てくることがあるから。今回の騒動に「NAVER」も分野として該当するかは不明。
それ以外の「まとめサイト」は見たことがなかった。
今回のDeNA社長の釈明では、改ざんやごまかしなどもあったという。
そこで、 「NAVER まとめ」の「『まとめサイト』の人気まとめ一覧」を見て、「GOOGLE」の「『まとめサイト』の画像 検索ページ」を見て、ウィキペディアの「まとめサイト」の説明を見てから、報道を記録した。
なお、今朝は、気温3度。それにしては温かみのある中、ノルディックウォークしてきた。
★fnn 12/07★相次ぐ「まとめサイト」公開中止 DeNA社長、不適切引用で謝罪/よく使うインターネット。そこには、いろいろな個人、いろいろな会社が発信する、さまざまな情報があふれている。これを効率よく入手できるように話題をまとめた、いわゆる「まとめサイト」。今、このまとめサイトの公開中止が相次いでいる。
★NHK 12月7日 ★まとめ記事サイト問題 DeNA会長らが会見し謝罪/大手IT企業のディー・エヌ・エーは、運営する「まとめ記事サイト」で根拠が不明確な記事を載せる問題が相次いだことを受け、7日、会社の代表が記者会見し、第三者による委員会のもとで調査を徹底して行う考え・・・第三者委員会では、事実関係を調査し、原因を究明するほか、サイトの運営体制に課題がなかったかなどを調べる・・・まとめ記事サイトをめぐっては、情報サービス大手リクルートホールディングスや、IT大手のサイバーエージェント、それにIT大手のヤフーも、一部の記事の掲載を停止するなど記事の内容や管理をめぐる問題が相次いで明らかになっています・・・「キュレーションメディア」や「まとめサイト」全体に対しては、「本来は有益な情報を探して、わかりやすく提示してくれるはずだったのに、質の低いむだな情報が増えてしまった」、「知識のある人がまとめてくれるならいいが、実際はただコピーしてるだけだと意味がない」といった意見も見られました。
★テレ朝 2016/12/07★≪『医療まとめサイト』では、肩こりの原因が幽霊など、一部で医学的に根拠のない記事の掲載や盗作、情報の無断使用が次々と発覚し問題となっていた。
★tbs 7日★まとめサイト閉鎖、IT大手DeNA「不適切だった」/すべてのまとめサイトを閉鎖したと発表・・・さらに 「引用をよそおって中が改ざんされている。それが問題です」
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
★ 「まとめサイト」の人気まとめ一覧 - NAVER まとめ

★ GOOGLE/「まとめサイト」の画像 検索ページ

★ウィキペディア/まとめサイト
まとめサイトとは、ある話題についての情報を収集・編集したウェブサイトのこと。「キュレーションサイト」ともいう。
2ちゃんねるなどのコミュニティサイトが発達し、利用者間でやりとりされる情報量が膨大になるとともに、投稿された有用な情報や創作物を個別のトピックごとに包括的にまとめるウェブサイトが出現した[1][2]。運営は有志の個人によることが多かったが、2005年以降になるとウィキが普及し、誰でも編集に参加できる形式の「まとめWiki」が広まった。[要出典]コンテンツをニュースブログの形式で配信する「まとめブログ」が定着しはじめたのも同時期である[3]。
2009年にはNAVERまとめなどのまとめサイトの作成に特化したWebサービスが登場した。それと前後して、情報を整理して提供する「キュレーション」という概念に注目が集まり、多くの企業がキュレーション関連のサービスに乗り出した[4]。2014年にはDeNAがキュレーションメディア運営会社2社を合計約50億円で買収し、キュレーション事業に参入したことが報じられた[5]。
まとめサイトにより、閲覧者はそのトピックについて手軽に効率よく情報を入手できる。その一方で、コンテンツの転載に伴う著作権侵害[6][7]、閲覧数の増加や広告収入の増大を目的とした恣意的な編集や不正確な情報の流布といった問題[8]も指摘されている。また、ネット炎上案件や電凸テンプレートまとめなどは利用者が増えると影響・被害が増大する[9]。
|
●相次ぐ「まとめサイト」公開中止 DeNA社長、不適切引用で謝罪
fnn 12/07
よく使うインターネット。そこには、いろいろな個人、いろいろな会社が発信する、さまざまな情報があふれている。
これを効率よく入手できるように話題をまとめた、いわゆる「まとめサイト」。
今、このまとめサイトの公開中止が相次いでいる。
ディー・エヌ・エーが展開していた、10のいわゆる「まとめサイト」を一斉に公開中止としたことについて釈明した。
守安社長は、「専門家による監修のないまま、根拠が不明確で、誤った知識の提供につながりかねない、医療関連の情報を載せていたことについて、数多くのご批判をいただきました」と釈明した。
問題の発端は、ディー・エヌ・エーが運営する医療・健康系情報サイト「WELQ」。
掲載された記事に、正確ではない情報や、無断引用があるとの指摘が相次いだ。
例えば、肩こりについてのまとめ記事の内容。
右肩が痛いとき
幽霊が原因のことも?
「肩が重い」と訴える方を霊視すると、幽霊をおんぶしているように見えるそうですよ。
信じるか信じないかは、人それぞれです。
・・・・・(略)・・・
知りたい情報が、わかりやすく整理され、いち早く簡単に手に入ることから、人気となった。
しかし、正確ではない情報だったとしても、真実だと勘違いされ、まとめサイトの情報が、拡散されてしまうおそれもある。
7日のディー・エヌ・エーの会見では、まとめ記事の作成を依頼した外部のライターに対し、記事の無断転用を推奨するかのような点があったことや、転用がばれないよう、工作するよう指導するマニュアルがあったこともわかった。
守安社長は、「成長を追い求めすぎる過程において、正しい情報の提供という点に対する配慮を欠いた運営となっていた」と語った。
そもそも、まとめサイトとは、いったい、どう制作されるのか。
あるまとめサイトの運営会社を取材した。
・・・(略)・・・
●まとめ記事サイト問題 DeNA会長らが会見し謝罪
NHK 12月7日 16時53分
大手IT企業のディー・エヌ・エーは、運営する「まとめ記事サイト」で根拠が不明確な記事を載せる問題が相次いだことを受け、7日、会社の代表が記者会見し、第三者による委員会のもとで調査を徹底して行う考えを示しました。
この問題は、ディー・エヌ・エーが医療や健康の情報をまとめた「WELQ」など10のサイトについて、根拠が不明確な記事を載せていたなどとして掲載を停止したものです。この問題を受けて、南場智子会長と守安功社長が7日、問題が明らかになってから初めて記者会見しました。
この中で南場会長は、「ご迷惑とご心配をお掛けし、まことに申しわけございませんでした。批判が企業風土や組織の在り方に及ぶ事態となり、創業者として責任ある立場にあります」と謝罪しました。
また、守安社長は、「第三者委員会の調査に全面的に協力し、徹底的な改善策を行って1日も早く信頼回復できるよう全力で責任を果たす」と述べ、社外取締役や外部の専門家でつくる第三者委員会のもとで調査を徹底して行う考えを示しました。第三者委員会では、事実関係を調査し、原因を究明するほか、サイトの運営体制に課題がなかったかなどを調べるとしています。
まとめ記事サイトをめぐっては、情報サービス大手リクルートホールディングスや、IT大手のサイバーエージェント、それにIT大手のヤフーも、一部の記事の掲載を停止するなど記事の内容や管理をめぐる問題が相次いで明らかになっています。
業績下降で新規事業に焦り 社長が認める
ディー・エヌ・エーの守安社長は会見で「会社の成長を追い求めすぎる過程で、正しい情報を提供することへ配慮を欠いた運営となっていた」と述べました。
そのうえで、問題が起きた背景について、「成長をけん引してきたゲーム事業の業績が下がっていく中で、ゲーム以外の新しい事業を作っていかないといけないと考えていた」と述べ、ほかの各社との競争が激しくなる中で新規事業として力を入れていたまとめ記事サイトの成長に焦りがあったという認識を示しました。
一方、創業者でもある南場会長は、「問題のある運営に対してはチェック機能を働かすのが企業の正しい在り方だが、みずから過ちに気付くことができなかった。会社を作り直すような気持ちで一から取り組んでまいりたい」と述べました。
ネット上では批判や残念がる声
DeNAが、自社で手がけるすべての「キュレーションメディア」のサービスを停止したことを受けて、ソーシャルメディアでは批判の意見のほか、「残念だ」という意見も見られました。
このうち、みずからも無断で写真などを転用された経験があるという人たちからは、「泥棒と同じだ」「写真が勝手に使われたので、問題が明るみになってよかった」といった声が上がっていました。
一方、こうしたサイトの記事を頻繁に見ていたという人からは、「愛読していたので非公開はショックで残念」「地方に住んでいるので、キラキラした記事に憧れていた」など惜しむ声もありました。
このほか、「キュレーションメディア」や「まとめサイト」全体に対しては、「本来は有益な情報を探して、わかりやすく提示してくれるはずだったのに、質の低いむだな情報が増えてしまった」、「知識のある人がまとめてくれるならいいが、実際はただコピーしてるだけだと意味がない」といった意見も見られました。
●【報ステ】「肩こりの原因は幽霊」DeNA謝罪
テレ朝 2016/12/07
運営する記事まとめサイトで根拠のない医療関連記事を掲載していたなどとしてディー・エヌ・エーが会見を開き、謝罪した。『医療まとめサイト』では、肩こりの原因が幽霊など、一部で医学的に根拠のない記事の掲載や盗作、情報の無断使用が次々と発覚し問題となっていた。
ディー・エヌ・エーの守安功社長は、全記事を非公開にしたことを明らかにした。さらに、第三者委員会を設置し、事実関係を調査するとした。
●まとめサイト閉鎖、IT大手DeNA「不適切だった」
tbs 7日
インターネット上のいわゆる「まとめサイト」で、「風邪にはラーメンがいいのかも?」「肩こりは幽霊が原因のことも?」などと、根拠不明の情報が多く掲載されていることが問題となっています。サイトを運営する大手IT企業「DeNA(ディー・エヌ・エー)」は不適切だったとして、すべてのまとめサイトを閉鎖したと発表しました。・・・(略)・・・
さらに・・・
「引用をよそおって中が改ざんされている。それが問題です」(五本木クリニック 桑満おさむ院長)
自分のブログに書いた200以上の医療情報が、「WELQ」に無断で転用されたという桑満医師。しかも、ほとんどの記事で内容の書き換えがありました。
桑満医師のブログでは「ヤケドをしたら、流水で20分以上冷やす」と書かれていますが、WELQでは「流水、もしくは“ぬれタオルで冷やしましょう”」と書き換えられていました。ぬれタオルでヤケドを冷やした患者はタオルと皮膚が癒着してしまっていたといいます。
「(医療情報は)人間の生命に関わることだから、責任の所在があるべき」(五本木クリニック 桑満おさむ院長)
なぜ、こんな不正確な記事が作られたのでしょうか・・・
「業務マニュアルやライターの方々への指示などにおいて、他サイトからの文言の転用を推奨していると捉えられかねない点があった」(ディー・エヌ・エー 守安功社長)
WELQの場合、記事を書いた人の多くは「ネットで募集したライター」、報酬は大手の雑誌と比べれば極端に安く、ライターとは名ばかりで、アルバイト感覚で記事を書いていたケースも多かったといいます。さらに、ディー・エヌ・エーはライターにほかのサイトの文章の転用をすすめるような指示もしていました。
素人でも大量に記事が書けるこの手法で、WELQにはわずか1年2か月で3万3000件の健康記事が載せられました。記事の大量生産、狙いは閲覧数とそれによる広告収入です。ディー・エヌ・エーは、検索されやすいキーワードを使った記事を書くよう細かくライターに指示。検索サイトで上位に来るような最適化の技術を活用していました。記事の質よりも検索結果の上位をとることをめざしていたのでは、との指摘が相次いでいます。
| Trackback ( )
|
昨日の名古屋高裁での美濃加茂市長の収賄事件の判決。無罪とした一審判決を破棄し「有罪」とした。
こういう時、応援した支持者の人たちは「信じられない」と思う。
私自身は、そもそもの事件発覚時、いろんな報道機関が周辺を独自に調べたことの内容なども見ていて、「金銭のやり取りがあったのは事実なんだろう、役務の供与もあるうえで、市の事業にその業者の事業を採り入れたのだからアウト」と思った。
周りの人が「信じられない」と思うのは当然。(信じたいとの期待感の現れともいえる)
私の住む町の例。二十数年前、当時の現職議員ら4人ほどが収賄事件で逮捕され有罪、その絡みで町長も100万円もらったことを認めたが「政治献金だ」と言い張って逮捕を免れた事件があった。信じられない思いを表す人が少なくなかった。
次の町長は、業者からの賄賂をもらったのがバレて逮捕、有罪。議員として向き合っていたから、そんな人物像は感じなかったけれど・・・
さらに、次の町長も賄賂をもらったのがバレて逮捕、有罪。議場で一緒に仕事をしていた同僚だから、見えることは少なくない。
結局、政治家は、「疑いをもたれるような行為は絶対にしないこと」とするしかない、という方針を通すしかない。飲酒運転だって、絶対にしない。その観点では、報道から見た美濃加茂市長の事件は「いけないことをやってしまった」と映る。
特に、県や市、権力相手にも市民運動をガンガンやっていたから、検察や警察に嫌われているわけで、いっそう気を付けてきた。
そんな意味で、判決は自然。一番の違和感は、担当弁護士の「こういうことが当たり前にあると、政治活動ができなくなってしまう」(弁護士ドットコム)という発言。
この「政治活動」には、喫茶店で業者と一緒に飲食する活動を指している、もしくは含んでいるわけで、政治家はそんなことをやってはいけないこと、その線引きをしないとズルズルとはまる。このことは、役所の不正の歴史、改善のための努力の歴史が示している。
ところで、先日11月10日、全国一斉の政務活動費の領収書などのネット公開の陳情書を提出した。こちらは岐阜県議会と岐阜市議会にだした。
その翌日の報道などを見て、他の自治体の市民団体からも「同じようにしたい」と相談があり、他の二つの団体も連名で、残る議会に出すことになった。
今日は、岐阜県内の残り自治体議会に同旨で陳情書を出す活動。それぞれの自治体の人には、それぞれ出す陳情書の筆頭団体となってもらい、他はこちら県民ネットが筆頭でそろって出す段取りにした。
●美濃加茂市長控訴審 贈賄証言の信用性焦点 28日判決/毎日 2016年11月27日
●美濃加茂市長、逆転有罪 収賄事件で名古屋高裁判決/中日 11月28日 夕刊
●美濃加茂市長に逆転有罪=贈賄供述「信用できる」-浄水設備汚職・名古屋高裁/時事 11/28
●【美濃加茂市長逆転有罪】主任弁護士、即日上告意向「不当きわまりない判決。徹底して戦う」/産経 11.28
●【美濃加茂市長逆転有罪】1審と正反対の結論 判断分かれたポイントは…/産経 11.28
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
●美濃加茂市長控訴審 贈賄証言の信用性焦点 28日判決
毎日 2016年11月27日
岐阜県美濃加茂市の浄水プラント導入を巡って受託収賄罪や事前収賄罪などに問われ、1審・名古屋地裁で無罪判決を受けた同市長、藤井浩人(ひろと)被告(32)の控訴審判決が28日、名古屋高裁(村山浩昭裁判長)で言い渡される。1審に続き現金授受の有無が最大の争点で、賄賂として渡したとする贈賄側業者の供述・証言について、地裁が否定した信用性を高裁がどう判断するかが焦点になる。【金寿英】
浄水プラントを持ちかけた経営コンサルタント会社社長、中林正善受刑者(46)は「藤井市長に現金を渡した」と供述し、贈賄罪などで懲役4年が確定した。藤井市長の1審公判でも同様に証言したが、地裁判決は中林受刑者の供述が捜査段階で変遷しているなどとして「信用性に疑問があり、現金授受を認めるには合理的な疑いが残る」と判断した。
中林受刑者が供述当時、融資詐欺事件で起訴されていたことを挙げ、捜査機関の関心をそらして余罪の立件を免れるために虚偽の供述をした可能性があるとも言及した。
控訴審では改めて中林受刑者の証人尋問が行われ、検察側は現金授受の証言を得た。中林受刑者を取り調べた警察官も尋問し、証言や取り調べメモによって中林受刑者の証言は「裏付けがされ信用性が高い」と主張した。
さらに1審に続いて、藤井市長が浄水プラントの導入に積極的だったこと、市長との面会日に中林受刑者が預金を引き出していることなど「間接事実」を挙げ「これらから現金授受が推認され、中林証言も補強する。1審判決は評価を誤っている」と批判した。
これに対し弁護側は、検察側が主張する間接事実について「多くの『ごまかし』『すり替え』を行うなど、証拠や事実の評価が不当」と反論し、控訴棄却を求めた。中林受刑者が「1審同様に証言しなければ偽証による制裁の可能性が高まる」と恐れ、外部から1審の判決文を入手して控訴審の尋問項目に沿って証言内容を準備したとも主張し、「虚偽の証言を行っていることは明白」と訴えた。
藤井市長は2013年6月、28歳で全国最年少市長として当選した。14年6月に愛知、岐阜両県警に逮捕され、その後起訴された。同9月に裁判が始まり、検察側は懲役1年6月を求刑したが、名古屋地裁は15年3月に無罪を言い渡し、検察側が控訴した。藤井市長は一貫して無罪を主張している。
藤井市長起訴内容
美濃加茂市議だった13年3月、中林受刑者から、災害時の給水設備「自然循環型雨水浄水プラント」を同市の中学校に設置するよう持ちかけられ、導入を検討するよう市議会で発言したり市職員に促したりして便宜を図った見返りに同4月2日、現金10万円を受け取ったとされる。また、市長選に立候補しようとしていた同25日、市長就任後も便宜を図る見返りとして20万円を受け取ったとされる。
●美濃加茂市長、逆転有罪 収賄事件で名古屋高裁判決
中日 2016年11月28日 夕刊
岐阜県美濃加茂市のプール水浄化設備の導入をめぐり受託収賄や事前収賄などの罪に問われた市長藤井浩人被告(32)の控訴審判決が二十八日、名古屋高裁であり、村山浩昭裁判長は一審の無罪判決を破棄し、懲役一年六月、執行猶予三年、追徴金三十万円の逆転有罪判決を言い渡した。
控訴審では「証拠上、現金の授受が認められる」として無罪判決の破棄を求める検察側と「収賄はすべて虚構」と控訴棄却を求める弁護側が全面的に対立。一審に続き、「市長に現金を渡した」とする浄化設備業者の中林正善受刑者(46)=贈賄罪などで懲役四年確定=の証言の信用性が最大の争点となった。
検察側は受刑者が現金授受を自白した後、口座の出入金記録などによって内容が裏付けられたと指摘。「証言に虚偽はなく、高い信用性が認められる」と強調し、証言以外の状況証拠からも現金授受が認められると主張した。
一方、弁護側は受刑者が別の詐欺事件の追及や刑罰が軽くなるのを期待し、虚偽の供述をしたと主張。受刑者は控訴審の尋問前に市長の一審判決を入手し、証言内容を準備していたと指摘した。
藤井市長は現職の全国最年少市長。市議時代の二〇一三年四月、浄化設備の設置を市に働き掛ける見返りに、中林受刑者から美濃加茂市内の飲食店で十万円を、市長就任後も便宜を図るとした見返りに名古屋市内の居酒屋で二十万円を受け取ったとして起訴された。
検察側は懲役一年六月、追徴金三十万円を求刑したが、一審名古屋地裁は昨年三月、「中林受刑者の証言は不自然に変遷し信用できない。現金授受があったと認めるには疑いが残る」として無罪を言い渡した。
●美濃加茂市長に逆転有罪=贈賄供述「信用できる」-浄水設備汚職・名古屋高裁
時事 2016/11/28-20:01
岐阜県美濃加茂市の雨水浄化設備導入をめぐり現金30万円を受け取ったとして、受託収賄罪などに問われ一審名古屋地裁で無罪となった市長の藤井浩人被告(32)の控訴審判決が28日、名古屋高裁であった。村山浩昭裁判長は贈賄側供述について「客観的事実と符合し、相当に信用できると判断して差し支えない」と述べ、一審判決を破棄し、懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金30万円(求刑懲役1年6月、追徴金30万円)を言い渡した。弁護側は即日上告した。
「市長に現金を渡した」とする設備会社社長、中林正善受刑者(46)=贈賄罪などで実刑確定=の供述の信用性が主な争点となった。
一審判決は捜査段階の供述の変遷を指摘し、信用性を否定。検察側が控訴し、控訴審では中林受刑者の証人尋問が改めて行われ、取り調べをした警察官が証人に立った。
村山裁判長は「一審指摘の供述経過に関する疑義は、通常の記憶の減退や記憶喚起の過程として十分説明できる」と判断。2回にわたる現金授受の供述に符合する預金の出入りの記録があるほか、藤井被告と中林受刑者のメールのやりとりの内容などから、同受刑者の供述は信用できると結論付けた。
●【美濃加茂市長逆転有罪】主任弁護士、即日上告意向「不当きわまりない判決。徹底して戦う」
産経 2016.11.28 17:58
受託収賄などの罪に問われた岐阜県美濃加茂市長、藤井浩人被告(32)の逆転有罪判決を受け、主任弁護人の郷原信郎弁護士は産経新聞の取材に「完全に結論ありきで、不当きわまりない判決だ」と語った。
郷原氏は「控訴審判決は1審判決レベルの証拠で贈賄側の証言は信用できると判断しており、控訴審で審理した内容をほとんど根拠にしていない」と批判。「徹底して戦っていく」と、即日上告する意向を示した。
●【美濃加茂市長逆転有罪】1審と正反対の結論 判断分かれたポイントは…
産経 2016.11.28 20:08
受託収賄などの罪に問われ1審で無罪判決を受けた岐阜県美濃加茂市長、藤井浩人被告に逆転有罪判決が言い渡された。賄賂の受け渡しは密室性が高く物証が得られにくいため汚職事件の捜査は供述が最大のカギを握る。今回は供述の信憑(しんぴょう)性をどう評価するかで判断が分かれ、正反対の結論が導き出された。
「証拠を見てもらえれば有罪になると思っていた」。法務・検察幹部の一人は淡々と判決を振り返った。1審は贈賄側と収賄側で事実認定が異なる“ねじれ”が生じていたが、検察内では「裁判官が変われば控訴審で然るべき判決が出る」(別の幹部)との見方が大勢を占めていた。
検察側立証の核となったのは、藤井被告への贈賄を認めた地下水供給設備会社社長、中林正善受刑者(46)=懲役4年の判決確定=の証言だ。
弁護側は「社長が余罪追及を免れるため検察と取引した」と主張。1審判決は贈賄側に虚偽供述の疑いがあるとまで言及していた。
控訴審でも中林受刑者の証言の信用性が争点となり、職権で証人尋問が行われた。藤井被告が受け取った賄賂は30万円だが、「額が少なく、(他の使途と)紛れてしまう」(別の検察幹部)という問題もあった。
検察側は控訴審で、賄賂の原資とされた金融機関の出金記録や現金授受後にメールが急に増えた点などを指摘し、供述を裏付けた。
元東京地検特捜部検事の高井康行弁護士は逆転有罪判決について、「控訴審で贈賄側から破綻のない証言が出たことと、検察側の裏付け立証もより緻密にされたのが主な理由だ」との見方を示した。今回の公判では、供述の信用性を慎重に吟味し、立証することの重要性があらためて示された形だ。
| Trackback ( )
|
東京の豊洲市場の問題、昨夜「石原氏、発言を修正 コンクリ検討指示認める」と報道されて、「やっと認めた」と思った。
東京新聞15日朝刊(この地域は中日紙版でも)経過が指摘されていた。しかし、ネットで批判されているように(LITERA 9月16日)、主要テレビ局も石原氏の責任がほぼ明確になったら、石原氏を追求しなくなった。
意外なのは、今朝18日、毎日が「本当の理由が隠されていた疑いが強くなった」として、《<豊洲市場>空洞は汚染対処用…「再発時、重機搬入」》と報じていること。
★《 ◇都幹部が証言/ 東京都の築地市場(中央区)からの移転が延期された豊洲市場(江東区)の主要建物下に土壌汚染対策の盛り土がされなかった問題で、建物下の空洞は土壌汚染が再び見つかった場合に備え、パワーショベルが作業できる場所とする目的でつくられたことが分かった。都幹部が毎日新聞の取材に証言した。担当部局の都中央卸売市場は問題発覚後、配管などのために空洞を設けたと説明しており、本当の理由が隠されていた疑いが強くなった。・・・・・(略)・・・》
「重機が作業できるために高くした」という弁明は、私はもっと早い時期に都側がするだろうと思っていたけれど、それが今出ただけとみる。
報道は、「建物下の空洞は土壌汚染が再び見つかった場合に備え、パワーショベルが作業できる場所とする目的でつくられた」というけれど、再度問題になったら、そんな小手先で済まないのは明白だから、石原責任を薄めるための都関係者のタイミングを見た釈明ではないのか、その可能性が高いのに、毎日が流すとは・・・
LITERA 9月16日★《豊洲盛り土問題で犯人が石原慎太郎だとわかった途端、ワイドショーが一斉沈黙!「下から聞いただけ」も嘘だったのに大騒動となっている東京・豊洲新市場の「盛り土」問題だが、その“戦犯”について、東京新聞15日朝刊が重要なスクープを報じた。・・さらに仰天したのは、テレビマスコミの尻込みっぷりだ。・・周知の通り石原氏は芥川賞選考委員まで務めた大作家で、国会議員に転身後は都知事にまで上り詰め、その間、ずっと保守論客として鳴らしてきた。そのため、“作家タブー”のある出版社だけでなく、テレビなどマスコミと非常に密な関係を築いており、日テレなどは幹部がべったりで、テレ朝は石原プロモーションと結びついているため、ほとんど手が出せない。》
日刊ゲンダイ 9月16日★《“盛り土”弁明が命取り 石原ファミリーが政界から消える日》
デイリースポーツ 14日 ★《石原慎太郎氏が豊洲市場問題で「だまされた」発言 東国原英夫氏が絶句/東国原は、都知事選で石原氏が自民党推薦の増田寛也氏を推していたことを挙げ「増田さんが知事になっていたらこういう問題は出ない。石原さんは小池さんを厚化粧とまで言ってこきおろした。増田さんになって欲しかった。ということは過去を洗い出して欲しくなかった、とぼくは思います」と話し、小池都知事となったことで、新たな問題が表面化する可能性も匂わせていた。》
17日の共同(2016/9/17 22:21) ★《石原氏、コンクリ検討指示認める 発言を修正/ 元東京都知事の石原慎太郎氏は17日、都内で報道陣の取材に応じ、豊洲市場の建物下にコンクリートの箱を埋める案について、これまでの発言を修正し、「(自分が)専門家から聞き、都の幹部に検討したらどうだと言っていた」と述べた。検討を指示した後は「コンクリート(で地下空間)を造る計画は一切報告を受けていない」と説明した。石原氏は知事だった2008年5月の定例記者会見で、海洋工学の専門家が「(汚染対策は)違う発想で考えたらどうか」と発言していると紹介。長所として工費の安さや工期の短さを挙げ、当時の担当局長にコンクリ案を検討するよう伝えたことを明らかにしていた。》
・・ということで、今日は次を記録。
●石原慎太郎氏が豊洲市場問題で「だまされた」発言 東国原英夫氏が絶句/デイリースポーツ 2016年9月14日
●“盛り土”弁明が命取り 石原ファミリーが政界から消える日/日刊ゲンダイ
●豊洲盛り土問題で犯人が石原慎太郎だとわかった途端、ワイドショーが一斉沈黙!「下から聞いただけ」も嘘だったのに/LITERA 9月16日
●石原氏、コンクリ検討指示認める 発言を修正/共同 9/17
●豊洲地下コンクリ箱案 石原氏指示認める 都幹部に「検討を」/東京 9月18日 朝刊
●<豊洲市場>空洞は汚染対処用…「再発時、重機搬入」/毎日 9月18日(日)8時0分
●豊洲市場 地下空間は重機を入れる目的で作られたと判明/日テレ 9月18日
●塩村あやか都議、豊洲市場で「猫のトイレの臭い」/日刊スポーツ 9月18日
●豊洲マンション“暴落危機” 風評被害が直撃 資産価値3割減とも… /zakzak 9.17
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
●石原慎太郎氏が豊洲市場問題で「だまされた」発言 東国原英夫氏が絶句
デイリースポーツ 2016年9月14日
元宮崎県知事でタレントの東国原英夫が14日、TBS系「ゴゴスマ-GO GO Smile」に生出演、盛り土問題などで揺れる豊洲市場問題で、13日に放送されたテレビ番組で「僕はだまされていた」などと発言した元都知事の石原慎太郎氏に「責任はトップにあります。知らなかったではすまされない」と断じた。
番組では、盛り土問題に揺れる豊洲市場についてのさまざまな問題について議論。その中で、豊洲市場移転決定時に知事だった石原慎太郎氏がテレビ番組で「僕はだまされていた」と発言したことにも触れた。
コメントを求められた東国原は「知らなかったって、どの…」と絶句。明確な表現こそ避けたが、その表情は石原氏の発言に対して驚きと呆れた様子がありありで「責任はすべてトップにあります。知らなかったでは済まされない」と言い切った。
ニッチェの近藤くみこが「情報が止められていた可能性はないですか?」と質問したが「可能性はあります。でも報告はされていたと思う」「知らなかったとしてもそれは自分の落ち度」と、東京のトップとして、知らなかったでは済まされないと断じた。
更に東国原は、都知事選で石原氏が自民党推薦の増田寛也氏を推していたことを挙げ「増田さんが知事になっていたらこういう問題は出ない。石原さんは小池さんを厚化粧とまで言ってこきおろした。増田さんになって欲しかった。ということは過去を洗い出して欲しくなかった、とぼくは思います」と話し、小池都知事となったことで、新たな問題が表面化する可能性も匂わせていた。
●“盛り土”弁明が命取り 石原ファミリーが政界から消える日
日刊ゲンダイ 2016年9月16日
完全に焼きが回ったようだ。豊洲新市場の盛り土問題で、被害者ヅラの石原慎太郎元東京都知事(83)。在任中の08年5月の会見で、新市場の地下にコンクリートの箱を埋める工法に言及していたことが15日にバレると、田園調布の自宅に集まった記者団に「猛反論」を試みたが、これがまたひどいのナンの。
当時の会見では「担当の局長に言ったんですがね。もっと違う発想でものを考えたらどうだと」と発言したのに、「シタ(=部下)から箱をつくると上げてきたので、それを会見で報告しただけ」と主客転倒。「私は建築のイロハを知らないので、(地下の工法を)思いつくはずがない。素人だから他人任せにしてきた」と居丈高に開き直り、最後は「東京都は伏魔殿だ」と捨てぜりふだ。
それに先立つTBS記者の取材には「豊洲市場の盲点は急に設計事務所が変わったこと。変えたことで盛り土がなくなった」と言い放ったが、都に確認すると――。
「2011年3月4日に日建設計との間で基本設計の特命随意契約を締結して以降、設計会社は一度も変わっていません。契約締結時の知事は石原氏です」(新市場整備部施設整備課)
もはや責任ある発言すら期待できないほど、老いぼれたのかも知れないが、「私はだまされた」以降のキテレツ弁明に長男の石原伸晃経済再生相(59)はヒヤヒヤだろう。先の都知事選でミソをつけ、都連会長の座を追われただけでなく、求心力低下と失言癖が災いし、地元有権者に飽きられ、呆れられて、次の当選が危ぶまれているのだ。
実際、都知事選で自民が推薦した増田寛也候補の得票率を衆院選挙区別にみると、伸晃大臣の8区(杉並区)は25.8%。都平均27.4%を下回り、票の掘り起こしは不発に終わった。
前回選挙での8区の旧民主・共産両候補の得票数を足せば伸晃大臣に約5000票差に迫り、野党系無所属の票を加えると、約1万2000票差で逆転する。民進党は既に新人の吉田晴美氏(44)を公認。写真の通りの美人候補で落ち目の伸晃大臣には強敵となりそうだ。
「本人も尻に火が付いているようで、今までなら、まず顔を出さなかった地元の小さな会合にも積極的に参加するようになった」(地元関係者)
ただでさえ、逆風が吹き荒れる中、オヤジのモーロク発言は命取り。もともと選挙に弱い三男の宏高氏(52)は言うに及ばず。次期総選挙の投開票日は、政界から「石原ファミリー」が、やっと消える日となる。
●豊洲盛り土問題で犯人が石原慎太郎だとわかった途端、ワイドショーが一斉沈黙!「下から聞いただけ」も嘘だったのに
LITERA 9月16日(金) 宮島 みつや
大騒動となっている東京・豊洲新市場の「盛り土」問題だが、その“戦犯”について、東京新聞15日朝刊が重要なスクープを報じた。豊洲新市場の主要な建物の下に盛り土がされていなかったことについて、石原慎太郎元都知事が在任中の2008年、現在地下にたまっている強アルカリ性“汚染水”の元凶と見られている“地下コンクリート箱”案をゴリ押ししていたことがわかったのだ。
石原氏は08年5月16日の会見で「もっと費用のかからない、しかし効果の高い技術を模索したい」と説明。その後、専門家会議の座長が「新しい方法論を試すにはリスクが高い」と指摘したのに、同23日には「その人の専門性というのはどんなものか分からない」などといちゃもんをつけた。さらに、専門家会議が盛り土計画を固めていたにもかかわらず、同30日には「コンクリートの箱を埋め込むことで、その上に市場とかのインフラを支える、その方がずっと安くて早く終わるんじゃないか」と持論を展開していたのだ。
これはどう考えても、石原がゴリ押しする“コンクリ箱構想”を役人が忖度して、本来、盛り土になっていなければならない地下空間が“ナゾの水浸し”となる異常事態になったと見るべきだろう。
しかも、石原氏はこの3日前、BSフジ『プライムニュース』に出演し、こんな強弁をしていた。
「僕は騙されたんですね。言葉は悪いかもしれないけど、めくら判を押されたというか、つんぼ桟敷に置かれたっていうかね。結局ね、してない仕事をしたことにして予算出したわけですから、その金どこ行ったんですかね」
次々と障害者差別を助長する表現を繰り出す様にも呆れるが、しかし、在任中に自分で注文をつけておきながら、「騙された」と被害者面とは、つくづく、この男は恥というものを知らないのか。
しかし、この石原の厚顔無知ぶりよりもさらに仰天したのは、テレビマスコミの尻込みっぷりだ。
連日、あれだけ盛り土問題を嬉々として報じていたワイドショーだが、東京新聞のスクープを受けて朝の情報番組からこの“石原慎太郎の責任追及”でもちきりになるかと思いきや、まったくそうはならなかったのだ。
朝や昼の情報番組とワイドショーでは、かろうじて『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)と『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)が石原の責任に言及したが、他の番組では東京新聞のスクープそのものを完全にネグってしまったのだ。
・・・・・(略)・・・繰り返すが、テレビのワイドショーやニュース番組は、ここ数日、この「盛り土」問題を大々的に取り上げ、出演者も「なぜこうなったのか」「誰の指示でやったのか」と犯人探しや縦割り行政批判をしたり顔で繰り返してきた。それが、いざ“石原戦犯”を指し示す証拠が出てきたとたんに、一斉に別人のように黙りこくったのだ。
ほんの一昨日まで、行政批判に目を輝かせていたテレビはどこへいったのか。この奇怪な状況が意味するのは、やはり、石原批判がいまでも“メディアタブー”になっている、という事実だろう。
本サイトでは何度か解説してきたが、周知の通り石原氏は芥川賞選考委員まで務めた大作家で、国会議員に転身後は都知事にまで上り詰め、その間、ずっと保守論客として鳴らしてきた。そのため、“作家タブー”のある出版社だけでなく、テレビなどマスコミと非常に密な関係を築いており、日テレなどは幹部がべったりで、テレ朝は石原プロモーションと結びついているため、ほとんど手が出せない。
この結果としてマスコミの間でできあがったのが、どれだけ石原が税金で贅沢三昧をしても、都政の不透明なカネの動きが判明しても、はては公務のサボり疑惑が浮上しても、ほとんど追及を受けることがないという、グロテスクな“石原タブー”だった。
今回の東京新聞による石原発言のスクープ前後のテレビマスコミの豹変も、この構造がもろに出たということだろう。
しかも、これはたんにマスコミのへっぴり腰に呆れ果てているだけでは済まない。実は、石原が“コンクリートの箱”案をもち出した背景には、設計事務所やゼネコンとの癒着疑惑もちらついている。さらに、豊洲新市場をめぐっては業者の落札をめぐる不正疑惑も浮上している。
しかし、この調子だと、石原タブーとともにこうした疑惑追及そのものがうやむやになってしまいかねないのだ。この国のテレビはいったいどうしてしまったのだろう。
●石原氏、コンクリ検討指示認める 発言を修正
共同 2016/9/17 22:21
元東京都知事の石原慎太郎氏は17日、都内で報道陣の取材に応じ、豊洲市場の建物下にコンクリートの箱を埋める案について、これまでの発言を修正し、「(自分が)専門家から聞き、都の幹部に検討したらどうだと言っていた」と述べた。
検討を指示した後は「コンクリート(で地下空間)を造る計画は一切報告を受けていない」と説明した。
石原氏は知事だった2008年5月の定例記者会見で、海洋工学の専門家が「(汚染対策は)違う発想で考えたらどうか」と発言していると紹介。長所として工費の安さや工期の短さを挙げ、当時の担当局長にコンクリ案を検討するよう伝えたことを明らかにしていた。
●豊洲地下コンクリ箱案 石原氏指示認める 都幹部に「検討を」
東京 2016年9月18日 朝刊
築地市場(東京都中央区)が移転予定の豊洲市場(江東区)の建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、元東京都知事の石原慎太郎氏は十七日、都内で報道陣の取材に応じ、豊洲の建物下にコンクリートの箱を埋める案について、これまでの発言を修正し、「(自分が)専門家から聞き、都の幹部に検討したらどうだと言っていた」と述べた。
検討を指示した後は「コンクリート(で地下空間)を造る計画は一切報告を受けていない」と説明した。
石原氏は知事だった二〇〇八年五月三十日の定例記者会見で、海洋工学の専門家がインターネットで「もっと違う発想でものを考えたらどうだ」と述べていると紹介。土を全部さらって地下にコンクリートの箱を埋め込み「市場としてのインフラを支える」工法があることを、「担当の局長に言った」と発言していた。
石原氏は今月十三日のBSフジの番組で、盛り土にしなかったことを「(部下から)聞いてません。これは僕、だまされたんですね」と説明。本紙が十五日に石原氏の〇八年の会見発言を報じると、その日のうちに「都庁の役人からそういう情報を聞いたから、そういう意見があると取り次いだだけ」と述べた。
一方で、〇八年当時に事務方の責任者の都中央卸売市場長だった比留間(ひるま)英人氏は十五日、本紙に「〇八年五月ごろ、石原氏から『こんな案があるから検討してみてくれ』と指示を受けた」と証言した。
石原氏の会見発言前には、豊洲の土壌汚染対策を検討していた専門家会議が、土を入れ替えて盛り土にした上に建物を造る方針を決め、〇八年七月に都に提言した。都は提言を受け翌月、工法を検討する別の有識者による技術会議を発足。同年十一~十二月の会議で都側は、地下空間を設けて駐車場などに使う公募案や、汚染地下水の浄化作業用空間を確保する案を示した。
比留間氏によると、同じころ、石原氏のコンクリート箱案は技術会議とは別に検討された。しかし工費がかなり高く、石原氏には〇九年一月か二月ごろ「コンクリート箱案は採用できないと伝えた」という。
技術会議では駐車場案は不採用になったが、一一年六月の設計図面には地下空間を造ることが記載された。この図面は技術会議の委員には示されず、複数の委員は本紙の取材に「地下も盛り土がされたと思っていた」などと答えた。
この間、市場長は〇九年七月に比留間氏から岡田至氏に交代した。岡田氏は本紙に「都から、取材に答えるのは遠慮してほしいと言われている」と話している。
●<豊洲市場>空洞は汚染対処用…「再発時、重機搬入」
毎日 9月18日(日)8時0分
◇都幹部が証言
東京都の築地市場(中央区)からの移転が延期された豊洲市場(江東区)の主要建物下に土壌汚染対策の盛り土がされなかった問題で、建物下の空洞は土壌汚染が再び見つかった場合に備え、パワーショベルが作業できる場所とする目的でつくられたことが分かった。都幹部が毎日新聞の取材に証言した。担当部局の都中央卸売市場は問題発覚後、配管などのために空洞を設けたと説明しており、本当の理由が隠されていた疑いが強くなった。・・・・・(略)・・・
●豊洲市場 地下空間は重機を入れる目的で作られたと判明
日テレ 2016年9月18日 12時23分
豊洲市場の一部で土壌汚染対策の「盛り土」が行われていなかった問題で、地下の空間は汚染が確認された場合に重機を入れて作業する目的で作られたことが分かった。
主要な建物の地下に作られていた空間について、豊洲市場の基本設計が完成した2011年に市場を担当していた都の幹部は日本テレビの取材に対し、「地下空間は、将来、土壌汚染が確認された場合にパワーショベルなどの重機を入れて作業するために作ったものだ」と説明した。その上で、「万が一にも対応できるようにした盛り土より安全な対策だと当時は認識していた」という。
・目・・・(略)・・・
●塩村あやか都議、豊洲市場で「猫のトイレの臭い」
日刊スポーツ 2016年9月18日11時0分
元グラビアアイドルで東京都議の塩村あやか氏(38)が18日、TBS系情報番組「サンデー・ジャポン」にゲスト出演した。番組の序盤で、建物の下に盛り土がなかった豊洲市場の話題になり、塩村氏は15日に視察した同市場の地下空間について語った。
「(たまった水の)臭いが例えようもないと言われるけど、私の感覚で言えば、猫を飼っているんですが、猫のトイレを掃除する時の臭いにそっくり。アンモニア臭みたい。湿気があって、じとっとしている」
視察が認められたことについては「今回の問題があったので、下に入れてくれましたけど、問題が起きていないところは、かたくなにNOと言われた。まだ完成していない加工パッケージ棟の下に問題があるのではと思い、見させてくれとお願いしたけど、ダメで、その場ですったもんだでした」と振り返った。
●豊洲マンション“暴落危機” 風評被害が直撃 資産価値3割減とも…
zakzak 2016.09.17
土壌汚染に欠陥建築、空洞にたまった謎の水-。東京・築地(中央区)から移転が予定されていた豊洲新市場(江東区)の疑惑は底なしの様相だ。計画した都と関係者の責任はどの程度で済むのか、想像するだけで寒気がしてくるが、問題は新市場に限らない。豊洲と言えば、超高級タワーマンション(タワマン)が立ち並ぶセレブな湾岸エリアとして知られる。その高級物件が、風評被害で暴落危機に直面しているのだ。
「オリンピックが来て、豊洲の市場ができて人であふれる。イメージのよさと資産価値を考えて30年のローンを組んだのに、いまの話題と言えば市場の土壌汚染と空洞の水。こんな問題が起きるとは思ってもみなかった」
こう話すのは、都内の会計事務所に勤務する40代の男性コンサルタントだ。4年前、豊洲にある三十数階建てタワマンの中層階(3LDK、約80平方メートル)を約7000万円で購入、妻と娘の家族3人で暮らしている。
「この問題が起きてから、うちのマンションの資産価値が落ちやしないか、気が気でないですね」と不安を隠さない。
| Trackback ( )
|
東京の豊洲市場予定地の問題、ヒ素が検出されたらそれこそ"マズイ"ことになると思っていた。もともと、ガス製造工場があった場所。
過日、県地の視察に入った時に採水した「共産党東京都議団」は「〇・〇〇四ミリグラム 豊洲、基準の4割濃度」(東京 9月17日)という。
今日、都の庁結果の発表として、「ベンゼンやシアンは『不検出』だったが、青果棟と水産仲卸売場棟ではヒ素(環境基準一リットル当たり〇・〇一ミリグラム)が最大〇・〇〇三ミリグラム、青果棟では六価クロム(同〇・〇五ミリグラム)が〇・〇〇五ミリグラム検出した」(東京新聞)という。
これについて、都は「環境基準を上回る有害物質は検出されなかった」とする。
都が安全性を検証するため再設置する「専門家会議」座長も「環境基準以下なので問題ない。ヒ素は自然界にも存在するレベルで、(地下空間の水たまりが)地下水の影響を受けているのではないか」と説明したという。
果たして、環境基準を下回ったからと言って、問題をクリアとしていいかどうか。
しかも、応急に採取したサンプルでの分析、だろう。
今回の結果は、安心を示したのてなく、精緻な調査をしたら、"マズイ"ことになる可能性が高いことを示した、と想像する。
様子を注目。
それと、石原知事の問題も追及されている。
●ヒ素検出「水は地下水」 豊洲、基準の4割濃度/東京 2016年9月17日
●豊洲「検査結果」発表 基準超の有害物質は検出されず/fnn 09/17
●豊洲、都調査も微量ヒ素 専門家会議座長「自然界のレベル」/東京 9月17日
●豊洲市場 地下空洞の危険性 専門家が以前に指摘/NHK 9月15日
●豊洲地下利用案「石原知事の指示で検討」 当時の市場長/朝日 9月16日
●石原慎太郎元知事、豊洲市場盛り土問題で言いたい放題「東京都は伏魔殿だ」/スポーツ報知 9月16日
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
●ヒ素検出「水は地下水」 豊洲、基準の4割濃度
東京 2016年9月17日 朝刊
豊洲市場(江東区)の建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で共産党東京都議団は十六日、青果棟の地下空間にたまっていた水を、民間の検査機関で分析した結果、環境基準値を下回るヒ素が検出されたと発表した。「ヒ素は雨水に含まれない。水たまりは地下水が上がってきたものであることを示している」として今後、都に継続的な調査を求める方針を示した。
都議団は十四日に地下空間を視察した際、床にたまっていた約二リットル分の水を採取。調査の結果、一リットルあたり〇・〇〇四ミリグラムのヒ素が検出された。環境基準値は一リットル当たり〇・〇一ミリグラムで、その四割にあたる。有害物質のうちベンゼンやシアン、六価クロムは検出されなかったが、「揮発性のベンゼンなどは蒸発した可能性があり、建物内の空気を含めて調査しないといけない」と指摘した。
都議団は「地層の深いところにある汚染が地下水で移動する。徹底的に調査することが重要だ」と主張した。地下空間の水たまりについて、小池百合子知事は「雨水なのか、それとも地下水が上がってきたのか重大な論点になる」として調査を指示。都側は、雨水が地下に流れ込んだ可能性があるとみており、既に水を採取し分析に回している。
●豊洲「検査結果」発表 基準超の有害物質は検出されず
fnn 09/17 11:56
東京・築地市場の移転をめぐり、移転先の豊洲市場の建物の地下に土壌汚染対策の盛り土(もりど)がされず水がたまっていた問題で、東京都は、水を検査した結果、環境基準を超える有害物質は検出されなかったと発表した。
東京都は、13日に豊洲市場の水産や青果の3つの棟の地下の空洞にたまっていた水を採取し、水質の調査を行っていた。
●豊洲、都調査も微量ヒ素 専門家会議座長「自然界のレベル」
東京 2016年9月17日 夕刊
築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)で、土壌汚染対策の盛り土が建物下になかった問題を受け、都が安全性を検証するため再設置する「専門家会議」座長の平田健正(たてまさ)・放送大和歌山学習センター所長が十七日、都庁で記者会見し「なぜ盛り土がされていなかったのか、(都側の)説明がないと話が進まない」と語った。
都は同日、建物の地下空間で十三日に採取した水を検査した結果、環境基準を上回る有害物質は検出されなかったと発表した。ベンゼンやシアンは「不検出」だったが、青果棟と水産仲卸売場棟ではヒ素(環境基準一リットル当たり〇・〇一ミリグラム)が最大〇・〇〇三ミリグラム、青果棟では六価クロム(同〇・〇五ミリグラム)が〇・〇〇五ミリグラム検出したという。
平田座長は、この結果について「環境基準以下なので問題ない。ヒ素は自然界にも存在するレベルで、(地下空間の水たまりが)地下水の影響を受けているのではないか」と説明。六価クロムはセメントの成分の一つのため、真新しいコンクリートに接すると検出されることがあるとした。
専門家会議は二〇〇八年七月、かつてガス製造工場があった豊洲市場予定地の土壌汚染対策として、約四十ヘクタールの敷地全体の盛り土や地下水位の維持を柱とする対策を都に提言した。
しかし、都が提言に反して建物下に盛り土をせず、地下空間を設けていたことが判明した。小池百合子知事は安全性を再検証するため専門家会議の再設置を決めた。
平田座長は、今後の専門家会議の役割に関して「現状を見て、安全性を再評価することに尽きる」と述べ、安全性の確認や必要な対策を検討する考えを説明。検討には時間がかかる見通しも示した。「食の安全」を重視し、築地市場からの移転延期を決めた小池知事の今後の判断に影響を与えることになる。
会見には、移転費用の妥当性や豊洲市場の使い勝手の改善策などを調べるため十六日に設置された「市場問題プロジェクトチーム(PT)」座長の小島敏郎・元環境省地球環境審議官も出席した。
●豊洲市場 地下空洞の危険性 専門家が以前に指摘
NHK 9月15日
豊洲市場の土壌の汚染対策をめぐる問題で、東京都は、敷地全体に盛り土を行うべきだとする提言に反して建物の地下には盛り土を行わず空洞を設けましたが、その危険性について以前、専門家から指摘を受けていたことがわかりました。しかし、その後も十分に議論しないまま空洞を設ける工事に踏み切っていて、都が経緯を詳しく調べています。
豊洲市場の土壌汚染対策をめぐっては、東京都が「専門家会議」から敷地全体に盛り土を行うよう提言を受けたにもかかわらず、別の専門家で作る「技術会議」では提言に反して建物の地下には盛り土をせず、空洞を設ける方針を示したことがわかっています。
地下に空洞を設ける方針については、東京都が「技術会議」の場で「地下水の汚染が確認された場合、対策を講じるための地下空間が必要だ」などと説明していましたが、すでに「専門家会議」で地下空間を作る場合の危険性について、委員から指摘が出ていたことが分かりました。
具体的には「地中から上昇してきた揮発性の有害物質が空洞に入るおそれがあるため作らないほうがよい」というもので、こうした指摘は資料として「技術会議」にも提出されていました。
しかし、都はその後も地下に空洞を設ける案を示し、十分な議論のないまま工事に踏み切っています。
東京都は、当時の担当部署が専門家の提言や指摘を反映せず独断で方針を決定した経緯について詳しく調べています。
●豊洲地下利用案「石原知事の指示で検討」 当時の市場長
朝日 2016年9月16日
東京都の築地市場(中央区)から移転する予定の豊洲市場(江東区)で、主な施設の地盤に盛り土がなかった問題に関連し、石原慎太郎知事(当時)が言及していた「地下利用」の案について、当時の都の担当幹部は16日、「石原知事の指示で検討した」と話した。双方の言い分が食い違っており、議論になりそうだ。
石原氏は2008年5月30日の定例記者会見で、研究者の案を紹介する形で、豊洲市場の建物下に「コンクリートの箱のようなもの」を埋める方法に言及。「安くて早く終わるんじゃないかということでしたね」などと述べた。当時、土壌汚染対策を検討していた都の専門家会議が同19日に決めた「土壌を入れ替えて盛り土をする」方法と矛盾していた。
石原氏の案について、都中央卸売市場長だった比留間英人氏は「石原氏に『検討してみてくれ』と言われた」と話す。ただ、検討の結果、高い工費が予測されたため採用しなかったという。「『地下利用』というより工費を下げる可能性がある案という趣旨だった。石原氏の案が影響して盛り土のない現状になったとは思わない」とも話した。
石原氏は当時の発言について15日、「(都職員から)報告を受けて、記者会見で報告しただけですよ」などと述べていた。
●石原慎太郎元知事、豊洲市場盛り土問題で言いたい放題「東京都は伏魔殿だ」
スポーツ報知 2016年9月16日
築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、石原慎太郎元知事(83)が2008年5月30日の定例会見で、土壌汚染対策として地下にコンクリートの箱を埋める案に言及していたことが15日、分かった。都は専門家会議の提言に反して独断で地下の空洞を設けており、石原氏の意向が影響したのか都は経緯を調べている。石原氏は15日、報道陣に「都庁の役人から聞いたから取り次いだだけ」と述べた。
石原氏は08年5月の会見で豊洲市場の土壌汚染対策について言及。海洋工学の専門家である日大名誉教授がインターネット上で発言した内容を念頭に「もっと違う発想でものを考えたらどうだと。1回、その土地の土をどこかに全部、持っていってね。それで、それを違う方法で焼くとか何かして汚染をとる」と述べ、当時の担当局長にこの案を検討するよう伝えたことを明らかにした。
その上で、石原氏は、地下2階程度の深さで地下コンクリート箱を埋め込む方式について「(豊洲市場予定地の)土を全部さらっちゃった後、コンクリートの箱を埋め込むことで、その上に市場としてのインフラを支える。その方がずっと安くて早く終わるじゃないかということでした」とし、工期短縮と工費削減ができると説明。「もっと画期的な方法」「安心して、納得するような手だて」への期待感も示した。
石原氏は15日、報道陣に「都庁の役人からそういう情報を聞いたから、そういう意見があると取り次いだだけ」と説明。また、「急に設計事務所を変えたことで、盛り土をやめて(建物の)下に訳の分からないものをつくった。恐らく盛り土をするより経費がかかり、ゼネコンがもうかる」と持論を展開した。「一番大事な(設計)事務所を変えること自体知らなかった。どういう理由で工法を変えたか分からない。調べるのはメディアの責任」と話した。
しかし、都の中央卸売市場担当者は「途中で設計会社を変更した」との石原氏の発言について調査中とし、11年3月に2社による設計プロポーザル方式で日建設計と契約したと説明した。
08年5月は、専門家会議が豊洲の敷地全体で地下2メートルまでの土壌を入れ替え、その上に2・5メートルの盛り土をするよう提言をまとめている最中だった。石原氏は13日の報道番組で「(知事時代の)僕はだまされたんですね」「都の役人は腐敗していると思った」などと発言していた。この日、自らの地下コンクリ案が都の判断に影響した可能性について「全部、下(都職員)や専門家に任せていた。建築のイロハも知らないのに、そんなこと思い付くわけがない」と全面否定。一連の問題について感想を求められると、「東京都は伏魔殿だ」と気色ばんだ。
| Trackback ( )
|
|
|