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てらまち・ねっと



 東京の豊洲市場予定地の問題、ヒ素が検出されたらそれこそ"マズイ"ことになると思っていた。もともと、ガス製造工場があった場所。
 過日、県地の視察に入った時に採水した「共産党東京都議団」は「〇・〇〇四ミリグラム 豊洲、基準の4割濃度」(東京 9月17日)という。

 今日、都の庁結果の発表として、「ベンゼンやシアンは『不検出』だったが、青果棟と水産仲卸売場棟ではヒ素(環境基準一リットル当たり〇・〇一ミリグラム)が最大〇・〇〇三ミリグラム、青果棟では六価クロム(同〇・〇五ミリグラム)が〇・〇〇五ミリグラム検出した」(東京新聞)という。

 これについて、都は「環境基準を上回る有害物質は検出されなかった」とする。
 都が安全性を検証するため再設置する「専門家会議」座長も「環境基準以下なので問題ない。ヒ素は自然界にも存在するレベルで、(地下空間の水たまりが)地下水の影響を受けているのではないか」と説明したという。

 果たして、環境基準を下回ったからと言って、問題をクリアとしていいかどうか。
 しかも、応急に採取したサンプルでの分析、だろう。

 今回の結果は、安心を示したのてなく、精緻な調査をしたら、"マズイ"ことになる可能性が高いことを示した、と想像する。
 様子を注目。
 それと、石原知事の問題も追及されている。

●ヒ素検出「水は地下水」 豊洲、基準の4割濃度/東京 2016年9月17日

●豊洲「検査結果」発表 基準超の有害物質は検出されず/fnn 09/17
●豊洲、都調査も微量ヒ素 専門家会議座長「自然界のレベル」/東京 9月17日

●豊洲市場 地下空洞の危険性 専門家が以前に指摘/NHK 9月15日
●豊洲地下利用案「石原知事の指示で検討」 当時の市場長/朝日 9月16日 
●石原慎太郎元知事、豊洲市場盛り土問題で言いたい放題「東京都は伏魔殿だ」/スポーツ報知 9月16日

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●ヒ素検出「水は地下水」 豊洲、基準の4割濃度
    東京 2016年9月17日 朝刊
 豊洲市場(江東区)の建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で共産党東京都議団は十六日、青果棟の地下空間にたまっていた水を、民間の検査機関で分析した結果、環境基準値を下回るヒ素が検出されたと発表した。「ヒ素は雨水に含まれない。水たまりは地下水が上がってきたものであることを示している」として今後、都に継続的な調査を求める方針を示した。

 都議団は十四日に地下空間を視察した際、床にたまっていた約二リットル分の水を採取。調査の結果、一リットルあたり〇・〇〇四ミリグラムのヒ素が検出された。環境基準値は一リットル当たり〇・〇一ミリグラムで、その四割にあたる。有害物質のうちベンゼンやシアン、六価クロムは検出されなかったが、「揮発性のベンゼンなどは蒸発した可能性があり、建物内の空気を含めて調査しないといけない」と指摘した。

 都議団は「地層の深いところにある汚染が地下水で移動する。徹底的に調査することが重要だ」と主張した。地下空間の水たまりについて、小池百合子知事は「雨水なのか、それとも地下水が上がってきたのか重大な論点になる」として調査を指示。都側は、雨水が地下に流れ込んだ可能性があるとみており、既に水を採取し分析に回している。

●豊洲「検査結果」発表 基準超の有害物質は検出されず
     fnn 09/17 11:56
東京・築地市場の移転をめぐり、移転先の豊洲市場の建物の地下に土壌汚染対策の盛り土(もりど)がされず水がたまっていた問題で、東京都は、水を検査した結果、環境基準を超える有害物質は検出されなかったと発表した。
東京都は、13日に豊洲市場の水産や青果の3つの棟の地下の空洞にたまっていた水を採取し、水質の調査を行っていた。

●豊洲、都調査も微量ヒ素 専門家会議座長「自然界のレベル」
     東京 2016年9月17日 夕刊
 築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)で、土壌汚染対策の盛り土が建物下になかった問題を受け、都が安全性を検証するため再設置する「専門家会議」座長の平田健正(たてまさ)・放送大和歌山学習センター所長が十七日、都庁で記者会見し「なぜ盛り土がされていなかったのか、(都側の)説明がないと話が進まない」と語った。

 都は同日、建物の地下空間で十三日に採取した水を検査した結果、環境基準を上回る有害物質は検出されなかったと発表した。ベンゼンやシアンは「不検出」だったが、青果棟と水産仲卸売場棟ではヒ素(環境基準一リットル当たり〇・〇一ミリグラム)が最大〇・〇〇三ミリグラム、青果棟では六価クロム(同〇・〇五ミリグラム)が〇・〇〇五ミリグラム検出したという。

 平田座長は、この結果について「環境基準以下なので問題ない。ヒ素は自然界にも存在するレベルで、(地下空間の水たまりが)地下水の影響を受けているのではないか」と説明。六価クロムはセメントの成分の一つのため、真新しいコンクリートに接すると検出されることがあるとした。


 専門家会議は二〇〇八年七月、かつてガス製造工場があった豊洲市場予定地の土壌汚染対策として、約四十ヘクタールの敷地全体の盛り土や地下水位の維持を柱とする対策を都に提言した。

 しかし、都が提言に反して建物下に盛り土をせず、地下空間を設けていたことが判明した。小池百合子知事は安全性を再検証するため専門家会議の再設置を決めた。

 平田座長は、今後の専門家会議の役割に関して「現状を見て、安全性を再評価することに尽きる」と述べ、安全性の確認や必要な対策を検討する考えを説明。検討には時間がかかる見通しも示した。「食の安全」を重視し、築地市場からの移転延期を決めた小池知事の今後の判断に影響を与えることになる。

 会見には、移転費用の妥当性や豊洲市場の使い勝手の改善策などを調べるため十六日に設置された「市場問題プロジェクトチーム(PT)」座長の小島敏郎・元環境省地球環境審議官も出席した。

●豊洲市場 地下空洞の危険性 専門家が以前に指摘
   NHK 9月15日
豊洲市場の土壌の汚染対策をめぐる問題で、東京都は、敷地全体に盛り土を行うべきだとする提言に反して建物の地下には盛り土を行わず空洞を設けましたが、その危険性について以前、専門家から指摘を受けていたことがわかりました。しかし、その後も十分に議論しないまま空洞を設ける工事に踏み切っていて、都が経緯を詳しく調べています。

豊洲市場の土壌汚染対策をめぐっては、東京都が「専門家会議」から敷地全体に盛り土を行うよう提言を受けたにもかかわらず、別の専門家で作る「技術会議」では提言に反して建物の地下には盛り土をせず、空洞を設ける方針を示したことがわかっています。

地下に空洞を設ける方針については、東京都が「技術会議」の場で「地下水の汚染が確認された場合、対策を講じるための地下空間が必要だ」などと説明していましたが、すでに「専門家会議」で地下空間を作る場合の危険性について、委員から指摘が出ていたことが分かりました。

具体的には「地中から上昇してきた揮発性の有害物質が空洞に入るおそれがあるため作らないほうがよい」というもので、こうした指摘は資料として「技術会議」にも提出されていました。

しかし、都はその後も地下に空洞を設ける案を示し、十分な議論のないまま工事に踏み切っています。

東京都は、当時の担当部署が専門家の提言や指摘を反映せず独断で方針を決定した経緯について詳しく調べています。

●豊洲地下利用案「石原知事の指示で検討」 当時の市場長
     朝日 2016年9月16日 
 東京都の築地市場(中央区)から移転する予定の豊洲市場(江東区)で、主な施設の地盤に盛り土がなかった問題に関連し、石原慎太郎知事(当時)が言及していた「地下利用」の案について、当時の都の担当幹部は16日、「石原知事の指示で検討した」と話した。双方の言い分が食い違っており、議論になりそうだ。

 石原氏は2008年5月30日の定例記者会見で、研究者の案を紹介する形で、豊洲市場の建物下に「コンクリートの箱のようなもの」を埋める方法に言及。「安くて早く終わるんじゃないかということでしたね」などと述べた。当時、土壌汚染対策を検討していた都の専門家会議が同19日に決めた「土壌を入れ替えて盛り土をする」方法と矛盾していた。

 石原氏の案について、都中央卸売市場長だった比留間英人氏は「石原氏に『検討してみてくれ』と言われた」と話す。ただ、検討の結果、高い工費が予測されたため採用しなかったという。「『地下利用』というより工費を下げる可能性がある案という趣旨だった。石原氏の案が影響して盛り土のない現状になったとは思わない」とも話した。

 石原氏は当時の発言について15日、「(都職員から)報告を受けて、記者会見で報告しただけですよ」などと述べていた。

●石原慎太郎元知事、豊洲市場盛り土問題で言いたい放題「東京都は伏魔殿だ」
     スポーツ報知 2016年9月16日
 築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、石原慎太郎元知事(83)が2008年5月30日の定例会見で、土壌汚染対策として地下にコンクリートの箱を埋める案に言及していたことが15日、分かった。都は専門家会議の提言に反して独断で地下の空洞を設けており、石原氏の意向が影響したのか都は経緯を調べている。石原氏は15日、報道陣に「都庁の役人から聞いたから取り次いだだけ」と述べた。

 石原氏は08年5月の会見で豊洲市場の土壌汚染対策について言及。海洋工学の専門家である日大名誉教授がインターネット上で発言した内容を念頭に「もっと違う発想でものを考えたらどうだと。1回、その土地の土をどこかに全部、持っていってね。それで、それを違う方法で焼くとか何かして汚染をとる」と述べ、当時の担当局長にこの案を検討するよう伝えたことを明らかにした。

 その上で、石原氏は、地下2階程度の深さで地下コンクリート箱を埋め込む方式について「(豊洲市場予定地の)土を全部さらっちゃった後、コンクリートの箱を埋め込むことで、その上に市場としてのインフラを支える。その方がずっと安くて早く終わるじゃないかということでした」とし、工期短縮と工費削減ができると説明。「もっと画期的な方法」「安心して、納得するような手だて」への期待感も示した。

 石原氏は15日、報道陣に「都庁の役人からそういう情報を聞いたから、そういう意見があると取り次いだだけ」と説明。また、「急に設計事務所を変えたことで、盛り土をやめて(建物の)下に訳の分からないものをつくった。恐らく盛り土をするより経費がかかり、ゼネコンがもうかる」と持論を展開した。「一番大事な(設計)事務所を変えること自体知らなかった。どういう理由で工法を変えたか分からない。調べるのはメディアの責任」と話した。

 しかし、都の中央卸売市場担当者は「途中で設計会社を変更した」との石原氏の発言について調査中とし、11年3月に2社による設計プロポーザル方式で日建設計と契約したと説明した。

 08年5月は、専門家会議が豊洲の敷地全体で地下2メートルまでの土壌を入れ替え、その上に2・5メートルの盛り土をするよう提言をまとめている最中だった。石原氏は13日の報道番組で「(知事時代の)僕はだまされたんですね」「都の役人は腐敗していると思った」などと発言していた。この日、自らの地下コンクリ案が都の判断に影響した可能性について「全部、下(都職員)や専門家に任せていた。建築のイロハも知らないのに、そんなこと思い付くわけがない」と全面否定。一連の問題について感想を求められると、「東京都は伏魔殿だ」と気色ばんだ。

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