
56Bの製作記に戻ります。あんまり進んでないですけどねー。
このタメオのキットの場合、カウルを装着する時はエンジン吸気用のエアダクトとリアブレーキ用のダクトは外してカウルをかぶせるように指示されてます。メタル製のカウルでは厚みがあり過ぎて、閉まらなくなるからなんですけど…
これって、メタルキットの難点ですよねー。私はフルディティール作ることはあんまり無いんですけど(実は43では初めてだったりする。もうないかも。)
皆さん、メタルに限らずカウルをいかに閉じるかで苦労してるのは知ってます。
特に、43だと実車通りの寸法で内臓作るとカウルを実車通りに薄く仕上げるのは無理だから、どうしてもどこかで妥協点を見つけなきゃいけませんよね。
タメオが考えた妥協点は、あるべきダクトを抜いてしまいなさい、ということ。
うーん、確かにボディー外観も内臓も正確に再現しても、ダクトを諦めれば閉めるのを諦めなくてもよくなりますが…。
特に、このキットの場合タービン・エンジンが見せ場なのでエンジン自体を小さくするとか出来ないけど、そこにかぶせるエアダクトなんて、むしろ邪魔な存在だから、どいてもらっても構わないのかも知れない。
でも、何だか面白くない。
私は基本的にカウルを閉じた状態で飾りたいというか、見たいので、閉じておくつもりなんですが、その時エアダクトが余ってるって、どうなの?
エアダクトだけ横に置いておくのも変だし、そもそもエアダクトを抜くと、エアインテークから中が結構見えちゃうんですよ…。
と言うわけで、とにかく何とかエアダクト装着した状態で閉じることは出来ないかと、まずはエアダクトをダウンサイジング。

まあエアダクトなんて単なる箱みたいなもんなので、形や大きさなんて少しぐらい不正確になってもいいです。でっかいヤスリでガシガシ削りました。
開口部も薄々攻撃したら、さすがに肉厚足りなくなってちょっとへこんでしまったけど、まあ修正できるレベル。
しかし、エアダクトだけシェイプしても当然無理。

すでにデカール貼りもクリアーコートも終わったボディーの内側をガシガシ削ります。(こわいよ~)
最初はリューターで削ってましたが暴れて怖いので、木工用ノミで削りました。
木工用ノミを短く持って削ると、メタルも面白いように削れます。
ただし、とても重い刃物なので万が一落としたりすると大ケガの原因になるので、あんまりお勧めしませんが。

…どうにか、干渉せず閉まるようになりました。
まだ隙間があるのは、干渉というより全体的に形状がフィットしていないためです。ほかを進めつつ調整するつもりですが、完璧は無理かも知れない。
リアブレーキ用ダクトのほうも、どうにか干渉しなく出来そうなので、接着してしまいます。
(画像には写ってませんが、カウルのダクトからブレーキ・ディスクまでの導管です)
コクピット周りの配線なんかも、ほぼデッチアップですが付け始めてます。何だか精密感出るというより汚くなってく感じですが…
とにかく、やりたくない作業もやらないと、前に進まないので頑張ります。
(写真:タメオ1/43 ロータス56B オランダGP71)
しかし、急に形になったように見えるのは気のせいですか?前回のUP時にはまだ各パーツがばらばらだったのに…。
塗装の終わったボディの内側を削るなんてなかなか怖いことやられたんですね~。フルディテールってボクもしばらくは作らないと思うんですけど、仮組みがしづらいからカウルが閉まるかどうかがわかるのがそれなりに組みあがってからになってしまうんですよね。
でも、組み上がったときの密度感はプロポーションモデルの比ではないような気がします。
自分はプロポーションモデル専門家ですけどねw
でも確かに自分もパーツが全て装着されてる状態でカウルが閉じてないと嫌だな~と考える一人です。
しかしタービンにメーター廻りといい消火器?とかフルディテールは凄い…デッチアップには見えないです、アップ画像が見た~い(^-^)
ここしばらくはお忙しかったでしょうね。ルマンから帰還されて少しは落ち着きましたか?
別に、急に形になったわけではなくて、塗装のためにパーツを分けてあったのを組み付けただけですよ。
エアダクトを収める工夫なんて、仮組みの時に思い付けばやってたんですけどね、思い出すと作るというようなペースでやってるとやり残した事忘れちゃって、もう段取りメチャメチャですよ。
なんだかもう、フル・ディティールはいいやって気分になってます…
私もプロポーション派ですね…。
>新米パパさん
完成間近な雰囲気ですけど、まだパーツがいっぱい余ってるんですよ。フル・ディティール恐るべし。
このキット、素組みでパーツ組み付けるだけでも神経衰弱になるくらい細かいです。ただ配線などはほぼ無視されてるので、ヤケクソで適当にやっつけてます。
アップ画像は見せらんないかも。接着剤はみ出してるし、塗り分けもいい加減だし…w
このゴールドリーフカラーの方が模型映えする気がします。
カウルの開閉って割り切りが必要ですよね。これがプラモくらいの価格なら
一個はカウル閉じて一個はカウル開けて作るとか気軽に挑めるけど
このキットの場合は価格考えるとちょっとねぇ。初期のスーパーキットなんかは
タメオもカウル開閉に拘ってた気もするんですが、F2003GA辺りから
「開けるか閉めるかドッチか選びな」的スタンスになりましたよね。
このキットに関しては、とりあえず開けたり閉めたり色んな形態を楽しめるようになってるとは思うんですよ。エンジンはディスプレイ用にもう1基組めるようになってますし。
でも、やっぱり一番重要な戦闘態勢の時にパーツが抜けているってのが、どうにも気に入らなくて。
でも、どうにか収まるようになって気分いいですよw
えーと、このオランダGPがデビュー仕様になりまして、金/黒のイタリアGPのが後の仕様になります。
正式には4戦しか走っていないんですよね…。
デビュー戦はリタイアで、唯一完走したのがイタリアGPですけど、やっぱりゴールドリーフ・カラーは捨てがたいですよねw
塗装後に裏から削るなんて私にゃ真似できませんわ。
でも、問題なく開閉できるようになってよかったですね。っていうかすごいですよ。
メタルの場合、かなり厚みはありますから裏から削ること自体は問題ないですよ。
ただ、リューターは時々あらぬ方向に走るので、表側を傷付けそうでヒヤヒヤw
一応マスキングテープで保護してましたが、やっぱり怖いのでノミにしました。
でも開閉モデルなら、裏面もキレイに仕上げないといけませんね…メンドクサ