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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

生きてます。

2009-04-16 | 模型
4月に入って陽気に浮かれて、仕事に追われてふと気が付けば、ブログ更新半月も滞ってるよ…orz
あんまり休んでるとネット上では死んじゃったのかもと思われそうなんで更新しときます。

と言っても、模型製作進んでないので書くこともない。
まあ、作ってるっちゃー作ってるんですけどね、


こんなんとか、


こんなんとか。

もう、すっかり飛行機模型が楽しくなって、次から次と作りたくなっちゃいます。
平行してカーモデルも作りたいんですけど、人間なかなかいくつもの事を同時に進めるっていうのは難しいもんです。
どうしても、楽なほうへ、楽なほうへと作業が向いてしまうんです。

飛行機模型って実はまだまだ初心者なので、何しても新鮮な気分で楽しいです。
しかも本業じゃないって甘えもあるもんで、多少のことは気にせずにどんどん作れるし、そのくせ資料とか探しだすとどんどん深みにはまったり。
作りたいキットが次から次と控えてます。カーモデルも作りたいのがいっぱいなのに、嬉しい悲鳴?
なんにしても、楽しみが増えるって事は人生において大切なこと。
こんなことでも生きる元気に繋がります。

しかしまあ、ポルシェ祭りに参加表明もした事だし、そろそろクルマの世界へ、帰らなきゃいけませんね。

次はちゃんとクルマ模型ネタにしますからね。

「ポルシェ祭り」その2

2009-03-30 | 模型
F1グランプリ開幕戦、新チームのはずのブラウンGPが驚きのポールto1・2フィニッシュ!
新ルールに新しいマシン、何が起きてもおかしくない状況だったけどひと月前まで存続さえ定かでなかったチームが、こんな快挙をやってのけるとはね~。

もっとも、新チームとは言え昨年のホンダチームが名前を変えてエンジンを変えただけって考えれば、それほど驚くことではないのかも知れない。
ホンダ撤退という状況でも着実にマシン開発を続けていたチームの勝利ですよね、この買収劇にどんな裏があったのかは分からないけど。

さてさて、前回の続きで「ポルシェ祭り」なんですが、参加するならキットを決めないといけないんですが、手持ちのキットにコレ!というのがないのが困ったもんです。

皆様からのコメントで、エレールの928だの、962だのって薦められてますけど、さすがにポルシェともなると無いとは言ってもかなり色々持ってますんで、作り甲斐のあるキットを選びたいんですが…



まずコレですが、前にも紹介したことがある 911GT1、96年ルマン仕様(プロバンス)です。
これはサフも一回吹いてあるし、とにかく作らなきゃいけない。
ただ、プロバンスの塗り絵キットをパーツ置き換えとかしてると、すっごい手間になりそうなんで、基本素組みで行く予定。
そうなると3週間程度で出来ちゃうし (はいはい、口だけですけどね…)
せっかくの祭りネタには弱すぎるかもって思う。



こちらは同じくプロバンスの911GT1ですが、97年仕様。ヘッドライトが996風になっています。
ほぼ同じようなキット構成です。


さらに同じくプロバンスの911GT1、98年仕様。
どこが911?ってカタチに進化してます。
ただ、キット構成は相変わらず似たようなもん。

これねえ、ネタ的には911GT1の変遷ってことで3台まとめて作っちゃうのがいいんでしょうね。
祭りの〆切は11月だから、時間的にも大丈夫。ですが、同じようなキットを3台も作るのは、モチベーションが保てるかどうか…ちょっと自信ないなー。


ほかにプロバンスっていうと、

ポルシェWSC95。このキットは、97年のルマン優勝車です。
この年のポルシェの活躍をGT1とともに彩ったマシンですが、なんとなく地味な印象…。


なんだかよく分からない911ターボのロードカー。
いつ買ったんだろ、覚えてないけど…すごく古いキットなので、バキュームもライトパーツも黄変してるし、ちゃんと作るには手がかかりそう。
そうして作っても、大して見栄えする完成品になるとも思えませんw




さてF1だと「TAG」の名称でマクラーレンにエンジン供給していたのが有名。
タメオのMP4/2Cはフルディティールで作りごたえもたっぷり、84年のチャンピオン・マシーンだし、祭りネタとしても申し分ないんじゃないかな?

ただ、ロータス56Bでフルディティールには自信失くしちゃったしなー。
どうもカウルが固定されないモデルっていうのは、完成形(戦う時のマシンの姿)に辿り着けないような気がして、製作が進んでも気持ちが乗ってこないのですよ。
もちろん、スキルが足りないってのもありますけど。


そんな私にはこっちかな。
メリのMP4/3はプロポーション・モデル。
ボディーは研磨してあり、メタルのサスアームは切り取ってます。
エッチング製の汎用パーツ等に置き換えれば、今日的な完成品が作れそうです。
ただ、MP4/3は現在タメオから新しいキットも出ていて、それを作ったほうが遥かにちゃんとした完成品作れるんだよね…

あえてこのキットを完成させるというのも、結構物好きってことかも。





しかし、やっぱり本命はこれかな?

エレールのMP4/3!
すごいキットですよー!サスアームがシャシー/カウルと一体になっているのは、古いメタルキットでもあることだからまだしも、前後輪ともシャフトで繋がってます4WDじゃあるまいし…
プッシュロッドもタイロッドもありません、ホイールも抜けてないし、タイヤは一応ゴム製ですがカタチが変です。まあ足回りはそっくり置き換えですね。
デカールも色が褪せて使えそうもありません…。
このキットをそれなりに見れるまでに仕上げたら、祭り的にはネタになるかも知れませんねー!

つーか、また、エレールかよ! みたいな。


本当は70年代のマシンとか好きなんですけどね、意外と持ってなかった。
1/24ならあるんですけどね、昔買ったものが。

う~ん、とりあえずGT1・96年は作るとして、プラスアルファで何か作ってみたい。久々に、1/24もいいかな~とも思ってます。







「ポルシェ祭り」

2009-03-26 | 模型
いつものんびりマイペースの私ですけど、年度末ってことで何かと忙しい。
仕事もなんですが、プロスポーツも次々と新シーズンが始まって、テレビ観戦派の私は生中継見たり録画見たり、忙しいんだかヒマなんだかw

今週末にはいよいよF1も始まりますね。マシンのカタチはともかく、色々と新しくなったシーズンですから楽しみも多いです。
最多勝ドライバーがチャンピオンシップを獲るというバカげたルールは取りあえずスルーされるようで、ひと安心です。

さて、そんなこんなで忙しく(?)過ごしていると本屋とか全然行ってなくて、他人様のブログで見かけて買わなきゃと思っていた「Model Cars」、バックナンバーになる前にようやく買えました。



当ブログにも訪問していただいたゼットモデルの岡田さんのインタビュー記事や作品の美しい写真など興味深く読みました。メーカーの紹介などもあって、初心者が43キットの世界を知るにもいい内容です。

しかし、「手づくりの43」という特集タイトルながら、セルフメイドの楽しみというよりプロフィニシャーのお仕事に重点が置かれてるのが残念ですね…
(※岡田さんの作品は、出来は素晴らしいですが売り物じゃないですよね。日々、ご自身の楽しみで製作を続けておられます。ブログはこちら。)

「Model Cars」という雑誌、コレクターだけじゃなくプラモデル作る人にも楽しめる内容だったと思うけど、世の流れに合わせてだんだんコレクターに重心が移ってしまったようです。
昔は毎月写真投稿による誌上コンテストもあって一番楽しみにしてたんだけど、今はもうないんですね。

やはりカーモデルの環境変化というものをひしひしと感じてしまいます。
安価で高品質な完成品があるなら、自分で作らずに完成品を買うんですね、皆さんは。

私は、作る事が好きなので作り続けます。



さて、次なに作ろう?

作りたいものはいっぱいあるんですが、某所で

輝け!モデルカーキット製作&完成品野ざらし祭り!!!
なるものをやってますので、ちょっと参加してみたい気持ちもあり。
というか、私がどこかのブログのコメント欄で「ポルシェ祭りするんなら参加しますよ~」なんて書いたのが具現化してきたような気もするので?
何だか参加しないのもずるい気がしてます。

でも、積んであるキット捜すと意外とないんですよね、ポルシェって…。

ルノー5は放置中…

2009-02-09 | 模型
なんとかデカールの失敗もリカバーして、あとはとっとと仕上げちゃいたいルノー5なんですが、フロント・ウインドゥに貼るハチマキ・デカールでまた失敗してしまいました…

デカールの質が良くないのは分かっていたんですが、とにかく密着させなきゃと思って軟化剤を塗りながら綿棒で押さえつけていたんですが、そのうちボロボロ、よれよれになっちゃって、もう「きーっ」となって剥がして捨ててしまいました。

使い物にならないので、捨ててしまったのはいいんですが、ハチマキには「calberson」のロゴがあって、これを自作することを考えると何だか絶望的な気分になってしまいます。

いざとなればロゴぐらい無くてもいいや、ぐらいの気持ちでしたけど、アルファベットの文字されあれば何とか出来そうなもんで、でもいざ探すとちょうどいい字体って無いんだよねー…

体調も最近は良くなって、模型作りたい気持ちは高まってるんだけど、デカール問題で手が止まってしまうというのは辛いですねえ。部品の工作と違って、デカールは努力で解決できない問題ですからね。

で、何も作ってないかと言うとそうゆうわけでもなくて


こんなもん作ったりしてます。

私は43カーモデルのほかに、1/144スケールの飛行機モデルも趣味にしてまして、とは言ってもメインはやはりカーモデルですから、飛行機のほうはキットは買い集めてもほとんど作る機会がないんですが、カーモデルのほうで行き詰ったりした時は、飛行機いじったりします。

飛行機モデルのいいところは、特に私みたいにこだわりの少ない人間は、すぐ胴体と翼を組んで形にしてしまって、塗装やデカール貼りの工程に進めるところですね。
私はボディー塗装とデカール貼りが好きな作業なんですが、カーモデルの場合、ボディーの修正や塗装の順番を考えるとなかなかボディー塗装にかかれないんですよね…
その点、飛行機は、特に144は胴体・主翼・尾翼を合わせたらもう塗装にかかれるので、ストレスなく作業が進みます。
デカールも最近はカルトグラフが主流だし、複数分のマーキングが用意されているので、予備がある感じで気楽です。

このキットは昨年末に発売されたプラッツの「F6F-3ヘルキャット」ですが、パーツも精密だし素晴らしいキットです。
飛行機模型というのは、模型のジャンルの中でも高いレベルに進化してまして、最新のキットはどのスケールでも素晴らしい出来になっているようですね。
なかでもコレクション性の高い144は、食玩に市場が席巻されつつもそれ以上の完成を目指せる好キットが多く出ています。

しかし、ヘルキャットでかいなー

我らがゼロ戦の憎きライバルでもあったヘルキャットって、それ以前はゼロ戦の餌食だったワイルドキャットの強化型かと思ってたけど、実際比べてみるとこんなにでかいのねー。

このでかさに強力エンジンに重武装、重装甲…戦闘機の強さって大きさではないと思うけど、こりゃ勝てんわ…って思っちゃいますね。
こうやって並べて楽しめるのも、模型の楽しさ。
(ワイルドキャットはスィートのキットです。)


でかいって言っても、43カーモデルと比べるとこんな大きさ。

現用機だともっと大きくなりますし、大戦機でも双発とか爆撃機だともうちょっと大きいですね。
同スケールで色々な大きさを楽しめるのも飛行機の楽しさです。

144の飛行機モデルは最近では2機とか3機分の部品が入っていてカルトのデカールが付いて値段も千円台と、43カーモデルに比べるとすごくお得感あります、
こればっかりはカーモデルに真似しろって言っても無理な事かも知れませんが、ホント、同じミニスケールの対岸から見ていても羨ましくなりますね…

43カーモデルも、コレクションとしては人気があるだけに、手軽に買えるプラキットとして何か魅力的な商品が開発できないものだろうか?
144の飛行機を作りながら、そんなこと考えていました。




BOX ART展

2008-07-26 | 模型

すでに全国を巡回しているようなので、観にいった方も多いと思いますが、プラモデル・パッケージの原画などが見れる「BOX ART」展を観にいってきました。
(撮影禁止ですので画像は無しです。) 

考えてみると、プラモデルの箱ってほとんど絵が描かれてるんですね…今の時代ならカラー写真を美しく印刷できますから、そのほうが簡単だし資料としても正確だからいいと思いますが、昔からの名残なのか、メーカーのこだわりなのか。
いずれにしても、キット内容だけでなく美しく描かれた絵画も商品として付いてくるというのは、ある意味ありがたいことなんですよね。

私も子供の頃はウォーターライン・シリーズのファンだったので、作り終わったあとは箱絵を切り抜いて集めていました。
大人になると、絵が描かれたプラモデルの箱が何となく恥ずかしくて、ガレージキット等の無機質な箱がいいなあと思うようになりましたが、良く考えてみるとせっかくメーカーの人が綺麗な絵を提供してくれてるのに、バチ当たりな考えです。

さてさて、改めて原画で箱絵をじっくり鑑賞してみますと、そのほとんどは水彩画で描かれているんですね。予想してたより大きい原画も多く、まさに「作品」と呼べるものです。
やはりウォーターライン・シリーズの情景描写が懐かしさもあって見入ってしまいました。
反面、タミヤのホワイト・パッケージになって以降の絵は、AFVにしろクルマにしろ何となく物足りないですね…やはり背景も丁寧に描かれてるほうが、絵としてみるにはいい感じです。

今はクルマ模型はホワイト・パッケージとか黒バックが多いと思いますが、せっかくならやはり情景画がいいかも知れませんねえ、まあ私はあんまりプラモ買わないんですけどw

展示は戦前からのオモチャのパッケージ画や本や絵本の絵も展示されて、それらは戦争に関連したものが中心で、現在のプラモデルも戦争関係が多いこともあって、展示の趣旨としてオモチャや絵本、プラモデルの存在が子供たちを軍国主義に駆り立てていることを暗に指摘しているようで、それはちょっと違うんだけどな、と思って見てました。
戦前のオモチャや本に軍国主義が影響しているのは明らかだけども、プラモデル文化は戦後のもの。しかも自発的に子供たちが興味に示した結果が商品となっている筈なので、これらを一緒に展示するのはどうなんだろ、と感じました。

むしろ、パッケージ画によってメカ描写が発達した過程が見て取れるので、そうゆう視点で展示すべきだったのではないでしょうか。

何はともあれ、美しい原画と、懐かしいキット、ジオラマ作品なども展示されていて模型好きには必見の展示会なので、観る機会がありましたら是非どうぞ。

祝!F1モデリング復活

2008-07-24 | 模型

F1モデリングが復活したわけですが、以前は県内のどこの書店の店頭にも並ばない雑誌だったので定期購読してましたが、書店からは何の音沙汰もありません。
慌てることはないと様子見してたんですが、何となく市内の一番大きい書店に寄ってみたら、1冊だけ置いてあるではないですか。
早速購入しました。ついでに模型関係・クルマ関係の雑誌チェックしてみると色々欲しいのが見つかる。

最近は書店に通う回数もめっきり減ってるんですが、ネット全盛の時代にあっても、やっぱり雑誌の情報量、質の高さは健在ですね…
何種類かの雑誌を揃えておくほうが、ネットで資料漁るよりはるかに良質の資料が手に入りそうです。

ただ、雑誌の保管と購入代、これがネック。
今回は取りあえず3冊購入しましたがお代は4千円超…とほほ
たまった雑誌のバックナンバーも部屋の大半を占拠して、大変なことになってます…

ああ、書庫が欲しい。

さて、久々に「F1モデリング」で最新のF1マシンのディティールをチェックしますと…
今作ってる248F1ぐらいで弱音吐いてたらやってけないぞ、ってくらい、さらに最新のF1は複雑化・軟体化してますw
来年からは空力パーツが大幅に制限されるらしいので、今年がピークなのかも知れませんが…今年のF1は、多分作らないかも知れませんねえ。

それにしても、こうゆうコアな内容の雑誌が、出版社の倒産にめげず再起してくれるというのは嬉しいですね。
出版社は変わりましたが、内容は何事もなかったかのように全く同じ。文化的存在がこうして守られてゆくというのは素晴らしいことです。

ノーズ修正/184T

2008-06-25 | 模型

資料がなくてどうしようかと思ってたアルファロメオ184Tでございますが、青野上等兵曹さんが役に立つリンク先を紹介してくれまして、何にもせず完成させようと思ってたのですが、やはり資料見ちゃうと簡単に出来ることぐらいはやっておこうという気持ちになりますね。

画像を見ますとノーズ上面、benettonの文字のあたりに折れ線が認められます。ほかの、横からのショットでも僅かに確認できます。

キットでは、ほぼ平らです。画像では分かりにくいですが、当時のフェラーリのように少しせり上がるような面になってます。


んな訳で、こんな具合に削り込んで形を出してみました。
あと、ノーズ断面もキットのままだと単純なカマボコ型なんですが実際は折れ線からウィンド・シールドまでは僅かに凸型になってるようなんで、さらに削り込んでます。

形状の解釈に関しましては、脳内補完しつつ勝手に決めてますんでアレコレ指摘されても対応できません。
フジミのC2並みにデフォルメされてると思うかも知れませんが、しょせん模型です!

サスアーム用の穴はハンダで埋めてしまいました。また位置決めが大変です…
モールドなくなっちゃったのも痛いな…


(写真:タメオ1/43 アルファロメオ184T イタリアGP84)


福井プラホビーコンテスト (3)

2008-06-20 | 模型

勢いで書いちゃおうと思ってたらまとまらなくなっちゃって、続きにしてたら何書きたかったか忘れてしまったとか言う感じですが、もうちょっと書いとこ。

面白い作品とか、前ログで紹介した以外にも色々ありましたが、写真撮り損ねたのもあったりして全部紹介できなくて残念!


ボトル入りのフィギュア。すごいねー、やはり部品状態で中に入れてから組み立てるんだそうです。
古典的な模型スタイルですが、こういう展示会ではあまり見かけませんでしたのである意味新鮮。手にとってじっくり見てみたかったけど、置いた状態だと中がよく見えないのが残念でした。


鉄道模型もいくつか来てました。
これは福井市内を走っていた路面電車をイメージしたものですね。
こうゆう地元ならではの作品もいいですよね。

このかたは、紙で自作した低床車輌(LRVって言うんでしたっけ?)も持ってきてました。ちゃんと動力が付いてて走ります。
本当に、何でもアリの展示会ですね。


こんなのもあった。
海底軍艦「轟天号」。秘密基地のジオラマです。
知ってる人いるかな?でもキットがあるんだから、それなりにメジャーなのかな。


ラピュタの1シーン。
カンテラやコンロがLED?で光るようになっていて、それが消えると洞窟の中に無数の飛行石の光が…
ダンボール箱の中に作られた美しい世界です。


さてさて、素晴らしい作品の数々で楽しませてもらった今回の展示会ですが、前ログにも書きましたがクルマ関係の出品が少なかったのが自分としては残念。
もちろん、各ジャンルごとに分けてみるとそれほど少ないわけではないかも知れませんが、自分のジャンルだけに、もっともっと色々見たいです、物足りないです。
43カーモデルは、毎回私だけ状態なんですがカーモデル愛好家はプラモデル派・ミニカー派合わせると少なくない筈なんで、作る・集めるを両立して楽しめる43をもっと作って欲しいです。

それにはメーカーさんの協力がなければ、つまり入手しやすいキットがなければ話にならないんですけどねえ。

43に限らず、1/72のAFV、1/144の飛行機などのいわゆるミニスケールがほとんど見られなかったのも残念です。1/144にチカラを入れてるプラッツさんも来てたのに、ガッカリだったのではと気になっちゃいます。

おそらく、作ってる人はいても展示会には向かないし。と思って、持って来ない人も多いのかも知れません。
この展示会は自由配置で、思い思いの場所に皆さん自分で並べてるんですが、たとえばミニスケールは一箇所に集めるとかすれば、もっと見やすくなると思うんですけどね。人間の目と言うのはスケール感をアジャストするのに時間が掛かりますから、大きい模型を見た直後に小さい物を見ても、解像し切れないんですよ。


今回は協賛メーカーから来られたかたとも色々お話しました。
本当はバンダイさんと話したかったんですが、ブース設置されてなくてどなたがバンダイさんか分りませんでした。

フジミさんは、250GTOのキットをランナー状態で展示してました。
ボディーパーツをじっくり見せていただきましたが、フロント部分は低く伸びやかでカッコイイです、ドア、フェンダーのふくらみは控えめかな。

「ボディー形状はいかがでしょうか?」って聞かれたので、
「う~ん、フェンダーのふくらみ具合が実車と違う気ガス。サイドビューもカッコ良すぎ。ボンネット低くね?
エンジンのパーツ割り簡単過ぎ。メッキパーツ無しなんですか?
それよりおたくのC2どうなの?あのノーズとかコクピット開口部の形状はないんじゃないの?
インタークーラーの形が後期型になってるって、もうありえねー。」

などと、言いたいことをチキンな私に言えるわけもなく、
「なかなか素晴らしいんじゃないですか?」
と言っておきました。そもそも、250GTOのフォルムなんてよく知らないっす。
最近、古いフェラーリの商品化が多い件に関して、どこぞで聞いた「もしかして古いフェラーリのほうがライセンス料安い」疑惑をぶつけてみたところ、それはどの車種も同じらしいです。
話が出たついでに、ライセンス問題について色々聞きたかったんだけど、あんまり話したがらない微妙な空気だったので、まあ大人のお話は止めときましたw

ハセガワさんにもお話伺いました。やはり古いフェラーリに関しては今までプラキットになかった人気車種を選択した結果テスタロッサが出てきたとのことで、商品アイテム選びにはメーカーさんも腐心しているようです。

タミヤさんには…聞きたい話がなかったなあ…w
毎年、43カーモデルをお願いしてはいるんですけど。


まあ、そんなこんなで楽しい展示会は終わりました。
色々見ている最中は、作りたいアドレナリン出まくりなんですが、このモチベーションを持ち帰ってすぐ作り始めないと、また怠惰な製作に戻っちゃうんですよね。
来年は、展示会向きの見ごたえあるのを作ってやろうと毎年思うんですが…
もう、すっかりノンビリモードに戻っちゃってますw

いやいや、作らなきゃ。



福井プラホビーコンテスト (2)

2008-06-17 | 模型

さてさて、我らがカーモデルですが、低調と言わざるを得ません。
メーカーからはC2や250テスタロッサなど意欲作が発売されているにも関わらずこれらを作ってきてる人はいませんでした。GTRは何台かありましたけどね。
こうゆう現実が、今後メーカーの商品展開にどう影響するのか…

F1マシンも例年にない少なさ。私のを除けば、タミヤのMP4/4が一台…
今後のメーカーの…(ry


やはり人気は現行フェラーリなんですかね。とは言え、フジミの製品を持ってきてくれたかたがかろうじてひとりふたりいた程度。
非常に美しい塗装で、やはり塗装の美しさに関してはカーモデラーのこだわりは尋常じゃありませんね。ただ、これだけキレイに塗らないといけないのか…と思われると、ビギナーさんには敷居が高くなったりしちゃうんでしょうか。一見、戦車や飛行機のほうがずっと塗りやすいと思われてしまいそう。
全然、そんなことはないんですけどね。どのジャンルでも極めようとすれば難易度は同様に高くなってゆきます。逆に、「それなり」に塗っても、塗装の楽しさというのは味わえるはずですし。


国産旧車を、遊び心たっぷりで仕上げてきたかたの作品。改造やドレスアップもキレイにまとまっていて、ポップな作風の中にも技術的なバックボーンを感じます。
このかたは息子さんも同様に改造車などを作ってきていて、しかもお父さんに負けないハイレベル。
今の模型趣味は、30代40代が中心だと思いますが、そのジュニア世代が模型を作る楽しみを教わって引き継いでくれるといいですよね。文化というものは、伝承されてゆくべきです。


ポップと言えば、これもポップと言うんでしょうか、秘かに話題の「痛車」
カーモデルに美少女フィギュアの組み合わせとかは楽しいと思うんですが、デカールにして貼ってしまうと…ま、まあ、他人様の趣味をとやかく言うつもりはございませんが、ホントに模型って自由な発想で展開できていいですね。
実車では躊躇してしまって出来ないことも、模型なら思い切って出来ますしね…

なんて思っていたら、聞いた話では実際に実車を痛車にするのがまず趣味としてあるそうで、痛車模型っていうのは模型ではこその発想ではなく、立派なスケールモデルってことになるんですね。なんともまあ…


こちらは1/16のビッグスケールにフィギュアの組み合わせ。
私もこれくらいならやってみたい、って範囲です。
私は作ったり買ったりしないんですが、美少女フィギュアって何気に嫌いじゃないんですよ。


こちらのフィギュア、自作って書いてありましたけど、画像では分かりにくいですがプロポーションや服の表現など非常にレベルが高く、ホントに自作?って思ってしまうほどの出来です。こういうのはずっと見てても見飽きません。

フィギュアの世界はよく分かりませんが、美少女フィギュアに関しては日本が誇るポップアートとして認められていると聞きます。ロリコン、ヌードなど際どい表現も絡んでくるので一般の模型展などには参加しにくい事情もあるんでしょうけど、大人の判断でこうゆう世界も同じ模型としてもっと展示会に入ってきてもいいんじゃないですかね?
さすがに、子供さんの参加も多いこのイベントでは何でもOKってわけには行かないでしょうけど、大人が最低限のモラルを持っていれば質の高い作品を展示することは低年齢層にとっても害になるばかりではないと思いますよ。


話が逸れましたが、カーモデルに関してあんまり語れるほど作品がなかったんですよねえ。
この作品はラリー・シーンのジオラマですね。これは私もやりたいと思っていました。
ピカピカに仕上げるのが定番のカーモデルですが、ラリーで戦うクルマは泥んこになっていてもカッコイイ!もっともっと、こうゆう作品が出てきてもいいと思いました。
そして、ジオラマにするんならサイズは小さいほうがよくありませんか?
ぜひ、みなさん43で…さいわい、ラリー車ならエレールから安いキットが出てますしね。
ってか、自分がやれよって話ですかそうですか。


私の43は総勢10台参加させていただきましたが、やはり広い会場では小さすぎて、誰の目にも止まらないような…当然、キットに込められたディティールとか、なかなか分ってもらえないですよねえー。
今回、43は私の以外ではバンダイのSC430とZが数台あっただけで、このスケールの衰退ぶりはカーモデルの中でも絶滅寸前の酷さじゃないですか…

まあ、一般の模型展に参加するのがちょっと違うってのもあるかも知れませんが、私としてはあくまでミニカー趣味の派生ではなく、模型趣味の仲間として43をやって行きたいので、国内メーカー様のこのスケールへの参入が待たれます。

そのへんも含めて、書き足りないこともあるので、またまた「続く」でございます。




福井プラホビーコンテスト (1)

2008-06-16 | 模型

14・15日に開催された「福井プラホビーコンテスト」
毎回冷やかし参加させてもらいお世話になってるんですが、今年も色々楽しませてもらいました。

メーカーさんや模型誌さんも協賛していただき、展示参加も無料と何とも有難いんですが、自主運営ということで参加者がスタッフとなって活動してますんで、手作り感溢れるイベントとなっております。

大してお手伝いも出来ない私が運営方法や段取りについてアレコレ言える立場ではないので、余計な口出しは控えさせていただきまして、展示作品について少しだけ、私なりに紹介してみようと思います。


やはり数が多いのは飛行機。ただ、同じかたが一年に何十機と製作されて持って来られてますんで、実際の作ってる人の数となるとどうなんでしょう…
それにしても、空モノ作るかたはどなたもお上手です。

飛行機のビッグスケールは、カーモデルの標準スケールに相当しますが、そのディティールは明らかにカーモデル以上なんじゃないですかね。
もちろん、それはキットの出来の良さもあるんですけどね…カーモデルと飛行機モデル、作り手と供給側のせめぎ合いは、カーモデル全般にはまだまだ足りないと思います。

一方、72となりますと、ジオラマも大変ですよね…
今年のコンテストのテーマ部門は「SIN(シン)」という言葉から連想するもの、ということで、シン→蜃気楼→ミラージュ ということですね。わかります。


近年、驚くべきは艦船模型のディティールですね。

この作品はすごかった。空母ハンコックの飛行甲板にビッシリと並べられた艦載機群。
チラリ見える甲板下の格納庫にまでちゃんと飛行機が見えましたよ。

レーダーやマストは言うに及ばず、高射砲台座や階段の手すりまでキチンとエッチングで再現してます。
張り線は伸ばしランナー、塗装は筆塗り、特別な技術ではなく根気と愛情で作られた作品であることが伝わってきますよ。

こちらの戦艦も同じかた。…もう、写真では表現し切れません。
もちろん、いずれもウォーターラインシリーズ。1/700ですよ。
本当にすごいの一言でした。


こちらは1/350ですが、これもすごい。水兵さんがズラリと並んでます。
モデラーというのは、どうしてこうも細かいことが好きなんでしょう?w


こちらは、ディアゴスティーニの大和。ちゃんと完成するんですね~。
1/250ってことで、とにかくデカイ!船体は木製、細い板を貼り合せて削ってゆく作りなんですね。
ディティールはともかく、これを完成まで持っていったという事実に驚きですよ。

ここしばらく艦船模型はマイナー化してたような気がしてましたが、今年はすごい作品が見れたり、メーカーさんから意欲的な新製品が発表されてたりと、盛り返しが感じられました。


上の水兵さんと同じかたの作品かな?このヒマワリも細かいです。
AFVは、やはり情景表現がいいですね。
ミリタリー関係では一番血生臭くなりそうなジャンルですから、あえてほのぼのとした情景には癒されます。

こっちも、ほのぼの系。戦車に乗ったサンタクロース。

AFVにはほかにも良い作品がたくさんありました。
ただ、このジャンルは情景ものとして長く作られてきてますから、表現方法にやや煮詰まり感がありますかね。

まあ、煮詰まってると言えば、我らがカーモデルですか。
そちらの紹介は、次に書きたいと思います。と言うことで、「続く」です。