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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

ジャパン・パワー

2010-07-17 | 模型

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早いもので、サッカーW杯が終わってもう一週間になるんですね。
決勝終わったら総まとめ書きますとか言っといて、逆転生活の疲れがどっと出てすっかり腑抜けになっちゃって、ブログ更新する気力もなくしてるtakでございます。

W杯に関しては各メディアで専門の人たちが色々述べてますし、今さら私がとやかく言いますまい。
あえてメディアがあまり書かないようなことだけ言っておきますと、……

その1) 決勝戦つまんなかったw

オランダ、決勝戦であんな試合しちゃダメでしょう~
ファール覚悟のきびしい守備、全て悪いとは言いません。ピンチを防ぐために時には必要でしょう。でもオランダのファールはスペインのリズムを崩すためにわざとやってたとしか思えない。
勝つための戦略かも知れないけど、お陰でつまらない試合を見せられてしまった。
オランダとスペインの力量を比べれば、素晴らしいパスサッカーの応酬を見れると期待した自分がバカでした。
結局、イエローはもらってもレッドはもらわない作戦でやってきたオランダにも最後には綻びが出て、延長戦の結果スペインが勝利したわけだけど、この結果は良かったです。

スペインのサッカーは超攻撃的でも守備的でもない、スーパースターもいない、とにかくバランスとボール支配で相手を圧倒するサッカー。こんな理想的なチームが王座に着いたことは、サッカーファンとしては嬉しい限りです。
もしオランダみたいなサッカーが頂点に立っていたら、世界のサッカーに悪い影響を与えてしまいますよ。

それでなくても今大会は守備を固めたチームが多く、正直つまらないゲームが多かった。
勝つことはもちろん大事だけど、ファンとしては面白いサッカーを見せて欲しいんです。


その2) 南アフリカ、やるじゃん

とにかく大きなトラブルもなく大会を終えたことが良かった。
チームは残念だったけど、大会中ブブゼラ以外で南アフリカでやっていると意識することすらなかったくらい、スムーズな運営だったと思います。
現地では色々たいへんなこともあっただろうけど、オリンピックとか万博とか大きなイベントやるたびに醜聞が聞こえてくるどこかの国よりよほど立派な仕事してくれたんじゃなかろうか。
南アと言う国、どうにもイメージしにくいんですけど、欧州的なキレイな部分とアパルトヘイトや格差社会といったダーティーな部分が混在していて怪しい国という印象はぬぐえませんでした。
でも今大会で、少しは国際社会の理解も深まるんじゃないでしょうかね。
サッカーが、そうゆうふうに役立ってくれれば、ファンとしては嬉しい限りです。


その3) ジャパン・パワー どうなの?

もう日本の報道は日本代表よくやったの大合唱で、まるで日本のサッカーがレベルアップしたかのように…
FIFAランキングでも一気に13位上げて32位にジャンプアップ、同様の成績だった韓国が2つ上げて44位、これって本当?

韓国はアルゼンチンに大敗したことやトーナメント1回戦で90分負けしたことが響いて、かたや日本は準優勝のオランダに0-1負け、トーナメントでは引き分けに持ち込んだことが高い評価になったんだろうけど、どう見たってそんなに強くはなってないよねえ?

結果で判断されるんだからしょうがないけど、冷静に見つめないと将来はないと思う。
グループリーグ突破は試合順からしてラッキーに恵まれたし、オランダがデンマークに2-0で勝ってくれて、カメルーンがチーム内の問題で崩れてくれた、もう千載一隅のチャンスを生かした結果ですよね。
パラグアイ戦は評価しづらい内容だったし、日本は急に強くなったわけではないと思うんですよ。そのことはちゃんと受け止めて欲しいですね。

あと、日本が強くなるためには海外でプレーする選手が増えなければ。という理論。
確かに海外のきびしい環境で揉まれて強くなるというのはあるかも知れない、今大会でも海外組が何人か活躍していました。でも国内組もじゅうぶんやっていたし、海外組でも出場できない選手もいましたよ?
私の知る限り、海外に出ていって成功した選手は中田英寿しかいない、あとは何とか通用しても代表にフィードバックできたり、ステップアップした選手はいないでしょう…。

海外と言っても、イタリア・スペイン・イングランド・ドイツの4つのリーグはレベルも高く挑戦する価値もあると思いますがそれ以外の国だったらJリーグと変わらないレベルだし、練習環境なら日本のほうが整っています。あえて出て行く意味は少ないでしょう。
アフリカ諸国からは多くのタレントが欧州のビッグクラブで活躍していますが、では代表に戻って活躍できたか?アフリカの地元開催の今大会でトーナメントへ進出できたのはガーナだけでした。
準優勝したオランダも多くの選手がイタリアやスペインで活躍していますが、オランダの国内リーグも活況で、それでもあふれ出す才能ある選手がビッグクラブに引っ張られるんです。

つまり、日本にはJリーグというちゃんとしたリーグが存在していて、そこでじゅうぶんな結果が出せなければ海外挑戦の意味は薄く、むしろJリーグを充実させることのほうが、日本のサッカー界にとって底辺拡大という意味でも大きいのではないかと考えるのです。

W杯が終わって何人かの選手が欧州チームに移籍しますが、欧州のチームが日本人を迎えるのは必ずしも戦力として期待しているわけでなく、さまざまな付加価値を求めている、ということも分かって欲しいです。


さてW杯が行われている間、F1ではひとりの日本人が素晴らしい結果を出していました。
小林可夢偉、バレンシアで7位・シルバーストーンで6位。
サッカーよりもモータースポーツに詳しいであろうここの訪問者の方なら、この順位の持つ意味の大きさが分かるでしょう。
今までも素晴らしい日本人ドライバーがF1に挑戦してきましたが、ほとんどはジャパン・パワーとのセットでシートを手に入れ、結果はまあそれなりでしたよね。
F1からジャパン・パワーが撤退した今、もはや報道もそれほど騒がなくなってしまいましたが、実力でシートを手に入れ戦力的に劣るチームで堂々と戦う可夢偉には、新しい時代の日本人を感じますね。
もはや、世界に飛び出した若者たちをナショナリズムで語る時代ではないのかも知れませんね。
逆に言えば、世界に挑戦なんて言ってるうちはまだまだ世界に通用しないのかも~。


うわ、文字ばっかになってしまった~

ここからが模型ブログの本題!   (もう誰も読んでないか)

今年もネットのお仲間さんで盛り上がる製作コンペの募集が始まってます!
お題はズバリ  「ジャパン・パワー」

世界に挑戦し続けた日本の雄、この中から選ぼうかと思ってますが…
分かりますかね?ひとつ部外者が混じってますw

自分のなかでは作りたいのは決まってますが、どれも作りたいと思い続けてたキットなんだよな~

てゆうか、前回のコンペの未完成がまだ残ってるじゃん…
どうする?自分…。
その気になればすぐ完成だから、気持ちよく片付けてから次の祭り参加表明しますかねえ…。


旧車イベント

2010-05-12 | 模型

GWもあっという間に過ぎ去って…ま、特に変わったことはしておりませんでした。
映画のポイントがずいぶん溜まってたので、この連休中は映画のタダ観三昧しようかな~とか思ってたけど、こうゆう時に限って観たい映画が掛かってません!
まあ2本観ましたが、ジョージ・クルーニーの「マイレージ・マイライフ」がまあまあ面白かった。

あとは天気が良かったので久々にバイクを引っ張り出してきて乗り回してみたり、クルマで近場のイベントに出掛けたり。
日本中どこも渋滞がひどかったみたいですが、うちは福井の田舎なんで、県内どこも普段の日曜よりちょっと賑やかなくらいで、渋滞らしい渋滞にも遭わずのんびりドライブできました。

上の画像は、たまたま通りかかったところでやってた旧車のイベントです。
特に大きな催しとかではなくて、愛好家たちのミーティングを一般にも公開している、って感じでしょうか?
並んでるクルマたちも年期が入った今や貴重な車種ばかりでしたが、観に来る人たちの駐車場もなかなかマニアックなクルマがチラホラ…
古いクルマが大事にされて、今も使われているのを見るのは楽しいものです。


ギャランGTO、ベレッタ、117クーペ。

117クーペはかつて私乗っておりました。味のあるクルマでありました。


コスモ・スポーツ

ロータリー・エンジンまでディスプレーされてます。
なんとなく模型の展示に通じるものがありますね。
クルマは実車も模型も、同じ感覚で楽しむものだと実感。


ヨタハチ。

カワイイですなー。スポーツカーって、こうゆうサイズが一番いいんじゃないかと思っちゃいます。すごくちっちゃいんですけど。


2000GT。

やっぱり日本のスポーツ/GTカーのエースですな。
時代が変わってどんなすごい性能のクルマが出てきても、このクルマの存在を超えるものは出てこないでしょう。
たとえ、トヨタが凋落してしまう日が来たとしても。


ロータス・ヨーロッパ、アルファロメオ・ジュリア。

国産車中心のイベントでしたが、外車も少し混ざってました。
白いヨーロッパ、ウイング付き。分かる人には分かる、この懐かしさw

写真はあんまり撮れませんでしたが、ほかにも色々面白いクルマ、懐かしいクルマがありました。
やっぱりクルマって良いですね、生活を共にしながら、趣味としても楽しめる。
117クーペのほかに私が昔乗ってた3代目セリカもあったりして、今でも乗り続けられる人たちが羨ましくもありました。




あ、模型の製作?
うーん、休みの間に色々作ってました、



こんなのとかw

零戦52型丙です。2機セットなので1機だけ作ろうと思ったんですが、勢いで2機とも作ってしまいました。
一度に作るわけでなく、1機作ってみて気が付いたことを忘れないうちに、ノウハウを生かして2機目を作るわけです。
デカールもたくさんあって、どのパターンにするか迷っちゃったしねー。

あと、張り線して墨入れしたら完成かな。

メッサーシュミットも順調に…あ・クルマ?
んー何だかね、最近1/144飛行機が楽しくて。

スーパーレジェーラも(少しは)進んでますよ、色々ややこしくなってますんで、また改めて書きまする。


死んでます

2010-04-20 | 模型
いえ、生きてますw

もうかれこれ1ヶ月ぐらい、全然模型作ってなくて、ネタがなくて書くこともありません。
一応、皆様のところへコメ入れて生存報告はしてますが、死んだと思ってる人がいても困るので、一応更新。
で、久々にログインしてアクセス見てみると、今まで以上にアクセス増えてるじゃないですか…。本当、申し訳ない。
お仲間さんは忙しい時期にもかかわらず頻繁に更新されてるというのに、情けないっす。

引越しのゴタゴタやら仕事で忙しいやら、何かと気ぜわしく、いざ模型に掛かろうと思っても資料どこ行った?道具、材料は?てな具合で、混乱状況で手が付けられずにいます。
こんな時は、気楽にプラキットでも作ってごまかそう…と思っても、今度はストックしてあるキットを全部箱詰めして保管してしまったので、キットを選ぶのもままならない。

作りたい気持ちはあってもなかなか気楽に取り掛かれないのもストレスかかりますね…。

引っ越した住まいは環境的に塗装とかしにくいのも悩みです。換気の問題で家族に迷惑かけるのもまずいので…。無塗装で作れる模型とか、考えてるんですが妄想ばかりで取り掛かれません。

ほら、プラモデルでもカーモデルは最近ボディカラーと黒のパーツで成型されてて、あれって塗装しなくてもそこそこ見れる完成品に出来るようになってるんですよね。
塗らずに仕上げるとかあり得んでしょう、と考えてましたが、実際塗装できない環境の人って結構いるだろうし、カーモデルは身近な素材だけに本格モデラー以外も購買層なんですよね。
とゆうか、実は「塗らない人」が大多数を占めてるんじゃないだろか、とも思うようになりました。

模型業界に注文つける時、自分達だけの立場でものを言いたくなってしまいますが、環境が変わって実は色んなユーザーがいて、そんな大多数に売れなければ商売として成り立たないんだなとか、考えるようになりましたわ。

以前、Fモデでカミムラ氏がフジミの126C2をボディー無塗装で仕上げてましたが、そうゆうやり方もアリなんだなーと、改めて考えてます。
あと、「塗装済みモデル」っていうのも、いいですよねえ。

ま、とにかく作りかけも進めるつもりですけど、何か変わったことを始めるかも知れません。なかなか作れないけど、作りたい気持ちは溜まっているのだー。


年越し&作り初めモデリング

2009-12-31 | 模型
今年も大晦日になりました。
いつも訪問してくださってる皆様、今年もありがとうございました。
いつもコメントくださってる皆様、今年もお世話になりました。
また来年もよろしくお願いします。


さて、今年も参加しますよ年越しモデリング。
毎年グダグダなモデリングを晒しちゃってて恥ずかしいんですが、もう逆に自虐が快感になったりしてw
お気楽に模型作ろうという気持ちを取り戻すためにも、今年もやっちゃいます。

ここ読んで下さってる皆さんの中で、「私もやってみたい。」ってかたおられましたら、下記ページの専用掲示板から参加表明してみてください。
紹介が遅れて申し訳ありませんが、2、3時間でチャッチャと完成させられるなら、今からでも楽勝かとw



まあ年越しモデリングって言っても、7回目となった今では「作り初めモデリング」に始めから改名しちゃってるしw
(以前は、年が明けると改名してたんです)
年明け、三が日、松の内、15日ぐらいまでなど自分なりにキリのいい所を期限に製作するのが皆さん恒例になってますんで、ホント気楽に参加してみて下さい。
失礼にならない範囲で自由に楽しんで下されば、管理人さんも快く受け入れてくれると思います。
飛行機モデラーさんが多いので、毎年カーモデラーは私含め2、3人なもので寂しいのもありますw


んで、私も参加アイテムですが実はまだ選定中…。
過去の失敗から、箱車は実は手間がかかって早作りは難しいことに気付き、やっぱりF1でしょ!と思ってたんですが、パーツの少ない古いテナリブのキット作るつもりしてたら、今日箱を開けてみたら、あまりのパーツのグダグダぶりに「や、やばい…」となって、どうしようか迷い中…。
一番楽そうなのは、品質からいってもタメオの90年代かなと思うんだけど、さて早作りにふさわしいのは…あれにしようかこれにしようか、迷う迷う。

もうスタートの号砲は鳴らされてるんですけどねえー!?

BANDAI NISSAN R35 GT-R …and more

2009-08-15 | 模型

2007年のスーパーGTシリーズのキット化は何だったんだろう。2車種をチーム違いで数種類発売したものの後発はなく、その後出てきたのがこのR35GT-Rと、ハコスカGT-Rの塗装済みキット。

スーパーGTのシリーズを細々とでも継続的に、改善しながら続けてくれるほうが良かったんだけどなあ…あまり評判良くなかったのか、今度は市販車のキットです。
当時R35(実車)が発売されたばかりでGT-Rの人気に便乗しようという企画だったのだろうけど、ダイキャストミニカーも存在するのに需要あるんだろうか?と不思議にも思えました。

まあ価格的に多少有利なのかも知れませんが、組み立てる楽しみが残っている、というのが狙いなのでもありましょう。
とは言え、塗装も含めて模型作りの楽しみだと考えている自分らにとってはむしろ楽しみを減らされてるようにしか思えないんですが、ごく一般の人にとっては「プラモデルぐらい作れるけど、塗装はちょっとなー。」と言うのが多いでしょうから、仕方ない事かも知れませんね。

今回はR35はロードバージョンのみ、ハコスカのほうはカタチがそんなに違わないこともあり、レース仕様もあります。
私は普通のロードカーというのは滅多に作らないし、ハコスカのほうも好きな2ドアじゃなくて4ドアのほうなので、どちらも買うつもりはなかったんですが、たまたま安く売りに出てるのを見つけて、つい買ってしまいました。

スーパーGTでも塗装やマーキングの仕上がりはともかく、キットのモールドや精度の高さには驚いたんですが、今回のはさらに上を行ってます。


透明プラのボディーはウィンドウもライトも一体形成、お陰で窓とボディーのフィットは問題なし(当たり前w)
この方式、自分も以前思いついたことがあって、こうすれば窓の接着で苦労することもないのになあ、と考えたんですが、飛行機のキャノピーとか、オープンカーのフロントピラーが窓と一体になってるとか、似たようなことは昔からありましたよね。
キットの低コスト化のためにも、これから主流になってもいいんじゃないかと思える方法です。ただし、塗装に際してはマスキングなど面倒になりますが。


塗装は美しいし、ライトは裏からメッキパーツがはめ込まれてなかなかリアルです。
レジンキットなどでこれだけの仕上げにしようと思ったら、そりゃもう大変な労力と神経が必要…何はともあれ、ありがたいです。


ただし、塗装はモールドの奥まで塗れていません…裏も塗ってないので、向こうが透けて見えちゃいます。まあ、裏を塗れば済むことですが。
あと、窓裏の黒枠塗りもちょっと乱れてますね、タッチアップが必要です。


各パーツのキャスティング、スーパーGTの時に比べても格段に良くなってる気がします。


ステアリングもモールドなんて…ちょっと前の1/24並みでしょ?私が知ってる43キットって、こんなんじゃないw


スーパーGTでは普段見えない部分(シャーシ裏・サスアーム等)に関しては全く無視されてましたが、こちらはちゃんと精密なモールドが施されてます。
足回りは、スーパーGTは前後シャフト固定でしたが、こちらは独立懸架で、簡単ながらWウィッシュボーン、ストラットもあります。フロントはステアも出来ます。


ブレーキ・ディスクやキャリパーも、こんだけ再現してくれてれば文句ありません。
金属パーツを使いたいところだけど、このモールドに勝てる気がしないw


タイヤは合成ゴム製、相変わらずテカテカした質感で、経年変化とか心配なんだけど造形に関しては全然リアルじゃなかったスーパーGTのよりも格段に良くなってます。
なぜかパターンが違うのが2セット入ってるんですけど、メーカーオプション?
パターン違うといっても良く見ないと区別つかないくらいだし、ここまでこだわる必要あるのかな?

という訳で、良いキットではあります。ありますが、これ作って楽しいのかな?
R35好きな人には簡単に好きなクルマの模型が作れていいかも知れないけど、模型好きには物足りないですよ。
接着剤さえ不要でパチパチ組めちゃいますから、仮組みしたらもう完成と同じですよ?
良いキットが発売されても、自分には合わないという悲しさ…

で、結局コレを素材にどう料理しようかと考えちゃう訳ですw
さて、どうしちゃってくれよう?


ところで、またまた飛行機で申し訳ないんですが、こんなのも買って見ました。


タカラトミーの「技MIX」(ギミックス)という商品、1/144のやはり塗装済組立キットです。


各パーツに丁寧な迷彩塗装・適度な墨入れが施してあります。
内装やブレーキに塗装してないバンダイのキットより、はるかに親切…


塗装済みキットというのは、飛行機模型では以前からありましたが、これのクオリティーの高さはちょっと別世界。モールドの繊細さも違うし、1/144では無視することがお約束のコーション・データまでびっしり印刷されています。
もう、こんなの見たらキットを一から作る気力なくなる…


フィギァーまで、リアルに再現…この人、背中までちゃんとモールドされてますよ…

飛行機模型はクルマ模型より需要が高いので、こういった商品もクルマ模型より先行してどんどん出てきます。
キットも上質なものがどんどん出てますが、食玩とか、半完成品のほうも進歩が著しい。
こうゆうのを見てると模型の世界の先行きというか、楽しみ方がだんだん変わってゆくのかなと想像してしまいます。
自分は相変わらず古いタイプの人間で、昔は良かったなんて思っちゃいますけど、良い商品、親切な商品が増えることは良いことなんでしょうね。

昔のキットを楽しみつつ、新しい世界も受け入れてみる。
世の中を楽しむコツなのかも知れません。







福井プラホビーコンテスト ④

2009-06-16 | 模型
もうちょっと展示会ネタで引っ張ろう…というのも、自分の作品製作があんまり進んでないので…。

夜の時間が暇になって模型をガンガン作れるなーなんて思ってたけど、たとえば先週一週間の夜の過ごし方はと言うと、三日は近所の居酒屋にいて二日はレイトショーで映画館にいました。
あとも家飲みしてたり、案の定酒に溺れるという結果だったりします。
日曜日は山登りしてました。登り4時間下り3時間…疲れたお。登山のあとはお決まりの打ち上げ飲み会wダメだこりゃwww

模型も合間を見てちょこちょこ弄ってますが、イマイチ変わり映えしない程度なので…進捗は後日にしますね。


マシーネンの一種でしょうか、エビ型に改造して「エビちゃん」というタイトルが付けられていました。
エビちゃんのフィギュアは洒落でしょうけど、どう見てもメカより目立ってます。
出来合いのフィギュアではないのかな?だとしたら良く似せてるし大したものです。洒落のために頑張るっていうのもすごいですね。
もちろん、マシーネンも良く出来てますけどね。


艦船模型もいくつか出ていました。
船の場合1/700とか、どのジャンルより縮尺が小さいのでどんどん精密に作る方向に進んでいますね。
フォルムがどうとかリアリティに関しては全然分からないんですが、作り込みの細かさは見れば分かる!とにかくどの作品見てもすごいと思ってしまいます。

これはフルスクラッチで作られた海保の巡視船「えちぜん」。
あえて地元の海を守る船を作るというのも心意気を感じます。
その気になれば、飛行機やクルマよりスクラッチは容易なのかも知れませんがやっぱりすごいですね。

私も自分のジャンルとしつつある1/144飛行機模型ですが、スイートなどの大戦機がいくつか。
むしろ発売されてるキットは豊富なはずのジェット機は、作品が見当たりませんでした。非常に残念です。
1/43のカーモデルもバンダイの箱スカとR35ぐらいで、どうもミニスケールは展示会には持ち込みにくいみたいですね。
広い会場では埋もれてしまうからでしょうか…。


ただ、持ち込まれた作品は手慣れた仕上げで、手作りミニスケール良さが感じられました。
非常に丁寧な塗装は参考になりましたよ。画像では分かりませんが、フォッケの斑点迷彩がエアブラシでちゃんと塗られています。
うーん、私には無理…?まだまだ修行が必要ですねー。

ちなみに、より大きなスケールの飛行機はあとで撮影しよう…と思ってたら表彰式が始まったりして撮り損ねてしまいました…。別に、ミニスケール以外をぞんざいに扱ってるつもりはないです…。


ミニスケールと言えば、今回私が一番気になったのが1/72のAFV。

最近はタミヤが1/48AFVを展開してますし飛行機と共通スケールということも魅力ですが、1/43カーモデルとは微妙にスケールがズレるのが気になる。
それに、戦車などの大きな車両だと1/72というのがちょうどいいスケールなんです(自分的に)。
もちろんこのスケールも飛行機と共通しますし、ジープなどはすごくちっちゃくてかわいいんですよ。同一スケールで色々な大きさの模型が作れるってのも面白そう…!


こんな情景も小さなベースで作れちゃう!
もう、気持ち的には帰りに模型屋に寄って、いくつか買って帰ろうってくらい欲しくなっちゃったんですが、もう色々手を出して作れなくなってるのに…と思うと、ジレンマ。
今んとこまだキットは買ってませんが、もういつ手を出してしまうか分からない。

やっぱり模型展って目の毒ですねー
…気持ち切り替えてロータス作ろう…ポルシェ作ろう…

福井プラホビーコンテスト ③

2009-06-12 | 模型

飛行機やAFVに比べると数は負けますがカーモデルもたくさん並んでましたよ。

ただ、キレイに完成させたカーモデルはそれが理想的なんだけど、じっくり見るのは止めておいた。
どうすればキレイに作れるか、出来ないけど分かっているし、じっくり見る時は失敗箇所を探す目になってしまうのが嫌で。
良い作品はちゃんと見たいのに、何だか矛盾してますね。



今年は「痛車」がいっぱい並んでました。
ただ、ほぼ同一の作者。「一部」の熱烈なマニアがいるジャンルだということがよく分かりますね。
自分には「痛車」そのものの魅力は分からないけど、実際にレースに出たクルマで描かれているグラフィックが好ましいものであれば、ひとつのアートとして作ってみたいぐらいの理解はあります。
もし、このジャンルに魅力を感じているのであればこのようにガンガン作りまくるというのは素晴らしいことだと思いますよ。
模型って、好きなものをたくさん作って並べるのが一番の楽しみだと思うんです。



痛いバイクもありましたw
フィギュアもカワイイね。



痛いヒコーキも…w
もう、情熱を感じずにはいられません。

この「痛」ブームそのものを賞賛するわけではありませんが、いやはや模型って楽しみ方は無限大だなって感心します。
どんどん新しい楽しみ方が出てきていいと思いますよ。



こちらは正統派のクルマ好きでしょうか。
GT-Rが好きなんだろうな…。R32からR35まで同じカラーリングで並べてます。



これもカーモデル?
トラックのプラモって結構ありまして、実はシャーシ下面などディティールもしっかりしていてなかなか魅力的なキットだったりします。
でも、作る人そんなにいるのかなーなんて思ってましたが、こんな風にずらっと並ぶとは、それなりに人気あるんですね。
まあ、これもほぼ同一の作者でしたが…情熱、感じます。



最新のバットモービル。「ダークナイト」に出てきたやつですな。
映画は見てないんですが、予告編では黒いのでした。
こうゆう迷彩色のもあるんでしょうか…?もしかして自由に塗ったのかも知れませんが、カッコイイですね。
これ、1/43だったら自分も作りたい。このバンダイのキットは1/35です。残念!

こうやって展示会見てると何でも作りたくなっちゃいます。
私はスケールで自分に縛りをかけてるんですけど、1/43だったら「マッハGO!GO!GO!」とかのキャラ物でもOKですから、そのうちジャンルの垣根を飛び出しちゃいそうです。


福井プラホビーコンテスト2009  ②

2009-06-11 | 模型

模型のジャンルは大きく分けて、飛行機・艦船・AFV・クルマ(バイク)・フィギュア ってとこでしょうか。
ガンプラをはじめとするキャラ物は、架空ミリタリー的なものとアニメ・特撮を忠実に再現したものに分かれてるように思います。
ジオラマなど、いくつかのジャンルの要素をクロスオーバーさせている場合もありますね。

例年そうですが今回の展示会でも多いのは飛行機・AFV・ガンプラ。
三大勢力ってとこですかね。

で、私が手掛けているのは、クルマと飛行機。
じゃあ展示会で熱心に見るのもこれらのモデルかと言うとそうでもない。
残念ながら、私が専門にしている1/43カーモデルや1/144飛行機モデルが少なかったせいもあるけど、つい熱心に見てしまうのは、実はAFVなどのジオラマです。







自分から一番遠いジャンルだからかなあ、とも思いますが、やはり作る楽しみと見る楽しみって全然違うんでしょうね。
こうゆうジオラマって、模型の出来とかはどうでも良くて、そこに描かれているストーリーとか構図の作り方を読み取る楽しみがあって、見てて飽きないんです。

私は映画を観るのも好きなんですが、ジオラマを見るのも映画から色々読み取る楽しみに似てるかもしれません。

AFV以外でもこうゆうジオラマも楽しい。
昭和30年代の光景ですかね。(後ろの戦車は別作品ですw)


私が一生懸命見るから、人もそうなのかなと思うわけではないですが、人に見てもらうなら完成品を単体で飾っておくより、ジオラマで見てもらうほうがいいのかなと思いまして、私もいずれジオラマ作ってみたいなと考えてます。
(単純ですねw)

クルマ模型でもジオラマありました。

フィギュアだけでなく、机や工具など結構細かい仕事してます。

そんなにこだわらなくても、クルマとフィギュアの組み合わせだけでもちょっとした情景になりますよね。


何だかジオラマのアイデアが次々と思い浮かびます。
模型単体でもちゃんと作れないのに、って思うけど、多少出来が良くなくても一度やってみたいなあと考えてる今日この頃。

福井プラホビーコンテスト2009

2009-06-09 | 模型

土曜・日曜に開催された「福井プラホビーコンテスト」、毎年参加させてもらってたんですが今年は土曜仕事、日曜は出掛ける用事があったため参加は断念。
結局、日曜の予定が変わったため観に行くことは出来たんですが、無理してでも参加するべきだったかな?

遅い時間に会場に到着したので、すでに協賛メーカーさんのブースは撤去中でメーカーさんとお話出来なかったのも残念でした。
皆さんの展示作品もじっくり見る時間も少なかったですが、取りあえずバタバタと写真撮影して来ました。

今年も相変わらずの盛況で、模型を趣味にしてる人が地方にもいっぱいいることを再認識できて楽しかったです。
一方で、作品の質とか方向性とか広がりとか、これからの模型界について色々考えることも多かったです。

「プラホビーコンテスト」と称していますが実態は作品の出来を競うような雰囲気ではなく皆さん自分の作品を見てもらえれば嬉しいといった気分で参加されているようですが、やはり質の高い完成品には感心します。
でも見てて楽しいのは、完成度よりも「いかに作者が楽しんで作っていたか」が感じられる作品。上手い下手よりも、どれだけ楽しめたかが大事ですよね、娯楽ですもん、模型って。

画像整理してる余裕がないので、後日ぼちぼちと画像upしていこうかと思ってます。


144マイクロワールド

2009-05-19 | 模型

前回紹介したスパホ(F/A18E通称スーパーホーネット)が一部で評判良かったみたいなので、画像追加します。


裏側。兵装満載と行きたかったですが、なにぶんパーツの手持ちがなくて。
考証するほどの知識もありませんしね。取りあえず増槽満載しときました。


クッキリモールドは、飛行機モデラーには「やり過ぎ」と不評のようですが、カーモデラーにはこれくらいのほうが良く思えます。
まあ確かにリアルではないやね。


前輪脚柱のディティールが見事。
コクピット脇の塗り分けがグダグダなのは、塗り分けライン間違えて上から塗り直したからなのだ。
このキット、黒との境界線の赤ラインのデカールもないし、ステップのラダー・マークのデカールもない。
出来が良いキットとは言え、いい加減な部分もある。


尾翼のフレックスキャットがいいねえ。大戦の頃からある伝統的なマークです。
飛行機モデラーの人たちは、色んなマーキングの機体を並べて楽しむんでしょうか?
まあ気持ちは分からんでもないですけど。
私も、1/144のFA18だけであと4機キットがありますw



これは今作りかけのA型。アリイ(現マイクロエース)のキット。エルエスの古ーい金型らしいです。20年以上前だろうな。

これくらい昔のものだと、合わせも悪いし普通に組むだけでも大変です。
当時300円ぐらいで売ってたキットなので仕方ないです、グリコのオマケみたいなもんです。
1/144て言うのは、かつてはこんな存在だった。のかも。(よく知らない)
隙間埋めたり、段差消したり、まあ43作るのと感覚は似てますけどね。
モールドなんかみんな消えちゃうので、掘り直しなんて考えずなすがままに進めてますw


現在のドラゴンのキットと脚柱のパーツで比べてみる。(右がドラゴン)
金型技術の進歩はすごいですねー。高さ1センチばかりのパーツですが、見事なモールド。
これは1/144なので顕著ですが、大きいスケールでも小さいパーツになるとモールドはかつてはエルエス並だったんですよ、たとえタミヤとかの優秀なキットでも。
金型技術に関しては良く知らないんですけど、こんな細かいパーツのモールドを彫刻するのが難しいことは想像できます。
メーカーに魔法使いがいるわけじゃないんだしねえ…でも、魔法の機械みたいなのがあるんですか?

以前、バンダイのSC430のコクピットの見事なモールドにも驚いたんですが、とにかく細かいパーツの精度が上がったというのはミニスケールのファンには嬉しいことですね。
もちろん、大きなスケールにもこの技術は生かされている筈なので、模型全体にとって良いことです。
ただ、せっかく供給側の技術が上がっても、それを買って作る人が減る一方というのでは何にもならないですか…。