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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

素晴らしいキットとは

2013-04-09 | 模型

コレも迷ったんですが、ポチってしまいました。
モデル・ファクトリー・ヒロから刊行されている資料本シリーズの、「ポルシェ917」

模型を作るうえでパーツや道具とともに必要なのが資料でして、インストだけを頼りに組み立てるのではなく、資料を見て検討しつつ考えて作るのがスケール・モデルの本質だと思いますから、資料というのはなくてはならないものなんですね。

ヒロは、キットも高品質ですが最近はこういった資料写真をムック本の形式でまとめて発売してくれて、まさに至れり尽くせりですな。
ただ、価格は3300円と安くはなく、「あると便利かな~」と思いつつ今まで購入したことはなかったんですけどね、今回は917のキットも買ったことだし、手持ちの資料も少ないので仕方なくというか、思い切って購入。

内容はさすがに充実していて、40年以上前のマシンの当時画像が、これだけちゃんと残っていることに驚き。
同種の資料本は、F1マシンの個別のシリーズなどすでにヒロから30冊近く発行されていて、できれば全部揃えたくなりますが価格を考えると必要なものに絞らなければ無理ですね。
そして、入手を躊躇しているうちに必要になった時もう手に入らないと言う展開は、想像に難くないw

昔は、良いキットにも思い通りのパーツにも資料にも飢えていたワケですが、ヒロのキットはそうゆう不満を全て解消してくれますな。
高品質なキット、どこまでも作り込みたい人のために基本フルディティール、社外品パーツを用意する必要もない構成、そして資料本まで提供してくれる…。

しかし、その代償は払わなければなりません。
キット価格が1万5千円、資料本が3千円。

こういった商品の開発にかかる手間の多さやそれに見合わない市場規模を考えますと決して高い価格とは言えませんが、愛好家とはいえお気楽に手を出せるお値段ではありませんよね。
私だって、お金のない状況でこれだけの出費は、色々なものを犠牲にしないと無理であります。

果たしてこうゆう形態の商品展開が、43キット製作の趣味の世界にとって理想なのかどうなのか?ちょっと疑問に思うところもあります。

 

とか何とか言っても、やはり作ってみたくて買ったわけですから、資料本も買ったわけだし気分を高めて製作に向かわなければなりません。

この、フロント・フェンダーのルーバーは917のチャーム・ポイントでもありますが、抜けていないのが残念に思ってましたが

裏側を見ると、裏からもちゃんとモールドされていて、ちょっと切り込めば抜けそうな感じです。
こうゆうのは、ワクワクするところです。

メタルパーツがゴッチャリ…。
ビニール袋から出すのも怖いわ。

プロバンスのレジン・キットと比べてみる。
ヒロのキットは917LH、プロバンスのは917Kです。
これらのボディーが違っているのは知っていましたが、こうやって比べると予想以上に違うもんですね。
キットの表現による違いもありますが、基本的にまるで別物のボディーなんですね。

正直言って、プロバンスのほうを作るほうが幸せな時間を過ごせるんじゃないかなあという気がしてます…。

 


黒いの、完成!

2013-01-24 | 模型

黒いのが完成。

と言っても、デルタじゃなくて、飛行機のほうです。

今年はマメにブログ更新するぞっ!って正月から張り切ってたんですが、忙しくなってきたらすっかり手が止まっちゃってネタもなく、気が付けば一週間以上放置。

いちおう、デルタS4はクリアー吹いて乾燥を待って研ぎ出しして、お約束のコンニチワがあって修正しなきゃなー、ってとこで、画像的には面白味もないので次の機会に。

裏で作ってた、米空軍超音速高高度偵察機SR-71Aブラックバード、全くの素組みでして作業時間は僅かなんですが、それなりに楽しめましたのでお茶濁しに完成報告を更新ネタにしときます。

デルタS4を塗ったついでに黒く塗った上から、やや緑っぽい黒を塗ったんですが、全体に同じ色では面白味がないので今度はツヤ消しの黒でムラムラに塗装してみましたが、まだなんか面白くないなーってことで、箱絵を見ると上下方向に雨だれの跡のような縞模様があるので、これを参考にしてみようと。

まあ飛行機は屋外に駐機されることも多いし、なにぶん年季の入った機種ですから雨に打たれた跡もしっかり付いてて不思議じゃないでしょうね?ウェザリングのウェザーとは天候のことですから、まさにそれです。

筆で濃いグレーをこすり付けるようにしてシマシマがうっすらと見えるように。いわゆるドライブラシですな。
画像はデカールも貼って完成した段階ですが、ウェザリングはデカール貼る前にやってます。

しかし、このスケールでドライブラシによるウェザリングは無理があるかなあ?まあ自己満足してますから良いです。

マスキングはキャノピーのみ。最後のツヤ消しクリアーを吹くまで、マスキング貼りっぱなしなので、剥がすまでドキドキですw

内部が銀色になる脚庫は、内部ごと別パーツになっていて後からはめ込めば良いので、マスキングの必要なし。このあたりは完成品も発売している影響か、作りやすくなってるんですね。

で、マスキング剥がして見たけどガラス面積狭すぎて、内部なんか全然見えない…orz 特に、後ろの席なんて真っ暗です。
どうせ内部なんて大して作り込んでないからいいんですけどね、なんでも完成品商品はキャノピーは裏から黒塗りされてるとか。
それでも良いようなもんですね。

部隊マークは四種類用意されてましたが、愛嬌のある「ローズマリーズ・ベイビー・サム」を選んでみました。
部隊については全く知りません。調べてすらいませんw
どっちかというと、私はこうゆうコミカルなマーキングが好きかも。
あと、アメリカ機に多いセクシー系のノーズアートも好きなんですけどね。
なかなか、そうゆうキットを作る機会がなくて残念。

このドラゴンのキットをはじめ、最近の144飛行機キットにはだいたいカルトグラフのデカールが付いてます。
しかも、新しいキットなのでデカールもおそらく一年以内に印刷された新しいもの。
デルタS4もカルトでしたが、古くて死にかけてまして四苦八苦して貼ったので、(貼るのに気を使ったぶん考証がおろそかになって失敗しちゃったのね。これを言い訳という)、この新しいカルトのデカールを貼る作業はとても楽しいものでした。
最低限のデカールを貼るだけだから、どうってことないと思ってましたけど、黒い機体に白の文字はとても映えて、模型が生き生きとしてきます。作業してるうちにテンションが上がるのが分かりました。

とにかく、私はデカール貼りが好きですね。これが楽しくて模型作ってると言っても過言ではないw

まあ飛行機のデカールは、カーモデル用と違って薄いしニスもかなりギリギリまで無くしてあるので、気を使わないと失敗しますけどね、古くて死にかけよりは10倍ラクです。


こんな繊細なモールドにも、なんなくフィット。
高品質デカールの本領発揮です。

と言うわけで、完成です。
「踏むな」の赤ラインはやや位置が違ってたみたいだったけど、細けぇこたぁ、いいんですw

1/144とはいえ、全長23cmぐらいあって、今まで作ったなかで一番のビッグサイズ。たまにはこうゆうのもいいね。
SR-71Aブラックバードは、エルエス金型の往年のキットがありますが、この最新版のドラゴンのキットと比べてどうなんでしょ。
作り比べてみたい衝動に駆られますw

こうゆう、ノズル内部の繊細な表現は現代のキットならではかな。削り込んで隙間が見えるようにしたけど、コレが正しいのかどうか分からない…。


(クリックすると拡大します)

子どもの頃、飛行機雑誌の表紙を飾っていた正面からの異様なスタイルの画像に衝撃を受けたのが思い出されます。
それ以来、ずっと気になっていた機体をようやく作れました。

基本的にタンデム・エンジンの飛行機が好きだけれど、特にこうゆう左右の翼にエンジンが付いてるのっていいです。
力強く飛んでいく感じ。しかも、でかいエンジンだよね。かっこいい…。

 

ということで、すっかりラクして楽しめましたので、カーモデルに戻りましょうかねえ…。

 

 

とか言いつつ、正月に手を付けてしまったコレはどうしましょ?
FA-18Cホーネットです。コレも黒い機体なので、ついでに作るつもりでいたんですけど、いっぱいいっぱいで放置になってしまいましたが作りたい…。

 

ゴメンナサイゴメンナサイ

 

 

 


マスタング?ムスタング?

2012-08-29 | 模型

いや、クルマじゃなくて飛行機のほうです。

フォードのマッスルカーが日本で「マスタング」と呼ばれるのに対して、英語の綴りは同じなれどノースアメリカン社の戦闘機は「ムスタング」と表記されることが多いですね。なんなんでしょうね、クルマと飛行機を混同しないようにという模型業界あたりの陰謀なんでしょうか?
近年は戦闘機も英語の発音に近い「マスタング」と表記されるようになりましたが、私らみたいな古い人間は戦闘機は「ムスタング」のほうがしっくり来ます。

以前、ディスカバリーチャンネルで「史上最強の戦闘機」という番組をやってまして、歴代戦闘機のベストテンを選んでたんですが、このムスタングP-51Dを堂々一位に選出してました。
もちろん、実際の戦闘能力ではなく、その時代ごとにおける地位、生産性や活躍度も含めての順位です。いささか偏見に満ちたベストテンではありましたが(零戦がベストテンに入ってないとか)、まあP-51Dが当時すば抜けた完成度だったことは認めましょう。私もスタイリングも含め魅力的な飛行機だと思います。

なんだか無性にレシプロ機の模型を作りたくなりましてね、山のような在庫の中からプラッツのこのキットを探し出して組み始めました。


(プラッツの表記は、今風に?マスタング。ちなみにスイートのP-51Bもマスタング。)

このキットは8年前の製品ですが、1/144のレシプロ機キットとして非常に良く出来たキットだったと思います。
完成度の高い1/144レシプロ機キットは、スイートが2000年頃から先鞭をつけていましたが、プラッツは後発ながらこのキットで1/144精密シリーズをスタートさせ、スイート以上の精密さを追求してきました。
プロペラを一枚一枚スピナーに差し込むとか、ちょっとやり過ぎなところもありましたが…何よりシートがちゃんとパーツ化されてるのが嬉しかったですね。

ただ、いろいろ細かい問題点もあってちゃんと仕上げるには多少の修正も必要です。
私は以前、このキットを2機作りましたが、その時は知識もスキルも乏しく、ちょっと残念な完成だったのでいつかリベンジしたかったのです。

後ろのが以前作ったもの、手前が今作ってるものです。
一番の大きな問題点は、キットのままだと主翼の上反角がまったく付かなくなってしまうということ。
パーツ状態ではちゃんと上反角が付いているのですが、胴体と合体させると翼が水平になっちゃうのですね。
昔はこんなもんかな、と思って作ってしまいましたが、やはりこれは変なので、今回は胴体側を少し削って上反角を再現してみました。
(ちなみに、初期ロット以降のキットはこの問題が修正されているというウワサをネットで見ますが、私の手持ちのキットは後発のデカール替え製品でもやはり上反角が付かなくなります。)

左右のバランスをとるのが少々難しかったけど、大した作業ではありません。半日でおおかたの組立てが終了、あとは塗装して細かいパーツ付けてデカール貼れば完成です。

ああ楽しいな、飛行機模型w

 

 

 


サッカーとか、SR-71Aとか

2012-08-09 | 模型

オリンピックサッカー、なでしこの熱戦から24時間後、男子も準決勝を戦いましたがコチラは残念ながら逆転負け…。

なんか、一気にテンション下がってしまったわ。もちろんまだ終わってない、銅メダルをかけた韓国との戦いが残っていますが、メキシコとの戦いぶりはあまりにもお粗末だったのが悔やまれます。
中二日の連戦の疲れだとか、負傷したエースの不調だとか、言い訳はいろいろあるだろうけど、8万人もの観客がガッカリしているのが伝わってくるような凡戦…。
特に後半のミスの多さは何だったんだろう?勝てる可能性があったとしても、あの内容ではね。
負けたことよりも試合内容にガッカリです。

3位決定戦は気を取り直して好ゲームで締めくくって欲しいものです。
そして、なでしこにはW杯の再現で、ぜひとも金メダルを!

 

今日はひさびさに、夕方涼しさを感じる日でした。
オリンピックもいよいよ終盤に近づいてきたし、男子サッカーが負けたせいでもないけど、なんとなく秋の気配を感じてしまいました。うーん、やっぱりサッカーのせいかも…?

 

さて、これはドラゴンの1/144キット、SR-71Aのコクピットパーツです。
1/43に比べりゃものすごい簡略化、実は今日の1/144の精密さから見ても、これは一時代前のディティールなんですけどね。
操縦桿が、シロアリの蟻塚みたいになってる…。まあ、一体形成パーツだし仕方ないか。
というのも、これ完成したらほとんど見えないんですよ。後席なんてキャノピーじゃなくて左右に小さな窓があるだけだし。

でもまあ、スカスカなのも変だし、ほかに手を加えるとこもないのでプラ板で少し囲んでおきました。ディティールとかは追求してないけど、干渉しないように削り合わせる必要があって、意外と面倒。

あと、細かいパーツって言ったらランディング・ギアぐらいのもの。
大きい飛行機だからって、パーツ構成は小さい飛行機とそんな違わないのだ。
後輪のサスのトルクリンクが抜けてなかったので、そこだけ抜いておきました。
車輪以外は一体形成されてるので、まあラクです。

このキットはメーカーから完成品としても発売されるので、組み立てやすくなってるんですよね。

でも、それってどうなの…って感じですがw

細かいパーツが出来たら、あとは機体の塗装ですね!
デカイ機体なので、塗るのも大変そうですが…まあ1/24のカーモデルに比べたら、全然ラクだと思います。

 

ところで、以前完成した飛行機模型はどうやって保管しているのですか?って質問があったのですが、

なんのことはない、A4のレターケースに並べてあります。
単発レシプロ機なら、一段に相当数入ります。

さすがに現代のジェット機は、尾翼が高いから無理だろう…と思われるかも知れませんが、艦載機だったらちゃんと収まります。
そもそも、艦載機って空母の狭い格納庫に収まってるんだもんねw

5段ぐらいのレターケース買ってきたら、10年ぐらい作り続けても収まりそう…。

でも、今作っているSR-71Aは、さすがにレターケースには収まりそうもありませんけど!

 

 

 


スカイホーク完成

2012-07-05 | 模型

またまた飛行機ネタで申し訳ない。

最近どうにも腰をすえて模型作りできないっちゅーか、気持ちが乗ってこないとゆーか。

具体的にどうゆう状況かと言いますと、このごろ永年の自堕落な生活の積み重ねの代償と言いますか、健康診断の結果血圧は高いわ中性脂肪も高いわ、体重はもともとやせ型なので数値的にはまだセーフなんですが、なんか腹ばかりが充実してきて今まで履けてたズボンのサイズが履けなくなって来たりorz

さいわい、肝臓やら消化器系はこんだけ酷使してるのにまだ飲めますぜって元気なのが逆に困ったもんなんですが、これじゃイカンと言うことで、しばらくサボってたエクササイズを再開してます。

自宅の近くに標高差60mばかりの遊歩道が整備された山がありまして、ここが私のエクササイズのエリアなんですが、2周ばかり走り回って来ますとかなりの運動になります。
私は基本的に宵っぱりで深夜族なんですが、運動すると当然睡眠が多く必要になるんですよね。カラダは正直ですわ。

それで、早く寝るようになったかと言うと、そう簡単な話ではない。身に付いた深夜族の習性はそう簡単に直るわけでなく、しかも先月はサッカーのユーロ2012、テニスの全仏オープン、そしてウインブルドンとスポーツ観戦好きの私を朝まで寝かせない陰謀が満載でして、アホみたいに明るくなるまで起きてたりします。

で、圧倒的に足りない睡眠時間をどう確保するかというと、普段は模型作りに当てていた宵の口あたりの時間を寝て過ごすという、これまた輪をかけて自堕落な生活に陥っている最近であります。

 

まあそんな乱れた生活の中でも、なーんにも考えずに作れる飛行機模型(失礼w)は、いちおう模型好きな私の欲望を満足させてくれるわけでして。

一日、10分とか20分とかの作業だったりしますが、素組みですしちゃんと完成します。

プラッツの、今のところ最新の1/144キット(半完成系除く)、A-4F スカイホーク "VA-192ゴールデンドラゴンズ1968" でございます。
プラッツはこれ以降、1/144キットの新企画をやめちゃってるんだよね…。また再開して欲しいぞ。

しかし、さすがに3年前とはいえ最新作です、精密感などは最高レベル。しかしパーツ数は少なく押さえられ、組み立てだけなら一日で完了のお手軽さも合わせ持ちます。

製作も簡単ですが、ちょっとしたミスも。キャノピーは塗装後接着したんですが、シートと干渉してキレイにフィットさせられませんでした。
おまけに、流し込み接着剤がシートとキャノピーが当たってるところまで伝っていってしまい、ちょっと見苦しくなりました。

私は、飛行機模型の製作に関しては特にノウハウなどは仕入れず、全くの我流で作ってるんですが、キャノピーをあとから接着というのは邪道みたいですね。やっぱりフィッティングを考慮するとはじめから接着しといたほうがいいのかな。

あと、機首に付く長い棒、キャノン砲ではなくて空中給油用のノズルなんですが、整形してる時に折ってしまいました。2機セットなので、もう1機のパーツで間に合わせました。もう1機作る時は自作しなきゃね…。

スミ入れ、汚し塗装は控えめにしようと思ってたのに、結局汚れすぎ…。
エナメル塗料とはいえ、艶消し塗装の上に塗ると、なかなかうまく拭き取れないのだ。このへんはまだまだ感覚がつかめません。

A-4スカイホークは、本来着地している時はスラットが前方にせり出ているのが正解なんですが、キットはそこまで再現されてません。次に作る時は、そこ自作してみようかな?

 

で、次はコレ作りたいなー、って思ってます。

最近、ドラゴンから発売された SR-71A ブラックバード。

1/144のSR-71といえば、マイクロエース(旧アリイ)から発売されていますが、それはエルエスの古い金型。
エルエスのキットはどれも今でも通用するほど出来が良いのですが、さすがに今日的な技術で作られた今度のドラゴンのキットは段違いに良いです。さっそく作ってみたくなりましたよ。

 

しかし、デカイな…。
スカイホークがこんなにちっちゃく見える…。

こうゆう、クラス違いのデカブツも同スケールで楽しめるっていうのも、1/144スケールの良いとこでもありますね。

あと、ミグ21の新製品もゲット。
BISです。デカールは4種類。2機セットなので、どれとどれを作ろうかなー。

 

ついでと言っちゃなんですが、北京方面にA-10に興味をお持ちの方がおられるようなので、エレールのA-10も同梱していただきました。

ホントはドラゴンのが欲しかったんですが、在庫はこっちしかなくて。
いや、まあ、エレール好きでありますから、お布施の意味もあるんですけどねw
パーツをチェックしてみましたが、エルエスの名作キットにも負けないくらいの出来だと思います。ただし、今日レベルとは言えません。
デカールはやはりエレールクオリティーなので、別のを使いたいかも。
ヒマがあったら、こだわらずに作ってみますね。

 

というわけで、今回の更新は飛行機ネタオンリーになってしまいました。
こうやって飛行機ばっかり作ってると、今度はカーモデル作りたくなると思いますので、またよろしくお願いしますね。>カーモデラーの皆様っ

 


1/144飛行機

2012-06-19 | 模型

気がつけば一ヶ月もブログ放置中。訪問して下さる皆様、申し訳ない…。

いろんな事で、ネットから疎遠になってしまい更新したり皆さんのとこへ訪問したりもしなくなっちゃってました。

忙しくてとか、都合が悪くてとかではなく、普通に元気に過ごしてますけどね、まあ気分の問題ですかね。

とにかく、43模型作ってないので更新のしようがないです。

F/A18A ホーネットは完成しました。
特に手は掛かってないです。アリイの300円キットに色塗って、デカール貼っただけです。
実機と違うとこがあるかも知れないですけど、考証も改造もしてないです。
LEXフィンを追加しただけ。

前脚は、ドラゴンのF/A18-Fのキットから移植してみました。E型(単座)のパーツが余っていたので。
ここだけでも結構精密感アップします。
でもちょっと大きかったのかな?実際はどうなのか知らない。

使用したデカールは、「アシタのデカール」という別売モノ。1000円以上する…。キット価格考えると贅沢。
いわゆる「剥離デカール」と言うヤツでして、普通に貼り付けたあと乾燥させてからニス部分のみをはがすことが出来ます。
まあご存知のかたも多いと思いますが…。
デカールの厚みや、ニス部分に発生しやすいシルバリング(微細な気泡が入って、チラチラ光ってしまう現象)を回避できるので、研ぎ出ししにくい飛行機模型には良いデカールかと思いますが…。

初めて使ってみた感想としては、「ニスをはがすのが意外と難しい。」(文字まで一緒にはがれてしまいます)
「ニスをはがしてもインクだけでも厚みは少しは残るし、テカっているので、結局ツヤ消しクリアーは必要。」

ということで、普通のデカールでもいいんじゃないの?ってとこでした。

この機体は、VX-30「ブラッドハウンズ」所属ポイントマグー海軍航空基地2005~2007年ごろの仕様です。

この部隊は試験飛行部隊ですので、これはアグレッサー(戦闘訓練用の仮装敵機)というわけではなく、あくまで迷彩塗装の有効性や視認性をテストするためのものだったんでしょうかね?

詳しいことは分かりません。ちなみに、この機体はその後アクロバット飛行隊であるブルーエンジェルスへ転籍したらしいです。相当年式の古い機体なので、今はもう退役しちゃってるかも知れないですね。

赤い星を付けられたり、青く塗られたり、なかなか数奇な運命を辿った機体なんですね。
古いアリイ(旧エルエス金型)のキットを、何はともあれこうゆう珍しい仕様で完成させられて良かったです。

もう10年ほど、作りかけで放っておいたキットなので、ミカン山をまたひとつ制覇。

古いキットのユルさにちょっと疲れたので、次はこんなの作ってます。
プラッツのA4スカイホーク。繊細なモールド、正確なパーツ設計、カルトグラフのデカールに癒されます。

なーんにも考えずにサクサク作れるのが、今は楽しいです。

 


いっしょに作ろ!

2011-04-26 | 模型

4月は新しい年度に入る月ということで、ただでさえ忙しかったりするんですけど、そういう事とは関係なく色々あったりして余裕がない今日この頃。
今月は週末(日曜)ごとに県外に出掛けているという、ヒッキーな私としましては珍しくリア充。
かと思うと、突然の訃報があって心乱れたり。
友人のご子息が、20歳の若さで交通事故で亡くなりました。
赤ちゃんの時から、よく遊んであげた(遊んでもらった)子だったので、本当にショックでした…。
ひとりの死が、こんなにも大きく精神にダメージ与えるなんてね…。高齢や病死などでもそうですが、突然いなくなってしまうという現実は受け止めるにも重過ぎて、やっと落ち着きましたけど、改めて震災による膨大な悲しみを思いやると、その重さは計り知れないと思いました。

何かちょっとでも、被災者の手助けになれることをしたいと思ってチャリティーイベントに出掛けたりもしてるんですが、実はこのブログにもポイントで義援金を送れるサイトのリンクなどを貼っておきました。
が、どうやらそれが原因か、セキュリティーに反応したりするみたいなので、削除しました。
http://www.311flagman.net/

みなさん、ネットを利用していると知らないうちにポイントがたまって、使い道もなく放置してあることとかないですか?
さまざまなポイントサイトで、それを義援金として利用できるサービスを行っているようです。小額の募金でも集まれば相当の額になります。
ぜひ、ご自身のポイントを確認して、どうせなら片っ端から募金しちゃってください。

 

さて、模型作るにはいい季節だし、それなりに時間も取れるんですけどねえ、精神的に余裕がないと模型作りも捗らないっす。
先月の震災以来、色々考え込んじゃうことも多くて、そうゆう憂鬱から逃れたくて、模型に没頭したいとか思うのですが、「本業」のカーモデルは資料だとかに拘ってると却って悩み事が増えてちっとも手が動かない。

だからと言うので、「副業」の飛行機モデルに逃げたりしてる。


紫電改 (プラッツ 1/144)

いやー、良くできたキットでして、なーんも考えず組み立てて塗るだけ。精神的に楽だわー。
もっとも、飛行機に関しては知識も無いのでこだわろうにも全然分からないんですけどね。だから、楽。

1/144スケールのレシプロの場合、2機入りのセットというキットフォームが多いので、最近私は2機いっぺんに作っちゃいます。
だって、積んである箱を減らしたいのに1機だけ作ると箱はそのまま残っちゃうんだもん。
もし事故が起きたら、どっちかのパーツを犠牲にして使えばいいし。今はそれなりに値段高くなってますけど、それでもカーモデルに比べたら飛行機モデルは廉価なのでもったいないとか思わなくてすみます。
小さなレシプロ飛行機だからこそできることかも知れませんが、この2機セットというキットフォームは大歓迎です。メーカーにしてみても、インジェクション・キットの場合コストはそれほど負担かからないんだよね。

ただ、この紫電改の場合、デカールが同じ飛行隊のものばかりで、同じようなものしか出来ないのが残念。どうせなら違うマーキングを選べると良かったね。

零戦より遥かに高性能と言われた紫電改ですが、端正なゼロに比べるとスタイルは残念過ぎますね…。かつてちばてつやの「紫電改の鷹」という漫画を読んでて、紫電改には特別な思い入れがあったのですが、こんなカッコ悪いなんて今まで知らなかった。でもその残念さまで、なんだかいとおしい。
かつて日本を守るため、困難な時代に戦っていた機体。
こんな今だからこそ、日本を守るということを強く意識してしまいます。

 

 

とか言いつつ、かつての敵国、今は「友達」の米軍機。
すでにすっかり退役が進んで過去の飛行機になっちゃいましたトムキャットさんです。

手前のはアリイの1/144。
アリイ(現在のブランド名はマイクロエース)のF-14には2種類あって、LS金型のが秀逸で、これは買ってはいけないとされてるオオタキ金型。コクピット後ろと胴体との継ぎ目がグダグダなので、修正してますが難しい…。
ちなみにLS金型のも持ってますが、まあいずれも30年前の金型なので、今となってはそれほど褒められたもんでもないです。

向こう側はトムキャットのキットとしては現在最高品質なレベルのF-14D。ただし、韓国エースから発売されてるもので、デカールがやや貧弱です。
韓国エースはレベルの生産を請け負っているメーカーなので、プラパーツの品質は同じで、価格は半分(500円ぐらい)なのでお得。
デカールにこだわらなければ、違うマーキングが楽しめるし悪くないですよ。

なんで違うメーカーのキットを一緒に作ってるかというと、実はアリイのキットは初めて買った1/144でして、でもあまりにグダグダなので完成させずに放置だったんですが、レベルを参考にしながら作れば完成させられるかなーと思って。
一からパーツを作り直そうと思うと大変だけど、見本があればパーツの新造とか、造形の修正とかも目安があるので出来そうでしょ?
とか言いながら、なかなか進まないんですけど。w

 

そういえば、これは以前作りかけて結局やめてしまったトロンの126CKなんですが、
タメオから、とうとう発売されてしまっていたのね…

手前がタメオのCK。
奥がトロンです。やはり、タメオのほうが端正です。トロンのは何だか戦車みたいでいかつい感じですけど、これはこれでCKの雰囲気を協調してるようで、捨て難いです。
最近はキットのプロポーションも納得行くまで修正してやるというよりも、キットのカタチを尊重してある程度そのまま仕上げてあげたいという気持ちに変わりつつあります。
(実は修正が面倒になりつつあるのですがw)

左がトロン、右がタメオ。
コクピットの開口部やらボリュームがかなり違います。
いちおう、トロンも作る気でいますよ。トロンはスペインGP仕様で、タメオはモナコ仕様で。いずれもジル・ビルヌーブの名勝負だけに是非作りたい。

タメオのメタルパーツ。
このキット、正直言ってちょっとガッカリです。最新のタメオにしては、10年前のC2からほとんど工夫が見られない。というか、メタルパーツ化が進んで、ブレーキディスク&キャリパーも、リアウイングも一体成型のメタルだし、モノコックもメタル、ショックアブソーバー&スプリングもメタル…
かつてタメオがお得意としていたエッチング・挽き物によるディティールがすっかり諦められている。

実はこのほうが、作るには簡単でいいのですが、楽しくないですよね。
背景には、タメオが近年完成品を発売しているという事情があるようです。
フェラーリとなれば相当数も捌けるだろうし、完成品量産するにはパーツを簡略化して生産性を高めなきゃいけない訳ですね。
タメオもだんだん、魂を失ってゆくような気がする…。

ちょっと気になったのが、このゼッケンのデカール。字体がずいぶん斜めになってるんですけど、資料画像だとこんな斜めじゃないんですけどね。
貼るとまっすぐに見えるようになるんだろうか?

まあ、そのうち作ってみます…トロンのエンジン関係のショボ過ぎるのをどうするか悩み中。
タメオのパーツから複製するか?うーん、面倒そう。

 

車種は違うけど、717Cを白く塗ってて、そういえばこんな作りかけもあったなーと。
どうせ白く塗るんなら、こっちもいっしょに塗っちゃおうかなと、またまた登場911GT1(w

去年の祭りアイテムも進まないでいるのに、またおととしに戻るんかい!(殴

 

いっしょに作ったら、きっと楽しいしたくさん作れるよ?という提案でしたが
これってもしかして、いやきっと間違ってるような気がするので、甘い考えに心動かされて罠にはまったりしないで下さい。

まあ、甘い罠にははまってみるのも、楽しいかも(ry

 


ロータス78

2011-04-13 | 模型

タメオのロータス78買ってみた。

なんだか、あちこちでJPSカラーのマシン作るのが流行ってるみたいでねー、
まあ私も最新のタメオあたりで参戦してみようかと思った わけでもないのですが、
ふだんチープなキットばかり作って遊んでるので、たまには高級なキットも楽しみたいなと思いまして。

スタイルが好きな78ですけど、これはスーパーキット。いわゆるフルディティールですね。

カウルやパネルが外せて、中が見えるというのは楽しいかもですけど、このマシンやたらパネル多い…。
思えば、56B作った時もパネル脱着のストレスに負けて、「二度とフルディティールは作らないぞ。」と誓ったのも忘却の彼方、
もし作るとしても今度はパネル全部接着しちゃうぞとか考えてんですけど、それにしても細かい工作多過ぎで、買ったはいいけど作る気力は萎えちゃってるのでした。

シェルビーだとか、そら豆とか、ちょこっとずつ弄ってはいるんですけどね、ネタにするほどの進展もなくブログ放置しちゃってるので、まあちょっと話題に上げてみただけですな。

このロータス78は、ウイングカーの元祖などと言われてますが、キットを検証してみるとウイングカーとはいうもののサイドポンツーン下面の跳ね上げはごく僅かなんですね。
しかもエンジン/リアタイヤ周辺にはメカがごちゃごちゃ露出していて、模型的には面白そうなんですが空力的にはまだまだ洗練されてません。
後発の79になると、このへんは徹底的に煮詰められているんですが、こうゆうアイデアの原初のスタイルというのもいいですね。
ロータスって、いつも面白いアイデアを具現化してきたチームだから昔から好きでしたねー。

ウイングカーといえば、82年を最後に禁止されましたからこの91がロータス最後のウイングカー。
これはずいぶんむかーし、まだ43の作り方も良く知らない頃に完成させたタメオのキットです。
わざわざカウル無しのモナコGPバージョン作ってるのに、エンジンにはファンネルメッシュもフュエルラインも付けていないという…
今見ればかなり残念な出来ですな。予備のデカールは残ってるので、いつか組み直しとか出来たらいいな。多分、しませんけどw

さすがに最後のウイングカー、空力の洗練度はすごいですね。
78ではサイドポンツーンにしかなかったフロアパネルの跳ね上げですが、このマシンではリアエンドまでフロアが延びて跳ね上がってます。
両サイドのトンネルに空気の流れを邪魔するものはドライブシャフトと低い位置のロアアームのみ!
地面に吸い付くように走るウイングカーは、その構造ゆえにいったんバランスを失うと一気にグリップを失うという危険性もはらんでいて、ジル・ビルヌーブ(フェラーリ)の命を奪うことになったのをきっかけに翌年から禁止されることになってしまいました。

 

こちらはロータス97T。
91よりもさらに昔、たぶん43の三台目か四台目に作ったキットだと思います。
タイヤのバランスも狂ってるし、考証もいい加減で今から見るとホント適当に作ってたなーって思う。
でもまあ、昔はもっと熱心に作ってたような気はする。サスアームや整流板も作り直してあるし、リアウイングのフラップの隙間も一応抜いてあるもの。

うわー、ステアリングロッドが不思議なカタチに曲がってるwww
タイヤは油が染み出してきてて、それがサスアームまで伝ってきてベッタリ濡れてますw
ホイールはシルバーで塗っておいたのですが、油を拭き取ったらグレーになってしまいました。ついでにタイヤもグレーに…。

ロータスのJPSのゴールドラインは、実はレモンイエローというかクリーム色みたいな色が正解らしいですが、このキットに付いてたのはベージュでした。青空の下で撮影された画像だとベージュに見えるので、私はなんとなくこの色のが見慣れた感じで好きです。現在発売されてるのはクリーム色になってるみたいです。
ついでに、クリーム色のはなぜか文字が太っていてシャープじゃないらしい。ベージュのデカールが付いたセコハン品があったら、私的には「買い」ですな。

78のデカールは、さいわいシャープな印刷です。クリーム色もやや薄くて、まあ好ましい色かも。

なお、ロータス91のキットは現在ペキモさんが、ロータス97Tのほうは新米パパさんが、今日的な技術で鋭意製作中ですので、参考にしたいかたはご覧になってみて下さいね。

78? うーん、今んとこ作る予定にはなってませんw
どなたか作ってる人探して、参考になさって下さいませペコリ。

 

 

 


ENTERBAY

2011-01-31 | 模型

祝!サッカー日本代表、アジア制覇!!
川島がMVPでしょ、常識的に考えて。
選手の頑張りも素晴らしかったけど、ザックの采配には今までの監督にはない切れ味を見たね。
やはり、大物監督というのはひと味違います。
個人的には香川の怪我が痛かった…。ブンデスリーガ見る楽しみがなくなっちゃったじゃないか。

さて、全国的に寒波に見舞われてますが、当地にもとうとう大雪がやってきました。
自分とこは豪雪地域とされる場所ですから、多少の雪では騒ぎませんし騒がれることでもありません、正月前からずっと雪の日が続いてましたが積雪はそれほどでもなく例年並みといったところでした。
しかし落ち着くこともなく迎えたこの週末の寒波で、さすがに雪の量が尋常でなくなってきた。
すでに何回か屋根雪を下ろしているのですが、下ろした雪が1階の屋根の高さを越えてます。ここへ来て更なる積雪は正直困りものですね…。

そんなこんなで、今月は仕事も忙しいうえに雪にも対応しなきゃいけないというわけで時間的・精神的に余裕がなくてゆっくり模型に取り組めないでいます。
それじゃブログ更新も全然できないし、ってことで、以前書きかけてほっといた「ENTERBAY」のキットのネタを買いときます。

今、ヤフオクなどでたくさん売り出されてされてますからすでにご存知のかたも多いかと思いますが、「ENTERBAY」というメーカーから1/43スケールのフェラーリのセミアッセンブルキットが発売されてます。
「ENTERBAY」というメーカーは、おもにフィギュアの完成品を発売している中国(香港)のメーカーのようですが、かなり気合いを入れてモデルカー市場に参入したようです。
最初に発売されたのが確か3年ほど前で、まず599GTBフィオラノが、その後F430クーペ、スパイダー、チャレンジなどが発売されました。さらにエンツォが出るという話もありましたが、販売が思わしくなかったか、シリーズの続きは立ち消えになってしまったようです。
販売価格は当初5000円台と、ミニカー並みかそれ以上の設定だったようですが、現在では投売り状態の価格で売られています。

何?このモノリスw

これが箱です。

ガチャ

パカ

フタを開けるとこんな感じで、CDの歌詞カードのような上品なインストが付いてます。
CADのような線画による美しい図面が印刷されてます。実際のパーツのディティール以上に精密だったりしますw

パーツはブリスターケースに整然と収められてます。
このままディスプレーしても絵になるような…

プラスチック製のパーツ類はそこそこ精密。
塗装も丁寧で、自分では頑張ってもここまで出来ないかもと思う。

デカールだか印刷だか分からないけど、こんな小さなロゴまで…
ちなみにこの599GTB、ボンネットは開けられないのになぜかエンジンまで精密再現してます。

さすがに、このへんになると中国の職人さんにも辛いかも。しかしFerrariのロゴはここにも。
(画像で気づいたw)

ステアリング。ピンボケで分かりづらくてスマンソ
ホーンボタンの跳ね馬マークにはクリアー盛りまでしてあります。
シフトパドルはエッチングっぽい。

ボディーもプラスチック。インジェクションによるシャープなモールドが売りらしい。
けど、塗装が厚くてモールドは埋まり気味。
塗料は、実車に使われているものと同じものを使用している、とある。
模型やってる人なら知ってると思いますが、実車と同じ塗料を使用するのはメリットよりもデメリットのが多い。しかし、マニア心を刺激する要素かも知れません。

一見美しい塗装ですが、どうやら磨き仕上げしてあるようで、磨き傷やらコンパウンドの粉みたいなのが残ってますよ?
ちなみに、F430になると磨き跡はなくウレタン吹きっぱなしのようなキレイな面質でした。
パーティングラインは消してあるようですが、完璧じゃないかも。

シャシーはダイキャスト製で、ずっしりと重い。
タイヤ/ホイールは組み込み済みで、重要な工作はしなくてすみます。
前輪はわずかだがステアリング機構があり、前・後輪ともサスペンション機構があります。

裏面も精密なモールドがあります。
ボディーとの接合は、はめこんだのち前方にあるネジ穴1箇所でとめます。
ちゃんとスクリュードライバーまでセットされてます。ただし、締め込みには相当チカラを入れて回さなきゃいけないので、この小さなドライバーでは役に立ちません。

ホイールはややもっさりしてますが、タイヤは秀逸です。
F430になるとホイールも秀逸なものになります。タイヤももっと良くなります。
ホイールは固定でなく回転します。なんと、ブレーキローターも回転します。最近のミニカーについては良く知らないんですけど、みんなそうなの?

コチラはF430。Ferrariのロゴやプランシングホースはインレットシール。
599GTBでは開口部のメッシュはモールドでしたが、こちらはエッチングによるメッシュが全ての開口部に貼られてます。
やはり後発キットにはずいぶん改良が加えられてるように思います。

組み立ては、模型作りに慣れてる人なら20分ぐらい、そうでなくてもそれほど手間は多くないです。
完成すると、先の箱がディスプレー台になります。台座のプレートは片面がブロックパターン、片面がメッシュパターンになってます。
クリアーケースではないので、このまま飾っておくと埃だらけになっちゃいますね。
それがイヤなら、台座に固定して裏返して片付けておけばいいですね。

 

・・・と、ここまで、けっこう褒めてきました。
読んでいただいたかたは、良い商品だと思ったんじゃないでしょうか?

確かに、良い商品です。数々の工夫もなされてるし、マニア受けしそうなアイデアも盛り込まれてます。なにより、フェラーリらしいスタイルが良く表現されてます。
ミニチャンプスやマテルのミニカーはフェラーリのカタチをしていても、何かしら違和感感じたりしますし、BBRのフェラーリだって美しくはあるんですがレジンキットの限界を感じる部分もあります。(特に、無理窓w)
このF430なんか、なかなかのスタイルですよ。抑揚が効きすぎず抑えすぎずのライン、車高やタイヤとのバランスも絶妙。

企画した人の、商品への愛情も感じる。ほかの43プラモ(バンダイ、童友社、エレールまで含めて)が、やや投げやりな部分を感じたのに対して、このキットは隅々まで気を使っているのが分かるんです。こんな風に、提供側の愛情を感じた商品には久々に出会ったような感覚さえあります。

では、なぜ売れなかったのか。何か問題があったのか。

ひとつには、詰めの甘さがありますね。普段あまりキットを作らない人にも自分で組み立てる、という楽しみを提供していますが、精度が高くなく、キチンとはめるのが実は難しかったりします。
バンダイや童友社のキットが恐ろしいまでの精度で接着剤無しでも見事に組み上がるのに対して、このキットはかなり無理矢理なはめ込みをしなきゃ組めません。

無理矢理ボディーを広げてシャシーにはめ込もうとしたら、フェンダーにヒビが…(涙
こうゆうのは困りますよねー。

一般的なディスプレーケースじゃないというのも、実はモデルカーファンには問題。
しかも悲しいことに、このキットのシャシーには台座固定用のネジ穴もなく、硬いダイキャストには穴を開けるのも容易ではないのだ!

でも、一番大きな問題はそうゆうことではなく、結局このキットはターゲットになる購買層が曖昧だったのでは?と思います。

プラスチックによるシャープなモールドを目指した、ということですが、実はここが問題。
基本的にはプラモデルファンでなく、ダイキャストミニカーファンをターゲットにしようとしていることは、設定価格やらキットフォームから明確なんですが、そのターゲットにプラボディーというのは、実は致命的なのでは…。

私もダイキャストミニカーを買ってたことがあるので少しは分かるんですが、あの金属ボディーの質感が重要なんですよね。実車と同じく金属であること、そのためならモールドやディティールが犠牲になっても構わない、ミニカーのファンというのはそこにこだわってるんだと思うんですよ。

だから、このキットを発売するのであれば、むしろ本格的なキットフォームだったほうが良かった。
ボディーのプリペイントぐらいはしてもいいかも知れないけど、精密な塗装や細かいパーツの接着なんかは客に任せて、余計な箱を無くして価格を抑えたら、フェラーリだしそれなりに売れたんじゃないか。
あながち、自分の願望だけではないと思います。

では、作りたい模型ファンには良いキットなのかというと、窓や小物パーツはガッチリ接着してしまってあるし、スナップキットではないので完全にバラすのは難しそう、当然塗り直しも困難。
ダイキャスト製のシャシーは加工も容易じゃないですしね。
まあ、その気になれば作り直しの素材にはなりますが、積極的にそうしようと思わせる商品ではないですしね。

そんなこんなで、この商品はブレイクすることもなく見捨てられ、今超安値で投売りされて、最後の需要を待つ運命。というわけです。

コチラは黒のF430スパイダー。埋まり気味のモールドも黒なら目立たないかもと思って買ってみた。

しかし、どこが干渉するのやらボディーとシャシーがうまくフィットしない。押したり捻ったりしてるうちにサイドシルのパーツはすでに取れちゃってます。リアのFerrariのインレットも剥がれてクシャクシャになっちゃったよ;;

まあ千円以下で買ってるので、いざとなればドナーとしての運命が待ってます。

あ、今、コレに手を付けちゃってますw
当初、コイツのホイールがデカ過ぎるのでF430のBBSを…とも考えましたが、オフセットが違い過ぎるしイマイチ似合わないので、このまま行くことに。
かなり車高を落として、フェンダーのアーチも広げてます。
詳細は To be Continued!

そらまめちゃん?誰それ

 

 

 


フェラーリ!フェラーリ!

2010-11-19 | 模型

今更ネタかも知れませんがF1最終戦、フェラーリ・アロンソがまさかの取りこぼしでベッテルの最年少チャンプ決定!

一応フェラーリのファンでアロンソにも一目置いてる自分としては、アロンソの勝利を期待して見てましたが今シーズン一番速かったのはベッテルだし、アロンソはすでに2回もチャンプ取ってるし、まあいいか、ってことで。

でもさすがにかの国のティフォシたちにとってはまあいいかなんて話ではなかったらしく、国会でもある大臣が「モンテゼロは責任を取って社長を辞任すべきだ!」と発言したとか、それを聞いたモンテゼロは「フェラーリのこの国への貢献度を考えたら、いち大臣ごときにあれこれ言われる筋合いはない」と反論しただとか、まあたかだか自動車レースの結果だけで馬鹿騒ぎしてる国の人たちにあきれかえるやら、でもちょっと羨ましかったり。

くだらない発言してイジメられる日本の大臣に比べたら、まあ微笑ましい話ですか。まあ私もレース展開に関しては色々言いたいことはあるけど個別の事案に関しては言及を控えたいと思いますw

さて、自分としてはアロンソがチャンピオンだったら、タメオのF10作らなきゃなーと思ってたのが肩透かし食らったわけなんですけど、残念記念にF430作ってみました。

祭りネタをどうにかしなきゃとか思っていながら、放ったらかしたまま違うモノ作ってますよ?

いやー、最近マジ忙しくて、全然作れなくてストレスたまっちゃうんで御気楽なヤツを…

んで、いきなり完成!これも一応、1/43プラキット…ってことでいいのかな?

余裕が出来たら、コレに関してもちゃんと記事書き直したいと思います。