Sunday Songbook #1622

2023年11月12日 | Sunday Song Book

2023年11月12日プレイリスト「リクエスト特集」
1. JUNGLE SWING / 山下達郎 '93
2. GEORGY GIRL / THE SEEKERS '67
3. SECOND BEST (IS NEVER ENOUGH) / THE FINISHING TOUCH '74
4. HAND CLAPPING SONG / THE METERS '70
5. AGUA DE BEBER / ASTRAD GILBERTO "THE ASTRAD GILBERTO ALBUM" '65
6. LET'S NOT FORGET / CURTIS MAYFIELD "NEW WORLD ORDER" '96
7. TOKYO WOMAN / 竹内まりや フジテレビ系 "TOKYO WOMAN" 主題歌 発売未定 '23
8. JOCK-A-MO (IKO IKO) / JAMES "SUGARBOY" CRAWFORD '54
9. CHESTNUT MARE / THE BYRDS '70
10. ENDLESS GAME / 山下達郎 '90
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■内容の一部を抜粋
・近況
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は11月6日(日)、7日(月)の沖縄市民会館で千穐楽を迎えた。
ツアーが終わって今度は新しい仕事があってスタジオに入ってるそうだ。

・リクエスト特集
そんなわけで番組は引き続き今週も「リクエスト特集」。

・JUNGLE SWING
達郎さんの曲へのリクエストはバラけているので、今週は自分が聴きたい曲、この季節にはいいかなという感じで「JUNGLE SWING」。ディレクターの山岸さんからは「10月もかけてます」と。「いいんです、別に」と達郎さん。

・GEORGY GIRL
ザ・シーカーズはオーストラリア出身の4人組のフォーク・グループ。1967年、全英3位、全米2位の「GEORGY GIRL」。

リクエストしたリスナーが生まれた頃の曲。最近はネットで生まれた頃の曲が手軽に聴ける。達郎さんの時代にはそんなわけにはいかなかったが、だから最近のビートルズの新曲が成立すると達郎さん。

・SECOND BEST (IS NEVER ENOUGH)
ザ・フィニッシング・タッチはフィラデルフィアの3人組のヴォーカル・グループ。1974年のシングルで「SECOND BEST (IS NEVER ENOUGH)」。

・HAND CLAPPING SONG
ミーターズはニューオリンズを代表するインストゥルメンタル・グループ。1970年のアルバム『STRUTTIN'』からシングル・カットされて全米ソウル・チャート26位の「HAND CLAPPING SONG」。「この曲からたぶん大滝さんはインスパイアされた曲があります」と達郎さん。

・AGUA DE BEBER
ブラジルや中南米の音楽をかける番組が少なくなったせいか、ここ数年、目に見えてそういう音楽へのリクエストが増えてるそうだ。アストラッド・ジルベルトの1965年のアルバム『THE ASTRAD GILBERTO ALBUM』からアストラッド・ジルベルト・フィーチャリング・アントニオ・カルロス・ジョビンの「AGUA DE BEBER」(「おいしい水」)。

・LET'S NOT FORGET
カーティス・メイフィールドの1996年のアルバム『NEW WORLD ORDER』から「LET'S NOT FORGET」。この一曲はアトランタのソングライター、プロデューサーのアーノルド・ヘニングスのプロデュース&アレンジ、作曲もカーティスと共作している。

・ドゥー・ワップ特集
達郎さんのライヴはいつも開演前の一時間、ドゥー・ワップ・ソングがかかっている。来週はそんな中から選びながら「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」。

・TOKYO WOMAN
11月6日月曜日から4夜連続でフジテレビの深夜ドラマ枠にて「TOKYO WOMAN」というドラマが放映されていた。竹内まりやさんの未発表のカバー曲「TOKYO WOMAN」を主題歌にしたドラマで、「TOKYO WOMAN」は竹内まりやさんが度々レコーディングで共演をしている杉真理さんのバンド、BOXが2012年にリリースしたアルバム『MIGHTY ROSE』の収録曲。関東ローカルだったが放送終了後はTVerで見逃し配信されている。気の早いリスナーからリクエストが届いている。今日はTVサイズ。完成版はまだ先とのこと。

・竹内まりやニューシングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・JOCK-A-MO (IKO IKO)
今年のツアーで達郎さんはディキシー・カップス、ドクター・ジョンの「IKO IKO」を一節やっていたのでオリジナルにリクエスト。ニューオリンズのトラッド・ソングで、1954年にジェームス・"シュガーボーイ"・クロフォードが「JOCK-A-MO」というタイトルで発表して知られるようになった。その後、ディキシー・カップス、ドクター・ジョンとニューオリンズのムーブメントで歌い継がれている。

・CHESTNUT MARE
今年の10月27日は十三夜で「栗名月」と言われている。リスナーから「栗」にちなんだ曲にリクエスト。達郎さんが調べた結果、栗の曲はなかったという。「CHESTNUT(チェスナット)」だったらクリスマス・ソングに出てくるそうだ。いろいろ調べたらザ・バーズの1970年のアルバム『UNTITLED ALBUM』に入ってる「CHESTNUT MARE」がヨーロッパでヒットしたことがわかった。「CHESTNUT MARE」はロジャー・マッキンの曲で栗毛の雌馬のこと。達郎さんはバーズの「CHESTNUT MARE」が大好きなので選曲。アルバム・バージョンはものすごく長いので今日は短く編集されたシングル・バージョン。クラレンス・ホワイトのギターが素晴らしいと達郎さん。
曲をかけ終えて。
野生の馬がほしくて、それを追いかけるという歌で、ひじょうに象徴的な、ラヴ・ソングとも取れるし、メタファーがいっぱいな詞。「これ久しぶりに聴いたんですが、バーズはもうちょっと勉強しないとダメだなという、そういうアレですが。少年老い易く学成り難しという正に」と達郎さん。

・ENDLESS GAME
愛知県知多郡のリスナーからのリクエストで「ENDLESS GAME」。連城三紀彦さんの原作『飾り火』をドラマ化して篠ひろ子さんが主演したテレビ・ドラマ『誘惑』の主題歌。1990年のリリースから今年で33年の歳月がながれた。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年11月19日は「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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