2018年01月28日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. HEY! REPOETER / 山下達郎 "フォー・ユー" '62
2. ESO BESO (THAT'S KISS!) / PAUL ANKA '64
3. OGNI VOLTA / PAUL ANKA '58
4. HOW CAN I PUT OUT THE FRAME / CANDI STATON "STAND BY YOUR MAN" '71
5. I'D RATHER GO BLIND / SPENCER WIGGINS '70
6. 992 ARGUMENTS / O'JAYS '72
7. THAT'S HOW HEARTACHES ARE MADE / BABY WASHINGTON '63
8. SUNNY / CHRIS MONTEZ "TIME AFTER TIME" '66
9. IDOL WITH THE GOLDEN HEAD / THE PERSUASIONS "WE STILL AIN'T GOT NO BAND" '73
10. THEIR HEARTS WERE FULL OF SPRING / 山下達郎 "ON THE STREET CORNER 3" '99
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■内容の一部を抜粋
・近況
寒い日が続いていてインフルエンザが大流行している。「みなさま、くれぐれもお身体にお気をつけください」と達郎さん。達郎さんは新曲の締切が近づいてきてスタジオに篭ってるそうだ。「続けてもう一曲書かなきゃなんないので、けっこう忙しいつうですね(笑)」と達郎さん。目黒のブルース・アレイ・ジャパンで行った三人ライヴも無事終え、今度は3月に関西でも三人ライヴをする予定だとか。来週発表するとのこと。
・棚からひとつかみ
スタジオが忙しいので今週は「棚からひとつかみ」とリクエストを少しだけのプログラム「棚からひとつかみ+リクエスト」。
・HEY! REPORTER
「たまにはファンク行ってみたいと思います」と達郎さん。
・ESO BESO(THAT KISS!)
ポール・アンカのRCA時代のシングル・コレクションが日本のクリンクレコード配給のオールデイズ・レコードから出た。「ESO BESO」は1962年、全米14位。邦題は「ボサノヴァでキッス」。ポール・アンカは歌がうまいので人の曲を歌うと持ち味がでる、と達郎さん。
・OGNI VOLTA
もう一曲、ポール・アンカ。イタリアのサンレモでポール・アンカが歌って入賞した曲。1964年にイタリアで大ヒットした「OGNI VOLTA」。エンリオ・モリコーネのオーケストラをバックにしている。邦題は「太陽の中の恋」。
・HOW CAN I PUT OUT THE FLAME(WhenYou Keep The Fire Burning)
リック・ホールの訃報が届いた。アラバマ州マッスル・ショールズのフェイム・スタジオのオーナー。数々の名作を作ったサザン・ソウルのプロデューサー。享年85歳。達郎さんは時間ができたら詳しい人を呼んで「フェイム特集」をやりたいそうだ。今週はちょうどリスナーからリクエストがあったので、キャンディ・ステイトンの1971年のアルバム『STAND BY YOUR MAN』からシングル・カットされ、「STAND BY YOUR MAN」のB面に収録された「HOW CAN I PUT OUT THE FLAME」。ジョージ・ジャクソン作曲。
・I'D RATHER GO BLIND
達郎さん自身が選曲したリック・ホールのプロデュース作品はスペンサー・ウィギンスの「I'D RATHER GO BLIND」。1970年のシングルでエタ・ジェイムズの名唱でも知られている。
・992 ARGUMENTS
オージェイズの1972年の「992 ARGUMENTS」にリクエスト。全米ソウル・チャート13位、邦題は「992の言い争い」。絶頂期のフィラデルフィア・サウンド。最近、個人情報の関係でハガキの廃棄が早くなってて、達郎さんはうっかりしてリクエスト・カードを捨ててしまったらしい。
・今後の予定
来週2月4日は達郎さん65歳の誕生日。「誕生日で棚つか」は何年か前にやったので、来週は誕生日なので「山下達郎で棚からひとつかみ」。達郎さんの曲だけをかける55分間。
・BRUTUS
サンデー・ソングブック25周年の企画で雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボすることになった。サンデー・ソングブック25年の歴史を総括した回顧録という大特集になる。2月1日発売「サンデー・ソングブック特集」。
・REQUEST 30th Anniversary Edition アナログ盤
昨年11月に発売された竹内まりやさんの『REQUEST 30th Anniversary Edition』のアナログ盤が3月21日にリリース。CDのデジタル・リマスタリングを元にアナログ・カッティングを行ったとか。ボーナス・トラックなしの全10曲収録。2枚組180グラム重量盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりや特設サイトにて。
https://wmg.jp/artist/mariya/
・THAT'S HOW HEARTACHES ARE MODE
リクエストは「達郎さんの好きなベイビー・ワシントンの曲を」というもの。1963年、全米ソウル・チャート10位の「THAT'S HOW HEARTACHES ARE MODE」。ベイビー・ワシントンは'50年代にハーツという女性ヴォーカル・グループを組んでいて、'60年代に入ってソロになった。
・SUNNY
リクエストは「SUNNY」をクリス・モンテスで、というもの。クリス・モンテスの1966年のセカンド・アルバム『TIME AFTER TIME』に収められている。アレンジド・バイ・ニック・デ・カロ。オリジナルはボビー・ヘブ。
・IDOL WITH THE GOLDEN HEAD
リクエストは「パースエージョンズで何か」。1973年のアルバム『WE STILL AIN'T GOT NO BAND』から「IDOL WITH THE GOLDEN HEAD」。もともとはコースターズの1957年の作品。
・チュブラーベル
リスナーから「クリスマス・イブ」の曲中(「心深く」と「秘めた思い」のあいだ。「叶えられそうにない」のところ)にチュブラーベルが入ってるかの問い合わせ。
「これチュブラーベルが実際に入ってます。そこのエコーの響きがですね、そこに聞こえるアレです。チュブラーベルを叩いてるので、その音が入ってるのです(笑)」と達郎さん。
・女性ドゥーワップ・グループ
リスナーから「ドゥーワップは男性だけがヴォーカルなのでしょうか?」という質問。
女性ドゥーワップ・グループもたくさんあるそうだ。先程かけたベイビー・ワシントンの昔のグループ、ハーツもそう。
・心には春がいっぱい-Their Hearts Were
今週はアカペラをかけたのでアカペラで終わる。達郎さんの1999年のアルバム『ON THE STREET CORNER 3』から「心には春がいっぱい」。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年02月04日は、誕生日記念「山下達郎で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp