Sunday Song Book #1317

2018年01月09日 | Sunday Song Book

2018年01月07日プレイリスト
「新春リクエスト大会」
1. HAPPY HAPPY GREETING / 山下達郎 "レアリティーズ" '02
2. BABY,BABY DON'T WASTE YOUR TIME / GRADYS KNIGHT & THE PIPS "TOUCH" '81
3. I'M JUST A BOY / LOUISE CORDET '62
4. WHERE DO THE GIRLS OF SUMMER GO / MARK ERIC "A MIDSUMMER'S DAY DREAM" '69
5. DAYLIGHT & DARKNESS / SMOKEY ROBINSON '78
6. DISMAL DAY / BREAD '69
7. TWO KINDS OF LOVE / BILL CONTI "「ロッキー2」 オリジナル・サウンド・トラック" '72
8. MY ANGEL LOVE / THE CLEFTONES '72?
9. ヘロン / 山下達郎 "コージー" "オーパス" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
年越しで曲書きをして、レコーディングがはじまったという。

・新春リクエスト大会
今週は「新春リクエスト大会」。リクエスト・カード、特にお便りのほうはまだ全部チェックしきれてないそうだ。

・HAPPY HAPPY GREETING
お正月なので「HAPPY HAPPY GREETING」。

・BABY,BABY DON'T WASTE YOUR TIME
まずは景気よくグラディス・ナイト&ザ・ピップス。1981年、アシュフォード&シンプソンのプロデュースで発売されたアルバム『TOUCH』は全然売れなかったという。シングル・カットされた「BABY,BABY DON'T WASTE YOUR TIME」はいい曲なのにチャートに入ってない。

・I'M JUST A BOY
ルイス・コーデッドはイギリスの女性シンガー。いわゆるワンヒット・ワンダーで1962年、これがただ一曲のヒット全英13位、シャドウズのメンバーのトニー・ミーハンがプロデュースしていることで知られている「I'M JUST A BOY」。

・WHERE DO THE GIRLS OF SUMMER GO
マーク・エリックは俳優、モデルだったがキャピトルのラス・リーガン(ビーチボーイズの名付け親)周辺の人にスカウトされて1969年にアルバム『A MIDSUMMER'S DAY DREAM』を出した。全く売れなかったがビーチボーイズ・ファンには有名でアナログは高値商品として取引されていた。この度、ボーナス・トラック入りでCD化されて誰でも聴けるようになった。「ビーチボーイズ風というよりかはどっちかというとジャン&ディーンに近い感触だと私は思いますが」と達郎さん。歌が心もとないのでまだCDを買ってないとかで、今日はアナログ盤からデジタル・プロセッシングしたアルバムのベスト・トラックの「WHERE DO THE GIRLS OF SUMMER GO」。
曲をかけ終えて。
「リード・ヴォーカルよりもバック・コーラスのほうがうまいという、そういう不思議なアレでございます(笑)。そんなこと言っちゃあいけませんがね。ふふふ。こうやっていじると最近なんかいろいろと言われますんで。いやですね、ほんとにね(笑)。しゃれが通じないんですよ、今の世の中。ほんとささくれだっていやですね(笑)」と達郎さん。

・DAYLIGHT & DARKNESS
スモーキー・ロビンソンで何かというリクエスト。「いちばん僕のサンソンでかけてきた曲」と達郎さん。1978年のアルバム『LOVE BREEZE』からのシングル・カットでソウル・チャート9位、全米チャート75位の「DAYLIGHT & DARKNESS」。

・今後の予定
曲書きに追われているので来週は「棚つか+リクエスト」の予定。

・プレゼント
『REQUEST 30th Anniversary Edition』の購入者特典で作った非売品の12インチのアナログ盤「夢の続き('89 Remix)」、カップリングは達郎さんが作った「プラスティック・ラブ(Extended Club Mix)」を10名にサイン入りでプレゼント。もうひとつは先日のアコースティック・ライヴのときに作ったサンデー・ソングブックのロゴ入りタンバリンをサイン入りで25名にプレゼント。締め切りは一月の中頃。

・BRUTUS
サンデー・ソングブック25周年の企画で雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボすることになった。サンデー・ソングブック25年の歴史を総括した回顧録という大特集になる。2月1日発売「サンデー・ソングブック特集」。

・三人編成でアコースティック・ライヴ
達郎さんと伊藤広規さんと難波弘之さんの三人編成でアコースティック・ライヴを2018年1月19日(金)、20日(土)、目黒のブルース・アレイ・ジャパンで行うことになった。前売りは1月7日午後3時から1月9日の午後11時59分まで受付。詳しくは山下達郎公式サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp

「一昨年になりますが10月にロフトを40数年ぶりにやりましてですね。やっぱりライヴハウスというのはひじょうに音をシビアにやることを教えてくれる。別にホールでシビアにやってないという意味じゃないですよ(笑)。やっぱり少ない人数でやる緊張感というのはひじょうに自分にはプラスになるような気がしましたので、久しぶりにそういう小っちゃなところで少しやってみようかなという。自分のためにやってみようかなという感じでありますが。そうするとフルバンドですととても予算が全くダメなので(笑)、三人ライヴで、それもまた赤裸々な演奏で、ごまかしが利かないので、それもまた鍛えられるといいましょうか。そういうような感じでありまして。自己鍛錬の一環でございます。お付き合いいただければと思います。よろしくお願いいたします」と達郎さん。

・DISMAL DAY
ブレッドの1969年「DISMAL DAY」はヒットしなかったシングル。邦題は「灰色の朝」。日本では深夜放送でよくかかったという。リクエストしたリスナーから「達郎さんはFEN以外に若いころは民放ラジオ放送もお聴きになられていましたか? 好きな番組、DJはいらしゃいましたか?」という質問。オールナイトニッポンだったら糸居五郎さん、高崎一郎さん。パック・イン・ミュージックだったら福田一郎さん、中村とうようさん、八木誠さん。音楽番組を中心に聴いていたという。TBSの3時台の宮内鎮雄さんというTBSのアナウンサーが土曜日の3時からパック・イン・ミュージックをやっていて、達郎さんが高校生の頃にレターメンとかデヴィッド・セヴィルとかその当時のプログラムとしては超絶な特集をやっていて、それが楽しくて毎週聴いていたとか。FENだったら土曜日の5時からやっていたジム・ピューターズ・ショウのオールディーズ番組、ドン・トレイシーとノーランド・バイラムのR&Bのプログラムで耳を鍛えられた最高の素材だったとか。

・TWO KINDS OF LOVE
映画『ロッキーII』のオリジナル・サウンド・トラックに収められているフィラデルフィア・ドゥーワップ。作曲者、ビル・コンティのクレジットになってるが、たぶんスタジオ・ミュージシャンを集めてやってるんだと思われる、と達郎さん。1979年の「TWO KINDS OF LOVE」。

・MY ANGEL LOVE
ザ・クレフトーンズの「MY ANGEL LOVE」は’90年代に『SUSIE Q』という映画に使われたというデータが残っている。アメリカのVarèse Vintageで2000年にCD化。『THE DOO WOP SOUND VOLUME 2 : STREET CORNER HARMONY』に収められている。オリジナルは1972年でレコーディングはそれよりも前かもしれないとのこと。正確なクレジットはザ・クレフトーンズ・フィーチャリング・ハーブ・コックス。

・ヘロン
熊本市のリスナーからのお便り。昨年12月に病院を退職した恩師のN先生が好きだった「ヘロン」にリクエスト。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年01月14日は「棚からひとつかみ+リクエスト(予定)」
http://www.tatsuro.co.jp
コメント
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