Sunday Song Book #1534

2022年03月06日 | Sunday Song Book

2022年03月06日プレイリスト
「ひなまつり、ガール・シンガー、ガール・グループで棚からひとつかみ」
1. OPPRESSIONS BLUES (弾圧のブルース) / 山下達郎 近日発売ニュー・アルバムに収録予定
2. DUSTY / THE RAG DOLLS '64
3. BEAUTIFUL DREAMS / TWIGGY '66
4. UNBELIEVABLE GUY / DIANE RENAY "NAVY BLUE" '64
5. I DON'T WANT TO BE THE ONE / THE ROYALETTES '66
6. WE KISS IN THE SHADOW / THE LUVS '65
7. YOU BABY / LINDA SCOTT '65
8. COME CLOSER / JESICCA JAMES & THE OUTLAWS '65
9. THE TOUCH OF VENUS / SANDY WYNNS '64
10. いつか (LIVE) / 山下達郎 "2014.10.10 名古屋ボトムライン"
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■内容の一部を抜粋
・近況
レコーディングでまたテンパってるそうだ。

・ひなまつり、ガール・シンガー、ガール・グループで棚からひとつかみ
3月3日は過ぎてしまったけれど今週はひなまつりにちなんで「ひなまつり、ガール・シンガー、ガール・グループで棚からひとつかみ」。60年代のガール・ポップの特集。昔かけた曲も、これまでかけてない曲もいろいろごた混ぜで、とのこと。

・OPPRESSIONS BLUES (弾圧のブルース)
ウクライナの戦乱が毎日メディアから流れてきて心が痛むと達郎さん。達郎さんはそういうものにメンションしないで、いつもと同じように平常心で進もうという方針。実は今回のニュー・アルバムに一曲、割と政治的な歌を作ったという。「THE WAR SONG」以来かなという感じで「OPPRESSIONS BLUES (弾圧のブルース)」。この曲はミャンマーの騒動とか、その前のシリアの騒乱を見ていて作った作品。アルバムができてから披露するつもりだったが、こういう世情なんで先行してお聴きいただき、聴いた感想を聞きたいと思ってるそうだ。ニュー・アルバムの発売日はまだ決まってない。

・DUSTY
こんなご時世なので明るくと達郎さん。ザ・ラグ・ドールズは幽霊グループ。リード・ヴォーカルはジーン・トーマスという女性で、フォー・シーズンズのプロデューサーのボブ・クリュー、サンディ・リンツァー、デニー・ランデルの作曲。アレンジはチャーリー・カレロ、プロデューサーはボブ・クリュー。フォー・シーズンズのプロジェクトで展開される1964年、全米55位の「DUSTY」。

・BEAUTIFUL DREAMS
ツイッギーはスウィンギング・ロンドンを代表するファッション・モデル。1966年のレコード・デビュー・ソング「BEAUTIFUL DREAMS」はアメリカでもイギリスでもチャートに入らなかったが日本ではヒットした。邦題は「夢見るツイッギー」。達郎さんはこの曲が大好きで、プロデュースもアレンジもすごくいいのになぜヒットしなかったのか、プロモーションの問題とかがあるんだと思ってるという。

・UNBELIEVABLE GUY
ダイアン・リネイの1964年のアルバム『NAVY BLUE』の最後の曲「UNBELIEVABLE GUY」。ボブ・クリューの作品でアレンジはチャーリー・カレロ。

・I DON'T WANT TO BE THE ONE
ザ・ロイヤレッツはテディ・ランダッツォが手がける黒人4人組のヴォーカル・グループ。セカンド・アルバム『THE ELEGANT SOUND OF THE ROYALETTES』からのシングル・カットでヒットはしてないけれども素晴らしいナンバー「I DON'T WANT TO BE THE ONE」。

・WE KISS IN THE SHADOW
ザ・ラブスは実態が全くわからない。ニューヨークのプロジェクトでロジャース&ハマースタインのスタンダード・ナンバーをドゥー・ワップ仕立てでやっている。1965年の「WE KISS IN THE SHADOW」。

・YOU BABY
リンダ・スコットはアイドルの中のアイドルみたいなひと。バリー・マンとシンシア・ワイルの作品でロネッツのカヴァー「YOU BABY」。1965年の作品。

・COME CLOSER
ボブ・クリューがオーナーのレーベル、ダイノ・ボイスからシングルを発売していたジェシカ・ジェイムズ&ジ・アウトローズ。ガール・グループだけれど実態のないグループ。歌ってるのはペギー・サンテグリィアというシンガー。ボブ・クリューのお気に入りの人で、ペギー・ファリーナのペンネームでフォー・シーズンズの「BEGGIN'」の作詞をやっている。彼女がジェシカ・ジェイムズ&ジ・アウトローズと名乗って出した1965年のシングルが「COME CLOSER」。この曲は同じトラックでティファニー・マイケルというペンネームで発売されたこともある。アレンジはチャーリー・カレロ。

・THE TOUCH OF VENUS
黒人の女性シンガー、サンディー・ワインズ。然してその正体はのちのハニー・コーンのエドナ・ライト。彼女が若い頃に出したシングルで「THE TOUCH OF VENUS」。1964年の作品。プロデュースはエド・コブ。

・いつか (LIVE)
「世の中が平和でなければ文化は継続できません。ですので平和に対する努力というのは、自分のスタンスで努力するしかありません。私は音楽家なので音楽を使って何ができるかという。ほとんど何もできないですけれど、でも音楽を使って、そうしたみなさんの心に届くような努力をするということでやっていきたいと思っております」と達郎さん。1980年のアルバム『RIDE ON TIME』に入ってる「いつか」。2014年10月10日に名古屋ボトムラインで行われたライヴから。ぶっつけ本番なので歌詞が一箇所間違っている。そしていつものようにP.A.OUT。



■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2022年03月13日は「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp

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