Sunday Song Book #1533

2022年02月27日 | Sunday Song Book

2022年02月27日プレイリスト「リクエスト特集」
1. THE WAR SONG / 山下達郎 "2014.10.10 名古屋ボトムライン"
2. 1-2-3 / LEN BARRY '65
3. HOMBURG / PROCOL HARUM '67
4. FUNKY STREET / ARTHUR CONLEY '68
5. SPECIAL LADY / RAY, GOODMAN & BROWN '79
6. COMPANY / RICKIE LEE JONES "RICKIE LEE JONES" '79
7. SAYONARA / 高美以子 "SAYONARA" '57
8. 忘れないで / 山下達郎 '04
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■内容の一部を抜粋
・近況
ニュー・アルバムの発売日がそろそろ具体的に決まる感じになってきたそうだ。でも、まだ「ゆうな。できたとゆうな」と言われてるとか。最近のプロモーションは小出しにちまちま情報を出すからだという。その間に他人に曲を書いていて、それを作っているので、相変わらずスタジオ暮らし。

・リクエスト特集
そんなわけで今週も「リクエスト特集」。

・THE WAR SONG
ウクライナの紛争でメディアがまたいろいろなことを言っている。大国の覇権争いの犠牲になるのは、いつも市井で暮らしている人たち。遠くの街の出来事で心が痛むけれど、対岸の火事というには、最近の世界情勢はあまりに逼迫していて、日本の明日がどうなるかということも懸念される。そういうご時世なので今日は1986年のアルバム『POCKET MUSIC』に入っている「THE WAR SONG」。2014年10月10日に名古屋ボトムラインで行われたライヴから。一昨年から昨年にかけて開催されたアコースティック・ライヴ展で映像を公開したものの音源。長いので途中まで。

・1-2-3
リクエストがはっきりと分かれてきたそうだ。いわゆるヒット・ソングにリクエストされる方と、カルトなCDになってない音源や、「これ持ってるか?」という挑発的なやつと二文化してきて、カルト、カルトで行くのもかったるい、うざい。今日は順当に60年代、70年代のヒット・ソングを集めてきたとか。レン・バリーは元ダベルズ、ドゥーワップ・グループのリード・ヴォーカルからソロになって、1965年に放った大ヒット・ソングの「1-2-3」。フィラデルフィア・サウンド。

ライヴもそろそろですね、計画をなってきましたけれど、それも「ゆうな」。なんでも「ゆうな」。「ゆうな」の山下。よくわかりません、と達郎さん。

・HOMBURG
2月19日にプロコル・ハルムのリード・ヴォーカル、ピアノ、作曲のゲイリー・ブルッカーが亡くなった。享年76歳とまだ若い。達郎さんはプロコル・ハルムの初来日のときに日本武道館で観たという。当時のデラム・レーベルのライヴだったのでテン・イヤーズ・アフターとのジョイントだった。客ダネが悪くて、先に出たプロコル・ハルムのとき、客の手拍子が出鱈目で、ゲイリー・ブルッカーが「Take it easy!」とかなんか怒って、それをすごく記憶しているそうだ。その後のテン・イヤーズ・アフターはバック・ステージから客が飛び降りて、それでコンサートが中止になった。でもプロコル・ハルムの演奏が素晴らしかったのが印象に残っているとか。なんと言っても「青い影」。達郎さんの人生の三大名曲の一曲。リクエストは来てるけれど、へそまがりなので今日は「青い影」ではなく、セカンド・ヒット、1967年の全英6位、全米34位の「ホンブルグ」、「ハンバーグ」、「HOMBURG」。

・FUNKY STREET
アーサー・コンリーはアトランタのリズム&ブルース・シンガー。1968年のアルバム『SOUL DIRECTIONS』からのシングル・カットで、全米R&Bチャート5位、全米14位のジャンプ・ナンバー「FUNKY STREET」。

・SPECIAL LADY
レイ、グッドマン&ブラウンは元モーメンツ。名前を変えて出したら大ヒット。1979年、全米ソウル・チャートNO.1、全米チャート8位のミリオン・セラー「SPECIAL LADY」。

・COMPANY
リッキー・リー・ジョーンンズの1979年のファースト・アルバム『RICKIE LEE JONES』はプラチナ・アルバム。名盤中の名盤。B面のラストから2曲目の「COMPANY」。

・ひな祭り・女性関係で棚からひとつかみ
もうすぐ3月。3月3日はひな祭り。何年かにいっぺん「ガール・シンガー、ガール・グループ特集」をやってきたけれど、来週は3月6日でひな祭りは過ぎたが一応やってみようかなと思ってるそうだ。「女の子の名前」で特集してみたらどうかなどのアイディアもあるが、少し考えてみるとか。

・SAYONARA
1957年のアメリカ映画『SAYONARA』はマーロン・ブランドが主演してアメリカでは有名な作品。朝鮮戦争から帰っきた兵士が日本人に恋をして、でも当時の米軍は日本人との結婚を禁じていたという悲恋の物語。女性は日系二世の高美以子(たかみいこ)さん。オリジナル・サウンド・トラックの中で「SAYONARA」という歌を歌っている。
曲をかけ終えて。
細野晴臣さんがカヴァーしているので、細野さんにお便りすれば、また違う話が展開するかもしれません、細野さんよろしく、と達郎さん。

・エール
北海道釧路市の25歳の超常連のリスナーから「私が教員になって初めて三年間担任を持った生徒たちを送り出します。これから社会の荒波に揉まれる生徒たちに達郎さんからもエールを送ってくだされば幸いです」というお便り。
「お若い方々はこういう時代でも一生懸命生きております。彼らの未来に貢献できるように我々も努力しなくてはならないと思います」と達郎さん。

・忘れないで
練馬区のリスナーから3月2日で80歳を迎える母の好きな曲「忘れないで」にリクエスト。達郎さんの2004年のシングルで、達郎さんが50歳になったばかりの頃。この先、声がどれだけ持つか、今のうちに高い声で歌える曲を作っておこう、カンツォーネだ! と作った曲。あれから20年近く経つが、おかげさまでまだ歌えているとのこと。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2022年03月06日は「ひな祭り・女性関係で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp

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