Sunday Song Book #1535

2022年03月13日 | Sunday Song Book

2022年03月13日プレイリスト「リクエスト特集」
1. OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース) / 山下達郎 近日発売ニュー・アルバムに収録予定
2. STAY / MAURICE WILLIAMS & THE ZODIACS '60
3. HALLELUJAH / SWEATHOG '71
4. FOR ONCE IN MY LIFE / STEVIE WONDER '68
5. FOLLOW EVERY DREAM / WILLIAM HART "THE FISH THAT SAVED PITTSBURGH" '79
6. CRYING (LIVE) / ROY ORBISON '85
7. HE'S SURE TO REMEMBER ME / BRENDA LEE '64
8. 希望という名の光 / 山下達郎 '10
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■内容の一部を抜粋
・近況
いよいよ今年のスケジュールがいろいろ出てきたそうだ。それに伴ってやることがたくさんあるので「ワァーとなってる」という。

・リクエスト特集
そういうことなので達郎さんのスケジュールがちょっとテンパってきているので、今週は「棚からひとつかみ+リクエスト」の予定でレギュラー・プログラムに近づけようとしたけれど、今週も来週もリクエスト100パーセント。今週は直前の収録だが、来週はスケジュールが詰まってきたので前倒し収録。

・OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース)
先週は大変異例なことだったが、昨今の時世に感じるところがあって、今度発売されるニュー・アルバムに収録予定の曲を前倒しでオンエアした。そんなことは生まれて初めてのことだったとか。「OPPRESSIONS BLUES」というタイトルだったが、この一週間、関係各位、諸先輩方々と論議を重ねて「OPPRESSION BLUES」に変更したという。いろいろと諸説があるのでとのこと。「発売前なのに(笑)、タイトル変更もへったくれもあるか」と達郎さん。これからはオフィシャルに「OPPRESSION BLUES」。
「我々の世代は戦争が遠い、ヴェトナムですらですね、少し遠い感じだけれども、自分自身が歳をとってきたということもありますので、そういうことが身近に感じられます。特にネットや映像の情報というのがふんだんに入ってきますと、一体何が本当で何が嘘なのか全然わからなくなってくるというですね、そういう中でこうした放送の中でどういったことを申し上げたり、こういう番組をどうやって作っていくか、一人一人みんな問われていきますけれども。毎週申し上げてます通り、世の中が平安でないと文化というのは成立しませんので。でしたら私、一音楽家としてですね、できることをどういう具合に行うかということを考えつつ、番組はひたすら平常心で淡々と進行してと思っとりますが。音楽家は音楽で表現するという考え方ですので、今度のアルバムに収録する予定のこの一曲先にお聴きをいただいてみたいということで、今週もお届けしたいと思います」と達郎さん。近日発売のニュー・アルバムから「OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース)」。

・STAY
まずはドゥー・ワップ。モーリス・ウィリアムス&ザ・ゾディアックス。1960年、全米NO.1の「STAY」。他にもフォー・シーズンズのカヴァーや、達郎さんの世代だったらジャクソン・ブラウンがライヴでカヴァーしている。

・HALLELUJAH
スウェットホグは1971年に1曲だけヒットを残した4人組のロック・バンド。1971年、全米33位の「HALLELUJAH」。

・FOR ONCE IN MY LIFE
スティービー・ワンダーの1968年の「FOR ONCE IN MY LIFE」。スタンダード・ナンバーと思いきや、割とモータウン関係のライターによって書かれた曲。1966年にトニー・ベネットがレコーディングしたのが最初だと言われている。1968年、全米でもR&Bチャートでも2位。

・FOLLOW EVERY DREAM
ウィリアム・ハートはデルフォニックスのリード・ヴォーカル。1979年の映画『THE FISH THAT SAVED PITTSBURGH』のサウンドトラックは全面的にトム・ベルの作品で埋められている。その中でウィリアム・ハートがソロ名義で歌っている「FOLLOW EVERY DREAM」。

・CRYING(LIVE)
ロイ・オービソンが1985年に出したアルバム『KING OF HEARTS』からのシングル・カット「WILD HEARTS」。この曲をイギリスでZTTレーベルがシングルで発売したときに二枚組のシングルで出して、その二枚目に「CRYING」のライヴ・ヴァージョンが入っていた。ロイ・オービソンのライヴはいろいろとあるけれど、これがベスト・ライヴのひとつだと思われる。50ちょっと手前での、おそらくイギリスでのライヴ・レコーディングだと思われる。このシングルを新春放談で大瀧詠一さんが持ってきてオンエアしたことがある。
曲をかけ終えて。
「もう何も言葉が(笑)、出ませんね。悲しーい声ですが。この3年後に亡くなってしまいますから。素晴らしい」と達郎さん。

・HE'S SURE TO REMEMBER ME
ブレンダ・リーの1964年の「HE'S SURE TO REMEMBER ME」、邦題は「想い出のタンゴ」。全米135位でCD化はほとんどされていない。作曲はジャッキー・デシャノンということでコレクターズ・アイテムになってる。

・音圧
長野市のリスナーから「音圧って何ですか?」という質問。
人によって全然違うそうだ。音圧というのは要するにグッとくる音のこと。グッとくると音圧が高いというそういうもの。音がでかければグッとくるわけではない。だから音圧だけあっても演奏がよくなければダメで、いろいろなファクターがあるとのこと。

・希望という名の光
一昨日の3月11日は東日本大震災から11年を数える日だった。達郎さんもいろいろと11年前の思い出があるそうだ。そういうことを含めて「希望という名の光」。リクエストもたくさん来ているという。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2022年03月20日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp

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