Sunday Song Book #1361

2018年11月11日 | Sunday Song Book

2018年11月11日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 今を生きよう (SEIZE THE DAY) / 竹内まりや 10月17日発売 ニュー・シングル
2. ELENORE / THE TURTLES '68
3. INCENSE & PEPPERMINTS / STRAWBERRY ALARM CLOCK '67
4. CHERISH / THE ASSOCIATION '66
5. POWER / THE TEMPTATIONS '80
6. HAPPY BEING LONELY / THE CHI-LITES '76
7. LET THEM TALK / BABY WASHINGTON '70
8. BABY THAT'S ME / THE CAKE '67
9. FOOLS FALL IN LOVE / THE DRIFTERS '57
10. ドリーミング・デイ / 山下達郎 "ナイアガラ・トライアングル" '76
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているそうだ。6月23日(土)にスタートした「PERFORMANCE 2018」、全国24都市49公演は無事に千穐楽を迎えたはず。今年の夏の水害、台風、地震でかなりのライヴが延期や中止の憂き目を見たが、達郎さんのツアーは幸運なことに遅延も中止もなしに、間をすり抜けて無事に行うことができたそうだ。来年も同じくらいの規模でツアーを展開するつもりで、そろそろスケジュールも決まってきているとか。ツアーが終わったので、のんびりするとか、海外行くとか、とんでもない。竹内まりやさんのファン・ミーティングのミニ・ライヴ準備、それが終わったら曲書きして、いよいよ久しぶりにアルバムを出そうかなという感じだそうだ。

・リクエスト特集
千穐楽が終わったけれど前倒しで収録しているのでタイムマシーン状態。たくさんリクエストカードが溜まってるので今週は「リクエスト特集」。

・今を生きよう(Seize the Day)
10月17日発売のニュー・シングルから今週は「今を生きよう(Seize the Day)」。10月27日(土)にスタートしたNHK総合の土曜時代ドラマ『ぬけまいる~女三人伊勢参り』の主題歌。

・ELENORE
'60年代のウェスト・コーストを代表する実力者グループのザ・タートルズ。1968年、全米6位の「ELENORE」。

・INCENSE & PEPPERMINTS
ストロベリー・アラーム・クロックは'60年代のサイケデリック・シーンのバンド。デビュー曲の「INCENSE & PEPPERMINTS」が1967年の全米NO.1。リード・ギターのエド・キングが先日亡くなったそうだ。エド・キングはこのバンドのあとレーナード・スキナードに加わり名曲「SWEET HOME ALABAMA」の作曲者に名を連ねている。

・観客が満員でないとやらない?
「INCENSE & PEPPERMINTS」をリクエストしたリスナーから「達郎さんはコンサートに臨むにあたり自分の中の決まりごとはありますか。音響がイマイチの会場ではやらないとか、観客が満員でないとやらないとか?」という質問。
「音響が悪いホールは実際にありますので、そういうところは行かないようにしてます。最近はこのお客さんが満員でないとという(笑)、こういうお便り多いんですけれどね。僕なんかは売れないバンドではじまったので、ソロになってようやく全国ツアーをできるようになってからもですね、3年近く、例えば2000(人)のキャパ(シティ)ですと1200、1300という感じでずっーとやっておりまして。それでもいいほうだと言われまして。人によっては300、400からはじめて、少しずつ増やしていくというですね、満員にするまで数年かかってみんな、努力してやってきましたので。現役で活躍してる僕らの同世代の方々、みんなそういうことをやってますので。ですので観客が多いとか少ないとか、そういうものはですね、それぞれの解釈でありまして。僕は例えば一人でもやりますけれどもですね。だからといって今回のようなそういういろんなことがありますけれど、そういうことは僕の個人的な意見で語る立場にはありません。それぞれの方々の裁量、お客さんとその表現者の方々の関係の中で考えるものでありますので。その程度で許してください」と達郎さん。

・CHERISH
アソシエイションの1966年のNO.1「CHERISH」。ミリオンセラー。

・好きなゴジラ映画
リスナーからゴジラ、星座にのトピックと「好きなゴジラ映画を教えてください」というお便り。
一作目の『ゴジラ』と二作目の『ゴジラの逆襲』だとか。

・POWER
ザ・テンプテーションズがモータウン・レーベルに復帰した1980年のシングル「POWER」。全米ソウル・チャート11位。1981年のアルバム『POWER』のタイトル・ソング。デニス・エドワーズのリード・ヴォーカル。

・HAPPY BEING LONELY
チャイライツは1976年に作曲を担当しリード・ヴォーカルだったユージン・レコードがソロになって脱退したのでメンバーを補充して再出発した。その最初のアルバムが『HAPPY BEING LONELY』で1976年のリリース。プロデュースがチャイライツの創設メンバーのひとりでバリトンのマーシャル・トンプソン。コ・プロデュースがトムトム84で、アレンジがトムトム84(トーマス・ワシントン)。達郎さんのようなユージン・レコードがチャイライツだと思ってる人は、このアルバムを全く評価しないそうだ。「HAPPY BEING LONELY」は全米ソウル・チャート30位。

・souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~
「souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~」は11月23日から12月7日まで全国34ヶ所で期間限定ロードーショー。

伏見の消印があるお便りで10歳のリスナーから「京都ロームシアターのライヴにお母さんと行きました。僕はRIDE ON TIMEがよかったです。これからも元気で健康にがんばってください。僕が二十歳になったら自分のお金で行きたいので、それまでがんばってください」というハガキを読んで。
「あと10年か、うん。なんとかなるかもしれないな。ありがとね。また来てください(笑)」と達郎さん。

・LET THEM TALK
黒人女性シンガーのベイビー・ワシントンは日本ではあまり知られてないが評価の高い人。1970年の「LET THEM TALK」。プロデュースはデイブ・クロフォードなのでマイアミ。デイブ・クロフォードはジャッキー・ムーアの「PRECIOUS, PRECIOUS」の作家。

・BABY THAT'S ME
ザ・ケークは3人組のガール・グループ。いわゆるウォール・オブ・サウンドのクローンで有名な一曲、1967年の「BABY THAT'S ME」。作曲はジャック・ニッチェとジャッキー・デシャノンのコンビ。アレンジはハロルド・バティスト(Harold Battiste)。

・FOOL FALL IN LOVE
リクエストは達郎さんの好きなドリフターズの曲。1957年のリーバー&ストーラーの名曲「FOOL FALL IN LOVE」。リード・ヴォーカルはジョニー・ムーア。全米R&Bチャート10位。

・うどん
リスナーから「大阪に何度も来られてますが必ず大阪で食べるものありますか?」という質問。
「必ず食べるものってある?(笑)。え〜、うどん」と達郎さん。

・ドリーミング・デイ
「FOOL FALL IN LOVE」を聴いてジョニー・ムーアの"オッ、オー"をやりたくて作ったのが1976年のアルバム『NIAGARA TRIANGLE』に入ってる「ドリーミング・デイ」。

・今後の予定
「11月で棚からひとつかみ」の予定だけど海外に注文したレコードが届かなかった場合は「リクエスト特集」。25日のオンエアにも間に合わなかったら来年の11月まで延期。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年11月18日は、「『NOVEMBER』で棚からひとつかみ(予定)」
http://www.tatsuro.co.jp

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