Sunday Song Book #1362

2018年11月18日 | Sunday Song Book

2018年11月18日プレイリスト
「11月(NOVEMBER)で棚からひとつかみ」
1. すてきなヒットソング / 竹内まりや "ビギニング (2018リマスター)" 11月21日発売
2. SWEET NOVEMBER / ANTHONYNEWLEY '68
3. REMEMBER NOVEMBER / BLUE MAGIC "WELCOME BACK" '81
4. NOVEMBER MONDAY / WILL-O-BEES '69
5. SWEET NOVEMBER / TROOP '92
6. NOVEMBER / 伊豆田洋行 "BLESS YOU" '87
7. NOVEMBER / TOM WAITS "THE BLACK RIDER" '93
8. SWEET NOVEMBER / SAMMY DAVIS JR."I'VE GOTTA BE ME" '69
9. 夏の恋人 / 竹内まりや "ビギニング (2018リマスター)" 11月21日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているそうだ。「PERFORMANCE 2018」は無事に終えることができ、打ち上げでどんちゃん騒ぎしたけれど、もう何日か経ってるので声は嗄れてないという。

・11月(NOVEMBER)で棚からひとつかみ
海外に注文していたレコードが届いたので今週は予定通り「11月(NOVEMBER)で棚からひとつかみ」。こういうテーマがある場合は選曲が大変で、一歩間違うとテーマに固執するあまり曲がよくないこともあるとか。11月は秋が深まってくるので物悲しい歌が多い。いつもより暗めに、しみじみとしたプログラム。

・すてきなヒットソング
竹内まりやさんがデビュー40週年を迎えることになった。1978年11月25日にアルバム『BEGINNING』でデビュー。40週年を記念して旧RCAから出ているカタログ6枚(オリジナル・アルバム5枚、ベスト・アルバム1枚)が今月から毎月一枚というスケジュールでデジタル・リマスター盤が発売されるそうだ。その第一弾として11月21日にデビュー・アルバム『BEGINNING』が発売される。デビュー当時のまりやさんはシンガーで、林哲司さん、加藤和彦さん、センチメンタル・シティ・ロマンスのみなさん、高橋ユキヒロさん、達郎さんという作家陣を従えて、海外レコーディングとセンチメンタル・シティ・ロマンスのバックという布陣でデビュー・アルバムを出した。そんな中でまりやさん自身の自作曲が一曲だけ入ってる。「すてきなヒットソング」はまりやさんの作詞作曲。

・SWEET NOVEMBER
アンソニー・ニュウリイはイギリスの俳優。この人が出演した映画『SWEET NOVEMBER』(1968年)というのがある。音楽はミッシェル・ルグランで主題歌はアンソニー・ニュウリイの自作曲「SWEET NOVEMBER」。アレンジとコンダクトはミッシェル・ルグラン。アメリカではサミー・デイヴィスJr.がカヴァーして、こちらもいいアレンジなのだとか。

・REMEMBER NOVEMBER
フィラデルフィアが生んだ偉大なるスィート・ソウル・ヴォーカル・グループのブルー・マジック。1981年のアルバム『WELCOME BACK』から「REMEMBER NOVEMBER」。

・札幌
札幌市のリスナーからタイヤ交換のお便りと「氷のマニキュア」のリクエストを読んで。
「また次の機会に(笑)。でも今日録ってるのが一週間ほど前なんですけれど、札幌は雪が降らない記録だというそうでありますが。百何十年ぶり? 暖冬なんでしょうかね。今年は本当に変な(笑)、陽気でありました。天候不順というやつでありまして。えー、みなさまお身体お大事に」と達郎さん。

・NOVEMBER MORNING
日本では全く無名のウィロビーズ。インディアナ出身の3人組のヴォーカル・グループ。ニューヨークでフォーク、PPMのようなことをやっていて、そこからL.A.に移ってきてスクリーン・ジェームズ・コロムビアと契約した。いろんな曲をやってるが全然ヒットしなかった。「IT'S GETTING BETTER」はバリー・マンとシンシア・ワイルの作品だが、のちにママ・キャスでヒットした。ウィロビーズが先駆けてレコーディングするがヒットは他に持っていかれるというちょっと不運なグループであった。1969年のシングル「IT'S GETTING BETTER」のB面「NOVEMBER MORNING」はトニー・ワイン、キャロル・ベイヤー、チップ・ダグラスという作家陣。プロデュースはビル・トラウト。もともとジャズのサックス奏者。「『NOVEMBER』で棚からひとつかみ」でないと絶対オンエアされなかった曲。このシングルだけ達郎さんは持ってなかったので今回の「11月(NOVEMBER)で棚からひとつかみ」のために注文したそうだ。ドラムはハル・ブレインでベースはジョー・オズボーン。

・SWEET NOVEMBER
5人組の黒人グループのトゥループ。1992年のアルバム『DEEPA』からのシングル・カット「SWEET NOVEMBER」は全米ソウル・チャートNO.1、全米チャート58位。もともとは作曲者のベイビー・フェイスがいたディール(THE DEELE)の1985年の作品『MATERIAL THANGZ』に収録されていた曲。今回はどちらのヴァージョンでもよかったが、ちょっとトゥループのほうがよかったのだとか。

・NOVEMBER
シンカー・ソングライターの伊豆田洋之さんの1987年のアルバム『BLESS YOU』に収録されている「NOVEMBER」。松本一起さん作詞、伊豆田洋之さんの作曲、アレンジは西本明さん。

・souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~
「souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~」は11月23日から12月7日まで全国34ヶ所で期間限定ロードーショー。

・竹内まりやRCA時代のリマスター盤
まりやさんのRCAのカタログが今月から毎月一枚というスケジュールでデジタル・リマスター盤が発売されるそうだ。11月21日にデビュー・アルバム『BEGINNING』、12月26日にセカンド・アルバム『UNIVERSITY STREET』が発売される。解説、ボーナス・トラック付き。『BEGINNING』のボーナス・トラックは1981年8月25日に中野サンプラザで行われたライヴから3曲のライヴ・ヴァージョン、それに加えてベスト・アルバムに収録された「戻っておいで・私の時間」のオーケストラ・ヴァージョン(服部克久)の4曲。
詳しくは竹内まりや40周年特設サイトにて。
https://www.mariya40th.com

・文楽、落語
リスナーから「達郎さんが文楽、落語に興味を持つようになったきっかけを教えてください」という質問。
達郎さんの伯父さん(母親のお兄さん)が文楽や落語が好きで、達郎さんが幼い頃に文楽や落語や蕎麦屋やうなぎ屋に連れて行ってくれたとか。ちょうど同い年の従兄弟がいて達郎さんは一人っ子で両親共働きだったので伯父さんが面倒を見てくれたという。

・NOVEMBER
トム・ウェイツの1993年のアルバム『THE BLACK RIDER』はもともとお芝居のために作られた音楽を再編して作られた作品。このアルバムの中から「NOVEMBER」。ネガティヴな歌詞が延々と続く暗い歌だけれどトム・ウェイツが歌うと説得力がある、と達郎さん。

・SWEET NOVEMBER
最初にかけたアンソニー・ニュウリイの「SWEET NOVEMBER」はアメリカでサミー・デイヴィスJr.がカヴァーしている。サミー・デイヴィスJr.の1969年のアルバム『I'VE GOTTA BE ME』から「SWEET NOVEMBER」。アレンジのクレジットはないがたぶんアーニー・フリーマンかそころだと思うと達郎さん。こちらのほうがステレオがきれいで演奏もいいという。映画の『SWEET NOVEMBER』を達郎さんは文芸坐で観た記憶があるとか。2002年か2003年にキアヌ・リーヴスで『SWEET NOVEMBER』はリメイクされてるそうだ。

・夏の恋人
11月21日に1978年のアルバム『BEGINNING』のデジタル・リマスター盤が再発される。その中に達郎さんが一曲だけ提供している。「夏の恋人」は達郎さんの作詞作曲。詩はあとから書いたのでレコーディングしているL.A.に電話で送った記憶があるそうだ。演奏はリー・リトナー、マイケル・ポーカロ、ジム・ケルトナー、ジョン・バーンズ、トム・スコットというメンバー。アレンジはアル・キャップス。「日本で僕、やったほうがいいんじゃねえか(笑)、言いましたけれどね。もうでも40年前の話です」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年11月25日は、「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp

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