2010/10/19 OnAir - 3rd. Week - 秋のアダルト・コンテンポラリー特集
01.Squeeze:Tempted
02.Roberta Flack:Killing Me Softly With His Song
03.Ray LaMontagne and The Pariah Dogs:Beg Steal or Borrow
04.Bobby Caldwell:Heart of Mine
05.Boz Scaggs:Jojo
06.Toto:Georgy Porgy
07.Earth, Wind & Fire:After the Love Has Gone
08.Average White Band:Whatcha' Gonna Do for Me
09.Ned Doheny:A Love of Your Own
10.Player:Baby Come Back
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■内容の一部を抜粋
・秋のアダルト・コンテンポラリー特集
番組後半はMRSが選ぶ「秋のアダルト・コンテンポラリー」特集。ロマンティックで情感たっぷりの曲を集めたとのこと。
・Tempted
「スクイーズ。洒落っ気と茶目っ気のあるUKのバンド。クリス・デフォードとグレン・ティルブルック、素晴らしいソングライター・チームです。最近自分たちのセルフ・カヴァー・アルバムを出しました。僕も聴きましたがとてもよかったです。聴いていただいた曲はTempted。ポール・キャラックが参加して歌ってます」と元春。
・Killing Me Softly With His Song
ロバータ・フラックの「Killing Me Softly With His Song」。あるライヴハウスでのこと、ある青年が歌っていた、その曲は傷ついた私の人生をそっと慰めてくれた、そんなことを歌っている。
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月10月の「3PICKS!」はマーク・コーン『Listening Booth: 1970』、ブライアン・ウィルソン『Brian Wilson Reimagines Gershwin』、そしてレイ・ラモンターニュ『God Willin & The Creek Don't Rise』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はレイ・ラモンターニュ『God Willin & The Creek Don't Rise』。
・レイ・ラモンターニュ
クロスビー、スティルシュ&ナッシュ、ボブ・ディラン、ジョニ・ミッチェル、ニール・ヤングといったアーティストに影響を受けたというソングライター。これまでに二回グラミー賞にノミネートされている。アメリカ、ニューハンプシャー州の出身。幼い頃は家庭環境に問題があっていつも落ち込んでいたということ。高校を卒業してフルタイムの仕事に就いてから曲を作り出して、そのときのきっかけになったのはスティーブン・スティルスの曲をラジオから聴いたこと。それまでは自分のことを好きになれなかったのが音楽と出合って生きる目的ができたと彼はそんなふうに言ってる。そのレイ・ラモンターニュの新作はレイ・ラモンターニュ&ザ・パリッシュ・ドッグスというバンド名義でのリリース。このニュー・アルバムは自分でプロデュースしたということで、レコーディングは自宅の納屋で行われたそうだ。「とても美しいアメリカのフォーク・ソング。レイ・ラモンターニュの音楽をひとことでいうとそんなふうにいえると思います」と元春。新しいアルバム『God Willin & The Creek Don't Rise』から「Beg Steal or Borrow」。
・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・Heart of Mine
ボビー・コールドウェルはアダルト・コンテンポラリー・サウンドの代表的なシンガー。日本のFMでもよく曲がかかっていたとか。曲は後にボズ・スキャッグスが歌ってヒットした「Heart of Mine」。
・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html
今週は「アーバン・ナチュラリスト協会」という団体。街の近くにある自然にもっと触れ合ってもらおうと2002年から神奈川県でイベントを行ってる。メンバーは森林インストラクターや自然観察指導員など専門家が集まって遊びや楽しい解説を通して自然の面白さを伝えている。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html
・秋のアダルト・コンテンポラリー特集
ボズ・スキャッグスの「Jojo」とTotoの「Georgy Porgy」。ブルーアイドソウルの流れを汲む洗練されたゴージャスなポップ・ソングの特集。よく音楽のジャンルを表す言葉で「AOR」という言葉を聞いたことがあると思う。「AOR」は「Adult Oriented Rock」(大人向けのロック)の頭文字を取って「AOR」と言ってる。しかし「AOR」は日本で作られた言葉、いわゆる和製英語。実際「大人向けのロック」ということでいえば「Adult Contemporary」という言い方が一般的。マーケティング的にいうとアダルト・コンテンポラリーというのは対象が35歳以上のリスナーを指しているとのこと。しかしよい音楽を楽しむのに年齢は関係ない。今回は'70年代アダルト・コンテンポラリーの中から元春が選んだよいレコードを紹介する。
・洗練された大人の音楽
アース、ウインド&ファイアの「After the Love Has Gone」をかけて。
「最近僕の友人で若い世代でもこの'70年代アダルト・コンテンポラリーの音楽に興味を持っている人が少なくありません。自分たちの世代にはない何かをこの音楽に見ているようです。例えばソウルやジャズの要素を上手く使った洗練された音楽の表現ですよね。ブラス・セクションやストリングスの使い方ひとつとってみても、とても計算されていて緻密なサウンドになってます。また歌のテーマというところで見ていくと圧倒的に愛の歌が多いです。ティーンネイジャーの恋ではなく、I love you, You love meという男女の愛ですね、洗練され成熟した愛の歌ということになります。そうした音楽ですから必然的に大人たちが聞いて楽しむ音楽ということになります。僕も実を言うと大人のためのロックといった括り方は大嫌いなんですけれども、この'70年代アダルト・コンテンポラリーの音楽が持ってる音楽的な豊かさですよね、この点では僕はとても好きなところです。最近では僕の友人で古い世代は今のロック・シーンに触れて、大人が聴けるロックはないのかとよく管を巻いてますけれども、洗練された大人の音楽も素敵だぜ、そんなふうに子どもたちが憧れるようなロックの形を作っていく、伝えていくというのも悪くないんじゃないかと思ってます」と元春。
曲は続いてアベレージ・ホワイト・バンドの「Whatcha' Gonna Do for Me」と、その曲の共同作曲者、ネッド・ドヒニーの「A Love of Your Own」。
・フィードバック
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・Baby Come Back
特集最後はプレーヤーの「Baby Come Back」。
・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・次回放送
次回放送は11月2日火曜日